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エリア:
- アフリカ > スーダン > スーダンその他の都市
- アフリカ > チャド > チャドその他の都市
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テーマ:
- 街中・建物・景色
- / 鉄道・乗り物
「朝9時にカスタマーオフィスは開くから待って」と言われ、朝9時過ぎには「two minuits(後2分待て)」と言われたが、昨晩泊まったカスタマーオフィス前の庭でひたすら待ち続け、結局出国の手続きが終わったのは午後の1時過ぎ。
カスタマーオフィスとは別のイミグレーション・オフィスへ車で連れて行かれ、そこでパスポートに出国のスタンプを貰うだけだったのだが・・・。
それからしばらく待って、イミグレーション・オフィス前でチャドのアベシェ行のトラックをヒッチ。荷台に積まれた乾燥オクラの袋積めの上に乗っかる。
ゲネイナからチャド側の国境の街アドレ迄、1時間半程の道のり。
トラックの荷台の乗り心地は決して良くはないが、360度の大パノラマ、あちこちまるで牛やヤギや羊のように沢山のラクダが放牧されており、中にはカワイイ子ラクダを連れた親子ラクダの姿には頬をほころばされる。
「ザー」。我々が乗ったトラックが通り過ぎた木から、突然数え切れない程の黒い陰が空中に舞い上がる。よく見ると、ドデカいイナゴの大群だ。
どうやら我々はイナゴの大群地帯に入り込んだらしい。
トラックの音に反応するのか、トラックが通り過ぎるタイミングで林立する木々から次々とイナゴの大群がまるで黒い煙のように舞い上がる。何万匹いや、それ以上だろうか、何とも不気味な光景だ。
「チャドでは警察による恐喝がしょっ中あるので、やっかいだ。」と聞いていたのだが、早速国境の街アドレのポリスにパスポートを取り上げられ2000CFA要求される。
チャドの入国手続きはスムーズに済んだのでホットしていた矢先だったのに、「ヤレヤレ」。
仕方なく支払う。
チャドに入り、日が落ちても、我々を乗せたトラックは途中の村々で休息を取りながらもアベシェへ向けて走り続ける。
荷台のオクラの上に横になって夜空を見上げる。無数に星が散りばめられた星空。天の川が視界に迫ってくる。見慣れたオリオン座の中に、あんなにも沢山の星があったなんて、今夜の星空は今迄見た中でも一番の美しさだ。
「真ん中を開けて!!」
途中停車したとある村で、トラックの乗務員がジェスチャーで我々に指示する。
何事かと思ったら、村から毛布でくるまれた病人(またはケガ人)が担ぎ込まれてくる。トラックの荷台の中央に敷物を敷き、そこに病人の女性を寝かせ、そのまわりに我々とトラックの乗務員(従業員)そしてその病人の付き添いの人達が囲む様に座り、病人が荷台から落ちないように配慮する。
腕時計が日付を越えた2:30を示す頃、アベシェに到着。
スーダンとチャドには時差が2時間あるので、チャドの現地時間では12時半と言うことになる。
小ギレイなアベシェの街の病院の前には、立派な救急車が停められているではないか。
我々のトラックに病人が乗りこんできたような小さな村には、電気も電話もない。せめて無線でも備えて救急車を呼べるようにしておかないと、この病院も救急車もほとんど意味がないのではないか。
何とかチャド入国を果たし、アベシェに到着した我々2人。今夜も病院前の駐車場に停められたトラックの荷台で一泊。
もう野宿野グソは当たり前。ハルツームを出てからすでに一週間、一度も宿に泊まらずシャワーも浴びれず・・・。
【食事】
朝:デイツ(なつめヤシの実)、ミルクティー
昼:すりピーナツシチュー、パン
夜:ローストチキン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 250SD(スーダンディナー)
1US$ ≒ 660CFA(中部アフリカセーファーフラン:チャド、カメルーン等で通用)
ゲネイナ→(チャド)アベシェ(トラックをヒッチ)2000SD/1人
※ゲネイナ14:00発→アベシェ翌12:30着
※途中(チャド)アドレでポリスに2000CFA取られる。
※両替はゲネイナ、アドレ、アベシェとも可能だが、他の国境のように両替屋の方から寄ってきたりしないので自分から積極的に探す必要がある。
・チャドのビザが必要。 我々はエチオピア・アジスアベバで取得。
【宿】上記移動トラックの荷台
カスタマーオフィスとは別のイミグレーション・オフィスへ車で連れて行かれ、そこでパスポートに出国のスタンプを貰うだけだったのだが・・・。
それからしばらく待って、イミグレーション・オフィス前でチャドのアベシェ行のトラックをヒッチ。荷台に積まれた乾燥オクラの袋積めの上に乗っかる。
ゲネイナからチャド側の国境の街アドレ迄、1時間半程の道のり。
トラックの荷台の乗り心地は決して良くはないが、360度の大パノラマ、あちこちまるで牛やヤギや羊のように沢山のラクダが放牧されており、中にはカワイイ子ラクダを連れた親子ラクダの姿には頬をほころばされる。
「ザー」。我々が乗ったトラックが通り過ぎた木から、突然数え切れない程の黒い陰が空中に舞い上がる。よく見ると、ドデカいイナゴの大群だ。
どうやら我々はイナゴの大群地帯に入り込んだらしい。
トラックの音に反応するのか、トラックが通り過ぎるタイミングで林立する木々から次々とイナゴの大群がまるで黒い煙のように舞い上がる。何万匹いや、それ以上だろうか、何とも不気味な光景だ。
「チャドでは警察による恐喝がしょっ中あるので、やっかいだ。」と聞いていたのだが、早速国境の街アドレのポリスにパスポートを取り上げられ2000CFA要求される。
チャドの入国手続きはスムーズに済んだのでホットしていた矢先だったのに、「ヤレヤレ」。
仕方なく支払う。
チャドに入り、日が落ちても、我々を乗せたトラックは途中の村々で休息を取りながらもアベシェへ向けて走り続ける。
荷台のオクラの上に横になって夜空を見上げる。無数に星が散りばめられた星空。天の川が視界に迫ってくる。見慣れたオリオン座の中に、あんなにも沢山の星があったなんて、今夜の星空は今迄見た中でも一番の美しさだ。
「真ん中を開けて!!」
途中停車したとある村で、トラックの乗務員がジェスチャーで我々に指示する。
何事かと思ったら、村から毛布でくるまれた病人(またはケガ人)が担ぎ込まれてくる。トラックの荷台の中央に敷物を敷き、そこに病人の女性を寝かせ、そのまわりに我々とトラックの乗務員(従業員)そしてその病人の付き添いの人達が囲む様に座り、病人が荷台から落ちないように配慮する。
腕時計が日付を越えた2:30を示す頃、アベシェに到着。
スーダンとチャドには時差が2時間あるので、チャドの現地時間では12時半と言うことになる。
小ギレイなアベシェの街の病院の前には、立派な救急車が停められているではないか。
我々のトラックに病人が乗りこんできたような小さな村には、電気も電話もない。せめて無線でも備えて救急車を呼べるようにしておかないと、この病院も救急車もほとんど意味がないのではないか。
何とかチャド入国を果たし、アベシェに到着した我々2人。今夜も病院前の駐車場に停められたトラックの荷台で一泊。
もう野宿野グソは当たり前。ハルツームを出てからすでに一週間、一度も宿に泊まらずシャワーも浴びれず・・・。
【食事】
朝:デイツ(なつめヤシの実)、ミルクティー
昼:すりピーナツシチュー、パン
夜:ローストチキン
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 250SD(スーダンディナー)
1US$ ≒ 660CFA(中部アフリカセーファーフラン:チャド、カメルーン等で通用)
ゲネイナ→(チャド)アベシェ(トラックをヒッチ)2000SD/1人
※ゲネイナ14:00発→アベシェ翌12:30着
※途中(チャド)アドレでポリスに2000CFA取られる。
※両替はゲネイナ、アドレ、アベシェとも可能だが、他の国境のように両替屋の方から寄ってきたりしないので自分から積極的に探す必要がある。
・チャドのビザが必要。 我々はエチオピア・アジスアベバで取得。
【宿】上記移動トラックの荷台