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エリア:
- アジア > ネパール
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テーマ:
- 街中・建物・景色
- / ホテル・宿泊
- / グルメ
カトマンズ市内の喧騒は、このレストランのあるドゥワリカホテルの門をくぐったとたんにぴたりと止む。まさに、別世界が待っている。
これらの建物は伝統的なネワール様式で、特にそこにはめこまれた木彫りは設立者のドゥワリカ・ダス・シュレスタ氏が1970年代から収集していたものだった。当時これらのものは朽ちはててゆくのを放置されていた。
最も古いものは13世紀というこれらの木彫。しかし、ただ集めたものを建物にはめ込むだけでこれだけのものは完成しない。現代のコンクリートの建物に木彫をはめ込むわけにはいかない。
ドゥワリカ氏はこれら木彫がはめ込まれていたかつての建物を再現しようとした。何百年も前の建築に使われていたレンガはすでに生産されなくなっていたので、わざわざ手造りで再現させたものだそうだ。
この雰囲気ある中庭を歩いていくと「クリシュナルパン」レストランが見えてくる。
靴を脱いで板の間にあがり、座椅子のように腰掛ける。アジア風の食卓で落ち着いた雰囲気。
テーブルにはそのゲストそれぞれの名前と品書きを入れたメニューカードが置かれている。
食器の中に見慣れない葉っぱのかたちの小皿があった。食べ物がくると、クリシュナ神の為に少量だけ取り分けて捧げおく。これを店の名前「クリシュナルパン」と呼ぶのだ。
前菜
左はレンズマメをハーブとあわせたもの。下はお米なのだが、クリスピーな食感で周囲の「おかず」とあわせて楽しむ。右はマイルドなカレー味
アチャール(漬物)
左はプラム、確かに梅干のような味わいもかんじられる。
右はコロハ、薬の原料になるのがわかる味
タルカリ(野菜)スープ
大豆を主体にした甘くないお汁粉のようなスープは他のところでも飲んだことがあったが、こちらは各種スパイスで上手に味付けしてある。
チャタマリ(ツァタマリ)
ネパール風ライス・クレープと説明してあったが、それでは想像つきますまい味。中身は鶏肉の身をマヨネーズ風味にしてあった。
モモ(餃子)は特製のたれ(トマト、玉ねぎ、ヨーグルト、しょうが・にんにく、ターメリック、チリパウダーなど入り)にて
おなじみダールバートももちろん
ビールはゴルカ
これにデザートのさつまいもプリンがでてきて全6コース。ここではいちばん簡単なコース。最大は全22コースまであった。
最後にお土産の手造りレンガを手渡してくれる。
この絵柄はひとつひとつ違う。
ネワールの文化を守ろうとしたドゥワリカ氏が復興させた手造りレンガである。ドゥワリカ氏は1992年に他界したが、今はその娘が後を継ぎ、このホテルとレストランを仕切っている。
入り口には、かつての皇子ディペンドラが来店した際に、彼女と写っている写真が掲げられていた。※king王と書かれているが、2001年の「あの王宮の事件」の後、瀕死のまま王弟ギャネンドラに即位させられた、とされているからである。
これらの建物は伝統的なネワール様式で、特にそこにはめこまれた木彫りは設立者のドゥワリカ・ダス・シュレスタ氏が1970年代から収集していたものだった。当時これらのものは朽ちはててゆくのを放置されていた。
最も古いものは13世紀というこれらの木彫。しかし、ただ集めたものを建物にはめ込むだけでこれだけのものは完成しない。現代のコンクリートの建物に木彫をはめ込むわけにはいかない。
ドゥワリカ氏はこれら木彫がはめ込まれていたかつての建物を再現しようとした。何百年も前の建築に使われていたレンガはすでに生産されなくなっていたので、わざわざ手造りで再現させたものだそうだ。
この雰囲気ある中庭を歩いていくと「クリシュナルパン」レストランが見えてくる。
靴を脱いで板の間にあがり、座椅子のように腰掛ける。アジア風の食卓で落ち着いた雰囲気。
テーブルにはそのゲストそれぞれの名前と品書きを入れたメニューカードが置かれている。
食器の中に見慣れない葉っぱのかたちの小皿があった。食べ物がくると、クリシュナ神の為に少量だけ取り分けて捧げおく。これを店の名前「クリシュナルパン」と呼ぶのだ。
前菜
左はレンズマメをハーブとあわせたもの。下はお米なのだが、クリスピーな食感で周囲の「おかず」とあわせて楽しむ。右はマイルドなカレー味
アチャール(漬物)
左はプラム、確かに梅干のような味わいもかんじられる。
右はコロハ、薬の原料になるのがわかる味
タルカリ(野菜)スープ
大豆を主体にした甘くないお汁粉のようなスープは他のところでも飲んだことがあったが、こちらは各種スパイスで上手に味付けしてある。
チャタマリ(ツァタマリ)
ネパール風ライス・クレープと説明してあったが、それでは想像つきますまい味。中身は鶏肉の身をマヨネーズ風味にしてあった。
モモ(餃子)は特製のたれ(トマト、玉ねぎ、ヨーグルト、しょうが・にんにく、ターメリック、チリパウダーなど入り)にて
おなじみダールバートももちろん
ビールはゴルカ
これにデザートのさつまいもプリンがでてきて全6コース。ここではいちばん簡単なコース。最大は全22コースまであった。
最後にお土産の手造りレンガを手渡してくれる。
この絵柄はひとつひとつ違う。
ネワールの文化を守ろうとしたドゥワリカ氏が復興させた手造りレンガである。ドゥワリカ氏は1992年に他界したが、今はその娘が後を継ぎ、このホテルとレストランを仕切っている。
入り口には、かつての皇子ディペンドラが来店した際に、彼女と写っている写真が掲げられていた。※king王と書かれているが、2001年の「あの王宮の事件」の後、瀕死のまま王弟ギャネンドラに即位させられた、とされているからである。