ベネチア (イタリア) モデルプランの現地クチコミ
ベネチアのプロがおすすめする、現地モデルプラン
1~3万円 ヴェネツィア貴族の館めぐり~暮らしに溶け込んだ美の世界 1日コース
- 投稿日2017/04/12
このモデルプランのポイント
ヴェネツィアは美の迷宮都市。迷い込む入口も複数あります。時の止まった都そのままの華やかな貴族の館も、そんな入口のひとつです。カナルグランデから外観だけ眺めるのではもったいない。多くは美術館になっていますので、華やかな時代の暮らしの中に溶け込んだ美の世界に、足を踏み入れてみましょう。
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合計予算約18,700円/人
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所要時間8時間 31分移動 1時間 6分を含む
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09:15~09:30サンタ ルチア駅移動:8分詳細を見る
水上バスの1番で3つ目、Santa Staeで降ります。
移動:6分詳細を見る小さな運河を二つ渡って、カ・ペーザロを目指します。
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09:50~11:00カ ペーザロ 近代アート美術館移動:5分
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11:05~12:00モチェニーゴ宮博物館移動:5分詳細を見る
水上バスの停留所、San Staeに戻ります。
移動:3分詳細を見る1番の水上バスに乗り、ひとつ先のCa' d’Oro で降ります。
移動:9分詳細を見る小さな運河沿いのレストランへ...。
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12:20~14:00ヴィーニ ダ ジージョ移動:5分
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14:05~15:15カ ドーロ移動:19分詳細を見る
1番の水上バスに乗り、Ca’ Rezzonicoで降ります。
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15:45~17:00カ レッツォーニコ移動:5分詳細を見る
1番の水上バスに乗り、Giglioで降ります。
移動:9分 -
17:20~17:30コンタリーニ デル ボヴォロ宮移動:10分
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17:40~18:30バー ロンギ
09:15~09:30サンタ ルチア駅
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エリアベネチア中心部
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住所Stazione di Venezia Santa Lucia, 30121 Venice, Italy
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ジャンルその他の観光地
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平均予算2,500円
ヴェネツィアの玄関はサンタ・ルチア駅。駅舎を出るとすぐ目の前がカナルグランデ(大運河)で、いきなり別世界が広がる驚きと喜びに包まれます。
構内のインフォメーションでは様々な情報と地図も入手(有料)できます。
水上バスのチケットは売り場窓口で滞在に必要な分を購入しておきましょう。
http://www.veneziaunica.it/en/e-commerce/services
水上バス ACTV公式サイト:http://actv.avmspa.it/it
水上バス利用には路線図と時刻表があると便利です。以下からデータをダウンロードしておきましょう。
路線図:http://www.actv.it/sites/default/files/ultimamappa.pdf
路線別時刻表:http://actv.avmspa.it/en/content/orari-servizio-di-navigazione-0
本島内に宿をとっている場合は、最寄りの水上バス乗り場から出発します。
その他で移動約分
09:50~11:00カ ペーザロ 近代アート美術館
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エリアサンタ クローチェ
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住所Santa Croce, 2076, 30135 Venice, Italy
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ジャンル博物館・ミュージアム 美術館・ギャラリー
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営業時間4月1日-10月31日:[火-日]10:00-18:00、11月1日-3月31日:[火-日]10:00-17:00、12月25日・1月1日:11:00-17:00
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定休日月曜日
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公式サイト
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電話番号+39-041-721127
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平均予算1,800円
大運河から見ると重厚さで目を惹くのが、17世紀から18世紀にかけて建設されたカ・ペーザロです。一階部分のダイヤモンド型にカットされた切石積みや、アーチのかなめ石の人面彫刻などが印象的な、ヴェネツィアバッロク様式の代表的な建築です。
上階はヴェネツィア・ビエンナーレに出品された作品を収蔵する現代美術と、日本や中国の美術・工芸品を展示する東洋美術館となっています。
徒歩で移動約5分
11:05~12:00モチェニーゴ宮博物館
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エリアサンタ クローチェ
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住所Santa Croce, 1992, 30135 Venice, Italy
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ジャンル博物館・ミュージアム 美術館・ギャラリー
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営業時間11月1日-3月31日:[火-日]10:00-16:00、4月1日-10月31日:[火-日]10:00-17:00
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定休日月曜日、12月25日、1月1日
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公式サイト
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電話番号+39-041-721798
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平均予算1,000円
モチェニゴ家はヴェネツィアで最も古い貴族の家系とのこと。18世紀の館はロココ様式で装飾されています。内部はテキスタイル・衣装・香水の博物館となっていますが、ほとんど手を加えられていないため、当時の貴族の暮らしを伝える貴重な館となっています。
その他で移動約分
12:20~14:00ヴィーニ ダ ジージョ
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エリアカンナレージョ
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住所Sestiere Cannaregio, 3628a, 30121 Venezia, Italy
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ジャンルイタリア料理
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営業時間[水-金]12:00-14:00、19:00-22:00、[土・日]12:00-14:00、19:00-21:00、21:30-遅くまで
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定休日月曜日、火曜日
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公式サイト
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電話番号+39-041-5285140
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平均予算8,000円
ヴェネツィア料理で定評のあるレストランですが、ランチなら予約なしで入れる可能性大。ただし、ハイシーズンや週末などは予約しておいたほうが確実です。
おすすめはヴェネツィア風前菜の盛り合わせやクモガニ(Granseola)のパスタ、イカのヴェネツィア風ポレンタ添えなどから、アンティパストとプリモ、プリモとメインといった組み合わせで二品をチョイスすること。豊富なワインもグラスで注文できます。
徒歩で移動約5分
14:05~15:15カ ドーロ
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エリアカンナレージョ
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住所Santa Sofia, Cannaregio, 3932, 30121 Venice, Italy
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ジャンル博物館・ミュージアム 美術館・ギャラリー
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営業時間[月]8:15-14:00、[火-土]8:15-19:15、[日・祝日]9:00-19:00
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定休日1月1日、5月1日、12月25日
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公式サイト
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電話番号+39-041-5222349
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平均予算1,100円
カ・ドーロとはヴェネツィア方言で「黄金の家」という意味。かつては壁面が金に覆われていたといいます。二階と三階テラスのヴェネツィアンゴシックの列柱は、ヴェネツィアで一二を争う美しさ、大運河に並ぶ数々の館の中でも、最も目を引く建物でしょう。15世紀の建造で、ヴェネツィア最盛期の華やかさを伝える重要な館です。
大運河に開けた玄関は船着き場兼倉庫で、船から直接商品が運び込まれました。床のモザイクタイルや井戸の装飾も見事で、商館と住まいを兼ね備えた、ヴェネツィア商人の典型的な館です。この部分は入場料無しでも見せてもらえます。
上階はフランケッティ美術館となっており、マンテーニャの「聖セバスティアヌス」など、イタリア内外の15~18世紀の絵画作品などが展示されています。
美術館のもう一つの見どころは、テラスの美しい列柱越しに眺める大運河の眺めです。運河がオレンジ色の夕陽に輝く秋の夕方や、霧に包まれた朝なども幻想的でおすすめです。
船で移動約19分
15:45~17:00カ レッツォーニコ
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エリアドルソドゥーロ
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住所Dorsoduro, 3136, 30123, Venice, Italy
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営業時間4月-10月:10:00-18:00(最終入場17:00)11月-3月:10:00-17:00(最終入場16:00)
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定休日火曜日
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公式サイト
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電話番号+39-041-2410100
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平均予算1,300円
カ・レッツォーニコは左右の館に比べ各階の高さも高く、威風堂々としたたたずまいで、その後没落に向かう直前の、最後のヴェネツィアの輝きをうかがい知ることができる館です。17世紀から18世紀にかけて建造されたため、切石積みの一階と三階部分は明らかに異なる様式ですが、それがかえってこの館に、軽やかさと華やかさを与えています。
淡いブルーの色使いで人気のティエポロによる二階大広間のフレスコ画や、大きなヴェネツィアングラスのシャンデリア、また家具調度品なども見事なものばかりです。加えて、「18世紀装飾美術館」としてのコレクションも、とても興味深い作品が目白押しです。
これらにより当時の貴族たちの贅沢な暮らしぶりがわかりますが、同時に、滅びの予兆のような退廃を感じ取ることもできるでしょう。
おすすめはカナレットの「柱廊のあるカプリッチョ(奇想画)」やピエトロ・ロンギのコレクション。ロンギは貴族だけでなく庶民の姿も描いており、これらの風俗画は観光にやってきた他国の貴族たちが競って買い求めたといいます。
※11月から3月は閉館時間が17時となり、チケット窓口は16時に閉まりますのでご注意ください。
その他で移動約分
17:20~17:30コンタリーニ デル ボヴォロ宮
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エリアサンマルコ
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住所San Marco, 4299, 30124 Venice, Italy
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ジャンル城・宮殿
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営業時間10:00-13:30、14:00-18:00
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定休日8月15日、11月1日、12月25日・26日、1月1日
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公式サイト
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電話番号+39-041-3096605
ボーヴォロとはヴェネツィア方言でかたつむりの意味。アーチを支える列柱が円塔をぐるぐるとらせんを描いて登っていく様を、ヴェネツィアっ子がカタツムリにたとえて呼ぶようになったと言います。
この階段部分、円柱はルネッサンス様式なのですが、建築技術的にはゴシックで、形態的にはヴェネト・ビザンチンとルネッサンスの混合と評されています。
千年にわたって栄えたヴェネツィアには、様々な建築様式の館が立ち並んでいますが、その中でもひときわ個性的な館なので、外観の階段を見上げるだけでも少し時間を取って立ち寄ってみましょう。
※疲れてしまった、あるいは各館で時間をオーバーしてしまった場合など、適宜カットしてください。
徒歩で移動約10分
17:40~18:30バー ロンギ
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エリアサンマルコ
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住所Hotel Gritti Palace, 30124 Venezia, Italy
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ジャンルバー
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営業時間11:00-25:00
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定休日無休
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公式サイト
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電話番号+39-041-794781
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平均予算3,000円
ヴェネツィアの貴族の館は、美術館だけでなく、多くはホテルに改装されて利用されてきました。かつての共和国ドージェ(総督)の館であったダニエリが有名ですが、16世紀に建てられたグリッティパレスも、今は5つ星ホテルとなっています。サンタ・マリア・サルーテ教会を運河越しに臨む最高の立地で、サービスにも定評があります。
ホテルにはレストランもありますが、ここではバール・ロンギでアペリティフにカクテルを一杯ひっかけることにしましょう。アルコールだけでなくエスプレッソなどのソフトドリンクもあります。少し早めに着けば、17:30までのアフタヌーンティーに間に合うかもしれません。おすすめは大運河を望むテラス席ですが、カ・レッツォーニコで鑑賞したピエトロ・ロンギの絵がかけられたインドアの席も落ち着きます。
なお、さすが5つ星ホテルといいましょうか、バールには「スマートカジュアル」とドレスコードが設けられています。「あまりラフな格好では来ないでね」という解釈で良いと思いますが、少しだけ気を使いましょう。
バールではサラダやサンドイッチなどの軽食もとれますが、しっかり夕食を取りたい方は場所を変えたほうがよさそうです。ただし一般的なレストランのオープンは19:30頃となりますので、それまで待てない方は、庶民の味方、リアルト橋を超えたあたりや魚市場周辺のバーカロ(居酒屋)が良いでしょう。
最後まで貴族の館で、という方は、バールでホテルレストランの予約が取れるか聞いてみても良いかもしれません。ただしレストランのドレスコードは「フォーマル」ですので、少しハードルが高いかもしれませんね。
- 上記の記事は、訪問時点の情報を元に作成しています。また、各スポットの予算も、訪問時点の為替レートに基づきおおよその日本円に換算しています。
訪問先の都合や現地事情、為替レートの変動により、最新の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。