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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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馬に乗って峠越え、アフリカのスイス (レソト)マリャリャ村→モシビ村

2000/09/16 16:29
馬に乗って峠越え1
エリア:
  • アフリカ > レソト > レソトその他都市
テーマ:
  • 街中・建物・景色
  • / ハイキング・登山
  • / 鉄道・乗り物
 薄曇りの中、朝9時、馬のくらに乗ってトレッキング開始。 もちろん馬は一人一頭。時折薄日も射す曇り空の下、自ら手綱を取り、毛布をかぶったソバト人のガイドの後を追う。 荷物は荷物専用の馬に背負わせ、その馬はガイドが引いて行く。

馬に乗って峠越え1

 馬に乗るのは久しぶり。数年前旅したモンゴル以来だ。 ただモンゴルでは障害物がほとんど無い大草原での乗馬だったが、今回は山あり谷ありの峡谷だ。 大きな石がゴロゴロとした崖のへりの細道を、馬は器用に四つ足のヒヅメを使って、昇り降りする。

 高原の尾根では馬の背に乗って、レソトの峡谷を見渡す。ここはもう車では入れない場所だ。高原に吹く風は冷たいが、馬の体温でお尻はほんのり温かい。尾根からは、高い木が少ないので、一層見晴らしが良い。

 石を組んで、泥を固め、屋根にワラを葺いた円い小さなソバトの家。くねくねと曲線を描いて続く山肌と尾根。そこに全く自然の曲線に逆らわずになだらかなカーブの広い段々畑が区画され、広大な景観とあいまって、まるで大地に等高線を引いたかのようだ。

馬に乗って峠越え2

 時折放牧されている牛や羊が群れをなし、茶けた草を思い思いにはんでいる。さらに眼下には、峡谷に清流のせせらぎ。

 レソトは「アフリカ南部のスイス」と称されるが、実際に味わってみると、牧歌的なスイスの光景をアフリカンテイストに味付けして、アフリカンカラーで香ばしくこんがりと焼き上げられている。

 爽快だ!初めこそ、険しい峡谷での乗馬で足を突っ張らせながら恐る恐るしていたが、慣れてくると実に楽しい。馬はカワイイし、旅を満喫している自分に充実感がみなぎる。
 「だから旅はやめられない。」
景色に気を取られ手綱をゆるめると、馬は歩くのをさぼり、道を外れて草を食べ出す事も。
 「これが元祖道草だ!」

 途中何度か、深い谷の大きな川の浅い所を、馬の長い足でバシャバシャと渡り、5時間程でモシビ村に到着。電話はもちらん電気も水道も無い、バソトの放牧民の村だ。

 村には仔羊が沢山いる。 歩いて2時間ほどの所には滝もあり、公害のまったく無い澄んだ空気と景色、そして清流のせせらぎが訪れるものを包み込む。

 毛布をかぶった子供たちは羊を追い、家の前ではバソトのママが斧で薪を割り、乾燥させた牛フンと一緒に火にくべている。

 今日はこのモシビのバソトの小屋に寝袋を敷いて一泊。電気も無いし、夜は凍えるように寒い。日の入りと同時に眠りに就く。


【食事】

朝:パン
昼:パン
夜:パンとソーセージ
【トラベルメモ】

1$ ≒ 6R(南ア・ランド、レソトでも通用)
・ポニートレッキング 一日135R/1人 +ガイドチップ 15R/一日 カード払いOK

【宿】モシビのバソト小屋 30R/1人 要寝袋
 キッチン有るがマッチかライターが必要。水道は無いが、水はくんで来てくれる。 店は無いので食材は持参すること。
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