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イチローとジュンコの夫婦珍道中

~バックパッカー日記~

プロフィール

ニックネーム:
イチローとジュンコ
居住地:
東京都
自己紹介:
2000年9月 日本を旅立ったイチローとジュンコは、飛行機で、南アフリカ・ケープタウンに降り立った。
二人はそこから日本まで、飛行機を使わずに、陸路と船のみで帰る。
アフリカ大陸南端の喜望峰から日本まで、アフリカ、東西ヨーロッパ、中東、シルクロードとまるまる1年かけての、夫婦珍道中。
野宿もしました。ゴリラと挨拶もしました。サハラを越え、ヒマラヤを越え。。
大自然、世界遺産、カルチャーショック、紛争の傷跡、そして、多くの出会い。
2001年8月無事帰国した二人の旅を振り返って、番外編コラムを掲載します。

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列車エンコ、やっと着いた街には宿はなし (スーダン)ハルツーム→ニャラ

2001/01/10 15:39
エリア:
  • アフリカ > スーダン > ハルツ−ム
  • アフリカ > スーダン > スーダンその他の都市
テーマ:
  • 鉄道・乗り物
 3日で着くと言われたハルツームからニャラ行の超低速の列車に乗って4日目。

 「ノロくても、少しづつでも進んでいればいつか必ず着く。
ハルツームノース駅は定刻ピッタリに出発したじゃないか。『3日間で着く。』ていうのは、きっと3泊4日の意味で、列車は『予定通り』今日にはニャラに着くのだろう。」
・・・そう思っていたのだが甘かった。

 早朝、夜明け前、どうも列車が動いている気がしないと思っていたら、列車は夜が明けても、朝になっても、10時になっても、ダエインという駅で停まったまま全く動かない。

 一等に乗っている英語が喋れるおじさんによると、何でも先頭に繋がれている動力車が故障してしまい、昨夕通り過ぎたバブヌーサ駅から別の動力車がやって来るので、それを待っているのだと言う。

 先頭の方を見てみると、本当だ、動力車が取り外されているではないか。
 「何てこった。」

 その別の動力車がやって来て、列車が再び動き出したのは、夜の7時過ぎ。それ迄寝たり、食べたり、列車のまわりを散歩したりを繰り返して、ひたすら時間をつぶす。列車が停車しているダエインの駅前のマーケットに散歩兼買い出しにも行った。

 そしてやっとの事でニャラに到着したのは、日付を越えた夜の2時過ぎだから、「3日で着く」と言われたニャラには結局4泊5日かかった事になる。
 その間、狭いシートの上で座って眠り、もちろんシャワーなど浴びていない。

 降車したニャラ駅からタクシーに乗り、ニャラの街の安宿に連れて行ってもらうも、泣きツラにハチ。宿は満室。
 仕方なく宿の玄関前で野宿。

 野宿とは言え、腰を伸ばして眠るのは4日ぶりだ。
 だがもちろん野宿だから、今日もシャワーは浴びられず。


【食事】

朝:パスタ、フラワーボール、
昼:パン、トマト
夜:肉とポテトのサンドイッチ、スイカ(ごちそうになる。実が白くてサッパリしている。サクサクしておらず、キュウリとメロンを併せたような食感)

【トラベルメモ】

1US$ ≒ 250SD(スーダンディナー)
・ハルツームからニャラ(列車)
※ハルツームノース駅より毎週一便、日曜発。
※切符は木曜日より同駅で発売。以下の4種のクラスがある
特等 18000D/1人 寝台
1等 6000D 1コンパートメント6名の座席
2等 4500D 1コンパートメント8名の座席
3等 3500D コンパートメントでない車両
※我々は2等を利用。2等はほぼ満室。1室8名で車両は人でごった返し、いつもゴチャゴチャしているが、1等はすいていて、1室6名定員の所、3〜4名程、ゆっくり眠れ、旅のストレスは低そう。 予定通りなら3日で着くそうだ。途中駅でお茶や食料は買えるが、水は用意して行った方がいい。

【宿】野宿
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