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エリア:
- アフリカ > ニジェール > ニアメ
- アフリカ > ベナン > コトヌー
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テーマ:
- 街中・建物・景色
ここニジェールから、北のアルジェリアへサハラ砂漠を抜ける事もできたそうなのだが、アルジェリア情勢はだいぶ落ち着いて来たとも聞いているが、まだまだ不透明。
そこで我々は、ギニア湾沿いの国々をまわった後、セネガル・モーリタニア・西サハラ・モロッコと、西の大西洋沿岸からまわり込むようにサハラ砂漠を越える予定だ。
そういう訳で今日は、ニアメから一旦進路を南に取り、大西洋はギニア湾沿いの小国、ベナンへ向かう。
乗合タクシーを乗継いで国境を越えると、そこはベナン。
布をボディラインが浮き出る程キュッとタイトに体に巻きつけ、縦に長いイヤリングや、腕に幾つもの腕輪を付けた独特の格好の女性の姿が目立ち始める。
道路脇に、白い真綿のようなフワフワしたものが、道に沿ってずーっと散乱し、浮遊している。
何かと思って良く見てみると、それは正に「真綿」。
辺りは一面の綿花畑。丁度今は綿花の出荷時期らしく、畑の間に設けられた出荷場には積まれた綿花が巨大なまでに山と積まれ、荷台にギッシリ綿を積んだ大型トラックが何台も、荷台から落とした綿を風に遊ばせながら走っている。
真綿の道を進んで行くと、やがて景色には緑の濃度がどんどん増し、いつのまにか熱帯雨林の中を走っている。
空はどんよりと曇り、夜になるとついにカミナリが鳴りスコールまで降り出してしまう。
あんなに乾燥していたニジェールからわずか一日の移動で、こんなに湿気のある場所になってしまうとは。
深夜に到着したベナンのコトヌー。キレイな石畳風の舗装路が走り、一見洗練された都会なのだが、一歩路地へ入ると、未舗装道路の脇に沢山の男達が半裸で、数珠つなぎのようにズラーッと寝ているではないか。
中には路上駐車されている車の屋根の上に寝ている人もいる。よく見ると女性や子供の姿もある。
路地という路地がそんな感じで、何だか不気味で、この時は「怖い」と思ったのだが、何日か滞在して見ると、そんなに危険は感じなかった。
みんな家が無くて外で寝ているのか、家が狭くて蒸し暑さのあまり半裸で外で寝ているのか・・・。
それにしても蒸し暑い。乾いたニジェールから来たのでなおさらだ。久しぶりの蒸し返す様な蒸し暑さ。
いつもは安さを優先する我々が、今回ばかりは割高なファン付きの部屋にチェックイン。
回しっぱなしにした天井に吊られたファンの下のベットの上で、自分も半裸で眠る。
【食事】
朝:パン
昼:パン
夜:パン、グレープフルーツ
【トラベルメモ】
1US$ ≒ 660CFA(西アフリカセーファーフラン)
・ニアメ→ガヤ/ニジェール側の国境の街(ミニバス)4000CFA/1人+1000CFA/荷1コ 5時間
・ガヤ→マランビル/ベナン側の国境の街(乗合タクシー)10000CFA/1人+1000CFA/荷1コ 1時間
◎上記どの車も頻繁に発着している。
・ベナンのビザ 必要 我々は昨日ニジェールのニアメイで取得。
【宿】
・(コトヌー)Hotel Babo 6500CFA/W-1室 ファン付き シャワー、トイレ付き
※値段の割には良くない。もっと安い部屋もあるが、部屋によってはメンテナンスが悪いので、部屋を見て決めた方がいい。街中心にありロケーションは抜群に良い。