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エリア:
- 南太平洋 > フィジー > マナ島
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テーマ:
- ビーチ・島
Bula ブラ! ピタ室長です!
今週もフィジー マナ島のダイビング・ショップ、アクアトレック・マナの現地インストラクター よしさんの フィジーの happiness をお届けします!
〜さちの幸〜
その人は7年ほど前に語学学校への留学生としてはじめてフィジーに来た。空港の近くの小さな町にある学校に通いながら、町や地元の人たちそして自然に親しんですぐにこの国の魅力のとりことなったという。以前に体験ダイビングの経験があるその人は、空いた時間を利用してダイビングを習いCカードというダイバー資格を手に入れた。
休日を利用して同じ学校で出会った友人に誘われて訪れたのがその人とマナ島との出会いだった。そのときの海が忘れられなくて、その後何度もダイビング目的でこの島にやってきた。
何故かその人には、この国の人や食べ物や気候が暮らし始めたころから懐かしく、ダイビングで出会う生物や海の中の光景さえ、遠い昔から知っていたように思えたという。
卒業後、フィジーでさらに好きになったダイビングの能力をもっと高めるために彼女はオーストラリアに渡りインストラクターの資格を取得した。
その後もその人にとってこの国はいつも一番行きたいところであり、いつも「お帰りなさい」と迎えてくれるこの国を訪れるたびに、帰ってきたという思いを強く持つようになった。
その後日本でしばらく働いてから、今年の二月に一人だけでニュージーランドを一周する旅に出る。友達に会うという目的もあったが、旅のほとんどの時間を一人で過ごすというのはこれが初めてで、これまでのことそしてこれからのことを考える時間は十分にあった。
そんな旅の途中にフィジーの古くからの知人とインターネット上でやり取りをする機会があり、近況やフィジーのことそしてダイビングのことを伝えあった。そのとき、その人は7年前に始まったフィジーとの縁を強く感じ、資格は取ったもののプロとしての活動をしていないインストラクターとしての自分にとってもこれが最後のチャンスかもしれないと、短期間だけど、フィジーで働くことを決意した。
そのひとの優しく包み込む人柄と笑顔は既にまわりの人やダイバー達にすっかり馴染んでいる。
さちと呼ばれるその人は、いまフィジーのマナ島に住んでいる。
2015-06-22 きゃくのよしみ
- タグ:
- マナ島
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