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エリア:
- アフリカ > ケニア > ナクル湖
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テーマ:
- 観光地
- / 動物
「フラミンゴがいない!」
と、せっかくナクル湖に行ったのに、がっくりした方も少なくないのでは……?
フラミンゴの生息地として有名なケニアのナクル湖ですが、このところグンッと数を減らしています。
せいぜい10万羽ぐらいかな。
でも、「このところ」……と言っても、実はこのところだけの話じゃなくて、ナクル湖のフラミンゴは長い間、増えたり減ったりしています。
私が始めてケニアを訪れたときは100万羽ほどいました。
(↑1991年のナクル湖。一部しか写らないので、少なく見えますね……)
この時でも、「最近少ないねー」なんて地元の方々。
この後93年から干ばつが続き、かなり減ってしまいました。
ちょっとずつ戻ってきたかな〜と思っていた98年のこと。エルニーニョの影響で雨が多量に降り、今度は増水。フラミンゴは再びボゴリア湖などに避難しちゃいました。
さらに、町の汚染水が流れ込むなどの被害もあり、ボゴリア湖やエレメンテイタ湖などに多くが移動。ナクル湖は淋しい感じでした。
それでも、2010年頃、「フラミンゴ、ナクル湖に戻る」なんてニュースも流れて一安心。
ところが!!
今度は、2014年からの湖水増水。湖を挟む高地の木々を伐採してしまったことで、大地の保水力が弱まり、湖に雨水等が多量に流れ込んでしまったようです。
こんなわけでここ四半世紀、ナクル湖のフラミンゴは増えたり減ったりです。
それから2001年頃。ナイバシャ湖の分離湖、オロイディエン湖に移り住んだフラミンゴが増え始めました。
小さな湖ですが、2013年には10万羽以上確認。
私のガイドブックにも、「フラミンゴが見たいのならオロイディエン湖がおススメ!」
と書いたのですが、2014年暮れに訪れたときは……
(↑1羽もいなーーいっ!)
す……、すみませんっ。ここでも増水が起きたのが原因ということです。
ボゴリア湖まで脚を伸ばしたところ、ここではかなりの数を見ることができました。
とはいえ、やはり増水により減少傾向。
↓ケニア南部のマガディ湖に少々もいます。
早朝はたくさんいるけれど、陽が昇るとナトロン湖に捕食しに飛んでいってしまうそうです。
やはり今、フラミンゴの群れを見るにはタンザニアのナトロン湖でしょうか……。
とはいえ、ここはアクセスが悪いわけでもないのに、観光客が非常に少ない。フラミンゴぐらいしか“ウリ”がないためか、すごく暑いからか(?)
ちなみにタンザニアであれば、ンゴロンゴロクレーター内にあるマガディ湖(別名マクタト湖)は、雨季のあとにたくさん集まってきます。
(↑ンゴロンゴロクレーターのマクタト湖。6月)
野生動物ウオッチングは自然相手のことなので、気候変動が激しい近年はとくに、“ベストシーズン”を明確に示すのが難しくなっています。
できるだけ最新情報を、現地の情報に詳しい機関や旅行会社に問い合わせて計画するのがお勧めです!
注意!Plastic bag レジ袋等をケニアに持ち込み禁止
と、せっかくナクル湖に行ったのに、がっくりした方も少なくないのでは……?
フラミンゴの生息地として有名なケニアのナクル湖ですが、このところグンッと数を減らしています。
せいぜい10万羽ぐらいかな。
でも、「このところ」……と言っても、実はこのところだけの話じゃなくて、ナクル湖のフラミンゴは長い間、増えたり減ったりしています。
私が始めてケニアを訪れたときは100万羽ほどいました。
(↑1991年のナクル湖。一部しか写らないので、少なく見えますね……)
この時でも、「最近少ないねー」なんて地元の方々。
この後93年から干ばつが続き、かなり減ってしまいました。
ちょっとずつ戻ってきたかな〜と思っていた98年のこと。エルニーニョの影響で雨が多量に降り、今度は増水。フラミンゴは再びボゴリア湖などに避難しちゃいました。
さらに、町の汚染水が流れ込むなどの被害もあり、ボゴリア湖やエレメンテイタ湖などに多くが移動。ナクル湖は淋しい感じでした。
それでも、2010年頃、「フラミンゴ、ナクル湖に戻る」なんてニュースも流れて一安心。
ところが!!
今度は、2014年からの湖水増水。湖を挟む高地の木々を伐採してしまったことで、大地の保水力が弱まり、湖に雨水等が多量に流れ込んでしまったようです。
こんなわけでここ四半世紀、ナクル湖のフラミンゴは増えたり減ったりです。
それから2001年頃。ナイバシャ湖の分離湖、オロイディエン湖に移り住んだフラミンゴが増え始めました。
小さな湖ですが、2013年には10万羽以上確認。
私のガイドブックにも、「フラミンゴが見たいのならオロイディエン湖がおススメ!」
と書いたのですが、2014年暮れに訪れたときは……
(↑1羽もいなーーいっ!)
す……、すみませんっ。ここでも増水が起きたのが原因ということです。
ボゴリア湖まで脚を伸ばしたところ、ここではかなりの数を見ることができました。
とはいえ、やはり増水により減少傾向。
↓ケニア南部のマガディ湖に少々もいます。
早朝はたくさんいるけれど、陽が昇るとナトロン湖に捕食しに飛んでいってしまうそうです。
やはり今、フラミンゴの群れを見るにはタンザニアのナトロン湖でしょうか……。
とはいえ、ここはアクセスが悪いわけでもないのに、観光客が非常に少ない。フラミンゴぐらいしか“ウリ”がないためか、すごく暑いからか(?)
ちなみにタンザニアであれば、ンゴロンゴロクレーター内にあるマガディ湖(別名マクタト湖)は、雨季のあとにたくさん集まってきます。
(↑ンゴロンゴロクレーターのマクタト湖。6月)
野生動物ウオッチングは自然相手のことなので、気候変動が激しい近年はとくに、“ベストシーズン”を明確に示すのが難しくなっています。
できるだけ最新情報を、現地の情報に詳しい機関や旅行会社に問い合わせて計画するのがお勧めです!
注意!Plastic bag レジ袋等をケニアに持ち込み禁止