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エリア:
- アジア > インド > デリー/ニューデリー
- アジア > インド > コーチ
- アジア > インド > アレッピー
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テーマ:
- 観光地
- / クルーズ
- / 自然・植物
ワナッカム!
この挨拶、どこの国の言葉かご存知でしょうか。
実は、これもインドで交わされる「こんにちは」の挨拶です。
広大なインドは北部と南部で食事文化も異なれば、
読み書きされる言語も異なります。
さらに、南インドのなかでも、タミル語やテルグ語、カンナダ語、
マラヤーラム語、トゥル語など5種類以上の言語が使用されているとのこと。
そのため、デリーのガイドが南インドのガイドをしようとしても、
現地の言葉が通じないため英語で理解するしかないそうです。
同じ国にも関わらず、ここまで違うと別の国の連なりのようで面白いですね。
そんな、北インドとは言語も人柄も異なる南インド。
個人的には初めてインドに行くのならば、
まず南から入ることをおすすめしたいくらい魅力的な場所でした。
国際空港があるコーチンというかつて港町として栄えていた風光明媚な町から、
車で約2時間のところにあるアレッピーという田舎町。
ここは、「バックウォータークルーズ」というアクティビティが有名です。
写真で一度くらい見たことがあるかもしれません。
「バックウォーター」とは
「海や湖の近くにある水の流れがほとんどない川」を意味しており、
そこをクルーズ船で2時間、長いものであれば4時間ほどかけて渡ります。
ツアープランによっては、このクルーズ船に一晩宿泊するものもあります。
今回私が参加したのは、「ハウスボート」という
船の中が家のようにキッチンやベッド、ソファなど付いている
貸し切りクルーズでした。
クルーズといっても、想像するような豪華なものではなく
田舎のおばあちゃんの家が船になったかのような
アットホームな雰囲気のものになります。
運転手さんともこんなに距離が近いです。
みずみずしく茂る植物や心地良く吹く風に包まれていると、
「何もしない」という選択を許されているような
とても心地好い気分になります。
流れていく美しい緑の光景は、まるで目に栄養を与えているようです。
ヤシの木の奥には、ケララ州の主食であるお米の畑が豊かに広がります。
東北出身の自分としては、新鮮さとともにどこか懐かしさを感じたり、
その一方で、私たちからすれば、
あまり綺麗とは思えないような川の水で生活している姿が垣間見ることができました。
同行者の一人が、
「他の国であるような綺麗な海や川もいいけど、
こんな風に濁っているところにインドらしさを感じるよね」
と言っていました。
確かに、混沌としたインドという国の水源は、
決して綺麗とは言いがたい色をしていることが多いです。
勿論、ヒマラヤの麓に近い高地などは違いますが、
今回にしても、聖地ベナレスを流れるガンジス川にしてもそうです。
その清濁併せ呑んでいる様子を象徴するような色合いに、
インド好きとしてはどうしても惹かれてしまうのかもしれないなと
何となく思いました。
最近、徐々に反応が出始めている南インド。
まだまだ秘境感が残るうちに、足を運んでみてはいかがでしょうか。
この挨拶、どこの国の言葉かご存知でしょうか。
実は、これもインドで交わされる「こんにちは」の挨拶です。
広大なインドは北部と南部で食事文化も異なれば、
読み書きされる言語も異なります。
さらに、南インドのなかでも、タミル語やテルグ語、カンナダ語、
マラヤーラム語、トゥル語など5種類以上の言語が使用されているとのこと。
そのため、デリーのガイドが南インドのガイドをしようとしても、
現地の言葉が通じないため英語で理解するしかないそうです。
同じ国にも関わらず、ここまで違うと別の国の連なりのようで面白いですね。
そんな、北インドとは言語も人柄も異なる南インド。
個人的には初めてインドに行くのならば、
まず南から入ることをおすすめしたいくらい魅力的な場所でした。
国際空港があるコーチンというかつて港町として栄えていた風光明媚な町から、
車で約2時間のところにあるアレッピーという田舎町。
ここは、「バックウォータークルーズ」というアクティビティが有名です。
写真で一度くらい見たことがあるかもしれません。
「バックウォーター」とは
「海や湖の近くにある水の流れがほとんどない川」を意味しており、
そこをクルーズ船で2時間、長いものであれば4時間ほどかけて渡ります。
ツアープランによっては、このクルーズ船に一晩宿泊するものもあります。
今回私が参加したのは、「ハウスボート」という
船の中が家のようにキッチンやベッド、ソファなど付いている
貸し切りクルーズでした。
クルーズといっても、想像するような豪華なものではなく
田舎のおばあちゃんの家が船になったかのような
アットホームな雰囲気のものになります。
運転手さんともこんなに距離が近いです。
みずみずしく茂る植物や心地良く吹く風に包まれていると、
「何もしない」という選択を許されているような
とても心地好い気分になります。
流れていく美しい緑の光景は、まるで目に栄養を与えているようです。
ヤシの木の奥には、ケララ州の主食であるお米の畑が豊かに広がります。
東北出身の自分としては、新鮮さとともにどこか懐かしさを感じたり、
その一方で、私たちからすれば、
あまり綺麗とは思えないような川の水で生活している姿が垣間見ることができました。
同行者の一人が、
「他の国であるような綺麗な海や川もいいけど、
こんな風に濁っているところにインドらしさを感じるよね」
と言っていました。
確かに、混沌としたインドという国の水源は、
決して綺麗とは言いがたい色をしていることが多いです。
勿論、ヒマラヤの麓に近い高地などは違いますが、
今回にしても、聖地ベナレスを流れるガンジス川にしてもそうです。
その清濁併せ呑んでいる様子を象徴するような色合いに、
インド好きとしてはどうしても惹かれてしまうのかもしれないなと
何となく思いました。
最近、徐々に反応が出始めている南インド。
まだまだ秘境感が残るうちに、足を運んでみてはいかがでしょうか。