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スリランカツアータクシーのこぼれ話
スリランカのタクシーにイー・ツアーズ!
スリランカのタクシー事業で20余年の実績と信頼。ドライバー教育には十分な時間をかけて厳しく選定し、お客様を安全確実に目的地までお送りいたします。
プロフィール

ニックネーム:
可愛い子には旅をさせろ
居住地:
アジア>スリランカ>コロンボ
会社名:
スリランカのタクシーにイー・ツアーズ!
会社英字名:
E-tours corporation
会社所在地:
アジア>スリランカ>コロンボ
会社電話番号:
050-5539-3435
業種:
現地ツアー企画・現地ガイドなど
自己紹介:
スリランカのタクシー会社のオペレーターとして現地で仕事をしながら、スリランカの各地を観て廻る楽しさをご紹介したいと思いました。
初めての国に来ると、何気ない道端の店までがとても新鮮に思えたりするものです。そんな瑞々しい気持ちを忘れないように書き綴ってみたいと思います。

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スリランカ南部 カタラガマ巡礼の旅 その1

2009/04/10 10:26
サマンを祀るサマンデーワーレ
エリア:
  • アジア > スリランカ > スリランカその他の都市
  • アジア > スリランカ > ラトナプーラ
  • アジア > スリランカ > ティッサマハラーマ
テーマ:
  • 観光地
  • / 街中・建物・景色
  • / お祭り・イベント
4.jpg
ラトゥナプラのサマンデーワーレ外観

初めまして!
スリランカのコロンボ郊外のコッターワ KOTTAWAにて、20余年タクシー会社を
営んでいますイー・ツアーズのオペレーター、岡部です。
スリランカにいる間、あちらこちらに旅行に出かけた際、初めて見るものや
感動、驚きをひとりの観光客としてお伝えしたいと思います。

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先週土曜、マイ・ファミリーとなったスリランカ人家族と一緒に泊まりがけで
コロンボからランカー島南東部の聖地カタラガマに再度お参りというか
巡礼に向かうことになりました。

土壇場で予定が変更になったりするのが普通な我が家なので、前日に
「明日ってカタラガマ行くよね?」と夫兼社長に確認。一応、予定どおりに行くらしいので
夜から慌てて荷造り開始。
義母は流石で すでに朝から用意を始めて、夜にはもう準備をほぼ完了。
カタラガマ神に捧げる「プージャ」用の果物も購入してバスケットに詰めて、
庭でカタラガマまで持って行くジャスミンの花をたくさん摘んで、ココナッツオイルを
用意して、当日は誰よりも朝早く起きて皆のお弁当を作っていたのでただでさえ早起きが苦手な私、
頭が上がりません。

私は家に残るお手伝いのヒジャラタおじさんと、イー・ツアーズのタクシードライバーのみんな
からカタラガマに捧げるお賽銭用の小銭を両手いっぱい預かり大事に紙にくるんで鞄にしまいま
した。
今回は途中他の寺院にも寄り休憩を取りながらの長い旅路だそう。お義父さん、お義母さん、
同じ敷地内に住む義理の姉夫婦のお母さん、社長と私の総勢5名、残る皆の見送りを受けて
朝7時半に車で出発しました。

今回のルートはコロンボのコッターワKOTTAWAから出発し ⇒ ホラナ経由で
ラトゥラプラRATNAPURA 、そこで由緒ある寺院のサマン神を祀るサマンデーワーレへ ⇒
ペルマドゥッラPELMADULLA ⇒ ゴアカウェラ GODAKAWELA付近の寺院サンカパーラへ ⇒
ウダ・ワラウェ国立公園内 UDA WALAWE の道路を突っ切り ⇒ タナマルウィラ TANAMALWILA ⇒
ルヌガンウェヘラ LUNUGAMVEHERA RESERVOIRの湖付近を通って最終地 カタラガマ KATARAGAMAへ。復路はティッサマハラーマにも寄る、文字通りお参りの旅。

スリランカの地図だけ眺めてると距離的には大したことないような感じがするのですが
これが行ってみると相当に永く感じます。
道路と歩道とが混然一体となっている所がほとんどなので、かなりスピードを出して走ってるよ
うに思えても実はそうでもなかったり。
そこら中にいる犬や牛を避け、自転車を引っかけないように気をつけ、無理な追い越しをする
対向車と正面衝突しないようにして、良く見ないで道を渡る田舎の歩行者を撥ねないように
進まなければいけないというのが、距離に比して時間がかかってしまう諸々の理由かもしれません。

コッターワからしばらく走ると、たちまち椰子の木と水田の広がる田舎の風景になります。
自然いっぱいでのんびりした風情でいいなあといつも思うスリランカの景色。
車中でお義母さんや小母さんにカンナ、カンナ(食べなさい、食べなさい)としきりにバナナ
などを進めらる勧められるのですが、私はお腹が痛くなるのが怖くて食べられません。
どこにでもトイレがあるわけではないので、経験から出来るだけ遠出の際には飲食を避けるようになりました。


【山の神サマンを祀る場所 サマンデーワーレ】

1.jpg

ラトゥナプラ一帯は宝石の取引が行われているので、さわやかな朝にも関わらず
ムスリムとおぼしき白い帽子をかぶったバイヤーたちが厳しい目つきで道路に立って
お互いに交渉をしている姿が見られました。

やがてバスや車が多く停車している広い野原にたどりつくと、うちの車もそこに入り込んだの
で、雰囲気からしてキャンピングエリアのように見えたため早速休憩するのかと思ったら、
そこは古代からの土着神であり、聖地スリー・パーダの神、サマンを祀るサマンデーワーレの駐車場でした。
車から降りると胸に許可証をつけた花売りの女性に囲まれ、私はいらないと断りましたがお義母さんたちは数本だけ購入。

5.jpg
捧げもの用の果物が色々売られているサマンデーワーレの駐車場売店。

2.jpgボーディツリー(菩提樹)。
3.jpg

寺院は後方に山を頂き、正面に広くまっすぐに伸びた通りを持つ美しい外観。
入口で履物を預けて階段を上って中に入ると内部はさほど広くなく、仏陀やサマン、
その他の女神などを祀るエリアに分かれていましたが 残念ながら撮影は禁止。
義母と義父の後ろにくっつくようにしてココナッツオイルを入れて火を灯し、線香を焚き、」それぞれの場所でお参りと花を供えました。
仏陀の祭壇には信者の持ち寄った白や黄色や赤い花が溢れるほどに供えられて、まるで極楽浄土のよう。
(サマン以外に祀られていた女神の名を確認するのを不覚にも忘れてしまいましたが、肖像が超美人だったのが印象的。)

サマン神に最後にお参りすると神官が額に香油をつけてくれました。
私達の行った時間は丁度サマンの本尊(?)のある扉が開かれていた時であり、神官の祝詞が
終わると祈っていた人が我先にと神官に香油をつけてもらっていました。

祈りを捧げて心が洗われた、と言いたいところですが早起きの為か頭がまだ半分寝ており
横になってぐーぐー寝たいという グウタラな欲望を捨て切れなかった私。
でも、お天気に恵まれた朝のサマンデーワーレは清々しく、歩くだけでも気持ちが良かったです。

参拝が終わり、外に出ると預けていたサンダルに保管代金「60ルピー」と言われて高くない?と
ちょっと面食らうと やはりちょっとズルだったらしく、お義父さんは軽やかに笑って定額と思われる料金だけ払ってサンダルを受け取りました。
相場を知らないとつい払ってしまいそうな額です。

6.jpg
お参りに全然関係ないものもいっぱい売られている楽しげな売店の数々。

風光明媚なサマンデーワーレを後にして次はサンカパーラ寺院へ向かいます。

その2に続く
タグ:
カタラガマ
仏教
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