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- 南極への船旅〜船内生活〜
-
エリア:
- 北極・南極>南極>南極その他の都市
- テーマ:クルーズ その他 自然・植物
- 投稿日:2011/04/21 20:56
- コメント(0)
お待たせいたしました。南極クルーズ日記、第二弾です。
前回は出発までのワクワク感とか期待感が溢れている内容でした。本日は乗船後の感動を読めるかと思います。
ではどうそ!
「さて、南極への船旅二回目の本日は、船内ライフについて、ご紹介いたしましょう。 南極への旅は冒険旅行です。もちろん大型クルーズ船で巡るカリブ海や地中海クルーズとは全くの別物です。けれども、南極という極地への旅との心構えを持ってご参加頂いたお客様からのご感想は決まって「南極への船がこんなに快適で、整っているなんて驚きです」というものなのです」
確かに!最近は高級な小型船が南極仕様の船となっているものが多いのです。
「まず、船内の楽しみと言えば、やはりお食事。今回、ディナーは毎回スリーコースメニュー。もちろん前菜からメイン、デザートと全てお選び頂き、スタッフがお持ちします。朝食や昼食でも、船内で焼き上げた出来立てのパンやデザートがずらりと並びます。そして忘れてはいけないのが、チャーター船だから実現できる日本人シェフの存在です。朝はお粥から、昼はおそば、夜はお寿司といつもメインのコースメニューに加えて日本の味を日替わりでお届けします。これには、日本の味が恋しくなるお客様から大好評でした」

船はバラエティ豊かとはいえ、やはり和食が恋しくなります。最近の船では和食(主にお寿司)の レストランが入っているクルーズ船も増えましたが、まだまだ少数派感は否めません。
気兼ねなく和の味も楽しめるのはチャーター船ならでは。何日間も共に過ごすシェフも、皆様にお楽しみいただけるよう、かなり頑張っているのでしょう。
さてこの後は南極クルーズならではのお話のようです。
「船内エンターテイメントも、やはり気になるところでしょう。ここが、南極への船旅と超大型船がメインの通常のクルーズと異なる点になるかもしれません。通常のクルーズでは、クラブあり、劇場あり、映画館あり、バーありとショッピングモールありと毎日どこに行こうか迷うほどですが、南極旅行では全くこの迷いがありません。代わりに、南極を訪れる皆様の知的好奇心を刺激し、満たす企画が目白押しです。そもそも南極探検という特別な目的の旅ですから、船内のプログラムは全てこの南極を知ることに焦点を当てています。目玉は、毎日開催される豪華スタッフによる南極講座です。南極ツアーを支えるスタッフは世界中から集まった専門家ばかり。今回も、フランスの研究機関で働くペンギン先生こと加藤先生の昭和基地での南極滞在記を始め、海洋ほ乳類、気象学、地質学などが専門の講師の方々の講義は大人気でした」
南極クルーズのいいところは、その場で南極の素晴らしさを専門スタッフに最新情報を教えてもらえることです。
これを、チャーター船ですと全て日本語で行われる(もしくはほぼ同時通訳)となりますからなかなか贅沢です。

「実際に南極に着いてしまえば、お天気さえ良ければ午前と午後の二回は、上陸や氷山クルーズなどの船外活動がありますし、クジラなどの貴重な動物が現れると船内放送がかかり、甲板に走ることになるので、船内で暇を持て余すということはほとんどないのが本当のところなのです。もちろん南極講座などは希望者のみの参加ですから、たまにはバーが併設されているラウンジで、ゆったりとアフタヌーン・ティーを楽しむのも気持ちが良いものです。旅先で知り合った仲間同士で、その日撮影した写真を見せ合ったり、世界中の観光地の話に花が咲いている光景に何度も出会いました。こうして、南極での船旅では船内の時間はあっという間に過ぎてゆきます」
私の南極クルーズでは常にカメラ、そして上着を持っていました。(写真の黄色い防寒服「パルカ」みたいなもの)
甲板に出ると海鳥や美しい氷河やら、素晴らしい景色が満載だからです。
「さて、次回最終回は、南極への船旅のハイライトである上陸などの船外活動についてご紹介致しましょう」
というわけで3回目も楽しみですね。
前回は出発までのワクワク感とか期待感が溢れている内容でした。本日は乗船後の感動を読めるかと思います。
ではどうそ!
「さて、南極への船旅二回目の本日は、船内ライフについて、ご紹介いたしましょう。 南極への旅は冒険旅行です。もちろん大型クルーズ船で巡るカリブ海や地中海クルーズとは全くの別物です。けれども、南極という極地への旅との心構えを持ってご参加頂いたお客様からのご感想は決まって「南極への船がこんなに快適で、整っているなんて驚きです」というものなのです」
確かに!最近は高級な小型船が南極仕様の船となっているものが多いのです。
「まず、船内の楽しみと言えば、やはりお食事。今回、ディナーは毎回スリーコースメニュー。もちろん前菜からメイン、デザートと全てお選び頂き、スタッフがお持ちします。朝食や昼食でも、船内で焼き上げた出来立てのパンやデザートがずらりと並びます。そして忘れてはいけないのが、チャーター船だから実現できる日本人シェフの存在です。朝はお粥から、昼はおそば、夜はお寿司といつもメインのコースメニューに加えて日本の味を日替わりでお届けします。これには、日本の味が恋しくなるお客様から大好評でした」

船はバラエティ豊かとはいえ、やはり和食が恋しくなります。最近の船では和食(主にお寿司)の レストランが入っているクルーズ船も増えましたが、まだまだ少数派感は否めません。
気兼ねなく和の味も楽しめるのはチャーター船ならでは。何日間も共に過ごすシェフも、皆様にお楽しみいただけるよう、かなり頑張っているのでしょう。
さてこの後は南極クルーズならではのお話のようです。
「船内エンターテイメントも、やはり気になるところでしょう。ここが、南極への船旅と超大型船がメインの通常のクルーズと異なる点になるかもしれません。通常のクルーズでは、クラブあり、劇場あり、映画館あり、バーありとショッピングモールありと毎日どこに行こうか迷うほどですが、南極旅行では全くこの迷いがありません。代わりに、南極を訪れる皆様の知的好奇心を刺激し、満たす企画が目白押しです。そもそも南極探検という特別な目的の旅ですから、船内のプログラムは全てこの南極を知ることに焦点を当てています。目玉は、毎日開催される豪華スタッフによる南極講座です。南極ツアーを支えるスタッフは世界中から集まった専門家ばかり。今回も、フランスの研究機関で働くペンギン先生こと加藤先生の昭和基地での南極滞在記を始め、海洋ほ乳類、気象学、地質学などが専門の講師の方々の講義は大人気でした」
南極クルーズのいいところは、その場で南極の素晴らしさを専門スタッフに最新情報を教えてもらえることです。
これを、チャーター船ですと全て日本語で行われる(もしくはほぼ同時通訳)となりますからなかなか贅沢です。

「実際に南極に着いてしまえば、お天気さえ良ければ午前と午後の二回は、上陸や氷山クルーズなどの船外活動がありますし、クジラなどの貴重な動物が現れると船内放送がかかり、甲板に走ることになるので、船内で暇を持て余すということはほとんどないのが本当のところなのです。もちろん南極講座などは希望者のみの参加ですから、たまにはバーが併設されているラウンジで、ゆったりとアフタヌーン・ティーを楽しむのも気持ちが良いものです。旅先で知り合った仲間同士で、その日撮影した写真を見せ合ったり、世界中の観光地の話に花が咲いている光景に何度も出会いました。こうして、南極での船旅では船内の時間はあっという間に過ぎてゆきます」
私の南極クルーズでは常にカメラ、そして上着を持っていました。(写真の黄色い防寒服「パルカ」みたいなもの)
甲板に出ると海鳥や美しい氷河やら、素晴らしい景色が満載だからです。
「さて、次回最終回は、南極への船旅のハイライトである上陸などの船外活動についてご紹介致しましょう」
というわけで3回目も楽しみですね。

- 南極への船旅(ワクワク出発編)
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エリア:
- 北極・南極>南極>南極その他の都市
- テーマ:クルーズ その他 自然・植物
- 投稿日:2011/04/14 10:50
- コメント(0)
桜も咲き、葉桜になり始め、寒さからも脱したような陽気です。
寒かった冬の日が懐かしく感じられる?ように、そして、来年の冬のために、今年の一月、の南極クルーズの添乗員さんに想い出を語って頂きました。
「今年もユーラシアの「南極への船旅」が催行されました。
「南極」という言葉の響き。
その音の広がりの中に、いくつもの疑問や好奇心が生まれきます。
そもそも、南極にツアーなどで行けるのかな。
冒険家とまではいかなくても、一部の強靭な体力の持ち主のみに許された世界ではないのかな。
一体、南極に行き帰ってくるまでに、どれほど大変な目にあうのだろう。
いや、そもそも南極にまで行って、一体何が見られるの?
今回は、上記のような疑問に答えながら、究極の船旅とも言える南極ツアーの面白みを、思い出の場面を通して紹介していきたいと思います」
なかなか、期待を持たせる導入ですね。 ちなみに私も初めて南極クルーズへ行ったとき、やっぱりどきどきしたものです。
「それは日本を発って5日目のことでした。甲板に出てみると深いブルーの大海原の向こうに、うっすらと陸地が見えました。それはスミス島という島の一部だと、後で、スタッフが毎日地図上に書き込んでくれる航路で知った訳ですが、終に荒海ドレーク海峡を越え、私達は南極に到達したのです」
おぉ。。。良かった。ドレーク海峡の揺れはどんなものだったかはちょっと、気になりますが…。
「夏とはいえ、0℃近くまで気温が下がる南極海の風はまだまだ冷たく、白い息を吐きながら、近くにいたお客様や私は、これから始まるであろう南極での冒険に胸が高鳴っていたのです。
南極への船旅の醍醐味は、一つは間違いなくこの南極に至るまでのワクワク感です。旅は南極への船旅にお申し込み頂いたその日から始まります。南極の気候はどうだろう。クジラやペンギンに会えるかな。どんな服装がいるのかな。船酔いは大丈夫かな。などなど、期待と不安が入り交じった思いにきっと皆様がなるでしょう。もちろん、現地の気候や服装、持ち物はもちろん南極探検の歴史や自然についても、少し読むのに苦労するくらい資料をご用意致しますので、ご安心下さい」
この気持ちはわかります。確かに南極へ行くと決まったとたんに、そわそわしました。
意味もなく?ペンギンの生態を調べたり、「南極」と書かれた本を片っ端から手に取ったり。
いろいろなことをしたものです。

「そして、いざ日本を出発! 今回は成田からアメリカのアトランタで乗り継ぎ、一 路アルゼンチンのブエノスアイレスへ。そして国内線にて、「世界最南端の町」とも言われるウシュアイアへ向かいます。この港町が、私達の南極探検船の基地になるのです。港に停泊する私達の南極耐氷船「シースピリット」を見たときの興奮もまた、このツアー参加者全員に共通したものに違いないのです。フレンドリーな船内スタッフに迎えられ、無事乗船手続きを終えて乗船カードを首に下げたら、いよいよ南極への紅海が始まります。
さて、次回は気になる南極への船旅の船内ライフをご紹介したいと思います」
なんだか出発前のワクワク感がとても感じられました。
次回も楽しみです!
寒かった冬の日が懐かしく感じられる?ように、そして、来年の冬のために、今年の一月、の南極クルーズの添乗員さんに想い出を語って頂きました。
「今年もユーラシアの「南極への船旅」が催行されました。
「南極」という言葉の響き。
その音の広がりの中に、いくつもの疑問や好奇心が生まれきます。
そもそも、南極にツアーなどで行けるのかな。
冒険家とまではいかなくても、一部の強靭な体力の持ち主のみに許された世界ではないのかな。
一体、南極に行き帰ってくるまでに、どれほど大変な目にあうのだろう。
いや、そもそも南極にまで行って、一体何が見られるの?
今回は、上記のような疑問に答えながら、究極の船旅とも言える南極ツアーの面白みを、思い出の場面を通して紹介していきたいと思います」
なかなか、期待を持たせる導入ですね。 ちなみに私も初めて南極クルーズへ行ったとき、やっぱりどきどきしたものです。
「それは日本を発って5日目のことでした。甲板に出てみると深いブルーの大海原の向こうに、うっすらと陸地が見えました。それはスミス島という島の一部だと、後で、スタッフが毎日地図上に書き込んでくれる航路で知った訳ですが、終に荒海ドレーク海峡を越え、私達は南極に到達したのです」
おぉ。。。良かった。ドレーク海峡の揺れはどんなものだったかはちょっと、気になりますが…。
「夏とはいえ、0℃近くまで気温が下がる南極海の風はまだまだ冷たく、白い息を吐きながら、近くにいたお客様や私は、これから始まるであろう南極での冒険に胸が高鳴っていたのです。
南極への船旅の醍醐味は、一つは間違いなくこの南極に至るまでのワクワク感です。旅は南極への船旅にお申し込み頂いたその日から始まります。南極の気候はどうだろう。クジラやペンギンに会えるかな。どんな服装がいるのかな。船酔いは大丈夫かな。などなど、期待と不安が入り交じった思いにきっと皆様がなるでしょう。もちろん、現地の気候や服装、持ち物はもちろん南極探検の歴史や自然についても、少し読むのに苦労するくらい資料をご用意致しますので、ご安心下さい」
この気持ちはわかります。確かに南極へ行くと決まったとたんに、そわそわしました。
意味もなく?ペンギンの生態を調べたり、「南極」と書かれた本を片っ端から手に取ったり。
いろいろなことをしたものです。

「そして、いざ日本を出発! 今回は成田からアメリカのアトランタで乗り継ぎ、一 路アルゼンチンのブエノスアイレスへ。そして国内線にて、「世界最南端の町」とも言われるウシュアイアへ向かいます。この港町が、私達の南極探検船の基地になるのです。港に停泊する私達の南極耐氷船「シースピリット」を見たときの興奮もまた、このツアー参加者全員に共通したものに違いないのです。フレンドリーな船内スタッフに迎えられ、無事乗船手続きを終えて乗船カードを首に下げたら、いよいよ南極への紅海が始まります。
さて、次回は気になる南極への船旅の船内ライフをご紹介したいと思います」
なんだか出発前のワクワク感がとても感じられました。
次回も楽しみです!
1月8日からスター・プリンセス号で南極へ添乗に出ていた添乗員さんが帰国しました。
添乗員さんからのレポートが届きました。
「南極クルーズにおいて、様々な風景を楽しみました。」
おお、一帯どんな景色を楽しんできたのでしょうか。
「南極のキングジョージ島のジェンツーペンギンやアゴヒゲペンギン、マゼランペンギンの混載するルッカリー(営巣地)を眺めたり、あちらこちらで潮を吹き海面に姿をあわすザトウクジラやミンククジラを見ることが出来ました」

ペンギンとクジラ!いいですね〜。特にクジラは大型客船の周りを面白がって見学しに北のかもしれないくらいですね。
「午後になると、「氷山街道」の異名をとるアンタークティック・サウンドを航行しました。様々な卓上の氷山が次々と現れる様子を、お客様はデッキや暖かいラウンジ、バルコニー付のお部屋で楽しんだようです。」
「そうした氷山や氷にちゃっかり乗っかっているペンギンを多く、その愛らしさにシャッターを切るのを忘れてしまいました。残念」

お客様もしっかりお楽しみ頂いていたようで一安心です。
「そんな中、船内ではジャクジーやフィットネスを楽しむ人も多かったです。何しろ景色が南極ですから、半端ではありません。気合も入るってものなのでしょう。ちなみに世界一の荒くれ海、ドレイク海峡の揺れは、大型客船ゆえか、さほど激しくはありませんでした」
船内アトラクションを楽しみつつ、外の壮大な世界を間近で見てきたなんて!なんて贅沢な船旅だったでしょう!
というわけでやはり、最後の締めは、プリンセスクルーズ名物シャンパンタワーです。

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添乗員さんからのレポートが届きました。
「南極クルーズにおいて、様々な風景を楽しみました。」
おお、一帯どんな景色を楽しんできたのでしょうか。
「南極のキングジョージ島のジェンツーペンギンやアゴヒゲペンギン、マゼランペンギンの混載するルッカリー(営巣地)を眺めたり、あちらこちらで潮を吹き海面に姿をあわすザトウクジラやミンククジラを見ることが出来ました」

ペンギンとクジラ!いいですね〜。特にクジラは大型客船の周りを面白がって見学しに北のかもしれないくらいですね。
「午後になると、「氷山街道」の異名をとるアンタークティック・サウンドを航行しました。様々な卓上の氷山が次々と現れる様子を、お客様はデッキや暖かいラウンジ、バルコニー付のお部屋で楽しんだようです。」
「そうした氷山や氷にちゃっかり乗っかっているペンギンを多く、その愛らしさにシャッターを切るのを忘れてしまいました。残念」

お客様もしっかりお楽しみ頂いていたようで一安心です。
「そんな中、船内ではジャクジーやフィットネスを楽しむ人も多かったです。何しろ景色が南極ですから、半端ではありません。気合も入るってものなのでしょう。ちなみに世界一の荒くれ海、ドレイク海峡の揺れは、大型客船ゆえか、さほど激しくはありませんでした」
船内アトラクションを楽しみつつ、外の壮大な世界を間近で見てきたなんて!なんて贅沢な船旅だったでしょう!
というわけでやはり、最後の締めは、プリンセスクルーズ名物シャンパンタワーです。

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- ヒマラヤの間近に迫る〜ネパール〜
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エリア:
- アジア>ネパール>ポカラ
- テーマ:観光地 ハイキング・登山 自然・植物
- 投稿日:2011/01/05 21:05
- コメント(0)
ネパールと聞いて何をイメージされますか。
「ヒマラヤの山々」と答える方が多いのではないかと思います。それもそのはず。世界には8000m級の山が14座ありますが、そのうちの、なんと8座がネパールにあり、まさにヒマラヤの国と言えるのです。
ヒマラヤといえば、今はやりの山ガールというわけではございませんが、登山を楽しむイメージが強いです。しかしながら実は山々をうんと近くで見ることが出来る遊覧飛行にトライしてきました。
遊覧飛行では、ホテルのお庭から、ハイキングで歩いている最中、下から見上げていたヒマラヤの山並みを目の高さ、もしくは眼下に臨む事が出来、スケールの大きな山並をたっぷりと楽しむことが出来ました。
アンナプルナの遊覧飛行は、ヒマラヤの懐の街ポカラから早朝に出発します。
薄暗い曇り空のため、天候が整うまでの間、空港にてしばし待機。この待ち時間の間、雲が晴れて山が見えるかどうか期待と不安で胸が高まりました。
いよいよ飛行機に乗り込み、いざ出発。プロペラは大きな音を立てて回り始め、その振動が体中に伝わると同時に高鳴る胸の鼓動が耳に聞こえるような気がしました。
飛行機が滑走路から飛び立ちポカラの大空へ!

----幾つかの雲を越えると、そこにはスカイブルーの空が広がっていました。ポカラの街が小さくなるにつれ、朝日に赤く照らされて輝くヒマラヤ山脈の頂が、どんどんと近付いてきます。
窓の外をのぞくと目の高さに、ダウラギリ(8167m)が。サンスクリット語で白い山という意味だそうですが、その名にふさわしい姿でした。
飛行機の窓には次々と白き山々の頂きが現れます。アンナプルナ?(8091m)や、魚の尻尾のような形をしているマチャプチャレ(6997m)、日本人によって初登頂されたマナスル(8156m)などの峰々を眼下に、そして間近に見ながら飛行機は進みます。
遊覧飛行の間、今回は順番に前方の窓を覗かせてもらうことが出来ました。フロントガラスからの視界は横の窓からとはまた違う光景が目の前に広がります。青い空と白い雪を湛えたヒマラヤの鮮やかなコントラスト。どこまでも続くその様は、確かに神々が座するといわれてもおかしくはありません。
約40分のフライトはあっという間に過ぎていき、我々はポカラへと降りていきました。後ろを振り返って見上げるとそこにあるヒマラヤの山々。ついさっきまであの近くを飛んでいたのに、いまやあんなに遠くに美しい姿で静かに座しているのが不思議で、そして離れるのが名残惜しい気持ちになりました。
お天気や場所、時間によって様々な表情を見せるヒマラヤ。何度見ても見飽きることのない壮大な光景は、フレームに収めるには大きすぎてしまうのです。神々の座す山はこの地に、世界中の人々を惹き付けてやまないかぐわしい花のようです。
神々の座する国ネパール。2月が近づくとネパールへ行きたくなります。
「ヒマラヤの山々」と答える方が多いのではないかと思います。それもそのはず。世界には8000m級の山が14座ありますが、そのうちの、なんと8座がネパールにあり、まさにヒマラヤの国と言えるのです。
ヒマラヤといえば、今はやりの山ガールというわけではございませんが、登山を楽しむイメージが強いです。しかしながら実は山々をうんと近くで見ることが出来る遊覧飛行にトライしてきました。
遊覧飛行では、ホテルのお庭から、ハイキングで歩いている最中、下から見上げていたヒマラヤの山並みを目の高さ、もしくは眼下に臨む事が出来、スケールの大きな山並をたっぷりと楽しむことが出来ました。
アンナプルナの遊覧飛行は、ヒマラヤの懐の街ポカラから早朝に出発します。
薄暗い曇り空のため、天候が整うまでの間、空港にてしばし待機。この待ち時間の間、雲が晴れて山が見えるかどうか期待と不安で胸が高まりました。
いよいよ飛行機に乗り込み、いざ出発。プロペラは大きな音を立てて回り始め、その振動が体中に伝わると同時に高鳴る胸の鼓動が耳に聞こえるような気がしました。
飛行機が滑走路から飛び立ちポカラの大空へ!

----幾つかの雲を越えると、そこにはスカイブルーの空が広がっていました。ポカラの街が小さくなるにつれ、朝日に赤く照らされて輝くヒマラヤ山脈の頂が、どんどんと近付いてきます。
窓の外をのぞくと目の高さに、ダウラギリ(8167m)が。サンスクリット語で白い山という意味だそうですが、その名にふさわしい姿でした。
飛行機の窓には次々と白き山々の頂きが現れます。アンナプルナ?(8091m)や、魚の尻尾のような形をしているマチャプチャレ(6997m)、日本人によって初登頂されたマナスル(8156m)などの峰々を眼下に、そして間近に見ながら飛行機は進みます。
遊覧飛行の間、今回は順番に前方の窓を覗かせてもらうことが出来ました。フロントガラスからの視界は横の窓からとはまた違う光景が目の前に広がります。青い空と白い雪を湛えたヒマラヤの鮮やかなコントラスト。どこまでも続くその様は、確かに神々が座するといわれてもおかしくはありません。
約40分のフライトはあっという間に過ぎていき、我々はポカラへと降りていきました。後ろを振り返って見上げるとそこにあるヒマラヤの山々。ついさっきまであの近くを飛んでいたのに、いまやあんなに遠くに美しい姿で静かに座しているのが不思議で、そして離れるのが名残惜しい気持ちになりました。
お天気や場所、時間によって様々な表情を見せるヒマラヤ。何度見ても見飽きることのない壮大な光景は、フレームに収めるには大きすぎてしまうのです。神々の座す山はこの地に、世界中の人々を惹き付けてやまないかぐわしい花のようです。
神々の座する国ネパール。2月が近づくとネパールへ行きたくなります。
アフリカ一国土の広いスーダンの想い出です。
4WDに乗り、道なき道を行き過ごしたハプニングと感動の5日間の印象に残ったエピソードをご案内します。
一つ目はスーダンの人々についてです。彼らはとても正直で、その正直さゆえに、例えば私とガイドさんは意見がかみ合わないこともしばしばで、毎日話し合いを重ね、旅の終わり頃にようやく上手なコンビネーションが取れるようになりました。
クッル遺跡という、壁画が美しい色彩を残す、クシュ王国時代の王のお墓見学へ行く途中に私はなんと、ポケットに何気なく入れていた5ユーロ程のお金を落としてしまったのです。そのときは全く気がつかなかったのですが、子供達がわざわざ届けに来てくれました。スーダンの物価を考えれば、5ユーロは子供にとっては大金です。日本でもそうですが、拾ったものであれば、誰の物かわからないのですから、そのまま持っていってしまいそうなものです。
にもかかわらず数人の子供達は、わざわざ私にお金を届けに来てくれたのです。物凄く緊張した子供達からお金を受け取り「シュクラン(ありがとう)」と伝えると、はにかみながら去っていってしまいました。お金が戻ってきて嬉しかった、というよりも、なんだかとてもさわやかな気分になりました。
もう一つは遺跡の面白さです。砂に埋もれたメロエのピラミッドはエジプトほどの大きさはありませんが、入り口にローマ神殿のような付属物があります。内側のレリーフは、古代エジプトの神々が描かれています。地下にあった玄室の副葬品などは19世紀に盗掘にあって、何一つ残っていないそうです。また、「王の街」と呼ばれる遺跡には、アウグストゥス(初代ローマ皇帝)の彫像の頭部のみが発掘されています。これは国立博物館で見ることができます。当時の女王がローマとの戦いに勝ち、アウグストゥスの彫像の頭部だけを持ち帰ったそうです。これがどういう状態で発掘されたかは、現地に行ってからのお楽しみでお願いします。ローマから遙か遠く離れた地でローマ文化の残照に出会う。古代ローマとメロエ王国のかかわりが、発掘事業でもっと見えてくるのかもしれません。
メロエ以外にも古代ローマと古代エジプトの文化の融合が見られる遺跡がたくさんあります。私の個人的なお気に入りはナカ遺跡のアマニティリナス女王のレリーフです。ふくよかな女王のレリーフは、迫力があり、当時の彼女の権力がしのばれます。
豊かな古代文化遺産をもつ大きな国スーダン。ピラミッドの周りをゆっくり歩いて観光した時に感じた、渇いた熱い大地と風。メロエの夕日とピラミッドのコントラスト。スークで出会ったおじいさん。ナイル河を渡るフェリー。あらゆる風景が脳裏に焼きつき、離れません。
まだまだ語りつくせないことが沢山ありますが、この続きは又改めてご案内します。

4WDに乗り、道なき道を行き過ごしたハプニングと感動の5日間の印象に残ったエピソードをご案内します。
一つ目はスーダンの人々についてです。彼らはとても正直で、その正直さゆえに、例えば私とガイドさんは意見がかみ合わないこともしばしばで、毎日話し合いを重ね、旅の終わり頃にようやく上手なコンビネーションが取れるようになりました。
クッル遺跡という、壁画が美しい色彩を残す、クシュ王国時代の王のお墓見学へ行く途中に私はなんと、ポケットに何気なく入れていた5ユーロ程のお金を落としてしまったのです。そのときは全く気がつかなかったのですが、子供達がわざわざ届けに来てくれました。スーダンの物価を考えれば、5ユーロは子供にとっては大金です。日本でもそうですが、拾ったものであれば、誰の物かわからないのですから、そのまま持っていってしまいそうなものです。
にもかかわらず数人の子供達は、わざわざ私にお金を届けに来てくれたのです。物凄く緊張した子供達からお金を受け取り「シュクラン(ありがとう)」と伝えると、はにかみながら去っていってしまいました。お金が戻ってきて嬉しかった、というよりも、なんだかとてもさわやかな気分になりました。
もう一つは遺跡の面白さです。砂に埋もれたメロエのピラミッドはエジプトほどの大きさはありませんが、入り口にローマ神殿のような付属物があります。内側のレリーフは、古代エジプトの神々が描かれています。地下にあった玄室の副葬品などは19世紀に盗掘にあって、何一つ残っていないそうです。また、「王の街」と呼ばれる遺跡には、アウグストゥス(初代ローマ皇帝)の彫像の頭部のみが発掘されています。これは国立博物館で見ることができます。当時の女王がローマとの戦いに勝ち、アウグストゥスの彫像の頭部だけを持ち帰ったそうです。これがどういう状態で発掘されたかは、現地に行ってからのお楽しみでお願いします。ローマから遙か遠く離れた地でローマ文化の残照に出会う。古代ローマとメロエ王国のかかわりが、発掘事業でもっと見えてくるのかもしれません。
メロエ以外にも古代ローマと古代エジプトの文化の融合が見られる遺跡がたくさんあります。私の個人的なお気に入りはナカ遺跡のアマニティリナス女王のレリーフです。ふくよかな女王のレリーフは、迫力があり、当時の彼女の権力がしのばれます。
豊かな古代文化遺産をもつ大きな国スーダン。ピラミッドの周りをゆっくり歩いて観光した時に感じた、渇いた熱い大地と風。メロエの夕日とピラミッドのコントラスト。スークで出会ったおじいさん。ナイル河を渡るフェリー。あらゆる風景が脳裏に焼きつき、離れません。
まだまだ語りつくせないことが沢山ありますが、この続きは又改めてご案内します。

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