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エリア:
- ヨーロッパ > クロアチア > プリトビチェ
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テーマ:
- 観光地
- / 世界遺産
- / 自然・植物
最近、日本でも注目されているクロアチアの中でも、特に期待度の高い観光地が「プリトヴィッツェ国立公園」です。
ここプリトヴィッツエェ国立公園はクロアチアの首都ザグレブから約2時間の内陸に位置していて、モミやブナの森に囲まれた渓谷に大小16の湖と92の滝が点在する世界遺産です。
湖の底には石灰華と呼ばれる、炭酸カルシウムが固まってできる白い塊に覆われた木々が横たわる不思議な場所で、クロアチア独特のカルスト地形が作り上げた奇跡の絶景です。
ところが、これほどまでに美しき公園にも暗い影が落ちた時期もあったのです。
1979年に世界遺産に登録されたものの、チトーの死後、悲しきユーゴスラビア紛争により、周辺にセルビア人居住地区が多かったプリトヴィッツェ周辺地域は、旧ユーロ連邦軍(セルビア軍)に占拠されてしまい、ガラパゴス諸島のように世界危機遺産に認定されてしまいます。
しかし、停戦後、クロアチア軍が再び公園敷地を自国に取り戻し、急ピッチで復興しました。
今ではそんな暗い気配は微塵も感じられませんが、訪れる上で知っておきたい歴史です。
さて、プリトヴィッツェ国立公園は、初夏を迎える頃、美しい花々が咲く季節を迎えます。
プリトヴィッツェには約1146種類の植物が発見されているそうで、湖畔には小さな野生ヒヤシンス、ウマノアシガタ、アツモリソウ、シクラメンやタイム、小さなユリ科の花々などが咲き誇ります。
春先に、プリトヴィッツェ国立公園周辺に降る雨の恵みのよって、小さな花々が少しずつ開花するそうです。
エメラルドグリーンの湖や滝と、そこに色を添えてくれる愛らしき野花を見ながらのハイキングは格別です。
是非、花々に彩られるベストシーズンにクロアチアを訪ねてみてください。
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