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エリア:
- ヨーロッパ > ハンガリー
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テーマ:
- 観光地
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ハンガリー東部にはプスタと呼ばれる大平原が広がります。
青々と生い茂る大平原の中に、世界遺産にも指定されているホルトバージ国立公園があります。
ここはハンガリー最初の国立公園です。
琵琶湖の約1.2倍の面積を持つ広い園内は馬車で移動することができます。
公園内では、マルガリータという種類のブタ(何と9割が脂肪で出来ているそう)や角のするどい灰色牛、ユニコーンのようなねじれた角を持つラツカというヤギたちにも出会うことができます。
なんといってもここで見たいのが馬術ショー。
青い衣を身に着けた馬術師と馬が登場し、いよいよ始まります。
前に三頭、後ろに二頭、全部で五頭の馬を操る馬術師は、後ろの馬の背に片足ずつ乗り、全速力で馬を走らせます。
一歩間違えば落馬し大怪我をしてしまうように見えますが、平気な様子。
それはもう、お見事としか言いようがありません。
この乗り方はオーストリアにあった想像で描かれた絵を真似してみたことから始まったそうです。
その後は馬をテディベアのように座らせたり、地面に伏させたりと馬は男たちに従順です。
これらの動作は、200年位前に義賊が当時のハンガリーの岡っ引きから逃げるために編み出された技です。
義賊は貴族から金銭を盗み、貧しい者たちを助けましたが草原ばかりのこの場所で隠れるのは困難、そこで背丈の低い草の中で馬を伏させて隠れたそうです。
ハンガリーを訪れたら、是非、ホルトバージ国立公園で中央アジアの遊牧騎馬民族を祖先とする彼らの魂に触れてみてください。
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