記事一覧
1 - 2件目まで(2件中)
- 燃えるガスクレーター「地獄の門」(中央アジア・トルクメニスタン)
-
エリア:
- アジア>トルクメニスタン
- テーマ:観光地
- 投稿日:2014/02/26 13:02

トルクメニスタンは豊富な天然ガスの埋蔵量を誇ります。
1971年、トルクメニスタンのカラクム砂漠にある小さな村ダルヴァザ近郊で
ボーリング調査が行われた際、天然ガスの充満した洞窟が発見されます。
ところが、調査中に採掘作業用の装置が置かれていた場所で落盤事故が起き、
直径約60m、深さ約20mにもなる巨大な穴が開いてしまいました。
調査チームは、有毒ガスの放出を食い止めるために点火をしたのです。
ところが、可燃性ガスが底をつかないため、40年以上経った今でも延々と燃え続けているのです。
この穴は住民たちにより「地獄の門」と名づけられました。
2010年に大統領が現地を視察し、
穴を封鎖するように指示出したとのことですが、
この天然ガスの燃焼を消化することは技術的にとても困難なようで、
天然ガスがいつなくなるかも不明なため、
今後いつまで燃え続けるのかもよく判らないのです。
- タグ:
- ユーラシア旅行社 地獄の門 トルクメニスタン
- 「彷徨える町」メルブ遺跡(中央アジア・トルクメニスタン)
-
エリア:
- アジア>トルクメニスタン>トルクメニスタンその他の都市
- テーマ:観光地 世界遺産 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2013/12/27 11:14

メルブ遺跡は、紀元前6世紀頃からの歴史がある遺跡です。
砂漠を流れるムルガブ川のオアシスに造られた都市ですが、頻繁に流れを変える川に合わせて都市そのものを移動させたため「彷徨える町」とも呼ばれています。
シルクロードの拠点として栄え、かつては国際色豊かな多くの人々で賑わい、広い城壁内が人口過密状態だったそうなのですが、今はそれも夢の跡・・・。
荒涼とした砂漠にぽつぽつと遺跡が残るだけです。
ここでは紀元前の遺跡から紀元後の遺跡まで、長い時代に渡る遺跡の数々をご覧頂けます。
崩れかけた紀元前3世紀の城壁は、アレキサンダー大王の武将のもの。
こんなところまでアレキサンダー大王が来ていたことに驚かされます。
またその城壁内には仏教遺跡もあり、なんと仏教寺院跡としては世界最西端のものだそうです。
ちなみに仏教が広まった東端は日本です。
また、7世紀の城跡、大キズカラには13世紀にモンゴル軍が空けた巨大な壁の穴があります。
今も当時のまま、ぽっかりと穴があいたままです。
この城は、モンゴルが攻めこんだとき、少女達が身投げをしたという悲しい伝説があるので、「乙女の城」とも呼ばれています。
内部にはほとんど何も残ってはいませんが、特徴的なメルブ様式の外壁が美しい城跡です。
だだっ広い砂漠の中にある広大な遺跡の数々。
もしも、モンゴルが攻めてこなかったら全く違う歴史を辿っていたことでしょう。
この遺跡はまだまだ発掘中で、何がが足元に眠っているか分かりません。
世界遺産なのに、とても素朴で物売りの姿もなく、観光客の姿もあまり見かけません。
広い遺跡を貸切状態のように、ゆっくりと見ることができることでしょう。
中央アジアの国々は、日本ではまだまだ情報が少なく、観光客もまだそれほど多くはありません。
遺跡や建物の素晴らしさももちろんですが、その素朴な様子や、何より人々のおもてなしが素晴らしい国々です。
是非一度、中央アジアへ足を運んでみて下さい。
- タグ:
- ユーラシア旅行社 トルクメニスタン 中央アジア
1 - 2件目まで(2件中)