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- 王妃に愛された街、オビドス(ポルトガル)
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エリア:
- ヨーロッパ>ポルトガル>オビドス
- テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2013/12/16 14:35

日本とほぼ同じ緯度、ユーラシア大陸の西の端に位置する国、ポルトガル。
「大航海時代」にはスペインとともに繁栄を誇ったポルトガルですが、今では素朴で優しい穏やかな国、といった印象を与えてくれます。
この国にオビドスという人口約800人の小さな町があります。
14世紀に造られた高さ約13メートルの城壁に囲まれています。
町の北東の端に、今では宿泊施設として使われている小さな城があります。
町を見下ろすこの城は15世紀のもの。
王妃たちのための城です。
13世紀、当時の王妃イザベルがこの町を大変気に入ったので、王は彼女にオビドスをプレゼントしたのです。
以来、このディニス王に倣って、彼に続く王たちは、自分の王妃にこの町を贈ったので、19世紀までオビドスは代々王妃の直轄地として、彼女たちに愛されてきました。
王妃の心をも捕らえたこの町。
青や黄色に縁取られた白壁には花が飾られます。
小一時間もあればぐるりと一回りできるオレンジ瓦の小さな町。
今も中世さながらのこの町の景色の中に、迷い込むひと時はとても楽しいものです。
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- ユーラシア旅行社 ポルトガル
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