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どこまでも続くアイツタキのラグーン
さて。実は南太平洋の国々については、どの辺にどの国があるのかさえも定かではなかった私。実に意識の低いエリアの一つであった「南太平洋」。
強いて言えば、カップルやハネムーナーが行く国だよね、と思っていたかも。
そんな南太平洋知識レベルの低い私を変えるべく訪ねる事になりました。
ボラボラのラグーン
今回の目的地はクック諸島とタヒチ。日本からのフライトはニュージーランド航空利用となります。この時期のオークランドでの乗り継ぎは曜日によって約10時間空くので、ついでにオークランド見学も可能です。
オークランド空港と市内を結ぶ「SKY BUS」は約10〜15分間隔で出ており、市内まで約40〜50分往復32ドルで結びます。
10時間空くフライトをご利用の場合は市内まで出るのをオススメしますが、くれぐれもラロトンガ行きの飛行機に乗り遅れないようにご注意下さい。
SKY BUS
クイーンズ・ワーフ(オークランド)
さて、オークランドでの滞在10時間後、いよいよラロトンガへ、約3時間半のフライトです。このフライト、何とほぼ満席!オージー(オーストラリア人)やキウイ(ニュージーランド人)でいっぱい。そうです、彼らにとってクック諸島は、日本人にとっての沖縄やグアムみたいな場所なのです。
オークランドは時差が4時間プラス、ラロトンガは着いたら23時間マイナスの時差。もはや何が何がだか…。
ラロトンガ到着は深夜0時半。真っ暗の中、空港から5分と近い「ウェッジウォーターリゾート」で即寝。
【ラロトンガ】
熟睡後目覚めた朝、部屋のカーテンを開けると目の前には海!ブルーが綺麗過ぎる!クック諸島に来た!と一人で感動。もちろん海は凄く綺麗だと聞いていましたが、やはり目の前にすると感動するものです。
ホテルバルコニーからの眺め
今日午前中はラロトンガのホテルインスペクションがたっぷり入っていたので、ここでリゾートを紹介します。
●ウェッジウォーターリゾートedgewater resort & Spa
空港から5分のカジュアルリゾート。目の前が海。ファミリー利用も多くアットホームな雰囲気です。
ビーチにはお子様の姿も
●ノーチラス・リゾート&レストランNautilus Resort & restaurant
落ち着いて洗礼された雰囲気のリゾート。大人っぽいリゾートながら、子供も宿泊可能です。
インテリアも上品
●ムリビーチ・リゾートMuri Beach resort
ノーチラスの隣にある、同系列の少しカジュアルなリゾートです。温かみのあるインテリアでカップルでも、家族とでもゆっくり過ごせます。
居心地のよいリビング
●テ・マナヴァTe Manava
5つ星の全てビラタイプ。部屋は13室のみです。部屋は様々なタイプがあるので、それぞれのシーンに合わせて選ぶのもオススメです。
開放的なベッドルーム
●テ・ヴァカロア・ビラズTe Vakaroa Villas
たった6室しかない、長めの滞在にオススメのホテルです。12歳以外はステイ出来ませんので、夫婦やカップルでゆったり過ごしたい方に。
●パシフィック・リゾートPacific Resort
4星の広い敷地を持つ大型リゾート。キッチンとリビングがついたゆとりのお部屋です。2ベッドルームもあるのでファミリーにも人気です。
ポリネシアンらしいインテリア
●ムリビーチ・クラブMuri beach club
こちらは16歳以下のステイは不可となっています。パーティなどが出来るスペースがあり、大人を中心としたグループにオススメです。
たっぷりホテルを見た後、ムリビーチにあるカジュアルレストラン「モーニング・カフェ」でランチです。
ムリビーチに宿泊の場合はホテルの食事だけではなく外食もお試しください。ツナ(マグロ)のグリルサンドウィッチは見た目は凄く大きいですが、魚だけにあっさりしているので、ペロリと。
開放的なカフェ
大きいツナサンドウィッチ!ポテトも山盛
【ラロトンガ→アイツタキ】
今日午後はアイツタキ島へ向かいます。国内線は約40人乗りの小型機で荷物検査もなく10分前に搭乗して、約45分でアイツタキに到着です。預け荷物は23キロまでOKなので、ラロトンガに置いて行く必要はありません。
Air Rarotonga
40人乗り位の小型飛行機
アイツタキに近づくと真っ青な海に突然現れるラグーン。
アイツタキでの宿泊は島の最南端にある「アイツタキ・ラグーンリゾート&スパ」。アイツタキで唯一水上バンガローを持つリゾートです。ロケーションは抜群で割とカジュアルではありますが、子供の宿泊が不可となっています。
プレミアム・ビーチフロント・バンガロー
目の前の海
ホテル近くのレストラン「ボートシェイド・レストラン」で夕食。アイツタキに来たら期待通りにお魚を。
マグロとココナツミルクで和えたサラダ
翌日、アイツタキに来たら必須の「ラグーンクルーズ」に参加です。朝10時頃、宿泊ホテルにクルーズボートが迎えにきて、3つの小島を巡るツアーでよりアイツタキのラグーンを楽しめます。
ボートに乗ってクルーズです
あいにく風が強く、少し曇っている天気の中、晴れる様にと祈りながら出発しました。ボートのキャプテンがアイツタキの伝説などを話してくれたり、音楽を演奏してくれたり、移動中も飽きさせません。
ラグーンの中を走ります
ボート内
まず到着したのはAKAIAMI島。白い砂浜が恐ろしく美しい島です。
どこまでも続くラグーン
次はMOTURAKAU島、この島には緑も多く残り珍しい鳥が生息しています。外敵がいないため、鳥は人が近づいても逃げません。
木の幹にとまる白い鳥
途中のラグーン内でスノーケリングタイムがありますが、ここでも大きな魚やカラフルな魚にに出会えます。
大きい魚と一緒に泳ぐ
ひと泳ぎしたあとはお待ちかねのランチタイム。ラロトンガの野菜を使った、素朴な料理が並びました。
ビュッフェは女性優先
クックの野菜を使った料理
最後にTAPUAETAI(ワンフットアイランド)に上陸、郵便局がある無人島でハガキも投函できるので、是非お試しください。
(島内にもハガキは売っていますが高いので、事前に購入しておくと便利です。)
※ちなみに、日本国のパスポートにワンフットアイランドのスタンプを押すのはオススメしていません。トラブルの原因にもなります。
無人島の郵便局
どこまでも続くラグーン
約6時間のラグーンツアーでアイツタキの魅力をたっぷり楽しむのもいいものです。
透明度が半端ない美しいラグーン
今夜のディナーはアイツタキで一番のデラックスリゾート「パシフィック・リゾート・アイツタキ」でのマオリのダンスを楽しみながらのビュッフェディナーです。
マオリのダンス
ビュッフェディナー
5つ星のパシフィック・リゾート・アイツタキはナチュラルモダンなインテリアで落ち着いた雰囲気。27室ある客室は常に満室状態、早目の予約をオススメします。
落ち着いたインテリア
テラスには海を臨むチェアー
2泊のアイツタキももう終わりです。
ここでまたホテルをご紹介。
●アイツタキ・エスケイプAitutaki Escape
限定3部屋の隠れ家的リゾート。キッチンやバーベキューグリルもあるので、少し長めのステイ向きのホテルです。オーナー夫婦が色々アレンジしてくれるので何でも聞いてみて。
プライベートプール付
●エトゥ・モアナ・ビーチ・ヴィラEtu moana beach Villas
限定10部屋の大人のリゾート。綺麗に整えられたガーデンから望むアイツタキの海は最高に美しい。優雅なステイが出来ること間違いなしのホテルです。
朝食もこのプールサイドで
マネージャーさん。ホテルのビーチ
●タマヌ・ビーチTamanu Beach
広い敷地内にヴィラが点在し、プライベートがしっかり守られながらカジュアルで居心地のいいリゾート。
マネージャーさん。ホテルのビーチ
ナチュラルなヴィラ
今回はクック諸島に3泊しか出来なかったのが悔やまれますが、兎にも角にも、日本人旅行者が少な過ぎです。また中国、韓国からの旅行者もほとんど見かけません。
ニュージーランドからたったの3時間半のフライトで行ける秘境リゾート、今行かないと!
クック諸島でも人気の(フライ版)
こちらはフィッシュ&チップスのベイクド版
【ラロトンガ→パペーテ】
クック諸島の海&リゾートとタヒチの海&リゾートを比べるために(!?)タヒチへ向かいました。
利用したのはAIR TAHITI。ラロトンガから約2時間半のフライトです。初めて経験したのですが座席はフリーで、好きな席をチョイス。
座席フリーのAIR TAHITI
パペーテでの宿泊はマナバスイートホテル。空港から5分の比較的新しいリゾートです。目の前がビーチで、タヒチには珍しいインフィニティプールがあります。お部屋はゆとりのある作りで、長期滞在にも対応可能なキッチン付きのお部屋も。町まではシャトルバスがあるので便利です。
ビーチに面した部屋が人気
インフィニティプール
【パペーテ→ボラボラ島→パペーテ】
翌朝は朝5時半に出発、日帰りでボラボラへ。国内線は朝から何便も飛ぶので空港には人が沢山、フアヒネ島行きなど日本人には馴染みがない島ですが、欧州人には人気です。
座席はまたフリーでしたが快適なフライトでした。
ボラボラ島に近づく
ボラボラ空港の船着場
今日参加するツアーは、ピュアシュノーケリングツアー。半日シュノーケルを中心に行うツアーです。今日の参加者は6人で、インストラクターと共にスピードボートでポイントへ向かいます。
早く飛び込みたい海!
さあ行くぞ!と皆海へ。インストラクターについて行くと珊瑚と無数のカラフルな魚の群れが!またポイントを変えると何とマンタ発見!しかもオスメス5匹位が優雅に泳いでいます!海で泳いでいる姿を初めて見ましたが、かなりサイズが大きかったです。
なるほど、ダイバーの気持ちが少しだけ理解出来ました。
マンタの親子(?)
魚の群れ
BORA BORAの文字が!
シュノーケルをたっぷり味わった後はお待ちかねのホテルインスペクション(笑)
2つのインターコンチネンタルホテルをご紹介します。
●インターコンチネンタル・ボラボラ・リゾート&タラソスパ
全室水上ヴィラという贅沢なホテル。ホテル名にあるようにスパが充実しています。また、ホテル内のチャペルも海を基調にロマンチックな作りに。二人だけのウェディングにもオスメスです。
海中を見ながら受けられるスパ
メインプール
食事も美味しい
●インターコンチネンタル・ボラボラ・ル・モアナリゾート
水上ヴィラ
こちらには水上だけでなく、ビーチフロントヴィラもあり、タラソより少し気軽な感じです。それでも高級感はそのまま。美しいマティラ・ビーチがすぐ側です。姉妹のタラソへのシャトルボートがあるので、スパも楽しめます。
ビーチフロントヴィラ
夕方また飛行機でパペーテへ戻ります。日帰りボラボラって可能でした…。
【パペーテ→モーレア島】
タヒチ3日目モーレアに行ってみます。その前にパペーテホテルのインスペクション。
●ル・メリディアン・タヒチ
空港から南に約10キロのところにあり、広く美しいビーチを持つラグジュアリーリゾートホテル。ロビーはスタイリッシュなインテリアですが、部屋はナチュラルな雰囲気でゆったりした広さです。プールサイドも白砂というラグーンの様なプールです。
メインプールも開放的
●ホテル・タヒチヌイ
パペーテ中心部に徒歩圏内の3つ星ホテルで、モダンな雰囲気。ショッピングを楽しみたい方にはオスメスです。
オシャレなレストラン
●ホテル・サラ・ヌイ
フェリー乗り場に近く、町に近い割りに静かなホテル。少し古いですが、リノベーションも順々に行なっているので、部屋は割とモダンに。スタッフが気さくで話しやすいです。
モーレアへはフェリーで向かいます。所要時間は約30分です。
Terevauのフェリー
タヒチ島から離れて行く
モーレア島が近づいてきた
モーレア島でもホテルインスペクションは続きます。
●モーレア・マナバ・ビーチ・リゾート
ザ・ポリネシアンスタイルホテルで、オスメスは水上バンガロー。魚が泳ぐ珊瑚の海へ部屋から直接入れるので人気です。
生魚も美味しくアレンジ
日本人スタッフがいるので安心
●ソフィテル・モーレア・イア・オラ・ビーチ・リゾート
広い敷地内にはガーデンバンガローと水上バンガローがゆったりと配置されていて、目の前のビーチは美しく、モーレアで一番とも言われます。割と日本人利用が少ないリゾートです。
水上バンガロー
●ヒルトン・モーレアラグーン・リゾート&スパ
水上バンガローはもちろんですが、ガーデンプールバンガローも年齢層関係なく幅広く人気です。水上にあるカフェでは焼き立てのクレープが楽しめます。ロケーションも良く珊瑚も多いので、水上バンガローはより楽しめます。
ガーデンプールバンガロー
水上バンガロー
●インターコンチネンタル・モーレア・リゾート&スパ
島の西側山とラグーンに囲まれた高級リゾート。敷地内にはドルフィンセンター、ウミガメケアセンターなどもあり、子供連れにも楽しめます。スパも充実しているので是非お試しください。また、曜日によって様々なディナーショーを用意。何泊しても飽きる事がありません。
海が目の前のプールも気持ちいい
水上バンガロー
ラナイルーム
●モーレア・ビーチ・ロッジ
夫婦二人で経営する12ヴィラのみのアットホームなリゾート。目の前はラグーンが広がるプライベートビーチでとても静か。入口も見逃してしまいそうな隠れ家的リゾートで、長期滞在を好む欧米人に人気のリゾートです。
小さいリゾートながらお部屋はモダン
●ハイビスカス・リゾート
広いガーデンの中にヴィラが点在する、中級レベルのリゾート。ラグーンが見えるヴィラはラグーンビューカテゴリーとなり人気です。目の前にはモツ(小島)もあり、海が穏やかな日は泳いで渡る事も可能です。
ガーデンバンガロー
目の前の小島が
水上バンガローは景色(ロケーション)によってカテゴリーが分かれます。桟橋の先端や、ボラボラはオテマヌ山&ラグーンのビューが高めの設定です。
モーレア島では1泊して少しだけのんびりしました。最後にヒナノビール&バナナの葉包み蒸し魚で無事タヒチの旅は終了です。
ヒナノビール
白身魚蒸し
南太平洋はポリネシアンの緩やかな雰囲気が居心地よく、非日常を味わうには最高の国々です。クック諸島もタヒチもハネムーナーだけでなく、ちょっと特別な旅行を考える時、また、ちょっと時間が出来てどこか行こうかと思った時、是非候補に入れて頂けると嬉しいです。
【今回の旅 国際線フライト所要時間】
成田→オークランド 10時間
オークランド→ラロトンガ 3時間半
ラロトンガ→パペーテ 2時間半
パペーテ→オークランド 5時間半
オークランド→成田 10時間半
【スタッフオスメス度】
●ラロトンガ(クック諸島)・・・★★★★★
まだまだ素朴さ満載のうちに訪れて欲しい!
●アイツタキ(クック諸島)・・・★★★★★L
行くべき絶景!
●ボラボラ(タヒチ)・・・★★★★★L
行くべき絶景!
●モーレア島(タヒチ)・・・★★★★★
手軽に島を味わうならここ!
(2016年11月 能祖文子)