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エリア:
- ヨーロッパ > フランス > パリ
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テーマ:
- 観光地
- / 歴史・文化・芸術
- / 自然・植物
フランスで最も美しい村の一つであり、2013年には、フランスの人気テレビ番組でプロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏から「地域でもっとも美しい村」に選出された、「ムスティエ・サント・マリー」村を訪れてきました。
なんと、断崖の上に教会があります。村に2つあるノートル・ダム寺院のうちの1つで、こちらは、岩山の上に造られた修道士たちの教会。こちらまで階段で登れますので、村を訪れた際は、ぜひ登っておきたいです。上からの村の眺めも抜群です★
そして、岩と岩の間をズームすると・・・。
見えますか?星が、鎖につながれた星が吊るされています★
なぜ星が吊り下げられたのかは明らかにはなっていませんが、2つの有力説があります。
ひとつは、1210年にサラセン(イスラム教徒)の捕虜となっていた十字軍兵士ブラカス騎士が、「もし私が無事にムスティエ村に戻ることができたら、聖母に捧げる星を掲げましょう」と祈り誓い、後に村に戻った兵士が約束どおり星を掲げた、という説。
こちらが、村の中心に立つレンガ造りのもう一つの教会です。塔の隙間からも緑の葉っぱがのぞいていて、微笑ましいです。
村の看板もかわいい♪
村のマルシェにも行ってみました。星の伝説にあやかった、素朴なはちみつとラベンダーの星の形のクッキーが売っていました★ 村歩きのお供に買っておくと小腹がすいても大丈夫です♪
そして、ムスティエ・サント・マリーは、あのマリー・アントワネットも大好きだったという、「ムスティエ焼き」という陶器の村でもあります。
17世紀に、イタリアのマジョリカ陶器の製法が、この村に伝えられ、上薬をかけて美しい装飾を施したファイアンス焼きの一種、「ムスティエ焼き」が、その後の伝統産業となりました。
ルイ14世が、領土の拡張政策をとり、戦費の調達に銀食器を供出させ、陶器に変えることを命じたことから、ムスティエのファイアンス陶器への需要が急増しました。19世紀以降は、競合する産地が現れ、徐々に勢いを失って行きましたが、それでもこうやって味わいのあるムスティエ焼きを生み出しています。
大事な方へのおみやげにもオススメです。
(桃)
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