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中米トライアングル??

~中米トライアングル;メキシコ、グアテマラ、キューバの魅力を探る~

プロフィール

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ますお めのす
居住地:
中南米>グアテマラ>グアテマラその他の都市
性別:
男性
年代:
70代
自己紹介:
あまりとりえのない人間ですが、唯一のよりどころとしてこれまで旅にその人生(生きがい?)を託してきました。その経験が少しでもお役に立つのなら、と思って登録いたしました(20年ほど前に一般旅行業務取扱主任試験(?)に合格したのですが結局それをいかす機会に恵まれなかったことを悔いている人生です。旅暦は45年約70ヶ国くらい?といったところです。)

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グアテマラへの道 8) メキシコシティから その3、タパチュラルート

2012/10/12 06:00
タパチュラ空港
エリア:
  • 中南米 > メキシコ > タパチュラ
  • 中南米 > グアテマラ > グアテマラその他の都市
テーマ:
  • 旅行準備
メキシコ辺境の地タパチュラTapachulaは日本との縁も深いところで、明治時代の榎本殖民の上陸の地として知られておりますが、それについて書かれている書物も多く、わたしの別のブログにも触れているのでここでは省略させていただきます。ただ、この地をわたしが最初に訪れたのはもう40年以上前で、その後も去年と今年のはじめに訪れたので、都合3回ほど足跡をしるしていることになります。それほどここが魅力的な街なのかというと実はそうでもなく、印象としてはただ暑いだけのほんとに辺境の地でしかありません。では、なぜに3度もかというと、ただグアテマラとの国境の街ということだけで、つまり最初(40数年前)はグアテマラ入国のために、そして去年はグアテマラの滞在期間(観光目的の場合ノービザですが、滞在期限は90日です)延長のために、今年はここから帰国のために飛んだということで、あくまでグアテマラに最も近い辺境の小都市という意味合いしかありません。しかし、実にグアテマラ関連で考えるときこの地が大きな意味を持ってくるのです。

今回のテーマである陸路でメキシコからグアテマラに入国するルートとして、このルートの利用価値も高いと思います。何回か引き合いに出している日本のガイドブックには(少し古い版のものですが)グアテマラ入国のルートとして最も短時間でいけるルートと記されていたのを記憶していますが、少なくともグアテマラシティを目指すのならその通りだと思います。メキシコシティからの距離では、前回紹介した二つのルートより少し遠く、直行バスでだいたい16〜18時間くらいかかります(メキシコのバスは等級があって価格も1000〜1500ペソと開きがある)。ただそこから先グアテマラシティまでが早いのです。というのもグアテマラという国はそのほとんどが山国で、その山間を縫うように昨日記したCA1(セントラルアメリカハイウェイNo,1)いってみればこの国の国道1号線が走っています。40年前はとんでもないひどい道だったと記憶してますが、今は片側2車線の立派なハイウェイとなっています(といってもこの国ではまだ高速道路というものはない)。ところが驚くなかれ、昨日中央ルートの国境の町と記したラメシアからグアテマラシティまでは約350kmくらいなのですが、その間わたしの記憶では直線道路が一ヶ所しかない、あとは全線山道・カープの連続です。ま、それでもこの国の優れたバスドライバー達はそんな険しい山道を他社に負けじと信じられないスピードで飛ばしていきます。それでラメシアの国境からグアテマラシティまでは7〜8時間です。さて、メキシコ・タパチュラからは2ヶ所の出口があると申し上げましたが、そのひとつにメキシコ・シウダヒダルゴ→グアテマラ・テクンウマンルートがあって、そのテクウウマンからグアテマラの中では比較的大きな街、レタルレウRetalhuleu、マサテナンゴMazatenango、エスキントゥラEscuintla(マサテナンゴだけはスチテペケスSuchitepequez県ですが、あとはそれぞれ同名の県のいずれも県庁所在地)を通ってグアテマラシティに出るのがCA2(一部CA9になるが)、いってみれば国道2号線です。こちらはメキシコから連なる南シェラマドレ山系の山すそを通っているのでアップダウンが比較的少ない平坦な路となっています。そしてその国境からシティまでの距離が250kmくらいなのでその間は6時間くらい、メキシコ側タパチュラからも直通バスがあってそれだと7時間です。ということでこのルートは各社ともグアテマラシティへの主要路として比較的デラックスなバスを投入しており本数も多い(1時間に1本、60Q?)、国境を越える国際バスは7時間で250Qくらいでした。つまり陸路でというかバスでグアテマラ入りする場合(特にグアテマラシティを目的地とした場合、あるいはその先の中米各国へ向かう場合)の最も入りやすいルートといえるのではないでしょうか(出る場合も)?。たぶん前回記したメキシコシティからの直通バスもこのルートを走っていると思われます。またタパチュラへの行き方としてオアハカ→タパチュラ(メキシコTAPO〜オアハカ400〜450ペソ 6時間、オアハカ〜タパチュラ400〜520ペソ 11〜12時間)もバスがあります。

さて、先に申し上げたようにわたしはこの国境を何回か出入りしています。この国の長期滞在者が滞在期間延長のためにとる方法としては、シティにあるイミグレーションオフィスでその手続きもできるらしいのですが、それよりもいったん外国に出て入りなおす人のほうが多いようです。その場合注意しなければならないのはグアテマラで有効な90日間はエルサルバドル、ホンデュラス、ニカラグアも含めてのことで、ということは上記の国に出ても期間の延長にはならないということです。なので、そのためにいったん外国に出るとは近隣国でいえば、メキシコかコスタリカかベリーズということになります。このうちコスタリカは少し遠いしベリーズはベリーズ入国のためのビザ代が高くつくので残された選択肢としてはメキシコが一番都合がよいということになります。ある情報によると、同じところから出てその日のうちに同じところから入りなおすこともできると聞いたこともあるのですが実際は引っかかる場合もあるらしい?。なので特にメキシコに用事がない人にはこの2ヶ所の入り口(出口?)があるタパチュラは結構重宝するのではないかと思われます。わたしの経験をいえば、シェラ<ケツェルテナンゴ>を朝発ってマラカタンMalacatan経由(コレクティボに乗り換え)で昼ころにはグアテマラ側国境の町エルカルメンEl Calmenにつき、小さな橋を渡ってメキシコ側の町タリスマンTalismanへ、そこからコレクティボで12ペソ(?今は少し値上がりしているかもしれない)でタパチュラの町へ出、そこで一泊して次の日は昼ころもう一方の出口(?)シウダヒダルゴCiudad Hidalgoまでまたコレクティボで(18〜20ペソ、4,50分かかる)、今度は結構長い橋を渡ってグアテマラ側の町テクンウマンCiudad Tecun Umanに入って、きた時とはまったく別ルートで夕方にはシェラに戻った、両国境ともなんら問題なく通過でき、かかった費用もほんのわずかですんだ(出入国費用としてし10Qくらいかかったか?バス代や宿泊代等は別のところに記したと思うが今は資料がなくてスミマセン)という経験があります。そう、そういう意味ではシェラに行くにも便利なルートだともいえそうです。

もうひとつここは欠くことのできない重要なポイントがあるのです。それは飛行場の存在です。タパチュラには国内線の空港があるので、この利用価値が高いということです。今ちなみにタパチュラ〜メキシコシティの航空券を検索してみると14,000〜15,000円です。一日2,3便しかありませんがシティまで1時間半です。一方前述したバスだとどうか?一番速くて高いバスで16時間1500ペソ(約1万円です、安いバスでも7000円くらい?)、これでは比較にならないと思います。もし途中寄り道するところがないのであれば、誰だって16時間のバスには乗りたくない、、ところが、というか、だからというか、ticketはなかなかとりにくくなっています。特にLCCの発達しているメキシコでもこの路線はLCCが飛んでいないので、だいたいいつも満席です。この路線は余裕をもった検索でないと難しいということですが、もし先のticketということならば、お得情報がひとつあります。この路線を飛んでいるのはAERO MEXICOだけですが、そこを傘下にもつ米国のアメリカン航空を利用する場合、日本からだと成田〜メキシコシティも、成田〜メキシコシティ経由(ストップオーバー可)タパチュラも同料金なのです。ということはメキシコ〜タパチュラ間がタダ、わたしは前言を翻してしまいます。おそらく日本〜グアテマラinの最安値は成田〜メキシコシティ経由タパチュラinして陸路でグアテマラに入る、特にリピーターの方々にはこの方法がお勧めではないかと思っております、、(今年3月にそのルートで日本に帰国しましたが、詳細はticket購入時に確認してください)。

(写真説明;タイトル画像はタパチュラ空港、下;直接本文とは関係がありませんが、タパチュラから北東100km?アカコヤグアAcacoyaguaにある榎本殖民の碑と、その100周年を記念した秋篠宮殿下の記念植樹の碑、いずれも今年3月撮影)

榎本殖民の碑
秋篠宮殿下 榎本殖民年記念植樹の碑
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