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旅倶楽部「こま通信」

~旅するように生きていこう~

旅倶楽部「こま通信」
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ニックネーム:
こまつうしん
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埼玉県
性別:
男性
年代:
60代
会社名:
旅倶楽部 こま通信
会社英字名:
会社所在地:
埼玉県
業種:
旅行業
自己紹介:
旅倶楽部「こま通信」代表

これまで三千日以上を旅してきて、より良い旅の為に《手造の旅》をはじめました。メンバーからの要望によって、一生モノの旅をつくっていきます。

《手造の旅》のご希望がありましたらご連絡ください。
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ビスカヤ橋

2012/05/29 23:56
上階の歩行路
エリア:
  • ヨーロッパ > スペイン > ビルバオ
テーマ:
  • 鉄道・乗り物
  • / 世界遺産
  • / 歴史・文化・芸術
ビルバオ市内から15分ほど川沿いに海に向かう。グッゲンハイム美術館を中心にした新しいビルバオ※下記からその様子ご覧くださいhttp://blog.goo.ne.jp/komatsusin/d/20120518
そこからどんどん時代を遡って産業革命時代から20世紀初頭の港へ向かっていく、そんな雰囲気がする。
つまり古い港地区にこの橋は建てられているのだ。ビスカヤ橋全景
今よりもきっと多かっただろう船の往来を妨げないようにして川を渡るにはどうすれば良いのか?19世紀後半のひとつの解決策として考案されたアイデアが現代でも生きている。

1890年4月に着工され、1893年7月に公式オープン。当時は木製のゴンドラが往来しており、座席も一等と二等があった。階層社会が厳然としていた時代である。この頃の木製のゴンドラから、何度も代替して今は五代目、1998年から運行している。145メートルの川を二分で渡り、一度に普通車六台と六百人を運ぶことが出来る。
ゆきかう五代目ゴンドラ
設計者アルベルト・パラシオはあのエッフェル塔のギュスターブ・エッフェルの弟子。
アルベルト・パラシオ
2006年の世界遺産指定前にヨーロッパ文化遺産に認定されている。
ヨーロッパ文化遺産です
地上45メートルの上階を徒歩で歩くことができる。
上階の歩行路
眼下のゴンドラ。
ゴンドラを上からみる
海に向かって左側は丘に旧市街の広がるポルトカレーテ地区。中世から17世紀後半までここはビルバオとは別の市であり、競争相手であった。1691年、ついにビルバオの圧力で城壁が壊されてしまった。

反対側は平地の続くゲチョ地区
ゲチョ地区方向
こちらには19世紀以来各国の領事館や別荘が立ち並び新しい港と共に繁栄していった。
この海岸地帯で安全に住むために施された護岸工事の記念碑が海辺に建っている。
港湾地域護岸工事記念碑

上階の橋を渡っていて、人が入るための妙な箱があることに気づいた。コントロールルーム
説明書きによると、なんと1999年まではコントロール室として24時間365日ここに監視員が入っていたのだそうだ、びっくり!
当時の港湾法により、船の往来を最優先にするために監視をおかなくてはならなかったのだという。現在はコンピューター制御されていてお役御免。

この橋が観光地として宣伝されるようになってきたのは、まさにこのコントロールルームが不要となってからであった。
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