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- ピラトゥス最高峰からの夕陽
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エリア:
- ヨーロッパ>スイス
- テーマ:ハイキング・登山
- 投稿日:2011/06/30 13:07
- コメント(0)
ピラトゥス山頂のホテルに宿泊するからこそ楽しめる夕陽がある。
最後のゴンドラや山岳列車が終わると二つしかない小さなホテルの宿泊客しかいなくなる。静かになった山頂駅から最高峰のトムリスホルンを目指した。
ピラトゥス峰は三つのピークから構成されている。

いちばん左側がトムリスホルン峰標高2132メートル。ここまで地元の標識では40分と出ているが、のんびり歩く我々には一時間程度というところか。※下の写真靴マーク?の看板

ホテルのある場所がすでに二千メートルを超えているから道は比較的平坦である。もちろんアップダウンはあるけれど、眼下にすばらしい景色を見張らす道。
近くの湖がルツェルンの面するフィアー・ヴァルト・シュテッテ湖、向こうに見えるのがツーク湖。
突然鹿に出会う。距離は十メートルほど。こちらよりもあちらのほうがびっくりしている様子。岩の上からじっとこちらを見ている。

尾根の上に出ると夕陽があたる。

さらに急な斜面に入ると、今度は素晴らしい角のシュタインボックのシルエットが二つ!とっさにカメラを向けるが、ピントがしっかり合う時間まではなかった。
谷向こうという雰囲気でユングフラウなどおなじみの峰峰が連なっている。
この道はトムリスホルンへだけ続くのではない。頂上へ上がるこの標識を見落とさないで上がっていく。
すでに今日2011年6月26日の日の入り時間21時30分になろうとしている。

ここまで歩いてきた尾根が夕陽に染まっている。

ピラトゥスの山頂ホテルに泊まり、さらにこれだけの好天に恵まれなければ見られない360度の天体ショー。まちがいなく一生モノの瞬間。

最後のゴンドラや山岳列車が終わると二つしかない小さなホテルの宿泊客しかいなくなる。静かになった山頂駅から最高峰のトムリスホルンを目指した。
ピラトゥス峰は三つのピークから構成されている。

いちばん左側がトムリスホルン峰標高2132メートル。ここまで地元の標識では40分と出ているが、のんびり歩く我々には一時間程度というところか。※下の写真靴マーク?の看板

ホテルのある場所がすでに二千メートルを超えているから道は比較的平坦である。もちろんアップダウンはあるけれど、眼下にすばらしい景色を見張らす道。

突然鹿に出会う。距離は十メートルほど。こちらよりもあちらのほうがびっくりしている様子。岩の上からじっとこちらを見ている。

尾根の上に出ると夕陽があたる。

さらに急な斜面に入ると、今度は素晴らしい角のシュタインボックのシルエットが二つ!とっさにカメラを向けるが、ピントがしっかり合う時間まではなかった。

谷向こうという雰囲気でユングフラウなどおなじみの峰峰が連なっている。

この道はトムリスホルンへだけ続くのではない。頂上へ上がるこの標識を見落とさないで上がっていく。

すでに今日2011年6月26日の日の入り時間21時30分になろうとしている。

ここまで歩いてきた尾根が夕陽に染まっている。



- ギリシャ料理はおいしい!
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エリア:
- ヨーロッパ>ギリシャ
- テーマ:グルメ
- 投稿日:2011/06/01 00:15
- コメント(2)
●タコのウゾー煮 これはギリシャでなければ食べられない料理である。

「ギリシャ料理っておいしい!」と目からウロコをとってくれた料理であった。
タコ、オリーブ、トマト、たまねぎ。それにオレンジの甘さがアクセントになっている。そして決め手はウゾーの風味。
ウゾーはギリシャに典型的な蒸留酒。原料はぶどうなどをつぶしたもので、簡単にはワインの搾りかすを蒸留したものだそうだが、その実かなりのバラエティがある。日本酒のように千差万別の味わいだ。
ウゾーは柑橘系の甘さによくあうと聞いたことがある。グレープフルーツジュースをいれてカクテルにもする。
●エビのメタクサソース 焼いたエビの上に、ギリシャのブランデーであるメタクサを使ったソースがかかっていた。
これもまたギリシャでなくては味わえない。
ヨーロッパ料理のなかで、「ギリシャ料理」というとどんなイメージだろう?「イタリア料理」や「フランス料理」「スペイン料理」というとすぐに浮かんでくる料理があり、=おいしい、という印象を持っている日本人が多いのに比べ、「ギリシャ料理」は=おいしい、というイメージでは語られてないように思える。実にもったいない。おざなりなツアーメニューからもう少し踏み込めば、そこにはギリシャでなくては味わえないおいしさがちゃんとあるのだ。
ギリシャ在住の日本人の友人は「ギリシャ料理は新鮮な食材をいかすだけでよい」と言った。●新鮮なエビ はこんなふうに焼くだけで実においしい。

魚は日本のように焼くだけで充分。パトモス島の港から奥に少し入ったレストランで出された名前もよく分からない魚だけれど、ジューシーな身であった。
「うまいだろ?今朝、俺が漁ってきたんだ」と、運んできてくれたいかにもたくましいお兄さんが言った。
●黒鯛のグリル 醤油をかけると日本風になるな、と思った。もちろんかけなくておいしかったけれど。
そう、そこで気付いた。
「素材を生かす」というのは、どの国の料理でも重要な事。「ギリシャらしさ」を感じさせてくれるのは、その国に定番の匂いや基礎になる味。日本なら醤油や味噌、出汁の味にある。
「ギリシャ的な料理のポイントは何?」との質問に、現地で暮らす人は「オリーブオイル」とか「レモン」とか答えてくれたが、それは地中海全域に共通している。
ギリシャでなくては無い風味というのは、冒頭のタコ料理につかわれていたウゾーであり、エビ料理のソースに使われたメタクサのようなものではないか、と、これは個人的な感想ですが・・・。
さらに、MASTIC(=乳香樹脂)というのも、注意しているとよくよく使われている。
下は●野菜のグリル 素材も抜群においしかったけれど、そこに添えられたソースに使われていたのは⇒マスタード、バルサミコ、オリーブオイル、そしてMASTICが決定的なギリシャ的個性を演出していた。

●鱈の身をふわふわにほぐして軽くコロッケのようにしたものだが、白く見えるソースの材料はヨーグルトとクリーム、それにMASTICだった。
★美味しかったギリシャ料理に共通して感じ取れたこのMASTICが、自分の中では象徴的に「ギリシャ料理の香り」として認識されている。しかし、MASTICそのものの味はまったく好きではない小松です。
以下に、まだまだあるある、美味しかったギリシャ料理を。
●ラムチョップはデルフィのお気に入りのお店にて。本数でなくキロ単位で注文するシロモノ。
●ズッキーニのコロッケ 新鮮なズッキーニの味わいがしっかり。
●イェミスタ くりぬいたトマトやパプリカの中に調理した米を詰めたもの。中身が分かるように拡大。
●「ハルミチーズ」を茄子で巻いてあげたもの
●「ハルミチーズ」はキプロスのチーズ。おなじく茄子で巻いてあるが、さらにドライトマトとハーブのソースで味付けされていて、より洗練された雰囲気。
●レモンの皮の蜂蜜漬け パトモス島のレストランで出してくれた、お手製のひと品。
ああ、写真で味は伝わりません(笑)

「ギリシャ料理っておいしい!」と目からウロコをとってくれた料理であった。
タコ、オリーブ、トマト、たまねぎ。それにオレンジの甘さがアクセントになっている。そして決め手はウゾーの風味。
ウゾーはギリシャに典型的な蒸留酒。原料はぶどうなどをつぶしたもので、簡単にはワインの搾りかすを蒸留したものだそうだが、その実かなりのバラエティがある。日本酒のように千差万別の味わいだ。
ウゾーは柑橘系の甘さによくあうと聞いたことがある。グレープフルーツジュースをいれてカクテルにもする。
●エビのメタクサソース 焼いたエビの上に、ギリシャのブランデーであるメタクサを使ったソースがかかっていた。

これもまたギリシャでなくては味わえない。
ヨーロッパ料理のなかで、「ギリシャ料理」というとどんなイメージだろう?「イタリア料理」や「フランス料理」「スペイン料理」というとすぐに浮かんでくる料理があり、=おいしい、という印象を持っている日本人が多いのに比べ、「ギリシャ料理」は=おいしい、というイメージでは語られてないように思える。実にもったいない。おざなりなツアーメニューからもう少し踏み込めば、そこにはギリシャでなくては味わえないおいしさがちゃんとあるのだ。
ギリシャ在住の日本人の友人は「ギリシャ料理は新鮮な食材をいかすだけでよい」と言った。●新鮮なエビ はこんなふうに焼くだけで実においしい。

魚は日本のように焼くだけで充分。パトモス島の港から奥に少し入ったレストランで出された名前もよく分からない魚だけれど、ジューシーな身であった。


そう、そこで気付いた。
「素材を生かす」というのは、どの国の料理でも重要な事。「ギリシャらしさ」を感じさせてくれるのは、その国に定番の匂いや基礎になる味。日本なら醤油や味噌、出汁の味にある。
「ギリシャ的な料理のポイントは何?」との質問に、現地で暮らす人は「オリーブオイル」とか「レモン」とか答えてくれたが、それは地中海全域に共通している。
ギリシャでなくては無い風味というのは、冒頭のタコ料理につかわれていたウゾーであり、エビ料理のソースに使われたメタクサのようなものではないか、と、これは個人的な感想ですが・・・。
さらに、MASTIC(=乳香樹脂)というのも、注意しているとよくよく使われている。
下は●野菜のグリル 素材も抜群においしかったけれど、そこに添えられたソースに使われていたのは⇒マスタード、バルサミコ、オリーブオイル、そしてMASTICが決定的なギリシャ的個性を演出していた。

●鱈の身をふわふわにほぐして軽くコロッケのようにしたものだが、白く見えるソースの材料はヨーグルトとクリーム、それにMASTICだった。

★美味しかったギリシャ料理に共通して感じ取れたこのMASTICが、自分の中では象徴的に「ギリシャ料理の香り」として認識されている。しかし、MASTICそのものの味はまったく好きではない小松です。
以下に、まだまだあるある、美味しかったギリシャ料理を。
●ラムチョップはデルフィのお気に入りのお店にて。本数でなくキロ単位で注文するシロモノ。

●ズッキーニのコロッケ 新鮮なズッキーニの味わいがしっかり。

●イェミスタ くりぬいたトマトやパプリカの中に調理した米を詰めたもの。中身が分かるように拡大。

●「ハルミチーズ」を茄子で巻いてあげたもの

●「ハルミチーズ」はキプロスのチーズ。おなじく茄子で巻いてあるが、さらにドライトマトとハーブのソースで味付けされていて、より洗練された雰囲気。

●レモンの皮の蜂蜜漬け パトモス島のレストランで出してくれた、お手製のひと品。

ああ、写真で味は伝わりません(笑)
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