-
エリア:
- アジア > スリランカ
-
テーマ:
- その他
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、外出禁止令が続いているスリランカです。
スリランカ最大の商業都市コロンボはハイリスク地域に指定されており、3/20の外出禁止令発令から3日後の3/24に一時解除はありましたが、それ以降は一度も外出禁止令が解除になっていません。
現在、5/4から日中のみ(5〜20時)外出禁止令が解除になると通知されていますが、3/24から5/4までじつに45日間の外出禁止生活となります。
スリランカの場合、ほかの国のように「スーパーなど必須な買い出しは可能」でも「運動のための散歩は可能」でもありません。
『許可証(デリバリー業者やライフラインにかかわる仕事など)のない者の外出は一切不可』(緊急を除く)という厳しいものです。違反をすると捕まります。
以前の投稿(タイトル「買い出し協奏曲」)で、外出禁止令発令期間中の食料や薬の買い出し等は、すべてデリバリーで行われると書きました。
現在は、事前注文のデリバリーのほかに、集合住宅地などには野菜や日用品の移動販売が来ています。
ものを買うのに必要なのはお金。
デビットカードやクレジットカードなどキャッシュレスで買えるところも多いですが、移動販売などはたいてい現金。
1か月以上続く外出禁止令期間中、手持ちのお金を作るにはどうしたら??
なんと銀行(ATM)が来てくれるんです‼
各銀行、ATMや簡易銀行窓口機能が備わった移動車を所有しています。
それらの移動車が、ATMが身近にない地域(外出禁止令期間も徒歩圏内のATMへの外出は黙認されている状況です)に出張してくれるのです。
銀行のホームページやFacebookなどのSNSなどには、訪問日時と訪問箇所が通知されています。
では移動銀行、移動ATM車の様子を見てみましょう。
写真はNDB銀行(赤い移動車)とCommercial Bank(青い移動車)より転載しました。
開始前には、公衆衛生官によるスタッフへの衛生指導が入っている模様です。
またハンドサニタイザー(手指消毒剤)がきちんと用意されています。
現金を積載した車ですので、銃をもった警官が警備にあたります。
いざ営業開始。みんな、前後の人との距離を保ちながら並んでいます。
ATM車の中。ATM機がおかれており、通常のATMと変わりはありません。
こちらの銀行の移動車にも、みんな前後にスペースをあけて並んでいます。
こちらの銀行の移動車は、後部が記入台になっているようです。
ATMだけでなく、銀行の窓口そのものが出張。
車ですが、店頭の銀行そのものです。
--------
外出禁止令の期間、食糧販売や薬局などライフラインに直結する業種以外はすべて休業中し、多くの職種で業務が完全に停止した状態です。
それに伴い収入がゼロもしくは激減したりと、様々な弊害が出ています。
言ってみればスリランカは現在、経済の停滞した不況な情勢にあるといえます。
そんな中、ATMや銀行窓口の移動車が各地域を走っています。
来る場所と時間は事前に告知されています。
写真からわかるように銃を手にした警官はいますが、混乱が起きている様子はありません。
こんなところからも、スリランカの治安の良さがわかるのではないでしょうか。
スリランカ最大の商業都市コロンボはハイリスク地域に指定されており、3/20の外出禁止令発令から3日後の3/24に一時解除はありましたが、それ以降は一度も外出禁止令が解除になっていません。
現在、5/4から日中のみ(5〜20時)外出禁止令が解除になると通知されていますが、3/24から5/4までじつに45日間の外出禁止生活となります。
スリランカの場合、ほかの国のように「スーパーなど必須な買い出しは可能」でも「運動のための散歩は可能」でもありません。
『許可証(デリバリー業者やライフラインにかかわる仕事など)のない者の外出は一切不可』(緊急を除く)という厳しいものです。違反をすると捕まります。
以前の投稿(タイトル「買い出し協奏曲」)で、外出禁止令発令期間中の食料や薬の買い出し等は、すべてデリバリーで行われると書きました。
現在は、事前注文のデリバリーのほかに、集合住宅地などには野菜や日用品の移動販売が来ています。
ものを買うのに必要なのはお金。
デビットカードやクレジットカードなどキャッシュレスで買えるところも多いですが、移動販売などはたいてい現金。
1か月以上続く外出禁止令期間中、手持ちのお金を作るにはどうしたら??
なんと銀行(ATM)が来てくれるんです‼
各銀行、ATMや簡易銀行窓口機能が備わった移動車を所有しています。
それらの移動車が、ATMが身近にない地域(外出禁止令期間も徒歩圏内のATMへの外出は黙認されている状況です)に出張してくれるのです。
銀行のホームページやFacebookなどのSNSなどには、訪問日時と訪問箇所が通知されています。
では移動銀行、移動ATM車の様子を見てみましょう。
写真はNDB銀行(赤い移動車)とCommercial Bank(青い移動車)より転載しました。
開始前には、公衆衛生官によるスタッフへの衛生指導が入っている模様です。
またハンドサニタイザー(手指消毒剤)がきちんと用意されています。
現金を積載した車ですので、銃をもった警官が警備にあたります。
いざ営業開始。みんな、前後の人との距離を保ちながら並んでいます。
ATM車の中。ATM機がおかれており、通常のATMと変わりはありません。
こちらの銀行の移動車にも、みんな前後にスペースをあけて並んでいます。
こちらの銀行の移動車は、後部が記入台になっているようです。
ATMだけでなく、銀行の窓口そのものが出張。
車ですが、店頭の銀行そのものです。
--------
外出禁止令の期間、食糧販売や薬局などライフラインに直結する業種以外はすべて休業中し、多くの職種で業務が完全に停止した状態です。
それに伴い収入がゼロもしくは激減したりと、様々な弊害が出ています。
言ってみればスリランカは現在、経済の停滞した不況な情勢にあるといえます。
そんな中、ATMや銀行窓口の移動車が各地域を走っています。
来る場所と時間は事前に告知されています。
写真からわかるように銃を手にした警官はいますが、混乱が起きている様子はありません。
こんなところからも、スリランカの治安の良さがわかるのではないでしょうか。
- タグ:
- スリランカ
- コロナウイルス
- Covid-19