-
エリア:
- アジア > スリランカ > キャンディ
- アジア > スリランカ > スリランカその他の都市
-
テーマ:
- お祭り・イベント
- / 鑑賞・観戦
- / 歴史・文化・芸術
今週の7/25日より、世界遺産の町キャンディで10日間に渡りペラヘラ祭りが開催されます。
キャンディ(Kandy)はスリランカ中央に位置し「スリランカの古都」と称される町です。
シンハラ王朝最後の都として、1815年にイギリスに統治されるまで約300年にわたって首都として繁栄していました。
この地で毎年夏に開催されるのが「エサラ・ペラヘラ祭」。ペラヘラ祭はスリランカ各地で行われますが、このキャンディのエサラ・ペラヘラ祭がスリランカで最も規模の大きなペラヘラ祭りとなります。
様々な衣装を身にまとったダンサーたちが、キャンディやスリランカ各地の伝統舞踊を舞いながら行進します。ファイヤーダンスもあり、とても美しく迫力があります。
電飾やきらびやかな衣装を纏ったゾウもダンサーと共に行進します。
中でも仏歯を入れた容器を載せたゾウは、牙が美しく伸びた選ばれしゾウです。
キャンディのエサラ・ペラヘラは、もとは「エサラペラヘラ」と「ダラダペラヘラ」2つの別のペラヘラ(スリランカの言葉で’行列’の意味)が融合したものと考えられています。
「エサラ・ペラヘラ」は、紀元前3世紀に遡ると考えられており、元は神々に雨ごいの儀式として行われていました。
「ダラダ・ペラヘラ」は、仏陀の神聖な歯の遺物(犬歯)が紀元4世紀にインドからスリランカに持ち込まれた時に、そのお披露目のためのペラヘラとして始まったと考えられています。
現在のペラヘラは、シンハラ王朝のラジャシンゲ王(1747年〜1781年)の統治時代にまでさかのぼります。
この時代、仏歯は国王の私有財産とみなされ一般の人々がそれを崇拝する機会はありませんでした。しかし、ラジャシンゲ王は、この仏歯をペラヘラで大衆が見て崇拝できるようにすることを決定しました。
(1815年にシンハラ王朝がイギリスに滅ぼされると、仏歯の保管は仏歯寺の仏教聖職者に委ねられ、現在に至ります)。
10日間に渡り繰り広げられるエサラ・ペラヘラ。
前半の5日間を「クンバルペラヘラ」、後半の5日間を「ランド-リペラヘラ」といいます。ペラヘラ(行列)の規模は、後半になるに従って大きくなります。
この盛大な祭り、毎年海外からの観光客も多く訪れます。
ペラヘラが鑑賞できる良席は高値で販売され、キャンディのホテはこのペラヘラの期間は宿泊料金が高騰します。
祭りの開始は、ホロスコープにより吉兆である時間に開始されるため、日により開始時刻が異なりますが、たいてい18時から20時台の開始となり、終了は夜中近くとなります。
大変混雑するため、いったん席に着くと抜け出すこともままならず、小さなお子様連れの方のみならず、大人の方でも鑑賞を懸念される方も少なくありません。
しかし、今年は新型コロナウイスの感染症が世界的に広がり、スリランカも9月まで観光客の受け入れを停止する予定となっています。
鑑賞したくても鑑賞が叶わない方に向けて、今年は下記のウェブページでインターネットで中継を見ることができます。
https://kandyesalaperahera.com/
ペラヘラの開催期間(10日間)に渡り見られる格好の機会です。
スリランカ時間は日本より3時間半遅いため、日本時間では遅い時間の開始となりますが、是非ペラヘラ祭り、鑑賞してみてください。
そして、世界的に新型コロナウイルス感染症が収束して、気軽に旅行ができるようになったら、ぜひ実際のペラヘラ祭りも体験ください。
キャンディ(Kandy)はスリランカ中央に位置し「スリランカの古都」と称される町です。
シンハラ王朝最後の都として、1815年にイギリスに統治されるまで約300年にわたって首都として繁栄していました。
この地で毎年夏に開催されるのが「エサラ・ペラヘラ祭」。ペラヘラ祭はスリランカ各地で行われますが、このキャンディのエサラ・ペラヘラ祭がスリランカで最も規模の大きなペラヘラ祭りとなります。
様々な衣装を身にまとったダンサーたちが、キャンディやスリランカ各地の伝統舞踊を舞いながら行進します。ファイヤーダンスもあり、とても美しく迫力があります。
電飾やきらびやかな衣装を纏ったゾウもダンサーと共に行進します。
中でも仏歯を入れた容器を載せたゾウは、牙が美しく伸びた選ばれしゾウです。
キャンディのエサラ・ペラヘラは、もとは「エサラペラヘラ」と「ダラダペラヘラ」2つの別のペラヘラ(スリランカの言葉で’行列’の意味)が融合したものと考えられています。
「エサラ・ペラヘラ」は、紀元前3世紀に遡ると考えられており、元は神々に雨ごいの儀式として行われていました。
「ダラダ・ペラヘラ」は、仏陀の神聖な歯の遺物(犬歯)が紀元4世紀にインドからスリランカに持ち込まれた時に、そのお披露目のためのペラヘラとして始まったと考えられています。
現在のペラヘラは、シンハラ王朝のラジャシンゲ王(1747年〜1781年)の統治時代にまでさかのぼります。
この時代、仏歯は国王の私有財産とみなされ一般の人々がそれを崇拝する機会はありませんでした。しかし、ラジャシンゲ王は、この仏歯をペラヘラで大衆が見て崇拝できるようにすることを決定しました。
(1815年にシンハラ王朝がイギリスに滅ぼされると、仏歯の保管は仏歯寺の仏教聖職者に委ねられ、現在に至ります)。
10日間に渡り繰り広げられるエサラ・ペラヘラ。
前半の5日間を「クンバルペラヘラ」、後半の5日間を「ランド-リペラヘラ」といいます。ペラヘラ(行列)の規模は、後半になるに従って大きくなります。
この盛大な祭り、毎年海外からの観光客も多く訪れます。
ペラヘラが鑑賞できる良席は高値で販売され、キャンディのホテはこのペラヘラの期間は宿泊料金が高騰します。
祭りの開始は、ホロスコープにより吉兆である時間に開始されるため、日により開始時刻が異なりますが、たいてい18時から20時台の開始となり、終了は夜中近くとなります。
大変混雑するため、いったん席に着くと抜け出すこともままならず、小さなお子様連れの方のみならず、大人の方でも鑑賞を懸念される方も少なくありません。
しかし、今年は新型コロナウイスの感染症が世界的に広がり、スリランカも9月まで観光客の受け入れを停止する予定となっています。
鑑賞したくても鑑賞が叶わない方に向けて、今年は下記のウェブページでインターネットで中継を見ることができます。
https://kandyesalaperahera.com/
ペラヘラの開催期間(10日間)に渡り見られる格好の機会です。
スリランカ時間は日本より3時間半遅いため、日本時間では遅い時間の開始となりますが、是非ペラヘラ祭り、鑑賞してみてください。
そして、世界的に新型コロナウイルス感染症が収束して、気軽に旅行ができるようになったら、ぜひ実際のペラヘラ祭りも体験ください。
- タグ:
- スリランカ
- 祭り
- エサラペラヘラ
- ペラヘラ
- キャンディペラヘラ