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現在スリランカでは、2か月ぶりの新型コロナウイルスの市中感染が広がりを見せており、感染者の多い地域は外出禁止令が課されるなど、感染の拡大を抑えようとしています。
そんな中、今月(10月)よりスリランカの奨学金試験ならびにAレベルの各種試験が始まっています。
本来は8月に行われるはずだった試験ですが、新型コロナウイル感染症(Covid-19)により延期されていました。
試験開始期間直前に、上述の通り市中感染ならびにクラスターが発生しましたが、試験結果により進路が決定されるため、これ以上の延期はできないと安全衛生の対策が取られる中での開始となりました。
写真はDaily Mirrorより
スリランカの教育制度は、日本の教育制度に置き換えると、
5歳の1月※から10歳まで小学校が5年間(1年生から5年生)、
※スリランカの学校は1月はじまり
10歳から14歳まで中学校が4年間(6年生から9年生)、
14歳から16歳まで中学校と高校の間(後期中等)が2年間(10,11年生)、
16歳から18歳まで高校が2年間(12,13年生)
という仕組みになっています。
スリランカの公立学校、国立大学の学費は無料となっています。
日本の試験制度にあたるのは、5年生から6年生に上がる年にシッシャッテと呼ばれる奨学金試験があります。
この奨学金試験で好成績を収めると、中学校から進学校に転校できたり奨学金を受けることができます。
次は11年生の12月にOレベル(G.C.E.O/L)と呼ばれる高校入学試験に相当する試験が行われます。
このOレベル試験で、ある程度の成績を収めたものだけが、12年生に進学できます。
次は13年生の8月(2020年はCovid-19の影響により10月実施)にAレベル(G.C.E.A/L)と呼ばれる大学入試試験に相当する試験があり、これに合格した者だけが大学への入学資格を与えられます。
約35万人いる学生のうち、Aレベルまで進めるのは約12万人、大学入学資格が与えられるのは約7万人ほどいるといわれていますが、大学の数が限られており(国立大は15校)そこから実際に大学に進めるのは約2万人といわれており、とても厳しい世界です。
1年生から5年までは家の近くの学校に通う子供が多いですが、シッシャッテで少しでも良い学校に入れるように、OならびにAレベル試験を突破できるようにと親も教育に力を入れており、学校が終わってからや休みの日に塾に通う子も多くみられます。
塾の講師は専門の人もいますが、学校の先生がアルバイトとして就業後に塾の講師を務めている人も多くいます。
スリランカを旅行で訪れた方は、「穏やかでのんびりした国。子供の笑顔がかわいらしい国」という感想を持たれる方が多いですが、教育事情はなかなか厳しい世界となっており、鬱やノイローゼになってしまう子供、自殺してしまう子供も少なくなく、スリランカの教育問題が浮き彫りになっています。
そんな中、今月(10月)よりスリランカの奨学金試験ならびにAレベルの各種試験が始まっています。
本来は8月に行われるはずだった試験ですが、新型コロナウイル感染症(Covid-19)により延期されていました。
試験開始期間直前に、上述の通り市中感染ならびにクラスターが発生しましたが、試験結果により進路が決定されるため、これ以上の延期はできないと安全衛生の対策が取られる中での開始となりました。
写真はDaily Mirrorより
スリランカの教育制度は、日本の教育制度に置き換えると、
5歳の1月※から10歳まで小学校が5年間(1年生から5年生)、
※スリランカの学校は1月はじまり
10歳から14歳まで中学校が4年間(6年生から9年生)、
14歳から16歳まで中学校と高校の間(後期中等)が2年間(10,11年生)、
16歳から18歳まで高校が2年間(12,13年生)
という仕組みになっています。
スリランカの公立学校、国立大学の学費は無料となっています。
日本の試験制度にあたるのは、5年生から6年生に上がる年にシッシャッテと呼ばれる奨学金試験があります。
この奨学金試験で好成績を収めると、中学校から進学校に転校できたり奨学金を受けることができます。
次は11年生の12月にOレベル(G.C.E.O/L)と呼ばれる高校入学試験に相当する試験が行われます。
このOレベル試験で、ある程度の成績を収めたものだけが、12年生に進学できます。
次は13年生の8月(2020年はCovid-19の影響により10月実施)にAレベル(G.C.E.A/L)と呼ばれる大学入試試験に相当する試験があり、これに合格した者だけが大学への入学資格を与えられます。
約35万人いる学生のうち、Aレベルまで進めるのは約12万人、大学入学資格が与えられるのは約7万人ほどいるといわれていますが、大学の数が限られており(国立大は15校)そこから実際に大学に進めるのは約2万人といわれており、とても厳しい世界です。
1年生から5年までは家の近くの学校に通う子供が多いですが、シッシャッテで少しでも良い学校に入れるように、OならびにAレベル試験を突破できるようにと親も教育に力を入れており、学校が終わってからや休みの日に塾に通う子も多くみられます。
塾の講師は専門の人もいますが、学校の先生がアルバイトとして就業後に塾の講師を務めている人も多くいます。
スリランカを旅行で訪れた方は、「穏やかでのんびりした国。子供の笑顔がかわいらしい国」という感想を持たれる方が多いですが、教育事情はなかなか厳しい世界となっており、鬱やノイローゼになってしまう子供、自殺してしまう子供も少なくなく、スリランカの教育問題が浮き彫りになっています。
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