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サントン人形
この可愛らしいお人形は何でしょう?
南仏プロヴァンスでは、12月4日聖バルブの麦蒔きの後、キリスト誕生をテーマにサントン(santons)という粘土細工の小さな人形を飾ります。
この展示は、クレッシュ(crèche =飼い葉桶)と呼ばれ、登場人物は、キリスト、ヨセフ、マリア、東方の三博士、天使、牛、ロバなど。 こだわる人は、旧約聖書どおり、キリストは誕生日12月25日午前0時から、東方の三博士は贈り物を持ってキリストの馬小屋に到着した1月6日から飾るとか。
この期間なら、エクス・アン・プロヴァンスのミラボー通りでサントン人形による「キリスト誕生」と南仏プロヴァンスのジオラマが見学できます!
また、エクス・アン・プロヴァンスのサントン市(Foire aux santons)が ロトンド噴水広場の横で開かれます。工房でひとつひとつ手作りされたサントン人形が売られています。ラヴェンダー畑、羊の群れと羊飼いなど、プロヴァンスの伝統的な風物詩の人形もたくさんあります。
この可愛らしいお人形は何でしょう?
南仏プロヴァンスでは、12月4日聖バルブの麦蒔きの後、キリスト誕生をテーマにサントン(santons)という粘土細工の小さな人形を飾ります。
この展示は、クレッシュ(crèche =飼い葉桶)と呼ばれ、登場人物は、キリスト、ヨセフ、マリア、東方の三博士、天使、牛、ロバなど。 こだわる人は、旧約聖書どおり、キリストは誕生日12月25日午前0時から、東方の三博士は贈り物を持ってキリストの馬小屋に到着した1月6日から飾るとか。
この期間なら、エクス・アン・プロヴァンスのミラボー通りでサントン人形による「キリスト誕生」と南仏プロヴァンスのジオラマが見学できます!
また、エクス・アン・プロヴァンスのサントン市(Foire aux santons)が ロトンド噴水広場の横で開かれます。工房でひとつひとつ手作りされたサントン人形が売られています。ラヴェンダー畑、羊の群れと羊飼いなど、プロヴァンスの伝統的な風物詩の人形もたくさんあります。
「王様のケーキ」(ガトー・デ・ロワ)とは?
南仏プロヴァンスでは、1月になると、パン屋さんやケーキ屋さんに「王様のケーキ」(ガトー・デ・ロワ)が並びます。
カラフルなフルーツの砂糖漬けで飾られたドーナツ型(王冠の形)のブリオッシュです。どうして「王様のケーキ」なんでしょうか?
このお菓子は、南仏プロヴァンスの習慣のひとつで、東方から3人の博士(フランス語では王(rois ロワ)と訳されている)がイエスが誕生した馬小屋に贈り物を持ってたどり着いたとされる日、1月6日公現祭(エピファニー)を祝って食べます。
「王様のケーキ」には、乾燥ソラマメ(フェーブ)と、陶器の小さな人形(sujet スジェ)が1つづつ入っていて、食べ方にルールがあります。何人かで「王様のケーキ」を食べる場合、一番年下の人が、テーブルの下に入ります。
別の人がテーブルの上でケーキを切り分け、「この一切れは誰が食べるの?」と言い、テーブルの下の人が決めて応えます。自分のケーキの中からソラマメが出てきた人は、その日は王様です!紙製の金の王冠をもらえます。人形が当たった人は、王妃様だそうです。
家族やお友達と「王様のケーキ」で楽しいティータイムが過ごせそうですね!
南仏プロヴァンスでは、1月になると、パン屋さんやケーキ屋さんに「王様のケーキ」(ガトー・デ・ロワ)が並びます。
カラフルなフルーツの砂糖漬けで飾られたドーナツ型(王冠の形)のブリオッシュです。どうして「王様のケーキ」なんでしょうか?
このお菓子は、南仏プロヴァンスの習慣のひとつで、東方から3人の博士(フランス語では王(rois ロワ)と訳されている)がイエスが誕生した馬小屋に贈り物を持ってたどり着いたとされる日、1月6日公現祭(エピファニー)を祝って食べます。
「王様のケーキ」には、乾燥ソラマメ(フェーブ)と、陶器の小さな人形(sujet スジェ)が1つづつ入っていて、食べ方にルールがあります。何人かで「王様のケーキ」を食べる場合、一番年下の人が、テーブルの下に入ります。
別の人がテーブルの上でケーキを切り分け、「この一切れは誰が食べるの?」と言い、テーブルの下の人が決めて応えます。自分のケーキの中からソラマメが出てきた人は、その日は王様です!紙製の金の王冠をもらえます。人形が当たった人は、王妃様だそうです。
家族やお友達と「王様のケーキ」で楽しいティータイムが過ごせそうですね!
- フランス最大の「祝福の谷の修道院」
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス>アヴィニョン
- テーマ:観光地 街中・建物・景色
- 投稿日:2017/11/29 09:28
- コメント(0)
フランス最大の「祝福の谷の修道院」
ローヌ川を挟んで南仏アヴィニョンの反対側にある街、ヴィルヌーブ・レ・ザヴィニョンは、あまり知られていませんが、実は見応えのある名所が集まっています。
サン・タンドレ要塞の隣の「祝福の谷の修道院」(Chartreuse du Val de Bénédiction シャルトゥルーズ・デュ・バル・ド・ベネディクスィヨン)も、そのひとつです。
このフランス最大のカルトゥジオ修道院は、14世紀に教皇イノケンティウス6世によって建立されました。
フランス革命で大きな被害を受けましたが、修復され、今ではアーティストの活動の場になっています。7月のアヴィニョン演劇祭の舞台にもなり、文化的に重要な役割を果たしています。
教皇宮殿のフレスコ画も手がけたマッテオ・ジョヴァネッティによるチャペルのフレスコ画、美しい3つの回廊、色とりどりの花が咲き乱れる庭が訪れる人の心を惹きつけます。
南仏の力強い日の光がさしこむ回廊を歩き、みどり鮮やかな中庭からどこまでも広がる青空を見上げると、清々しく、祝福された気持ちになります。
夏季は、ガーデン・レストラン「レ・ジャルダン・デテ」(Les Jardins d'été)で食事ができます。カフェもあります。
ローヌ川を挟んで南仏アヴィニョンの反対側にある街、ヴィルヌーブ・レ・ザヴィニョンは、あまり知られていませんが、実は見応えのある名所が集まっています。
サン・タンドレ要塞の隣の「祝福の谷の修道院」(Chartreuse du Val de Bénédiction シャルトゥルーズ・デュ・バル・ド・ベネディクスィヨン)も、そのひとつです。
このフランス最大のカルトゥジオ修道院は、14世紀に教皇イノケンティウス6世によって建立されました。
フランス革命で大きな被害を受けましたが、修復され、今ではアーティストの活動の場になっています。7月のアヴィニョン演劇祭の舞台にもなり、文化的に重要な役割を果たしています。
教皇宮殿のフレスコ画も手がけたマッテオ・ジョヴァネッティによるチャペルのフレスコ画、美しい3つの回廊、色とりどりの花が咲き乱れる庭が訪れる人の心を惹きつけます。
南仏の力強い日の光がさしこむ回廊を歩き、みどり鮮やかな中庭からどこまでも広がる青空を見上げると、清々しく、祝福された気持ちになります。
夏季は、ガーデン・レストラン「レ・ジャルダン・デテ」(Les Jardins d'été)で食事ができます。カフェもあります。
- サン・タンドレ修道院と要塞
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス>アヴィニョン
- テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2017/11/10 18:41
- コメント(0)
サン・タンドレ修道院と要塞
南仏プロヴァンス、ローヌ川沿いの街ヴィルヌーブ・レ・ザヴィニョンにある「フィリップ美貌王の塔」から約1キロの高台に、2つの絶景ポイントが並んでいます。
庭園が有名な「サン・タンドレ修道院」(Jardins de l'Abbay Saint-André)と巨大な双子の塔を持つ「サン・タンドレ要塞」(Fort Saint-André)です。
「サン・タンドレ修道院」は10世紀に建てられ、この修道院は、13〜14世紀にこの地域で大きな力を持っていました。建物はフランス革命で破壊され一部を残すのみですが、2ヘクタールの広大な敷地には、バラ園、樹齢100年のオリーブの木々、さまざまな地中海性の植物が植えられています。美しい庭園、テラスからのローヌ川と対岸アヴィニョンの素晴らしい眺め、両方が楽しめます。
お隣の「サン・タンドレ要塞」は、14世紀にフランス国王「フィリップ美貌王」が建設しました。当時教皇領だった対岸アヴィニョンを監視し、国境線と「サン・タンドレ修道院」を防御することが目的でした。3.5ヘクタールの巨大な要塞の中は街になっていました。塔にのぼり、城壁の上を歩くと、いまにも中世の騎士が出てきそうな雰囲気です。ローヌ川流域とアルピーユ山脈、アヴィニョンの街の大パノラマが広がります。
よく晴れた日の散策コースに是非おすすめです!
南仏プロヴァンス、ローヌ川沿いの街ヴィルヌーブ・レ・ザヴィニョンにある「フィリップ美貌王の塔」から約1キロの高台に、2つの絶景ポイントが並んでいます。
庭園が有名な「サン・タンドレ修道院」(Jardins de l'Abbay Saint-André)と巨大な双子の塔を持つ「サン・タンドレ要塞」(Fort Saint-André)です。
「サン・タンドレ修道院」は10世紀に建てられ、この修道院は、13〜14世紀にこの地域で大きな力を持っていました。建物はフランス革命で破壊され一部を残すのみですが、2ヘクタールの広大な敷地には、バラ園、樹齢100年のオリーブの木々、さまざまな地中海性の植物が植えられています。美しい庭園、テラスからのローヌ川と対岸アヴィニョンの素晴らしい眺め、両方が楽しめます。
お隣の「サン・タンドレ要塞」は、14世紀にフランス国王「フィリップ美貌王」が建設しました。当時教皇領だった対岸アヴィニョンを監視し、国境線と「サン・タンドレ修道院」を防御することが目的でした。3.5ヘクタールの巨大な要塞の中は街になっていました。塔にのぼり、城壁の上を歩くと、いまにも中世の騎士が出てきそうな雰囲気です。ローヌ川流域とアルピーユ山脈、アヴィニョンの街の大パノラマが広がります。
よく晴れた日の散策コースに是非おすすめです!
- フィリップ美貌王の塔
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス>アヴィニョン
- テーマ:観光地 街中・建物・景色 歴史・文化・芸術
- 投稿日:2017/10/22 08:30
- コメント(0)
フィリップ美貌王の塔
ヴィルヌーブ・レ・ザヴィニョンは、ローヌ川をはさんでアヴィニョンの対岸にある美しい街です。
教皇庁がアヴィニョンに置かれた14世紀、フランス国王領だったヴィルヌーブ・レ・ザヴィニョンは教皇の別宅や枢機卿のお屋敷が並ぶ華やかな街でした。
この街の歴史でいちばん重要な人物は、美しい容姿で知られたフランス国王フィリップ4世、通称「フィリップ美貌王」 (Philippe le Bel フィリップ・ル・ベル)です。
13世紀後半、彼は、国境だったローヌ川沿い、フランスと対岸アヴィニョンをつないでいた聖ベネゼ橋(アヴィニョン橋)のたもとに監視塔「フィリップ美貌王の塔」 (Tour Philippe le Bel トゥール・フィリップ・ル・ベル)を建て、ヴィルヌーブ・レ・ザヴィニョンをフランス王国の要の街としました。
「フィリップ美貌王の塔」の最上部からは、アヴィニョンの街とローヌ川流域一体の美しい景色が広がります。塔に上って、アヴィニョンの街をゆっくり鑑賞してみませんか?
ヴィルヌーブ・レ・ザヴィニョンは、ローヌ川をはさんでアヴィニョンの対岸にある美しい街です。
教皇庁がアヴィニョンに置かれた14世紀、フランス国王領だったヴィルヌーブ・レ・ザヴィニョンは教皇の別宅や枢機卿のお屋敷が並ぶ華やかな街でした。
この街の歴史でいちばん重要な人物は、美しい容姿で知られたフランス国王フィリップ4世、通称「フィリップ美貌王」 (Philippe le Bel フィリップ・ル・ベル)です。
13世紀後半、彼は、国境だったローヌ川沿い、フランスと対岸アヴィニョンをつないでいた聖ベネゼ橋(アヴィニョン橋)のたもとに監視塔「フィリップ美貌王の塔」 (Tour Philippe le Bel トゥール・フィリップ・ル・ベル)を建て、ヴィルヌーブ・レ・ザヴィニョンをフランス王国の要の街としました。
「フィリップ美貌王の塔」の最上部からは、アヴィニョンの街とローヌ川流域一体の美しい景色が広がります。塔に上って、アヴィニョンの街をゆっくり鑑賞してみませんか?
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