-
エリア:
- ヨーロッパ > イタリア > ミラノ
-
テーマ:
- 街中・建物・景色
- / 歴史・文化・芸術
- / 自然・植物
皆さんこんにちは。ミラノ在住30年、公認ガイドの古田由美です。
ここ1年以上、コロナの影響で家籠りをしていましたが、ここイタリアでは、ようやく出口が見え始めてきたという状況で、ワクチン接種も進んでおります。(私は6月2日の予定。)
外出もできるようになり、毎日お散歩を楽しています。
ミラノと言えば、大聖堂DUOMO、ガレリア、スカラ座、スフォルツェスコ城、最後の晩餐など、見どころはたくさんありますが、本日は新しいスポット「ポルタ・ヌオーヴァ地区」を、ご紹介します。
2004年に、この地区の都市再開発プロジェクトが承認され、今もなお続けられています。
ユニクレディトタワー、2012年完成。彼の建築家、シーザー・ペリの作品。
左上の塔は、ミラノの大聖堂DUOMOの尖塔を意識したもの。LEDがあしらわれており、夜になるとライトアップされます。
地上から塔のてっぺんまでの高さは、231mあり、イタリアで最も高いビルです。
ボスコ・ヴェルティカーレ「垂直の森」、2014年完成のマンション。110mと76mのツインタワー。
ミラノの建築家、ステファノ・ボエーリの作品。
2014年の建築デザインの国際アワードであるインターナショナル・ハイライト・アワード受賞。
ボエーリ氏が2007年、ドバイを訪れた時に、ガラスとセラミックとメタルで作られた、新しい高層ビル群を目の前にし、「何とか潤いのある建物を作れないだろうか…。ガラスで建物を覆うのではなく、葉っぱや植物や低木や木々で…。」
このような思いから、「垂直の森」が生まれたのです。
トータルで711本の木々、5000本の低木、そして15000本の多年生植物が植えられています。
秋になると、葉っぱが色づいて、とても綺麗です。
ソラーリアタワー、2013年完成。ベルナード・フォート・ブレシアの作品。
イタリアで一番高いマンションで(143m)自然光が最大に活かせるように駆使された、102戸のアパートメントです。
これらの高層ビルに囲まれるように広がるBIBLIOTECA DEGLI ALBERI 「木の図書館公園」は、花盛りです。
ソラーリアタワーの手前に見えている花畑が、それです。
今となっては、老若男女を問わず、市民の憩いの場所となっています。
あやめ
ポッピーとBOSCO VERTICALE
UNICREDITと麦?
ロシアサルビア
柳
ビルと池
皆さん、ミラネーゼと(ミラノ人という意味の言葉)ひと時を共にしてみませんか?
ミラノでお待ちいたしております。
それではまた!お元気で!