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みゅうスペイン現地情報

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【マドリッド】 パラシオ・デ・シベレス - べレン (その1)

2014/12/21 00:00
Palaceio de Cibeles
エリア:
  • ヨーロッパ > スペイン > マドリード
テーマ:
  • お祭り・イベント

べレン (その1)

今日は12月21日、明日は冬至。師走も押し詰まり、クリスマスもたけなわ(とは言いませんね)。マドリッドもかなり寒いですが、抜けるような青空、快晴!

スペインのクリスマス、かつてはべレン(ベツレヘムのスペイン名)と呼ばれるキリストの生誕の場面を象徴するフィギュアを飾るのが習慣でしたが、最近はサンタさんやクリスマスツリーに押され気味。

とはいえ、伝統的なこの飾り、市役所や自治州などのお役所、病院や銀行など公共の場でも競い合って展示をしていたり、商店でもべレンをメインにしたデコレーションやディスプレイをするところもまだまだあります。

マドリッド市役所はシベレス広場を見下ろして建つ、マドリッドのモダニズム建築を代表するPalacio de Cibelesの中にありますが、Centro Centroという名称で一般開放されているスペースには今年は豪華なべレンが展示されていると聞きました。できるだけ人ごみを避けて、週日の午前中に見に行ってきました。

 

現在は市庁舎となっている、Palacio de Cibeles


 

Centro Centroへの入場は無料ですが、べレン展示への入場は2ユーロ、時間制限があり、私は12h45頃に行ったのですが入場枠は14h00でした。ついでなので、展望台エレベータも購入、こちらも2ユーロで13h30の枠で予約できました。

 

入場券販売窓口

 

市庁舎の市民公開スペース、Centro Centro入口

 

入口には手荷物検査があります。

 

入口のツリー

 

展望台の予約時間までちょっとあるので、無料エレベータで6階まで行き、歩いて各階を散歩。

 

なお、このエレベーターを6階で降りると、目の前にレストランとテラスバーの入口があります。

この巨大な建物、Palacio de Cibelesは、3年ほど前に、膨大な予算を投入して、長い年月をかけて建物全体のリノベーションを完了した、ほんとうに素晴らしい建築物ですが、内部をこうして見ると空間が活用されていなくて、もったいないなぁと感じるのは私が貧乏性の日本人だからでしょうか。

 

 

 

さて、13h30になったので、有料アクセスエレベータで展望台へ。マドリッド市庁舎の展望台から見渡す市中。

晴れ渡った冬の青空と街並みがとても綺麗です。スモッグがちょっと気になるかな。

 

 

 

 

そろそろ14h00、いざべレンを見に行きましょう。

 

べレン展示案内

 

18世紀後半、カルロス4世の頃、スペインで最も大きな力を持っていた貴族のひとりDuques de Medinaceliがイタリアの職人に注文して作らせたべレンだそうで、その当時、これほど豪華なべレンを注文したのは、Duques de Medinaceliの他にはロシア皇帝だけだったとか。200を超える人物像の他、動物、食べ物、家具、非常に細かいディテールまで当時の社会を映し出すフィギュアたち。八百屋さん、魚屋さん、肉屋さんなどで売られている商品、バルの様子などなど興味深いですね。

一般に飾るべレンはイエスキリストが誕生した時代とその地域の気候や風土を反映したものが多いのですが、このべレンはスペインを代表する画家ゴヤの時代の人々の様子を反映しているので、ちょっと違和感がありましたが、あくまでも18世紀後半のスペイン社会の様子を見るという意味では非常に興味深いものでした。

こうして画像にして一枚一枚を見ると、まさにプラド美術館で見るゴヤの絵に描かれている装束や意匠を彷彿とするものばかり。

 

聖家族

 

 

 

 

東方三博士

 

 

 

 

 

 

庶民の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

この豪華なべレンは、現在はDuques de Cardona(カルドナ侯爵)の所有するものだそうで、市役所での一般公開は来年2月1日までだそうです。

詳細はこちら:http://www.centrocentro.org/centro/exposicion_ficha/105

 

 

Lucymama

 

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