-
エリア:
- アジア > ネパール > カトマンズ
- アジア > ネパール > ネパールその他の都市
-
テーマ:
- 観光地
- / 街中・建物・景色
- / 世界遺産
ネパール大地震から3ヶ月。
モンスーン真っ只中のカトマンズダルバール広場とパタンの南に位置するブンガマティ、コカナの村を訪ねました。
ダルバール広場の建物には修復のための足場が組まれ、工事現場には安全のため立ち入り禁止エリアのロープが張られています。バサンタプール広場の避難民のテント村は解散となり、以前のように骨董市が開かれるようになりました。ハヌマンドカ内へは立ち入ることができませんが、広場は以前のように観光することができます。普段よりも土埃が舞っていますのでサングラス、帽子、マスクは必携です。
8月のティージ、ガイジャトラ、秋にはインドラジャトラ、ダサイン、ティハールとネパールはこれからお祭りシーズンに入ります。人々の笑顔と活気がそろそろ戻ってくる頃でしょう。
カトマンズからの日帰り農村ビジット先として外国人観光客も多く訪れていたブンガマティ、コカナ両村は、甚大な被害を受けた地域です。段々畑が広がるネワール族が多く暮らす村では、古いレンガ造りの家屋やラトマチェンドラナート寺院が全壊し、村の人たちは現在も不自由なテント生活を送りながら、田植えや瓦礫の片付けに追われています。
発災後、世界で最も長い期間の祭りともいわれるラトマチェンドラナート祭りは中断され、高い山車は村の手前に留め置かれてありました。御神体を山車から移し、9月頃に祭りを再開する予定だそうです。雨乞いの祭りが中断しているせいでなのか、今年の降雨量は例年より少なめになっています。
世界遺産サイトは重機や軍隊を導入するなどして復興が順調に進んでいますが、郊外の小さな村落や山岳部では予算が付かず、人手も少ないことから復興が思うように進んでおらず、取り残されている現状があります。