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- たびこらむ? 〜みどころいっぱい!マンモスカントリー⇒レークカントリー〜
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エリア:
- 北米>アメリカ西部>イエローストーン国立公園
- テーマ:街中・建物・景色
- 投稿日:2009/08/28 10:01
- コメント(0)
マンモスカントリー、その前に
この日は朝から曇り気味、御覧の通り、せっかくの北口ゲートも光が不足してなんとなくくすんで見えます。
このゲートをくぐって少しつづら折りの坂を少し上ると、そこがマンモスホットスプリングスです。
マンモスホットスプリングスに到着すると、ホテルの前にある芝生の庭に、鹿達がくつろいでおります。
昨日見つけた時は、あんなに喜んでいた鹿ですが、こう見ると、というか、どう見てもこのホテル周辺に住み着いているようなのです。
その証拠に、近づいても逃げないし、音を立てても驚かない、車の前を平気で横切る、芝生の上で本気で寝ている、芝生を食べている
と、言った具合に「野生」のカケラもないのであります。
野生動物の誇りなどとは程遠い存在の鹿クンたちではありますが、彼らを見ていると、やはり、世界最初の国立公園として発足した、このイエローストーンでさえも、こういった野生動物や自然との付き合いに、矛盾を抱えていて、観光したり自然と接したりすることと、自然を守り育むこととの間を取ることのむずかしさを露呈しているようでした。
そんなことを考えながら(なかなか難しいものなのだな)などと一人しかめっ面をしていても仕方ないので、マンモスホットスプリングスのホテル見学でもしてみることにしました。
マンモスホットスプリングスホテル
マンモスホットスプリングスホテル、名前だけ聞くとマンモスの牙で組んだ丸太小屋のようなものを思い浮かべがちですが、実際は左の写真のようになんとなくポップで、ちょっと古くて趣のある、そしてよく見ると少しだけガタがきている、そんなホテルです。
外観も内装もなんとなく昔のアメリカの建物を意識したとうか、実際にだいぶ昔に(正確にはいつごろかはわかりませんが)建てられたせいか、ホテル入口付近の白いベンチなど見ていると、なんとなく昔のアメリカにタイムスリップしたような気分にさせられます。
このホテルの近くには、ガソリンスタンドがあって、わざわざ公園の外に出なくても、ここで入れることができます。
他にも洒落たダイニングがあったり、マンモスホットスプリングスホテルのお部屋は外観しか見ていませんが、快適そうでした。
今度来た時はぜひ泊ってみたいと思うホテルでした。
皆さんも、ぜひ泊ってみてください。
ただし、このホテルは予約が非常に取りにくくて、半年以上前ならばなんとか取れますが、3か月前とか、2か月前とかになってしまうと、かなり取るのが難しい場所です。イエローストーンの中では、キャニオンロッジやルーズベルトロッジなどと同じぐらいお部屋を押さえるのが難しい場所です。
なので、皆様もご計画の際はお早目がよろしいですよ!
マンモスホットスプリングス周辺観光
さて、マンモスホットスプリングスのビレッジを後にして、いよいよ観光です。
ところが、びっくり!
と、まあ、そんなに驚かなくてもよいのですが、マンモスカントリー周辺のビューポイントはこの時期にも関わらず、非常に混んでいるのです。
中でも、アッパーテラスへ向かう観光道路は一本道の上、一方通行なので、前の車が観光し終わらないと、誰も前に進めない仕組みになっており、したがって、皆さんある程度遠慮しながら観光して、写真を撮って、さっさと前に進む。みたいな、流れ作業式の観光になっておりました。
そんなこんなで、この辺りの観光は、意外と時間がかかる場合があるんだな、などという感想を胸に、さくさく観光です。
テラス観光のポイント
とにかく、このあたりには沢山のテラスがあり、オパール・テラスに始まり、ミネルバテラス、マッド・アンド・ジュピターテラス、アッパーテラス、いくつもテラスがあるので、それらを車や張り巡らされたボードウォーク歩きながら見ながら、そして写真などを撮っていると後で、どれがどのテラスだったか、写真だけ見ても全然わからなくなってしまいます。
残念ながら、私もこうやってテラスの写真をいくつも撮ってみましたが、はっきり分るのはリバティーキャップだけです。
すみません。
やはり、写真を取る毎にメモを付けて置かないと、特にデジカメの場合などは、私のような事態に陥る可能性が「大」なので、皆様もどうかお気を付けください。
しかし、どのテラスもそれぞれ、雪のように白い部分があるかと思えば、鉄が錆びたような汚い色をした部分があったり、ちょっと緑色っぽい部分があったり、つぶさに見ていると本当に飽きが来ない場所です。
ゆっくりボードウォークを散策しながら、硫黄のにおい漂うテラスを眺めていると、何か非常に癒されます。やっぱり硫黄のにおいが効いているのでしょうか?
そんなことはさておき、次回はルーズベルトカントリー、キャニオンカントリーと続きます。
日本マイケル 担当 山崎でした。
この日は朝から曇り気味、御覧の通り、せっかくの北口ゲートも光が不足してなんとなくくすんで見えます。
このゲートをくぐって少しつづら折りの坂を少し上ると、そこがマンモスホットスプリングスです。
マンモスホットスプリングスに到着すると、ホテルの前にある芝生の庭に、鹿達がくつろいでおります。
昨日見つけた時は、あんなに喜んでいた鹿ですが、こう見ると、というか、どう見てもこのホテル周辺に住み着いているようなのです。
その証拠に、近づいても逃げないし、音を立てても驚かない、車の前を平気で横切る、芝生の上で本気で寝ている、芝生を食べている
と、言った具合に「野生」のカケラもないのであります。
野生動物の誇りなどとは程遠い存在の鹿クンたちではありますが、彼らを見ていると、やはり、世界最初の国立公園として発足した、このイエローストーンでさえも、こういった野生動物や自然との付き合いに、矛盾を抱えていて、観光したり自然と接したりすることと、自然を守り育むこととの間を取ることのむずかしさを露呈しているようでした。
そんなことを考えながら(なかなか難しいものなのだな)などと一人しかめっ面をしていても仕方ないので、マンモスホットスプリングスのホテル見学でもしてみることにしました。
マンモスホットスプリングスホテル
マンモスホットスプリングスホテル、名前だけ聞くとマンモスの牙で組んだ丸太小屋のようなものを思い浮かべがちですが、実際は左の写真のようになんとなくポップで、ちょっと古くて趣のある、そしてよく見ると少しだけガタがきている、そんなホテルです。
外観も内装もなんとなく昔のアメリカの建物を意識したとうか、実際にだいぶ昔に(正確にはいつごろかはわかりませんが)建てられたせいか、ホテル入口付近の白いベンチなど見ていると、なんとなく昔のアメリカにタイムスリップしたような気分にさせられます。
このホテルの近くには、ガソリンスタンドがあって、わざわざ公園の外に出なくても、ここで入れることができます。
他にも洒落たダイニングがあったり、マンモスホットスプリングスホテルのお部屋は外観しか見ていませんが、快適そうでした。
今度来た時はぜひ泊ってみたいと思うホテルでした。
皆さんも、ぜひ泊ってみてください。
ただし、このホテルは予約が非常に取りにくくて、半年以上前ならばなんとか取れますが、3か月前とか、2か月前とかになってしまうと、かなり取るのが難しい場所です。イエローストーンの中では、キャニオンロッジやルーズベルトロッジなどと同じぐらいお部屋を押さえるのが難しい場所です。
なので、皆様もご計画の際はお早目がよろしいですよ!
マンモスホットスプリングス周辺観光
さて、マンモスホットスプリングスのビレッジを後にして、いよいよ観光です。
ところが、びっくり!
と、まあ、そんなに驚かなくてもよいのですが、マンモスカントリー周辺のビューポイントはこの時期にも関わらず、非常に混んでいるのです。
中でも、アッパーテラスへ向かう観光道路は一本道の上、一方通行なので、前の車が観光し終わらないと、誰も前に進めない仕組みになっており、したがって、皆さんある程度遠慮しながら観光して、写真を撮って、さっさと前に進む。みたいな、流れ作業式の観光になっておりました。
そんなこんなで、この辺りの観光は、意外と時間がかかる場合があるんだな、などという感想を胸に、さくさく観光です。
テラス観光のポイント
とにかく、このあたりには沢山のテラスがあり、オパール・テラスに始まり、ミネルバテラス、マッド・アンド・ジュピターテラス、アッパーテラス、いくつもテラスがあるので、それらを車や張り巡らされたボードウォーク歩きながら見ながら、そして写真などを撮っていると後で、どれがどのテラスだったか、写真だけ見ても全然わからなくなってしまいます。
残念ながら、私もこうやってテラスの写真をいくつも撮ってみましたが、はっきり分るのはリバティーキャップだけです。
すみません。
やはり、写真を取る毎にメモを付けて置かないと、特にデジカメの場合などは、私のような事態に陥る可能性が「大」なので、皆様もどうかお気を付けください。
しかし、どのテラスもそれぞれ、雪のように白い部分があるかと思えば、鉄が錆びたような汚い色をした部分があったり、ちょっと緑色っぽい部分があったり、つぶさに見ていると本当に飽きが来ない場所です。
ゆっくりボードウォークを散策しながら、硫黄のにおい漂うテラスを眺めていると、何か非常に癒されます。やっぱり硫黄のにおいが効いているのでしょうか?
そんなことはさておき、次回はルーズベルトカントリー、キャニオンカントリーと続きます。
日本マイケル 担当 山崎でした。
- イエローストーンへの旅? 〜間欠泉とプールづくしの旅!ガイザーからマンモスへ〜 (後編)
-
エリア:
- 北米>アメリカ西部>イエローストーン国立公園
- テーマ:街中・建物・景色
- 投稿日:2009/08/27 19:33
- コメント(0)
夜のマンモスホットスプリングス
さてさて、そんな調子で数々の間欠泉を観光したのでしたが、途中から写真を撮るのを忘れておりました。
と、その時、突然バッファローが!
そうして、あわてて撮ったのが下の写真です。
ぶれぶれです。
まるで謎の生物を見つけてあわてて撮った写真のようですが、これは単なるバッファローです。
このあと、このバッファローに厭ほど遭遇すると知っていれば、こんなにあわてて写真を撮らなかったのですが、、、。
本当にお恥ずかしい次第です。
そして、さらにお恥ずかしい次第として下のエルクの写真をご覧ください。
暗闇の向こう側にうっすら浮かぶ茶色い物体は、エルクです。
ほとんど未確認生物状態ですが、マンモスホットスプリングスに到着すると、もうほとんど夜でした。
そして、その暗闇の中に何かうごめく物が!
よく見てみると、それは、野生のムース鹿です!
野生動物は決して人には慣れないし、近づかない。
それが、群れをなしてこんなに近くにいる!
興奮した私は、そーっと近寄って、できるだけ近づいて、そして撮った一枚が下の写真。
結局、フラッシュの光が届かず何なのか、そして、誰が(私です)、一体何のためにこのような写真を撮ったのか、全くわけがわからない写真になってしまいました。
今日のお宿
さて、本日のお宿は、マンモスホットスプリングス最寄りの、イエローストーン国立公園ノースエントランスを出て約5分のところにある、ガーデナーの町にある「コンフォート・イン・イエローストーン・ノース」です。
まあ、宿としてはまあまあで、レストランが付いているので便利です
(お酒も飲めますよ!)
それから、レストランのウェーターやウェートレスがやたらとやる気があって、すごく親切でした。
何か、彼らを見ていると、最近ではもう、その言葉すら聞かれなくなった、「アメリカンドリーム」を、いまだに信じて一生懸命働く純朴な田舎の若者という感じで、非常に好感が持てます。
本当にさわやかな人たちでした。
さて、次回はマンモスホットスプリングス周辺観光です。
日本マイケル 担当 山崎でした。
さてさて、そんな調子で数々の間欠泉を観光したのでしたが、途中から写真を撮るのを忘れておりました。
と、その時、突然バッファローが!
そうして、あわてて撮ったのが下の写真です。
ぶれぶれです。
まるで謎の生物を見つけてあわてて撮った写真のようですが、これは単なるバッファローです。
このあと、このバッファローに厭ほど遭遇すると知っていれば、こんなにあわてて写真を撮らなかったのですが、、、。
本当にお恥ずかしい次第です。
そして、さらにお恥ずかしい次第として下のエルクの写真をご覧ください。
暗闇の向こう側にうっすら浮かぶ茶色い物体は、エルクです。
ほとんど未確認生物状態ですが、マンモスホットスプリングスに到着すると、もうほとんど夜でした。
そして、その暗闇の中に何かうごめく物が!
よく見てみると、それは、野生のムース鹿です!
野生動物は決して人には慣れないし、近づかない。
それが、群れをなしてこんなに近くにいる!
興奮した私は、そーっと近寄って、できるだけ近づいて、そして撮った一枚が下の写真。
結局、フラッシュの光が届かず何なのか、そして、誰が(私です)、一体何のためにこのような写真を撮ったのか、全くわけがわからない写真になってしまいました。
今日のお宿
さて、本日のお宿は、マンモスホットスプリングス最寄りの、イエローストーン国立公園ノースエントランスを出て約5分のところにある、ガーデナーの町にある「コンフォート・イン・イエローストーン・ノース」です。
まあ、宿としてはまあまあで、レストランが付いているので便利です
(お酒も飲めますよ!)
それから、レストランのウェーターやウェートレスがやたらとやる気があって、すごく親切でした。
何か、彼らを見ていると、最近ではもう、その言葉すら聞かれなくなった、「アメリカンドリーム」を、いまだに信じて一生懸命働く純朴な田舎の若者という感じで、非常に好感が持てます。
本当にさわやかな人たちでした。
さて、次回はマンモスホットスプリングス周辺観光です。
日本マイケル 担当 山崎でした。
- イエローストーンへの旅? 〜間欠泉とプールづくしの旅!ガイザーからマンモスへ〜 (前編)
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エリア:
- 北米>アメリカ西部>イエローストーン国立公園
- テーマ:街中・建物・景色
- 投稿日:2009/08/27 19:15
- コメント(0)
ガイザーカントリー
さて、オールドフェイスフルガイザー見物も無事終了したところで、なんというか、イエローストーンに来た一つの大きな目的を果たした達成感から、しばらく放心したいところなのですが、そうも行きません。
ガイザーカントリーには本当にたくさんのプールや間欠泉があって、それらを一つ一つ見ていたら、本当に日が暮れるくらいです。
ところが、ご覧ください。
下の写真でお分かりいただけるように、いかんせん気温が下がると相手は温泉です。
これでもかというほど水蒸気を噴き出してくれます。
なので、いくら私が風が吹いて水蒸気を吹き飛ばしている隙をねらってシャッターを押しても、御覧の通りの五里霧中です。
やはり、間欠泉観光は真夏時期に限ることを実感いたしました。
そして、なんとかとることができたのがこれです。
一応、モーニンググローリープールです。
これが一番きれいに撮れた写真です。
ここでひとつアドバイスなのですが、モーニンググローリープールのボードウォークは位置が低いので、きれいな写真を撮られたい方は是非、脚立をお持ちいただいたほうが良いですよ!
でも、その他の場所では邪魔になると思うのであしからず!
そんなこんなで煙に巻かれながらガイザー観光を行ったわけなのですが、本当にいろいろな間欠泉やプールがあって、大きさも直径1mぐらいのものから、一周するのに15分ぐらいかかるものまでさまざまです。
色や形もそれぞれ個性的で、一つ一つ眺めていても、どれもこれも違った表情をしていて、飽きません。
さて、次回はマンモスホットスプリングスをご紹介!
日本マイケル 担当 山崎でした。
さて、オールドフェイスフルガイザー見物も無事終了したところで、なんというか、イエローストーンに来た一つの大きな目的を果たした達成感から、しばらく放心したいところなのですが、そうも行きません。
ガイザーカントリーには本当にたくさんのプールや間欠泉があって、それらを一つ一つ見ていたら、本当に日が暮れるくらいです。
ところが、ご覧ください。
下の写真でお分かりいただけるように、いかんせん気温が下がると相手は温泉です。
これでもかというほど水蒸気を噴き出してくれます。
なので、いくら私が風が吹いて水蒸気を吹き飛ばしている隙をねらってシャッターを押しても、御覧の通りの五里霧中です。
やはり、間欠泉観光は真夏時期に限ることを実感いたしました。
そして、なんとかとることができたのがこれです。
一応、モーニンググローリープールです。
これが一番きれいに撮れた写真です。
ここでひとつアドバイスなのですが、モーニンググローリープールのボードウォークは位置が低いので、きれいな写真を撮られたい方は是非、脚立をお持ちいただいたほうが良いですよ!
でも、その他の場所では邪魔になると思うのであしからず!
そんなこんなで煙に巻かれながらガイザー観光を行ったわけなのですが、本当にいろいろな間欠泉やプールがあって、大きさも直径1mぐらいのものから、一周するのに15分ぐらいかかるものまでさまざまです。
色や形もそれぞれ個性的で、一つ一つ眺めていても、どれもこれも違った表情をしていて、飽きません。
さて、次回はマンモスホットスプリングスをご紹介!
日本マイケル 担当 山崎でした。
- イエローストーンへの旅? 〜世界最初の国立公園!イエローストーン〜
-
エリア:
- 北米>アメリカ西部>イエローストーン国立公園
- テーマ:街中・建物・景色
- 投稿日:2009/08/26 14:11
- コメント(0)
イエローストーン
ジャクソンレイクロッジを出発して、いよいよ、というか、やっとイエローストーンです。
イエローストーンの公園ゲートをくぐって、ぐねぐねと山道を行くわけですが、しばらく行くと、なんとも異様な光景が目に飛び込んできます。
分かりにくいかもしれませんが、右の写真のような光景です。
そうです、1988年のイエローストーンの山火事の傷跡です。
火災からかれこれ20年近くも経つというのに、いまだに焼けて枯れた木が無数に林立していて、湿度が少ないせいで、朽ちもせずに立ち枯れたままの巨木の林は、しらっちゃけた枯れた木の幹が、ちょっと骨のようで不気味です。
ムソルグスキーだったかの交響詩「禿山の一夜」はこんな光景をもとに作られたのではないかと思わせる光景でした。
「夜に走ったらおっかなそうだな」などと、ここを走ったのが夜でなかったことに胸をなでおろした私でした。
出ました、オールドフェイスフルイン
さてさて、禿山はともかくとして、次の目的地はあのオールドフェイスフルガイザーです。
イエローストーンの代表的な間欠泉ー、噴出間隔79分ー、噴出量4万リットルー、間欠泉の王者、オールド・フェイスフル・ガイザー!(リングアナウンス風)です。
と、その前に、まずはお宿のチェック。
ご覧下さい、これがオールドフェイスフルインです。
外から見ると、
「なになに?意外と小さいんですか?」
なんですが、中に入るとちょっと感動です。
大きさもそうなんですが、ご覧下さい!左の内観写真のように・・・って、またしても私のヘタな写真のせいで、全然よく分からないのですが、柱も階段も全て木造で、しかも、曲がった木は曲がったまま柱や階段の手すりに利用されていて、なんとも不均一な感じがとってもグットです。
手すりなどは、曲がった木を上手く組み合わせているので、でこぼこです。
でも、そのでこぼこを触りながら階段を上っていると、なんとなく、このホテルの製作者の自然に対する思い入れが伝わってくるような気がします。
曲がりくねった木をありのままの姿のまま利用する事によって生まれる不均一な調和に、削ったり捨てたりして真直ぐな木だけを使って建てた木造建築にはない美しさを見た気がしました。
などと感銘を受けている間に間欠泉の噴き出す時刻が近づいたのでそそくさとオールドフェイスフルガイザーへ向かいました。
早く出て来い間欠泉
ガイザー観光用のボードウォークにて待つこと約30分。
予定の時刻はとうに過ぎている筈なのですが、ガイザー君は全くやる気がありません。
下の写真のようにちょろちょろと煙を噴出してはみんなを期待させて小休止、みたいな事を何度も繰り返すので、隣に居たおじさんは
「Oh〜Come On!」(おい、勘弁してくれよ)
などと、プチ切れです。
私はといえばそんなおじさんと顔を見合わせて苦笑いするばかり。
その上、九月ともなると、ご覧のような曇天時には急激に気温が下がるわけで・・・
そして、私は日本がまだ残暑が厳しかった頃なので、何も考えずに九月のイエローストーンへTシャツ一枚で行ってしまったわけで・・・
そんなわけで、皆様がウインドブレーカーや厚手のジャケットを羽織る中、好奇の目にさらされながらTシャツ一枚で、ぶるぶる震えながら、ガイザー君がやる気を出すのを待っておりました。
ガイザー大噴火
待つこと45分、まだです。
と、思いきや、私がちょっと余所見をしている隙に「Oh〜」と言うようなどよめきが起ったので、振り返ると、出てます、出てます。
しかし、その出方はまだ本調子ではないような感じです。
そして、そこに居た誰もが少しだけ予想していた通り、また沈黙です
そこに居合わせた皆さんも何か口々に文句を言っております。
そうです、私もその思わせぶりなガイザーの態度にはかなり腹が立っており、ともすると、ガイザーのことを口汚くののしりそうになります。
しかし、相手は自然です。
人間の身勝手な願望であれこれ文句をいってはいけないのです。
とは言いつつも、やはり身にしみる寒さはいかんともしがたく。
<少し出ました>
それから、さらに待つこと10分。
どっかーん!
まあ、実際はこんな音はしなかったのですが、私にはなんとなくそんな音がしたような気がするぐらい、勢いよくお湯が噴出しました。
あたりからは大歓声が起こって、まるでお祭り騒ぎです。
近くにいた若いカップルは記念のつもりか、キスしたりしていて、皆さんいい笑顔でした。
やはりイエローストーンへ来たら一度はこれを見ておかないと、なんとなく落ち着かないというか、すき焼きの具を買いに行って、ねぎを買い忘れたときのような、少し物足りない、残念な気持ちになってしまうので、これでひと落ち着きです。
さて、安心したところで、次回は周辺の間欠泉観光、そして、マンモスホットスプリングスです。
日本マイケル 担当 山崎でした。
ジャクソンレイクロッジを出発して、いよいよ、というか、やっとイエローストーンです。
イエローストーンの公園ゲートをくぐって、ぐねぐねと山道を行くわけですが、しばらく行くと、なんとも異様な光景が目に飛び込んできます。
分かりにくいかもしれませんが、右の写真のような光景です。
そうです、1988年のイエローストーンの山火事の傷跡です。
火災からかれこれ20年近くも経つというのに、いまだに焼けて枯れた木が無数に林立していて、湿度が少ないせいで、朽ちもせずに立ち枯れたままの巨木の林は、しらっちゃけた枯れた木の幹が、ちょっと骨のようで不気味です。
ムソルグスキーだったかの交響詩「禿山の一夜」はこんな光景をもとに作られたのではないかと思わせる光景でした。
「夜に走ったらおっかなそうだな」などと、ここを走ったのが夜でなかったことに胸をなでおろした私でした。
出ました、オールドフェイスフルイン
さてさて、禿山はともかくとして、次の目的地はあのオールドフェイスフルガイザーです。
イエローストーンの代表的な間欠泉ー、噴出間隔79分ー、噴出量4万リットルー、間欠泉の王者、オールド・フェイスフル・ガイザー!(リングアナウンス風)です。
と、その前に、まずはお宿のチェック。
ご覧下さい、これがオールドフェイスフルインです。
外から見ると、
「なになに?意外と小さいんですか?」
なんですが、中に入るとちょっと感動です。
大きさもそうなんですが、ご覧下さい!左の内観写真のように・・・って、またしても私のヘタな写真のせいで、全然よく分からないのですが、柱も階段も全て木造で、しかも、曲がった木は曲がったまま柱や階段の手すりに利用されていて、なんとも不均一な感じがとってもグットです。
手すりなどは、曲がった木を上手く組み合わせているので、でこぼこです。
でも、そのでこぼこを触りながら階段を上っていると、なんとなく、このホテルの製作者の自然に対する思い入れが伝わってくるような気がします。
曲がりくねった木をありのままの姿のまま利用する事によって生まれる不均一な調和に、削ったり捨てたりして真直ぐな木だけを使って建てた木造建築にはない美しさを見た気がしました。
などと感銘を受けている間に間欠泉の噴き出す時刻が近づいたのでそそくさとオールドフェイスフルガイザーへ向かいました。
早く出て来い間欠泉
ガイザー観光用のボードウォークにて待つこと約30分。
予定の時刻はとうに過ぎている筈なのですが、ガイザー君は全くやる気がありません。
下の写真のようにちょろちょろと煙を噴出してはみんなを期待させて小休止、みたいな事を何度も繰り返すので、隣に居たおじさんは
「Oh〜Come On!」(おい、勘弁してくれよ)
などと、プチ切れです。
私はといえばそんなおじさんと顔を見合わせて苦笑いするばかり。
その上、九月ともなると、ご覧のような曇天時には急激に気温が下がるわけで・・・
そして、私は日本がまだ残暑が厳しかった頃なので、何も考えずに九月のイエローストーンへTシャツ一枚で行ってしまったわけで・・・
そんなわけで、皆様がウインドブレーカーや厚手のジャケットを羽織る中、好奇の目にさらされながらTシャツ一枚で、ぶるぶる震えながら、ガイザー君がやる気を出すのを待っておりました。
ガイザー大噴火
待つこと45分、まだです。
と、思いきや、私がちょっと余所見をしている隙に「Oh〜」と言うようなどよめきが起ったので、振り返ると、出てます、出てます。
しかし、その出方はまだ本調子ではないような感じです。
そして、そこに居た誰もが少しだけ予想していた通り、また沈黙です
そこに居合わせた皆さんも何か口々に文句を言っております。
そうです、私もその思わせぶりなガイザーの態度にはかなり腹が立っており、ともすると、ガイザーのことを口汚くののしりそうになります。
しかし、相手は自然です。
人間の身勝手な願望であれこれ文句をいってはいけないのです。
とは言いつつも、やはり身にしみる寒さはいかんともしがたく。
<少し出ました>
それから、さらに待つこと10分。
どっかーん!
まあ、実際はこんな音はしなかったのですが、私にはなんとなくそんな音がしたような気がするぐらい、勢いよくお湯が噴出しました。
あたりからは大歓声が起こって、まるでお祭り騒ぎです。
近くにいた若いカップルは記念のつもりか、キスしたりしていて、皆さんいい笑顔でした。
やはりイエローストーンへ来たら一度はこれを見ておかないと、なんとなく落ち着かないというか、すき焼きの具を買いに行って、ねぎを買い忘れたときのような、少し物足りない、残念な気持ちになってしまうので、これでひと落ち着きです。
さて、安心したところで、次回は周辺の間欠泉観光、そして、マンモスホットスプリングスです。
日本マイケル 担当 山崎でした。
- イエローストーンへの旅? 〜時を忘れさせる場所 グランドティトン〜 (後編)
-
エリア:
- 北米>アメリカ西部>イエローストーン国立公園
- テーマ:街中・建物・景色
- 投稿日:2009/08/25 10:22
- コメント(0)
ジェニーレイク
グランドティトンに到着して、まずは情報収集と言うことでビジターセンターへ行って見ました。
ビジターセンターのカウンターには地元のボランティアらしきおじいさんたちが、カウンターに集まった観光客たちに、あれはここにある、これを見に行くにはこっちへ行け、などといったような説明をしております。
ビジターセンターにはいろいろなお土産や、小物が置いてあって中には便利なものもありました。
お勧めは、「双眼鏡」。
これは、初め特に必要性を感じたわけでもなく、欲しかったわけでもないのですが、ただ単に安かったので(確か$10ぐらい)つい買ってしまったわけなのですが、後々の観光に非常に役立ちました。
そのほかにも、ハイキング用の地図や、写真集、コンパス、定番の絵葉書などもありましたので、観光前に一度立ち寄ってみる価値はあると思います。
唐突ですが、グランドティトン観光と言えば、やはり湖ではないでしょうか?
あくまでも私の主観というか、今、グランドティトン観光の思い出や記憶を紐解いてみると、「グランドティトンは湖が綺麗だったなあ」と言う言葉というか、イメージが真っ先に沸いてくるので。
ビジターセンターを出て、まずはジェニーレイクへ向かいました。
駐車場に車を停めて、右の写真のような川原を横切り、少し野原を歩いて行くと、ジェニーレイクが林の向こう側に見えてまいります。
土手を降りると右側2番目の写真のようなジェニーレイクの岸にたどり着きます。
何か、見ているだけで頭の中まで透明になりそうな景色です。
岸にも人工的なものが何もないので、それだけでも、何かすっきりとした気持ちになれます。
そんな風景を見ていると、私たちが、日常、いかに多くの人工的なものに囲まれて生きているがが良く分かります。
逆に、人工的なものがないだけで、これだけすっきりした気持ちになれるという事は、人の作り出した道具やその他のものは、機能的で、非常に便利だったりしますが、何か人の心をがさがさとさせるような不完全で、あまり美しくないものなのではないか、などと思ったりしてしまいました。
まあ、それはそれとして、ジェニーレイクの湖畔を散歩していると、アクリル絵の具か何かを使って、湖畔をスケッチしているおじさんがいました。
あんまり真剣な顔で描いているので、ちょっと話し掛けられなかったのですが、グランドティトンに2泊か3泊して、こうして絵など描いてみるのも良さそうだな、などと思いました。
皆様も、グランドティトンに2,3泊する事がありましたら、是非スケッチブックなどをお持ちいただくと良いかもしれません。
絵などを描かなくても、ただボーっと眺めるのも素晴らしいですが。
私は何も持っていなかったので、湖畔の岩に腰掛けて、しばらく湖の景色を眺めていたのですが、岸の向こうの方から観光船らしき船がやってきて、何か急に夢の世界から連れ戻されたように興ざめしてしまい、時計をみると、大変です。3時間も経ってしまいました。
ジャクソンレイクロッジ
ジェニーレイクで、合計4時間も使ってしまったので、せっかちな私は、少しあせってしまい、大急ぎでシグナルマウンテンロッジの写真撮影を済ませて、ジャクソンレイクロッジへと向かいました。
しかし、ジャクソンレイクロッジに到着して、よくよく考えてみると、(時間はまだお昼前だし、あんまりあせる事はなかったんだな)なんて事に気づいて、ジャクソンレイクロッジはじっくり見てみることにしました。
ご覧の通り地味なエントランスです。
エントランスは地味なのですが、中は非常に豪華でした。
正確には豪華、というより、すごくゆったりとした空気が流れていて、適度に緩んだ雰囲気の中に宿泊客の落ち着いた話し声が響いていたり、チェックアウトのために荷物を運んでホテルを出る人がいたりと、賑わいがあり、ふと窓辺を見ると、イスに腰をかけて本を読んでいる人がいたり。
何か、豊かな時間を過ごせる環境というか、ゆっくりと流れる時間を楽しむ人たちの場所、という感じがしました。
こう言ったところへ来て見ると、やはり大自然を旅するときには、自分自身もゆったりとした気持ちになって、自然なときの流れに身を任せるのが本来のあり方なんだな、などと、先ほどまでのちょっと慌てた自分を諌めながら、出来るだけその場の雰囲気を乱さないように気をつけながら写真をとりました。
ジャクソンレイクロッジのロビーから、テラスへとでてみると、一番下の写真のような景色が広がっております。
広大な草原の向こうにちょっと見えているのがジャクソンレイクです。
テラスの脇からはちょっとしたハイキングトレイルのようなものがあり、レイクロッジの横の小高い丘に登ることも出来ます。
グランドティトンに来たら、このホテルに2泊でも3泊でもするだけでも楽しめそうです。
しかし、こうしてみると、私の写真は本当に上手ではないですね。というか、ヘタですねー。
写真好きの方が見たら怒られてしまいそうな写真ばかりなので少し申し訳ないのですが、何とかご容赦を!
と、いうことで、まだまだ続きます。
日本マイケル アメリカ担当 山崎でした。
グランドティトンに到着して、まずは情報収集と言うことでビジターセンターへ行って見ました。
ビジターセンターのカウンターには地元のボランティアらしきおじいさんたちが、カウンターに集まった観光客たちに、あれはここにある、これを見に行くにはこっちへ行け、などといったような説明をしております。
ビジターセンターにはいろいろなお土産や、小物が置いてあって中には便利なものもありました。
お勧めは、「双眼鏡」。
これは、初め特に必要性を感じたわけでもなく、欲しかったわけでもないのですが、ただ単に安かったので(確か$10ぐらい)つい買ってしまったわけなのですが、後々の観光に非常に役立ちました。
そのほかにも、ハイキング用の地図や、写真集、コンパス、定番の絵葉書などもありましたので、観光前に一度立ち寄ってみる価値はあると思います。
唐突ですが、グランドティトン観光と言えば、やはり湖ではないでしょうか?
あくまでも私の主観というか、今、グランドティトン観光の思い出や記憶を紐解いてみると、「グランドティトンは湖が綺麗だったなあ」と言う言葉というか、イメージが真っ先に沸いてくるので。
ビジターセンターを出て、まずはジェニーレイクへ向かいました。
駐車場に車を停めて、右の写真のような川原を横切り、少し野原を歩いて行くと、ジェニーレイクが林の向こう側に見えてまいります。
土手を降りると右側2番目の写真のようなジェニーレイクの岸にたどり着きます。
何か、見ているだけで頭の中まで透明になりそうな景色です。
岸にも人工的なものが何もないので、それだけでも、何かすっきりとした気持ちになれます。
そんな風景を見ていると、私たちが、日常、いかに多くの人工的なものに囲まれて生きているがが良く分かります。
逆に、人工的なものがないだけで、これだけすっきりした気持ちになれるという事は、人の作り出した道具やその他のものは、機能的で、非常に便利だったりしますが、何か人の心をがさがさとさせるような不完全で、あまり美しくないものなのではないか、などと思ったりしてしまいました。
まあ、それはそれとして、ジェニーレイクの湖畔を散歩していると、アクリル絵の具か何かを使って、湖畔をスケッチしているおじさんがいました。
あんまり真剣な顔で描いているので、ちょっと話し掛けられなかったのですが、グランドティトンに2泊か3泊して、こうして絵など描いてみるのも良さそうだな、などと思いました。
皆様も、グランドティトンに2,3泊する事がありましたら、是非スケッチブックなどをお持ちいただくと良いかもしれません。
絵などを描かなくても、ただボーっと眺めるのも素晴らしいですが。
私は何も持っていなかったので、湖畔の岩に腰掛けて、しばらく湖の景色を眺めていたのですが、岸の向こうの方から観光船らしき船がやってきて、何か急に夢の世界から連れ戻されたように興ざめしてしまい、時計をみると、大変です。3時間も経ってしまいました。
ジャクソンレイクロッジ
ジェニーレイクで、合計4時間も使ってしまったので、せっかちな私は、少しあせってしまい、大急ぎでシグナルマウンテンロッジの写真撮影を済ませて、ジャクソンレイクロッジへと向かいました。
しかし、ジャクソンレイクロッジに到着して、よくよく考えてみると、(時間はまだお昼前だし、あんまりあせる事はなかったんだな)なんて事に気づいて、ジャクソンレイクロッジはじっくり見てみることにしました。
ご覧の通り地味なエントランスです。
エントランスは地味なのですが、中は非常に豪華でした。
正確には豪華、というより、すごくゆったりとした空気が流れていて、適度に緩んだ雰囲気の中に宿泊客の落ち着いた話し声が響いていたり、チェックアウトのために荷物を運んでホテルを出る人がいたりと、賑わいがあり、ふと窓辺を見ると、イスに腰をかけて本を読んでいる人がいたり。
何か、豊かな時間を過ごせる環境というか、ゆっくりと流れる時間を楽しむ人たちの場所、という感じがしました。
こう言ったところへ来て見ると、やはり大自然を旅するときには、自分自身もゆったりとした気持ちになって、自然なときの流れに身を任せるのが本来のあり方なんだな、などと、先ほどまでのちょっと慌てた自分を諌めながら、出来るだけその場の雰囲気を乱さないように気をつけながら写真をとりました。
ジャクソンレイクロッジのロビーから、テラスへとでてみると、一番下の写真のような景色が広がっております。
広大な草原の向こうにちょっと見えているのがジャクソンレイクです。
テラスの脇からはちょっとしたハイキングトレイルのようなものがあり、レイクロッジの横の小高い丘に登ることも出来ます。
グランドティトンに来たら、このホテルに2泊でも3泊でもするだけでも楽しめそうです。
しかし、こうしてみると、私の写真は本当に上手ではないですね。というか、ヘタですねー。
写真好きの方が見たら怒られてしまいそうな写真ばかりなので少し申し訳ないのですが、何とかご容赦を!
と、いうことで、まだまだ続きます。
日本マイケル アメリカ担当 山崎でした。
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