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エリア:
- ヨーロッパ > フランス
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テーマ:
- お祭り・イベント
この記事は、夏頃に自分が別でやってるブログに書いたモノなので、季節感がおかしい。気にせずに読んでいただけたら大変うれしい。
実生活のごたごたが落ち着いてきたので、アップできていなかった記事をガっと大量にアップしていきます。
水とりぞうさん(湿気取り)を日本に帰ったときに大量購入すればよかった…
と後悔するほどに、湿気がすごくなってきた。
空は灰色、連日雨。フランスにも、長い秋(冬)がやってきた。
いかんせん、洗濯物が乾かないので除湿機をフル稼働させている。
昨晩は雷雨であったが、珍しく今日はとても良い天気なので大変ウキウキ奉り候!な感じである。
そしてテラスの朝顔は、連日の雨に打たれ続けた結果、アンブレラ社の実験室に置いてありそうな怪しい植物になってきた。
( 。∀°){俺、勤務地ラクーンシティになったんだ!
今日は、ずっと放置していた、洗礼式の後編について書こうと思う。
期待されていなくても書く。
だいたい14時頃から始まった食事会は、22時頃になると終わりを迎えた。
この国のパーチーは長すぎぃ!なんである。レストランで友人達と食事するときなんかも、お店の人が閉店準備を始めてもだらだらコーヒーを飲んだりする。
日本人で小心者のアタイは、おいおい…お前ら空気読もうぜ!!と、ものすごく焦るんだが。
なんか前に本で読んだが、この国では、一番最初に席を立つのはすごく失礼なことらしい。
(ホストに対して。)
故になかなか、そろそろ帰りましょうか〜って雰囲気にならない。
脱線したが、22時頃になってようやくみんな腰を上げ出した。
私の婚約者も明日仕事があるので、そろそろ帰るかーという雰囲気になった。
が。
そろそろ帰るかーってなってからも、すぐに帰ることが出来ない。
それがフランスである。
昔は男前だったのに…と残念でならず、昔に戻ることが出来ない。
それが彦摩呂である。
まず、大人たちが動きだすと、子どもたちが泣き始める。
帰りたくなーい、もっとみんなと遊びたーい!!ってなことであろう。
そしてなぜか、『ああ!もやしジャンキー!!子どもたちをあやしてあげて!!』と言われる。
フランスの子どもはとてもかわいい。そして人懐こい。だが、泣いてる子どもの話すフランス語はわたしにはまだまだ理解できないのである。(3歳未満のフランス語も、私のレベルではわからない)
ゆえに、あやすとか…あんた今、サラっと言ったけどそれ私にはエクストラハードモードなんですがね…な心境であった。
とりあえず話しかけてみるが、嗚咽まじりな幼子のフランス語はやはりわたしにはわからない。
ゆえに、
『あ〜そうね〜あるある〜そういうの私にもあるよ〜!わかるわかる〜!よぉし…今日はあそこのレストランでパーっとランチ行っちゃお☆』 という、恋バナと女子会大好きOLみたいな相槌を打って居た。
しかし、当たり前に泣き止むはずはない。やっぱりランチではなくスイーツバイキングと言うべきだったのだろうか。自分の読みの甘さが悔やまれる。
最終的に、モウマジワカンネェ/(^o^)\となったので、泣いていなかった5歳児に『もう…おいどんはカスです…このコ…何て言ってんすか…』と通訳(?)を頼み、なんとかその場は収束した。
改めていろんなことをもっと頑張ろうと思った。
子どもも泣き止んだので、ここからはビズぅの嵐である。
どうでもいいが、ビズぅと書くと、ホモォ…っぽいな
┌(┌ ^o^)┐
このビズ周りもめちゃくちゃ時間がかかるし、葛藤の場(※後ほど説明する)なのである。
まず、ビズするときに、おばちゃん達に囲まれた。そしてここでまたおしゃべりが再開してしまうのである。
フランスのおばちゃんも、大阪のおばちゃんもあんまり変わらないと思う。おしゃべりで茶目っ気がある。
関西弁で会話を説明すると、
『いや〜あんたもう帰ってしまうん!!残念やわ〜もっと喋りたかったのに!!あ、○△ってスーパー知ってる!?あそこ、アジア系の食品いっぱい売ってるんよ〜行ってみ〜!!』
『いや、○△ってスーパーより、□○ってスーパーの方がええと思うよ〜!なんやったかいなぁ…パリにもなんかあるやない…忘れてしもたわ…』
『あ!○○ってとこちゃう?あそこはでもどっちかというと中国系の食料やろ〜。そんなことより、あんた、今度日本食の作り方教えてぇな!!なんぞオススメあるん?』
という感じである。こんな感じで囲まれ、20分近くまたそこでおしゃべりをしてしまった。(おばちゃん達との会話はものすごく好きなんである。明るくて楽しい。)
あまりに喋りが長すぎたため、彼が途中で介入してきたのでおばちゃん達に別れを告げた。
そして、ここからが本番。男性陣とのビズである。
知っている方もいるだろうが、ビズとは、挨拶のキスである。
ほっぺにチュッチュと二回するのだが、基本的にこのキスは本当にはしない。ただ頬を寄せて、唇でチュッという音を発するだけである。(ビ…ビズの音を上手くだすために、お風呂場で一人練習なんかしたことないんだからネっ!!!)
だが、30代以上の男性とビズするときは、結構マジで頬にキスされることがある。これが、非常に悩むところなんである。
マジでされたときも、私は相手に対して空気を鳴らすだけのエアビズである。だが、マジでやってきた人には、わたしもマジでやらないと失礼なんだろうか…なんて考えるのである。
だって、なんとなく温度差があるじゃない。なんか、学園祭で熱い気持ちで準備してる子と、そうでない子みたいな。ごめん予備校あるから帰るわーみたいな。
なので、マジでビズされてる最中に、『ぐぉお…この温度差を埋めるべきか…しかし日本人のあたいには、それに応えてやる勇気がないだよ…』という葛藤があるのである。未だ、マジでビズしてきた相手に対してマジで返せたことがない。
あと、子どもも基本的にマジでしてくる。これがかわいい。キュンとくる。ヨダレがバーっと頬につくが、かわいいので許す!!
また、たまに、親愛の情を込めて4回のビズをしてくれる人もいる。(基本、親族は4回だけど、久しぶりに会えて嬉しい!ってテンション高まってる人は4回してくる)
その際も、こちらは2回ビズのつもりで構えているので、ものすごく気まずくなるんである。(私の動きは2回のビズで止まるが、向こうは3回めのビズの姿勢で近寄ってくる)
お互い、言葉にはしないが、あ…って感じの間が出来る。
気まずすぎやしませんか…。
こんな感じでビズを終え、家に着いたら24時頃になっていた。
始めての洗礼式はこのように幕を閉じた。
疲れたけど、楽しかったし貴重な経験だったと思う。
しかしビズの葛藤は今後も続くのだろう。
実生活のごたごたが落ち着いてきたので、アップできていなかった記事をガっと大量にアップしていきます。
水とりぞうさん(湿気取り)を日本に帰ったときに大量購入すればよかった…
と後悔するほどに、湿気がすごくなってきた。
空は灰色、連日雨。フランスにも、長い秋(冬)がやってきた。
いかんせん、洗濯物が乾かないので除湿機をフル稼働させている。
昨晩は雷雨であったが、珍しく今日はとても良い天気なので大変ウキウキ奉り候!な感じである。
そしてテラスの朝顔は、連日の雨に打たれ続けた結果、アンブレラ社の実験室に置いてありそうな怪しい植物になってきた。
( 。∀°){俺、勤務地ラクーンシティになったんだ!
今日は、ずっと放置していた、洗礼式の後編について書こうと思う。
期待されていなくても書く。
だいたい14時頃から始まった食事会は、22時頃になると終わりを迎えた。
この国のパーチーは長すぎぃ!なんである。レストランで友人達と食事するときなんかも、お店の人が閉店準備を始めてもだらだらコーヒーを飲んだりする。
日本人で小心者のアタイは、おいおい…お前ら空気読もうぜ!!と、ものすごく焦るんだが。
なんか前に本で読んだが、この国では、一番最初に席を立つのはすごく失礼なことらしい。
(ホストに対して。)
故になかなか、そろそろ帰りましょうか〜って雰囲気にならない。
脱線したが、22時頃になってようやくみんな腰を上げ出した。
私の婚約者も明日仕事があるので、そろそろ帰るかーという雰囲気になった。
が。
そろそろ帰るかーってなってからも、すぐに帰ることが出来ない。
それがフランスである。
昔は男前だったのに…と残念でならず、昔に戻ることが出来ない。
それが彦摩呂である。
まず、大人たちが動きだすと、子どもたちが泣き始める。
帰りたくなーい、もっとみんなと遊びたーい!!ってなことであろう。
そしてなぜか、『ああ!もやしジャンキー!!子どもたちをあやしてあげて!!』と言われる。
フランスの子どもはとてもかわいい。そして人懐こい。だが、泣いてる子どもの話すフランス語はわたしにはまだまだ理解できないのである。(3歳未満のフランス語も、私のレベルではわからない)
ゆえに、あやすとか…あんた今、サラっと言ったけどそれ私にはエクストラハードモードなんですがね…な心境であった。
とりあえず話しかけてみるが、嗚咽まじりな幼子のフランス語はやはりわたしにはわからない。
ゆえに、
『あ〜そうね〜あるある〜そういうの私にもあるよ〜!わかるわかる〜!よぉし…今日はあそこのレストランでパーっとランチ行っちゃお☆』 という、恋バナと女子会大好きOLみたいな相槌を打って居た。
しかし、当たり前に泣き止むはずはない。やっぱりランチではなくスイーツバイキングと言うべきだったのだろうか。自分の読みの甘さが悔やまれる。
最終的に、モウマジワカンネェ/(^o^)\となったので、泣いていなかった5歳児に『もう…おいどんはカスです…このコ…何て言ってんすか…』と通訳(?)を頼み、なんとかその場は収束した。
改めていろんなことをもっと頑張ろうと思った。
子どもも泣き止んだので、ここからはビズぅの嵐である。
どうでもいいが、ビズぅと書くと、ホモォ…っぽいな
┌(┌ ^o^)┐
このビズ周りもめちゃくちゃ時間がかかるし、葛藤の場(※後ほど説明する)なのである。
まず、ビズするときに、おばちゃん達に囲まれた。そしてここでまたおしゃべりが再開してしまうのである。
フランスのおばちゃんも、大阪のおばちゃんもあんまり変わらないと思う。おしゃべりで茶目っ気がある。
関西弁で会話を説明すると、
『いや〜あんたもう帰ってしまうん!!残念やわ〜もっと喋りたかったのに!!あ、○△ってスーパー知ってる!?あそこ、アジア系の食品いっぱい売ってるんよ〜行ってみ〜!!』
『いや、○△ってスーパーより、□○ってスーパーの方がええと思うよ〜!なんやったかいなぁ…パリにもなんかあるやない…忘れてしもたわ…』
『あ!○○ってとこちゃう?あそこはでもどっちかというと中国系の食料やろ〜。そんなことより、あんた、今度日本食の作り方教えてぇな!!なんぞオススメあるん?』
という感じである。こんな感じで囲まれ、20分近くまたそこでおしゃべりをしてしまった。(おばちゃん達との会話はものすごく好きなんである。明るくて楽しい。)
あまりに喋りが長すぎたため、彼が途中で介入してきたのでおばちゃん達に別れを告げた。
そして、ここからが本番。男性陣とのビズである。
知っている方もいるだろうが、ビズとは、挨拶のキスである。
ほっぺにチュッチュと二回するのだが、基本的にこのキスは本当にはしない。ただ頬を寄せて、唇でチュッという音を発するだけである。(ビ…ビズの音を上手くだすために、お風呂場で一人練習なんかしたことないんだからネっ!!!)
だが、30代以上の男性とビズするときは、結構マジで頬にキスされることがある。これが、非常に悩むところなんである。
マジでされたときも、私は相手に対して空気を鳴らすだけのエアビズである。だが、マジでやってきた人には、わたしもマジでやらないと失礼なんだろうか…なんて考えるのである。
だって、なんとなく温度差があるじゃない。なんか、学園祭で熱い気持ちで準備してる子と、そうでない子みたいな。ごめん予備校あるから帰るわーみたいな。
なので、マジでビズされてる最中に、『ぐぉお…この温度差を埋めるべきか…しかし日本人のあたいには、それに応えてやる勇気がないだよ…』という葛藤があるのである。未だ、マジでビズしてきた相手に対してマジで返せたことがない。
あと、子どもも基本的にマジでしてくる。これがかわいい。キュンとくる。ヨダレがバーっと頬につくが、かわいいので許す!!
また、たまに、親愛の情を込めて4回のビズをしてくれる人もいる。(基本、親族は4回だけど、久しぶりに会えて嬉しい!ってテンション高まってる人は4回してくる)
その際も、こちらは2回ビズのつもりで構えているので、ものすごく気まずくなるんである。(私の動きは2回のビズで止まるが、向こうは3回めのビズの姿勢で近寄ってくる)
お互い、言葉にはしないが、あ…って感じの間が出来る。
気まずすぎやしませんか…。
こんな感じでビズを終え、家に着いたら24時頃になっていた。
始めての洗礼式はこのように幕を閉じた。
疲れたけど、楽しかったし貴重な経験だったと思う。
しかしビズの葛藤は今後も続くのだろう。


