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気にしたら負けや@フランス

~煎餅をかじるだけで異臭騒ぎになる、そんな素敵な国でわたしは今日も生きてゆく。~

プロフィール
ニックネーム:
もやしジャンキー
居住地:
ヨーロッパ>フランス>パリ
性別:
女性
年代:
30代
自己紹介:
高校生の時にyamakashiというフランス映画に惚れ込み(ロマンチックな映画でなく、思いっきりアクション映画)、フランスってむちゃくちゃな国だなー!!胸アツ!!と思い、一気にフランス好きに。いつか私はフランスに住むという夢を10年間持ち続け、2012年会社を退職しついに渡仏。現在は学生としてフランスで婚約者と共に暮らしている。
日本では社会の歯車よろしく働き尽くめであったが、こちらに来てからは日常が本当に穏やかに流れているように感じる。
しかし、お笑いの町尼崎出身&バリバリの体育会系人間なので、ありとあらゆる面にツッコミをいれる日々を送っている。

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フランスでカトリック挙式したい人向け情報(※フランスに住む人で)

2014/06/18 23:02
エリア:
  • ヨーロッパ > フランス
テーマ:
  • ウェディング
  • / 留学・長期滞在
※例のごとく、以前自分のブログにあげたものなので季節感おかしいです


先日、いきなり高熱が出たとき、体温がものすごく上がったせいか鼻血が出た。10分くらいティッシュで抑えても全く止まらんので、ふと "鼻血はティッシュで抑えるより流れるに任せて置いた方が早く止まる" というタモリさんか誰かの台詞を思い出し、洗面台の前で下を向いて鼻血を流れるに任せた。
鼻血を流しながら立っているのがあまりにもヒマで、色んなことに思いを巡らせてみた。そういや菊地桃子は結婚式が直前で延期になったときにストレスで血を吐いたんよなあ…
…なんか…
…私と桃子って似てるのかもなぁ…!
とか。
まあ私は鼻血なんだが。
喀血と鼻血、一字違うだけでなんでこんなにコメディになるのか。
そして菊地桃子といえばパテオだなぁ…などと、極限にどうでもいいことを考えていたらパタっと血が止まった。(後に、これがパテオの奇跡と語り継がれることになる


ことはない。 )


つーかパテオの結末知らんわ。当時幼稚園児だったわ。


とりあえず最近ものすごく切羽詰まっている。やることがいきなりドッと来た。
結婚式の準備やら勉強やら夏のバカンスシーズンに向けてのバイト探しやら。
<<南蛮平定のため、孟獲を7回ほど捕らえるだけの簡単なお仕事です。未経験者大歓迎☆諸葛孔明先生の言う通りに動いていただくだけでOK!>>っていうくらい簡単なバイトは無いだろうか。短期で。南蛮にて七縦七禽!!!



さて、今日は結婚式のことについて久々に書く。
教会で宗教的な挙式をする場合、宣誓書みたいなもの(lettre d'intentions)を神官に向けて書かないといけない。これは夫婦連名で作成してもいいけど、普通はやはり新郎新婦それぞれが一枚ずつ作成するのが理想らしいので、私たちもそれぞれで書くことに。
そして作成するにあたり、以下4点のことについて言及しないといけない。

- Liberté -(自由)
カップル間における自由や独立性について自分が思うことを書く。どういう風に相手の自由を尊重するかとか。あとこの結婚にどんな気持ちで臨んでいるのか。また、カップル間において自分は自由であるか

- Fidélité -(誠実)
相手に対してどのように自分の誠実さを貫くか、また自分達カップルにおける誠実さとは何か。(離婚に繋がる一番の原因は誠実さの欠如なので、神父さんにもここの部分をすごく深く突っ込まれる。彼だけを一生愛し抜けるかと。)

- Indissolubilité(解消不可能な事実)-
神の前で行うこの誓いが解消不可能であるという事実から、お互いを一生の伴侶だときちんと意識しているのか。30年後、50年後の自分達が寄り添って生活しているかどうか自分の思うことを書く


- Fécondité (夫婦間の生殖) -
2人とも子供を望んでいるか、どのように子供を育てていきたいか、また子供にもカトリックの教えの中で生きていって欲しいのか。



という感じで書いていく。
近くのフランス人に、indissolubilité (アンディッソリュビリテ)て言えるかどうか聞いて見て欲しい。絶対みんな、すんなり言えないから。神父さんすら噛み噛みである。
そしてfécondité (フェコンディテ)という言葉を初めて聞いたとき、なんかスパゲティの茹で方みたいね〜とか思った。
( °∀° ){アルデンテ!!!

結婚前に、全世界共通でカトリックの人々はコレを作成するんだと思う。とりあえず自分の思うことを書いたら、神父さんに見せに行く。
一度でOKは貰えんだろうと思ったらやはりダメだった。だいたいの部分は大丈夫だったが、最後のfécondité については自分達の欲しい子供の数を具体的に書かないといけなかった。
こうして紙に書いておくことで、結婚後に"紙には子供が欲しいって書いたけど、実は俺は子供なんていらないんだ"という事態になった場合、この宣誓書を証拠に裁判で勝てるからネ☆と神父さんに言われた。へえー。

教会で結婚するための手続き…というか道のりはとても長いけど、そういうのももうすぐ終わるんだなー。
個人的に、きちんとした信仰心がないなら教会で挙式する必要はないと思う。
ややこしいし、何よりもそれなりのフランス語力が求められるので。(DELF B2もしくはDALF C1くらいが妥当かと。特に結婚式の講習会の時、ディスカッションもするし。聖書という特殊な書き方をしている文章を耳で聞いて理解するのは本当に本当に難しい。そして最後に、このように文章を書く力も求められるし。)


市役所での行政手続きはもう全て終わったし、私達の結婚式に関する公示も既に行われた。(フランスでは市役所外で10日間の結婚の公示がされる。公示期間中は第三者がその結婚に対する異議を唱えることが出来るらしいけど、俺もあいつが好きだから異議アリ!とかでなく、あの人◯◯と結婚してないっけ?これは重婚ではないの?というような異議)
なので、いよいよである。本当に長い道のりであった…。


何はともあれ、やることがありすぎて、このバカンス中はほぼ家に閉じこもって終わるだろう。
手伝うよ〜と言ってくれる優しい友人達もいるのだが、いかんせん残っていることと言えば、自分達でやらなくてはいけないことばっかなのだ。この宣誓書のやり直しだとか、教会での結婚式のプログラム作り(日本語訳対応)だとか。
結婚式の準備もそうだが、結婚後の自分の人生の準備やらが同時進行なので吐きそうなんである。これについては、またそのうち書くが。


正直、ここ数日は自分がピリピリしているのがすごくわかるし、仕事で疲れて帰ってきた婚約者を精神的に労ってやっていないなとも感じる。
こう…なんか優しくないモノの言い方をしながら『あ〜こんな風に言っちゃダメだろ自分〜…』てリアルタイムで自省する。
そして彼に、怒った?と聞いても、ニコニコしながら、
『いや怒ってないよ、だってトゲのあることを言いながら自分で後悔したでしょ?君は自分で反省出来る人だから、僕が怒るまでもないでしょ。君は自分の過ちをすぐに見直せる、素晴らしい人間なんだから』
と返ってきた。
菩薩か貴様は!!!!!!
何か目頭が熱くなったわ!!!!
こうやって言われると、余計反省するしな!!作戦か!!!どこの軍師や!!!!


私も早く、立派な一国の軍師になりたいと思います。




このゴタゴタが終わったら、タモリさん風カレーに挑もうと思っている。じっくり煮てやる。
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