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気にしたら負けや@フランス

~煎餅をかじるだけで異臭騒ぎになる、そんな素敵な国でわたしは今日も生きてゆく。~

プロフィール
ニックネーム:
もやしジャンキー
居住地:
ヨーロッパ>フランス>パリ
性別:
女性
年代:
30代
自己紹介:
高校生の時にyamakashiというフランス映画に惚れ込み(ロマンチックな映画でなく、思いっきりアクション映画)、フランスってむちゃくちゃな国だなー!!胸アツ!!と思い、一気にフランス好きに。いつか私はフランスに住むという夢を10年間持ち続け、2012年会社を退職しついに渡仏。現在は学生としてフランスで婚約者と共に暮らしている。
日本では社会の歯車よろしく働き尽くめであったが、こちらに来てからは日常が本当に穏やかに流れているように感じる。
しかし、お笑いの町尼崎出身&バリバリの体育会系人間なので、ありとあらゆる面にツッコミをいれる日々を送っている。

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フランス焼き魚ロマンス
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス
テーマ:留学・長期滞在 旅行準備 その他 
投稿日:2014/09/29 21:10
コメント(0)
※この記事は夏にかいたものです…


思いっきりバカンスモードに入り、気が抜けまくりである。
フランス紹介ブログとしては、恐らくバカンスの旅行について書くのが正しいのでしょうが、個人的に旅行についてのブログ記事は読むのも書くのもあまり好きではないので端折る。
このブログの基本はフランスでの日常生活をダラダラ書くことなので余計に。バカンス旅行という非日常な日々を過ごすにつれ、日常のありがたみを感じるし。


ただ、今回のバカンスで旅行して思ったのは、今後 長期の旅行時はぬか床を持っていこう…ということである。先日、一週間以上家を空けた。
直前までぬか床を持って行くことを試みていたが、夫による必死の説得(車の中は暑いから、ぬか床の発酵が進むんじゃないかな云々)を受け、しぶしぶぬか床は野菜を抜いた状態で冷蔵庫へ。
そして一週間後、家に帰ってすぐにしたことは ぬか床の状態確認とベランダのシソの安否確認である。
シソは大丈夫であったが、ぬか床の状態がやはりあまり良くなかった。
冷蔵庫のおかげでカビったりはしてなかったが、やはり一週間以上かき混ぜていなかったのでちょっと匂いが変なことに。
塩ととんがらしを足して1日4回混ぜることを数日続けたら元の状態に戻ったが、今後はこんな過ち繰り返すまい。
こんな具合に、私にとって日本食に家でありつく ということはものすごく重要なのである。
フランスに住んでいるんだからフランス流の食事をとることが正しいことなんだろうし、そうすることがこの国に住む礼儀なのだろうとも思う。
郷に入ればsois obéissant とも言うしな!!
しかし。フランス飯は美味いけど、やはり魂が求め 五臓六腑が震える味は日本食。気が付けば食にJAPANを求めてしまう。
私の血はダシで出来ているの(°∀°)!!


そんな私なので、この度迎えた誕生日のプレゼントとして夫にリクエストしていたのは"魚焼きグリル"であった。
そう、フランスの台所に魚焼きグリルはついていない。
故に、魚を焼くとしたらフライパン+クッキングシート、それかオーブンを使用する。しかし、それらでは魚焼きグリルで焼いた焼き魚特有のフワパリ感には遠く及ばぬ仕上がりになるのである。
んごおおおおおお魚焼きグリルで焼いたフワフワパリパリの塩サバにほかほかご飯と味噌汁とぬか漬けみたいな食卓を囲みたいおおおおおお!!!
と発狂することがままあるので、誕生日に魚焼きグリルを買うてちょ〜とお願いしていたのだ。
日本で買えば5000円前後だろうが、フランスで良いものをゲットしようとすると(というか日本から取り寄せしてねと言っていた)配送料やらかかって高くなるパターンなのでそこそこすると予想していた。
ちなみに、我が家には関西人らしくたこ焼き器もある。これまたガスで焼くめっちゃいいやつを日本から取り寄せたのだが、配送料が本体の3倍以上した。ドンマイ。


誕生日の二週間前くらいだっただろうか、夫が『誕生日プレゼントを買ってくるね』と言ってパリに出かけた。
帰って来た彼の手には、ものすごく大きな長方形の荷物。
狂喜乱舞する私。
ああ、パリの日本食品店で魚焼きグリルをゲットしてきてくれたのね!!!!!
魚焼きグリルがついに我が家に!!!!!
ついに来たか〜!!快適焼き魚ライフ!!!塩サバ白飯!!なんなら鶏の手羽先だって焼いちゃう!!あ〜コレがリア充というやつか〜!!もう毎日が絶対楽しくなるねコリャ!!!!


そしてわくわくしながら迎えた誕生日当日。いよいよ魚焼きグリルとご対面である。
いそいそと夫が私の前に包装紙でデコられた、三つのプレゼントを置いた。
二つは大きな長方形、そして一つはとても小さな箱だった。
私は魚焼きグリルさえあればそれだけで良いのに…!!感謝の気持ちで溢れた瞬間。

まずはこれを開けてよ!と一つ目の長方形なプレゼントを指差す夫。
持ってみると、軽かった。
これは魚焼きグリルではないのね、なるほどもう一つの長方形なプレゼントが魚焼きグリルで…まずは喜びのショートジャブお手並み拝見!バリバリっと包装紙を破ると、オシャンティな黒革の鞄。なかなか立派な誂えである。
そう、私はずっと有事の際(冠婚葬祭…というか主に葬式)で使えるための黒い服 黒い鞄 黒い靴を探していたのだ。社会人になった時、親に
"まずこの黒いグッズを揃えることが大人になるためのマナー"と言われていたので二十代前半に全て揃えてはいたが、もう三十路前だし それなりの上等なものに買い換えたいと思っていたところだったのだ。

ありがとう、これで…就職の面接とか葬式はばっちこいやね!!とお礼を言い、次に小さな箱のプレゼントを開けた。

真珠とサファイアのピアスであった。
ぃよっ!冠婚葬祭アイテムマスター!!とお礼を言った。我ながらわけわからん賛辞。そして実際には冠婚葬祭の葬では使わないだろうけど。


さあああああああ遂に念願の魚焼きグリルと対面の時!!!塩サバ白米はふはふ!!!この日のために、在仏日本人主婦の友である某オランダ水産会社の各種魚を取り寄せとったやで!!!!!銀ダラ西京味噌漬けファイア!!!!!


勢い良く包装紙を破ると、なんとそこにまた別の黒革の鞄があった。





…え??(゜Д゜)わいの魚焼きグリルちゃんはどこにあるのんけ??



夫曰く、一つ目の鞄とこの鞄で迷った挙句、二つとも買ってしまえ!ということになったようだ。
なんという…どんぶり買い(造語、雑な買い物 の意味)!!!!
うわあ素敵!!葬式の二つ三つが突然同じタイミングであろうとも、毎回違うデザインの鞄で参列出来るや!!という縁起でもないお礼を言った後に
『で、魚焼きグリルは…??』
と恐る恐る聞いたところ、

『え……あれ本気で言っていたの…!?あまりにロマンに欠けるリクエストだったから、冗談かと思ってた!!』
という我が耳を疑う返答であった。


私が食べ物に関して冗談を言ったことが未だかつてあっただろうか。
この、盛り上がりに盛り上がりまくった焼き魚と白米に対する思いはどこにぶつければいいのか。
この二週間トキメキまくったせいで、完全に誕生日の翌日の朝は焼き魚定食にする気マンマンだったんだが。
ていうか魚焼きグリルがロマンに欠けるとかディスってんじゃないわよ!!!!
あたいにとっちゃ、手塚治虫の火の鳥を一巻から改めて読み返すときに感じる"ここから始まる壮大な大河ロマン"みたいな!!むしろその10倍以上の強いトキメキを感じる代物なんですがっ!!!!!
あと手塚治虫漫画に出てくる、蓮っ葉な言葉使いの女の子達ってなんであんな可愛いんやろか。アタイなんてほっときゃいいのさ!!!みたいな喋り方をする子ほどピュアな法則!!!!





…と言いたい気持ちをぐっと堪えつつ、
なんだか今回のプレゼントはなんだか全体的にオナゴね☆めるしー!!!と言っておいたけども、やはり魚焼きグリル欲しいってばよ!!!自分で買うわよ!!!




…焼き魚を食べるときはどうぞこのような人間がいるということを思い出して味わって下さい。

そして、みなさん長期の海外旅行や留学に行かれる際は、事前に焼き魚を食べまくっといたほうがいいです。

NoPhoto
フランスに来るときは何はともあれラップを。。
エリア:
  • ヨーロッパ>フランス
テーマ:旅行準備 
投稿日:2013/07/17 00:29
コメント(0)
昔から、夏に沖縄に行くという修行僧のような心構えの方々に チャレンジャーやなぁ と言うと、
「あ、でも、沖縄は湿度低くてカラっとしてるから☆きゃぴ☆」みたいなことを言われ、そのたびに カラっとした暑さ てどんなんや…一度言ってみたいセリフや…と思っていた。

そんなわけで、フランスで過ごす初めての夏。
カラっとしてても暑いもんは暑いんじゃもう二度とカラっとした暑さという言葉にときめきを覚えたりしないわ2013夏!って感じで日々を過ごしている。
湿度は確かに50度以下だが、気温30℃超えると暑いわ!!!!
あと、汗をダラダラかくんでなく、 体に熱がこもる感じやから、なんとなく体に悪そう。
暑さのせいで色んなことにイライラしやすい。ラップを使うたびにイライラ感が凄まじい。

そう、"フランス"と書いて、"ラップに気合が入っていない "と読むんである。

結構有名な話だが、敢えて言おう、フランスのラップに関するテクノロジーはカスであると。
ラップに日本のモノほど粘着力がないのはまだ許せる。(日本に居たときも、環境に優しい素材の、あんまり粘着力ないやつを使ってたから)

何が腹立つって、切れないんである。パッと出してサッと切る。これができない。そして、食器にはくっつかんくせに、ラップ同士はむっちゃくっつく。
んがあぁぁぁぁぁぁ!!!激おこプンプン丸ァァァァァ!!!!!
このイライラ感は文章にすることができない。
喩えるならば、珍しくすき焼きをしてる磯野家を偶然にも訪れるノリスケ。そしてラッキーだなぁとか言いつつちゃっかり上がり込んで食べちゃってる。こんぐらいのウザさとイライラである。


なんでこんなに切れないのか?というのを、日本から送ってもらったラップと比較したらすぐに理由がわかった。

ケースの歯の位置があかんねや。

ラップの箱を人間の顔に見立てて説明しようと思う。
日本版のラップは、上顎側の前歯でラップを千切る。
フランス版のラップは、下顎側の前歯でラップを千切る。

どうよ、たったこんだけのことなのよ。
なぜたったこれだけのことを、フランスラップ業界の方々は改善しないのか…!!!!
あと、ラップのサイズが大きいやつ一つのみってのもかなり不便!!!それに比べて日本のミニサイズラップの優秀さったらね!!!

ほんまフランスのラップ業界頑張れよ!!!!
日本のラップに張り合うライバルになるくらいまでいってくれよ!!
マキバオーでいうところの、カスケードみたいな存在になってくれよ!!!!!


っていうことを熱く家で彼に語っていたら、「日本の商品開発に対する姿勢はすごいけど、悪く言えば日本の消費者は要求が多いってことだよね」 ってサラッと言われた。

たかがラップ、されどラップ。これ一つの中に、日本とフランスの社会の違いが表れてると思う。

日本は、あったらいいな!と思う商品が実在する。商品開発がすごい。便利なモノばっか。お客の声 みたいなんを吸い上げる力がすごいと思う。そしてそれが日本経済を回している。
が。その勤勉さ故に労働時間が異常なのも事実。
故に、フランス人がラップを通して訴えたいことは

"あったらいいな を実現するために バカンスも無くあくせく働く社会よりも、ラップが切れない社会を選ぶ(キリッ!!!"

ってことなのかもな…自分たちの考えの礎を忘れないために、日々キッチンでイライラを思い出させるなんて…ふぅ……脱帽だぜ…!!

日本でも、切れないラップが登場すれば、なにか社会が変わるのではないか…?いいえ…物事はそんな単純ではないわね…。
すっと前髪を掻き上げながら、フっと自嘲するように笑った。
サービス残業…その言葉が、日本から消える日は来るのだろうか? そんな疑問を心に残したまま、今年の夏も過ぎていくのであった…。

〜私のラップが切れないのはどう考えてもお前らが悪い• 完〜


ライトノベルて読んだことないけどタイトルをAmazonでガーっと見るだけでニヤニヤ(^ω^)してくる。

ま、あたいは、こんど一時帰国したとき 山盛りのサランラップを持って帰る予定である。
みなさんも、フランスに長期滞在する際はぜひラップを!!

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