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- フランスで、夢だったアレをついに始めた。
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:ウェディング 留学・長期滞在 その他
- 投稿日:2014/06/18 23:07
- コメント(4)
そんなこんなでマダムデビュー。
ようやくバタバタが終わり一呼吸…という間もなく、またまた試験シーズン突入で死んでいる。
しかも結婚式前に家族が持ってきてくれたモノで家があふれかえっている。
まじで片付かない。やはり引越しするほかないのだろうか。ウエディングドレスの置き場にも大変困っている。
さて、結婚式でたくさんの人々に祝ってもらえて十分幸せなのだが、さらにお祝いとして頂いたものが嬉しすぎてほくそ笑む日々。
何と、私的日本の三種の神器が揃ってしまったのである。
その三種の神器とは!!
土鍋セット、布団乾燥機、そしてカビにくいぬか床ができる某糠壺(商品の宣伝みたいになりそうだからあえて名前は書かない)
である!!
土鍋セットは、何かにつけ助けてもらっているフランス生活の大先輩から頂いたもので、もうこの冬が待ち遠しすぎる一品である。本当にありがたい。
フランスにおける土鍋がどれだけ貴重なものか!!!昨年、一時帰国する際、オシャレ大好きな姉からルク○ーゼの鍋を買ってきてよ、フランスなら安いでしょ と言われたが、もうアホかと。バカかと。あんなクソ重いものを持って帰れるわけないし、日本の土鍋の方がよっぽど価値あるわいと思ったものである。土鍋は日本の宝やで!!!!
ベランダですくすくと育っている春菊と水菜を見るたび、ほくそ笑んでしまう。夫は鍋料理を食べたことがないので、早くあの美味さを味わわせてやりたい。
真冬の熱々鍋にキンキンに冷えたビールの組み合わせ…。想像するだけで3キロ太れる!
そして布団乾燥機。母が日本から持って来てくれた。これは、ベッドマットが干せないこの国で大活躍なのだ。
今まで、ひたすらファブリーズを撒き倒して除菌を試みてきたが、やっぱり干さないから、なんか気持ち悪い。あと、たまに虫に刺されたみたいな跡が腕に出来たりする。
しかし、このバカみたいに重いベッドマットに布団乾燥機が効果覿面!!
しかも、靴を乾かす機能付きという優れた一品である。
そして最後のぬか床!!!!
フランスの気候にはぬか漬けは合わない、カビやすい などと方方で聞き、諦めていた。
しかし!このカビにくいぬか床なら、水が自動的に吸い上がってくるからカビにくいし、しかも毎日混ぜなくても大丈夫!という優れものなのである。
これが美味いのなんの。一番最初、ぬかを慣らすために漬けた捨て野菜ですら本気の美味さを発揮していた。もう毎日が楽しくて仕方ない。
日々、上がってきた水を捨てながら、漬かってゆく野菜の成長を見守る感じとかね。
酸っぱくなってきたときのために、膜を除去した卵の殻を砕いて準備しといたり、鷹の爪を用意したり…。ぬか床の手入れって、生き物を育てるのと同じ気分である。
フランスに来てから、趣味らしい趣味がなかったが、おかげで趣味はぬか漬けになった。
いやもう、まじで趣味はアクアリウムって言う人と同じである(果てしない乖離)。
夫曰く、ぬか床を混ぜたり、野菜を塩もみして仕込んでいるときの私は本当にニヤニヤ幸せそうにしているらしい。
あと、私はぬかの匂いが昔から大好きで、ぬか床をいじった後の母の手をくんかくんか嗅いで喜ぶという変わった子供であった。
なので、ぬか床を触った後の手を嗅いで あーめっちゃ良い匂いや…と喜んでいると、夫に『今まで僕があげたどんな香水よりも喜んでるね…』と落ち込まれた。
ぬか床をより美味しくするためには色んな野菜を漬けてぬかに味を移すことが重要らしく、色々な野菜を試すのも楽しい。ラディッシュとかセロリとか。
人参が嫌いなんだが、人参のぬか漬けをやったらあまりの美味さに驚いた。
きゅうりのぬか漬けに何ら劣らぬその味わい。
東の高校生名探偵が工藤新一なら、西は服部平次。それくらいの安定感である。
夫にぬか漬けを食べさせたら、『食べれんことはない』というコメントであった。
というわけで、現状、我が家でぬか漬けを進んで消費するのは私のみ。
だから、昨日なんか、長年の夢であった"きゅうりのぬか漬け丸かじり"をやってやった。おにぎり(具なし、塩すらなし)を片手に。
食べ物の美味しさに泣きそうになったのは生まれて初めてである。ものすごい贅沢。
喩えるならば、高見沢俊彦にヘアケアの秘訣を直伝してもらうような!!それくらいの贅沢!!!
実際、私は食べ物に関してはフランスで生きるメリットがあんまり無い。
パンより米だし、ワインより日本酒だし、チーズは嫌いだし。給食の6Pチーズとかドラえもんチーズですら食べれなかった私にとって、フランスのガチなチーズはマイクタイソンの本気のボディブローみたいなもんである。
そして、家族がフランスに来たとき、姉達は『美味しいパン屋に連れてってよ!パンオショコラが食べたーい☆失恋ショコラティエで出てたから』とか言っていたが、もうぶっちゃけ
ああ!?恋に破れたチョコレート職人があんだって?!?!って感じだった。そんなもんより私は米が食べたかったからだ。
そんな私なので、漬物がコンスタントに食べられる という状況は本当に嬉しいのだ。
きゅうりのQちゃん風漬物を、大鍋で大量に作り貯めしたりもする。
なんか後半はぬか漬け愛しか語っていないが、この三種の神器のおかげで、本当にフランス生活が快適になった。
日本にお住まいのみなさん。みなさんが普段食べたり、使ったりしてるものは、実はめちゃくちゃ素晴らしい価値のあるものなんだということを知っていただきたい。
フランスはパンが美味いだとかスイ〜ツが可愛いヨネ☆みたいなことを言われるけど(実際それらは事実ですが)、きゅうりのQちゃんがスーパーで安く手に入ることがめちゃくちゃ羨ましいと思っている人間も世界中にたくさんいるわけです。
とりあえず、女子はみんなぬか漬け始めましょう。合コンとかで、趣味はぁ…ぬか漬けで〜す☆きゃぴ☆って言ってみ。
もうモテる予感しかしない。
ようやくバタバタが終わり一呼吸…という間もなく、またまた試験シーズン突入で死んでいる。
しかも結婚式前に家族が持ってきてくれたモノで家があふれかえっている。
まじで片付かない。やはり引越しするほかないのだろうか。ウエディングドレスの置き場にも大変困っている。
さて、結婚式でたくさんの人々に祝ってもらえて十分幸せなのだが、さらにお祝いとして頂いたものが嬉しすぎてほくそ笑む日々。
何と、私的日本の三種の神器が揃ってしまったのである。
その三種の神器とは!!
土鍋セット、布団乾燥機、そしてカビにくいぬか床ができる某糠壺(商品の宣伝みたいになりそうだからあえて名前は書かない)
である!!
土鍋セットは、何かにつけ助けてもらっているフランス生活の大先輩から頂いたもので、もうこの冬が待ち遠しすぎる一品である。本当にありがたい。
フランスにおける土鍋がどれだけ貴重なものか!!!昨年、一時帰国する際、オシャレ大好きな姉からルク○ーゼの鍋を買ってきてよ、フランスなら安いでしょ と言われたが、もうアホかと。バカかと。あんなクソ重いものを持って帰れるわけないし、日本の土鍋の方がよっぽど価値あるわいと思ったものである。土鍋は日本の宝やで!!!!
ベランダですくすくと育っている春菊と水菜を見るたび、ほくそ笑んでしまう。夫は鍋料理を食べたことがないので、早くあの美味さを味わわせてやりたい。
真冬の熱々鍋にキンキンに冷えたビールの組み合わせ…。想像するだけで3キロ太れる!
そして布団乾燥機。母が日本から持って来てくれた。これは、ベッドマットが干せないこの国で大活躍なのだ。
今まで、ひたすらファブリーズを撒き倒して除菌を試みてきたが、やっぱり干さないから、なんか気持ち悪い。あと、たまに虫に刺されたみたいな跡が腕に出来たりする。
しかし、このバカみたいに重いベッドマットに布団乾燥機が効果覿面!!
しかも、靴を乾かす機能付きという優れた一品である。
そして最後のぬか床!!!!
フランスの気候にはぬか漬けは合わない、カビやすい などと方方で聞き、諦めていた。
しかし!このカビにくいぬか床なら、水が自動的に吸い上がってくるからカビにくいし、しかも毎日混ぜなくても大丈夫!という優れものなのである。
これが美味いのなんの。一番最初、ぬかを慣らすために漬けた捨て野菜ですら本気の美味さを発揮していた。もう毎日が楽しくて仕方ない。
日々、上がってきた水を捨てながら、漬かってゆく野菜の成長を見守る感じとかね。
酸っぱくなってきたときのために、膜を除去した卵の殻を砕いて準備しといたり、鷹の爪を用意したり…。ぬか床の手入れって、生き物を育てるのと同じ気分である。
フランスに来てから、趣味らしい趣味がなかったが、おかげで趣味はぬか漬けになった。
いやもう、まじで趣味はアクアリウムって言う人と同じである(果てしない乖離)。
夫曰く、ぬか床を混ぜたり、野菜を塩もみして仕込んでいるときの私は本当にニヤニヤ幸せそうにしているらしい。
あと、私はぬかの匂いが昔から大好きで、ぬか床をいじった後の母の手をくんかくんか嗅いで喜ぶという変わった子供であった。
なので、ぬか床を触った後の手を嗅いで あーめっちゃ良い匂いや…と喜んでいると、夫に『今まで僕があげたどんな香水よりも喜んでるね…』と落ち込まれた。
ぬか床をより美味しくするためには色んな野菜を漬けてぬかに味を移すことが重要らしく、色々な野菜を試すのも楽しい。ラディッシュとかセロリとか。
人参が嫌いなんだが、人参のぬか漬けをやったらあまりの美味さに驚いた。
きゅうりのぬか漬けに何ら劣らぬその味わい。
東の高校生名探偵が工藤新一なら、西は服部平次。それくらいの安定感である。
夫にぬか漬けを食べさせたら、『食べれんことはない』というコメントであった。
というわけで、現状、我が家でぬか漬けを進んで消費するのは私のみ。
だから、昨日なんか、長年の夢であった"きゅうりのぬか漬け丸かじり"をやってやった。おにぎり(具なし、塩すらなし)を片手に。
食べ物の美味しさに泣きそうになったのは生まれて初めてである。ものすごい贅沢。
喩えるならば、高見沢俊彦にヘアケアの秘訣を直伝してもらうような!!それくらいの贅沢!!!
実際、私は食べ物に関してはフランスで生きるメリットがあんまり無い。
パンより米だし、ワインより日本酒だし、チーズは嫌いだし。給食の6Pチーズとかドラえもんチーズですら食べれなかった私にとって、フランスのガチなチーズはマイクタイソンの本気のボディブローみたいなもんである。
そして、家族がフランスに来たとき、姉達は『美味しいパン屋に連れてってよ!パンオショコラが食べたーい☆失恋ショコラティエで出てたから』とか言っていたが、もうぶっちゃけ
ああ!?恋に破れたチョコレート職人があんだって?!?!って感じだった。そんなもんより私は米が食べたかったからだ。
そんな私なので、漬物がコンスタントに食べられる という状況は本当に嬉しいのだ。
きゅうりのQちゃん風漬物を、大鍋で大量に作り貯めしたりもする。
なんか後半はぬか漬け愛しか語っていないが、この三種の神器のおかげで、本当にフランス生活が快適になった。
日本にお住まいのみなさん。みなさんが普段食べたり、使ったりしてるものは、実はめちゃくちゃ素晴らしい価値のあるものなんだということを知っていただきたい。
フランスはパンが美味いだとかスイ〜ツが可愛いヨネ☆みたいなことを言われるけど(実際それらは事実ですが)、きゅうりのQちゃんがスーパーで安く手に入ることがめちゃくちゃ羨ましいと思っている人間も世界中にたくさんいるわけです。
とりあえず、女子はみんなぬか漬け始めましょう。合コンとかで、趣味はぁ…ぬか漬けで〜す☆きゃぴ☆って言ってみ。
もうモテる予感しかしない。
- フランスでカトリック挙式したい人向け情報(※フランスに住む人で)
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:ウェディング 留学・長期滞在
- 投稿日:2014/06/18 23:02
- コメント(0)
※例のごとく、以前自分のブログにあげたものなので季節感おかしいです
先日、いきなり高熱が出たとき、体温がものすごく上がったせいか鼻血が出た。10分くらいティッシュで抑えても全く止まらんので、ふと "鼻血はティッシュで抑えるより流れるに任せて置いた方が早く止まる" というタモリさんか誰かの台詞を思い出し、洗面台の前で下を向いて鼻血を流れるに任せた。
鼻血を流しながら立っているのがあまりにもヒマで、色んなことに思いを巡らせてみた。そういや菊地桃子は結婚式が直前で延期になったときにストレスで血を吐いたんよなあ…
…なんか…
…私と桃子って似てるのかもなぁ…!
とか。
まあ私は鼻血なんだが。
喀血と鼻血、一字違うだけでなんでこんなにコメディになるのか。
そして菊地桃子といえばパテオだなぁ…などと、極限にどうでもいいことを考えていたらパタっと血が止まった。(後に、これがパテオの奇跡と語り継がれることになる
ことはない。 )
つーかパテオの結末知らんわ。当時幼稚園児だったわ。
とりあえず最近ものすごく切羽詰まっている。やることがいきなりドッと来た。
結婚式の準備やら勉強やら夏のバカンスシーズンに向けてのバイト探しやら。
<<南蛮平定のため、孟獲を7回ほど捕らえるだけの簡単なお仕事です。未経験者大歓迎☆諸葛孔明先生の言う通りに動いていただくだけでOK!>>っていうくらい簡単なバイトは無いだろうか。短期で。南蛮にて七縦七禽!!!
さて、今日は結婚式のことについて久々に書く。
教会で宗教的な挙式をする場合、宣誓書みたいなもの(lettre d'intentions)を神官に向けて書かないといけない。これは夫婦連名で作成してもいいけど、普通はやはり新郎新婦それぞれが一枚ずつ作成するのが理想らしいので、私たちもそれぞれで書くことに。
そして作成するにあたり、以下4点のことについて言及しないといけない。
- Liberté -(自由)
カップル間における自由や独立性について自分が思うことを書く。どういう風に相手の自由を尊重するかとか。あとこの結婚にどんな気持ちで臨んでいるのか。また、カップル間において自分は自由であるか
- Fidélité -(誠実)
相手に対してどのように自分の誠実さを貫くか、また自分達カップルにおける誠実さとは何か。(離婚に繋がる一番の原因は誠実さの欠如なので、神父さんにもここの部分をすごく深く突っ込まれる。彼だけを一生愛し抜けるかと。)
- Indissolubilité(解消不可能な事実)-
神の前で行うこの誓いが解消不可能であるという事実から、お互いを一生の伴侶だときちんと意識しているのか。30年後、50年後の自分達が寄り添って生活しているかどうか自分の思うことを書く
- Fécondité (夫婦間の生殖) -
2人とも子供を望んでいるか、どのように子供を育てていきたいか、また子供にもカトリックの教えの中で生きていって欲しいのか。
という感じで書いていく。
近くのフランス人に、indissolubilité (アンディッソリュビリテ)て言えるかどうか聞いて見て欲しい。絶対みんな、すんなり言えないから。神父さんすら噛み噛みである。
そしてfécondité (フェコンディテ)という言葉を初めて聞いたとき、なんかスパゲティの茹で方みたいね〜とか思った。
( °∀° ){アルデンテ!!!
結婚前に、全世界共通でカトリックの人々はコレを作成するんだと思う。とりあえず自分の思うことを書いたら、神父さんに見せに行く。
一度でOKは貰えんだろうと思ったらやはりダメだった。だいたいの部分は大丈夫だったが、最後のfécondité については自分達の欲しい子供の数を具体的に書かないといけなかった。
こうして紙に書いておくことで、結婚後に"紙には子供が欲しいって書いたけど、実は俺は子供なんていらないんだ"という事態になった場合、この宣誓書を証拠に裁判で勝てるからネ☆と神父さんに言われた。へえー。
教会で結婚するための手続き…というか道のりはとても長いけど、そういうのももうすぐ終わるんだなー。
個人的に、きちんとした信仰心がないなら教会で挙式する必要はないと思う。
ややこしいし、何よりもそれなりのフランス語力が求められるので。(DELF B2もしくはDALF C1くらいが妥当かと。特に結婚式の講習会の時、ディスカッションもするし。聖書という特殊な書き方をしている文章を耳で聞いて理解するのは本当に本当に難しい。そして最後に、このように文章を書く力も求められるし。)
市役所での行政手続きはもう全て終わったし、私達の結婚式に関する公示も既に行われた。(フランスでは市役所外で10日間の結婚の公示がされる。公示期間中は第三者がその結婚に対する異議を唱えることが出来るらしいけど、俺もあいつが好きだから異議アリ!とかでなく、あの人◯◯と結婚してないっけ?これは重婚ではないの?というような異議)
なので、いよいよである。本当に長い道のりであった…。
何はともあれ、やることがありすぎて、このバカンス中はほぼ家に閉じこもって終わるだろう。
手伝うよ〜と言ってくれる優しい友人達もいるのだが、いかんせん残っていることと言えば、自分達でやらなくてはいけないことばっかなのだ。この宣誓書のやり直しだとか、教会での結婚式のプログラム作り(日本語訳対応)だとか。
結婚式の準備もそうだが、結婚後の自分の人生の準備やらが同時進行なので吐きそうなんである。これについては、またそのうち書くが。
正直、ここ数日は自分がピリピリしているのがすごくわかるし、仕事で疲れて帰ってきた婚約者を精神的に労ってやっていないなとも感じる。
こう…なんか優しくないモノの言い方をしながら『あ〜こんな風に言っちゃダメだろ自分〜…』てリアルタイムで自省する。
そして彼に、怒った?と聞いても、ニコニコしながら、
『いや怒ってないよ、だってトゲのあることを言いながら自分で後悔したでしょ?君は自分で反省出来る人だから、僕が怒るまでもないでしょ。君は自分の過ちをすぐに見直せる、素晴らしい人間なんだから』
と返ってきた。
菩薩か貴様は!!!!!!
何か目頭が熱くなったわ!!!!
こうやって言われると、余計反省するしな!!作戦か!!!どこの軍師や!!!!
私も早く、立派な一国の軍師になりたいと思います。
このゴタゴタが終わったら、タモリさん風カレーに挑もうと思っている。じっくり煮てやる。
先日、いきなり高熱が出たとき、体温がものすごく上がったせいか鼻血が出た。10分くらいティッシュで抑えても全く止まらんので、ふと "鼻血はティッシュで抑えるより流れるに任せて置いた方が早く止まる" というタモリさんか誰かの台詞を思い出し、洗面台の前で下を向いて鼻血を流れるに任せた。
鼻血を流しながら立っているのがあまりにもヒマで、色んなことに思いを巡らせてみた。そういや菊地桃子は結婚式が直前で延期になったときにストレスで血を吐いたんよなあ…
…なんか…
…私と桃子って似てるのかもなぁ…!
とか。
まあ私は鼻血なんだが。
喀血と鼻血、一字違うだけでなんでこんなにコメディになるのか。
そして菊地桃子といえばパテオだなぁ…などと、極限にどうでもいいことを考えていたらパタっと血が止まった。(後に、これがパテオの奇跡と語り継がれることになる
ことはない。 )
つーかパテオの結末知らんわ。当時幼稚園児だったわ。
とりあえず最近ものすごく切羽詰まっている。やることがいきなりドッと来た。
結婚式の準備やら勉強やら夏のバカンスシーズンに向けてのバイト探しやら。
<<南蛮平定のため、孟獲を7回ほど捕らえるだけの簡単なお仕事です。未経験者大歓迎☆諸葛孔明先生の言う通りに動いていただくだけでOK!>>っていうくらい簡単なバイトは無いだろうか。短期で。南蛮にて七縦七禽!!!
さて、今日は結婚式のことについて久々に書く。
教会で宗教的な挙式をする場合、宣誓書みたいなもの(lettre d'intentions)を神官に向けて書かないといけない。これは夫婦連名で作成してもいいけど、普通はやはり新郎新婦それぞれが一枚ずつ作成するのが理想らしいので、私たちもそれぞれで書くことに。
そして作成するにあたり、以下4点のことについて言及しないといけない。
- Liberté -(自由)
カップル間における自由や独立性について自分が思うことを書く。どういう風に相手の自由を尊重するかとか。あとこの結婚にどんな気持ちで臨んでいるのか。また、カップル間において自分は自由であるか
- Fidélité -(誠実)
相手に対してどのように自分の誠実さを貫くか、また自分達カップルにおける誠実さとは何か。(離婚に繋がる一番の原因は誠実さの欠如なので、神父さんにもここの部分をすごく深く突っ込まれる。彼だけを一生愛し抜けるかと。)
- Indissolubilité(解消不可能な事実)-
神の前で行うこの誓いが解消不可能であるという事実から、お互いを一生の伴侶だときちんと意識しているのか。30年後、50年後の自分達が寄り添って生活しているかどうか自分の思うことを書く
- Fécondité (夫婦間の生殖) -
2人とも子供を望んでいるか、どのように子供を育てていきたいか、また子供にもカトリックの教えの中で生きていって欲しいのか。
という感じで書いていく。
近くのフランス人に、indissolubilité (アンディッソリュビリテ)て言えるかどうか聞いて見て欲しい。絶対みんな、すんなり言えないから。神父さんすら噛み噛みである。
そしてfécondité (フェコンディテ)という言葉を初めて聞いたとき、なんかスパゲティの茹で方みたいね〜とか思った。
( °∀° ){アルデンテ!!!
結婚前に、全世界共通でカトリックの人々はコレを作成するんだと思う。とりあえず自分の思うことを書いたら、神父さんに見せに行く。
一度でOKは貰えんだろうと思ったらやはりダメだった。だいたいの部分は大丈夫だったが、最後のfécondité については自分達の欲しい子供の数を具体的に書かないといけなかった。
こうして紙に書いておくことで、結婚後に"紙には子供が欲しいって書いたけど、実は俺は子供なんていらないんだ"という事態になった場合、この宣誓書を証拠に裁判で勝てるからネ☆と神父さんに言われた。へえー。
教会で結婚するための手続き…というか道のりはとても長いけど、そういうのももうすぐ終わるんだなー。
個人的に、きちんとした信仰心がないなら教会で挙式する必要はないと思う。
ややこしいし、何よりもそれなりのフランス語力が求められるので。(DELF B2もしくはDALF C1くらいが妥当かと。特に結婚式の講習会の時、ディスカッションもするし。聖書という特殊な書き方をしている文章を耳で聞いて理解するのは本当に本当に難しい。そして最後に、このように文章を書く力も求められるし。)
市役所での行政手続きはもう全て終わったし、私達の結婚式に関する公示も既に行われた。(フランスでは市役所外で10日間の結婚の公示がされる。公示期間中は第三者がその結婚に対する異議を唱えることが出来るらしいけど、俺もあいつが好きだから異議アリ!とかでなく、あの人◯◯と結婚してないっけ?これは重婚ではないの?というような異議)
なので、いよいよである。本当に長い道のりであった…。
何はともあれ、やることがありすぎて、このバカンス中はほぼ家に閉じこもって終わるだろう。
手伝うよ〜と言ってくれる優しい友人達もいるのだが、いかんせん残っていることと言えば、自分達でやらなくてはいけないことばっかなのだ。この宣誓書のやり直しだとか、教会での結婚式のプログラム作り(日本語訳対応)だとか。
結婚式の準備もそうだが、結婚後の自分の人生の準備やらが同時進行なので吐きそうなんである。これについては、またそのうち書くが。
正直、ここ数日は自分がピリピリしているのがすごくわかるし、仕事で疲れて帰ってきた婚約者を精神的に労ってやっていないなとも感じる。
こう…なんか優しくないモノの言い方をしながら『あ〜こんな風に言っちゃダメだろ自分〜…』てリアルタイムで自省する。
そして彼に、怒った?と聞いても、ニコニコしながら、
『いや怒ってないよ、だってトゲのあることを言いながら自分で後悔したでしょ?君は自分で反省出来る人だから、僕が怒るまでもないでしょ。君は自分の過ちをすぐに見直せる、素晴らしい人間なんだから』
と返ってきた。
菩薩か貴様は!!!!!!
何か目頭が熱くなったわ!!!!
こうやって言われると、余計反省するしな!!作戦か!!!どこの軍師や!!!!
私も早く、立派な一国の軍師になりたいと思います。
このゴタゴタが終わったら、タモリさん風カレーに挑もうと思っている。じっくり煮てやる。
- 白鳥麗子でございます!に出演してたときの彦摩呂は男前やったんやで
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:ウェディング
- 投稿日:2014/01/24 22:19
- コメント(0)
先日、会社から帰ってくるなり
『さむーー!!今日むちゃくちゃさむいねーーー!ユニクロのハイテクなシャツ(ヒートテック)着てるのにめっちゃ寒いわーー!』
と婚約者が叫んだ。
ユニクロのシャツすらも効かない寒さだよぉとかいいつつ、カッターシャツをめくってヒートテックをわたしに見せてきた。
…お前なに着てんねん、それヒートテックちゃう、エアリズム(夏用のヒンヤリするやつ)や!!
節子もおはじき吐き出して叫ぶわ!!
そら寒いで。つーか手触りも生地の分厚さも全然違うでしょうよ…
笑いながら、うわぁそうなのー?今度からは気をつけよっと!!と言いながらも、頻繁にヒートテックとエアリズムを間違えている日々。
そんなお茶目街道を驀進する彼を激怒させる女性のことを皆さん覚えているだろうか。
そう、結婚手続きで訪れた市役所の女性職員のことである。
数週間前、ついに三度目のランデブー、再戦の日であった。
ちなみに、教会の神父さんですらこの市役所の職員に対して
『本当に…あそこの職員は…
ぴゅたーーーーん!!!!』
と言ってしまうほどである。
神に仕える人がそんな言葉を使ってはいけないと思うよ!!!!
(ぴゅたん!! は、フランス語で、とても汚くて教育的ではない言葉のことである。敢えて意味は書かない。だが、わたしは、街中で ピュタン!!という言葉を若者が呟いてるのを聞くたびに、なんか"萌え系擬人キャラ ぴゅタン☆" を想像して和むんだが。びんちょうタン みたいな。 )
まあそんな感じで、再戦の日は訪れた。市役所の受付でランデブーがある旨を伝えると、今回は大丈夫だった。きちんと部屋に通された。
だが。部屋で待っていたのは、前回と同じ女職員。あっちゃー。
開口一番、
『今回はきちんと約束の日に来たのね!!今回こそちゃんと書類持って来たでしょうね?』
と言いおった。
こいつの脳内では、前回のランデブーに関してのミスは私たちのせいになっているらしい。頭、大丈夫でせうか。
まあ職員は始めからそんなノリだったのだが、私は今回あることを決めていた。
それは、ずっと笑顔でいることである。幸福に暮らすことが最大の復讐である と言うように、自分がいかに幸せかを全面に顔で表してやるのだ。しかし、ただ笑顔でヘラヘラするのではなく、毅然とした態度で反論はする。そう決めていた。
また、私はフランスに来てから自分の中で勝手にゲームを作った。
自分が常に笑顔でいることで不快感100%な相手の態度が変わり、笑顔を見せるようになったら私の勝ち というものである。
ブスっとしてる人間にブスっとし返すと雰囲気が悪化するだけだし、お互い気分悪くなるだけなので。
これは完全自己満足だが、清々しくなるので結構オススメである。
ちなみに、彼は最初の時点で不快感マックスだった。
そして手続きが始まったわけだが、ほんまに何でこの人この仕事に就けたん?という感じであった。そんなに結婚式をさせたくないんかこの人は?と思えてくる。多分、移民が嫌いなんでしょうな。
まずは婚約者の書類チェックから。とにかく態度が悪い。あくびしながら書類チェックする始末。あくびを手で隠すマナーがない時点で、もう女としても人としてもイケてなさすぎる。
そして、変なところで突っかかってくる。
住所確認の書類、普通はEDF(電気とか水道)の明細でオッケーなはずなのに、この女職員はそれを受け付けない。きちんと最新の明細だったのに。ほかの書類を持ってこい!と言う。意味がわからなすぎる。
念のために彼は色々な書類を持って来ていたので、住宅保険か何かの証書でオッケーをもらっていた。無論、こちらの書類の日付はめっちゃ古い。住所証明の効力があるのかナゾ。
またこの書類は、念のために持ってきていただけなので、コピーをとってない。それを見た女職員はすかさず
『はぁ!?何でコピーとってないのよ!!』とブチ切れる。
(ちなみに、提出する予定だったEDFの最新の明細はきちんとコピーとってた。)
その後も、書類の住所の書き方が悪いだの何だの難癖つけられた。書き方が汚い!!と言って、書類を投げるように返してきたり。
とりあえず婚約者の書類は全て受理された。
ついに私の番が来た。脳内、遊戯王モードだった。
まず女職員が私に『あなたフランス語できるの?通訳とか用意してるの?』と言ってきた。
婚約者の対応で既に内心ムカついていたので、私は
俺のターン!!!と脳内で叫んでから
『やだ〜、フランス語できないのにフランス人と結婚するわけないじゃないですか〜!通訳なんかいりませんよ〜!』
とめっちゃ笑顔で答えた。
しかし内心、やっべーー!!!と思っていた。というのも、フランスで国際結婚するアメリカ人の友人♀が、結婚式の為に通訳を雇ったという話を聞いていたからである。彼女はフランス語ができるが、用心して雇ったそうだ。というのも、フランス語を理解しきれていないと判断されたら、結婚を受理してもらえない可能性があるらしいからだ。
通訳ナシで大丈夫だとは思うが、ちょっとどうしよっかな〜雇った方が安全なのかな〜と迷っていたのである。
しかしおもっくそ、通訳なんていらねえ!と言ってしまったので後には退けない。
ハラハラしながらも私の書類のチェックが進む。
ここで、女職員はトンチンカンなことを言い出す。
『はいー!必要書類の翻訳にアポスティーユがついてなーい!』
鬼の首をとったかのように嬉々としながら言っていた。
そう、UNOをやってるときに、"UNOって言ってなーい!!"って言うようなやつだ。
アポスティーユが翻訳につくわけないだろが。
アポスティーユを付与してもらうのは、戸籍原本である。アポスティーユ付きの戸籍原本を翻訳してもらうだけだ。というか、そもそも結婚に関する書類の翻訳は、アポスティーユが付いてないと大使館で受け付けすらしてもらえないと思う。
冷静にアポスティーユについて説明したら、『ふーん。あっそう! 』みたいな態度で、ほんまこいつはあかんわと思った。何もわかってない。
そして、次に、これまた変なところで突っかかって来た。
『確定申告の通知書を出しなさい』
と言ってきたのである。無論、そんなものは必要書類一覧表に記載されていなかった。
住所が確認したいから提出しろ、と言っていたが、それなら、水道料金の紙とかで良いはずである。なぜあえて確定申告の通知書なのか。
おそらく、"確定申告をしていません" という言葉が聞きたかったのであろうと思う。普通、収入のない外国人学生は確定申告をしないからであろう。そこをまたイビりたかったのではないかと思う。
しかし、わたしはここで、成歩堂 もやしになった。やっててよかった逆転裁判!!
く ら え !!!!!!
バシーン!!!!
確定申告の通知書を叩きつけた!!!!
そう、わたしは、昨年収入ゼロだったが、確定申告を今年の春にしていたのである。
というのも、収入のない外国人学生も確定申告をするのが義務になった という話を聞いたことがあり、本当かどうかわからず税務署に電話したら、『たとえ収入が無くても確定申告はして下さい』と言われたからである。(しかし、フランスの十八番 "担当する係員によって言うことが違う"である可能性もあった。本当は収入ゼロなら申告しなくていいのかもしれない…)
後々、確定申告してないことがどこかで問題になったら嫌だなぁと思ったので収入ゼロで念のため申告していたんだが、やっといて本当に良かった。
おそらく、ほとんどの学生は知らないだろうから確定申告なんてしてないだろうと思う。(住宅関連のアロカションをもらってる学生は、確定申告してないとアロカションを止められるみたいな話も聞いた。わたしは受給してないので詳しく知らんが。)
いかんせん、臆病な性格のおかげで助かった…と思った。
ちなみに、確定申告に関する書類を提出したときの女職員の反応は『ああ、あるの。ならいいわ』って感じだった。
そして最後に、宗教上の結婚式もするという申告をした流れから、神道と仏教の違いについて尋ねられた。
ぶっちゃけ、日本語でもうまく説明できない…とか思っていたら、
『あら〜あなたには難しすぎる質問だったかしら?説明できないの?私はこないだZENについての本を読んだから、なんなら説明してあげましょうか?』
と、この職員は言ってきた。
この瞬間に、はっは〜ん、こいつさては、BOBO(Bourgeois Boheme ブルジョワボヘミアン )かぶれ だな?
と思った。今までの対応で腹立ってたし、多分でまかせを言ってもわかるまいと思ったので適当に話した。というか何と無く、私のフランス語力を試されてる気がしたので、めっちゃ喋ってやろうと思ったのである。
神道の考えはとても繊細だから、あなたに理解してもらえるかわかりませんが…とさりげなく
m9(^Д^)9mプギャー!! プギャ--m9(^Д^)--!!
とバカにしつつの前置きをし、
神道は八百万の神を信じるアミニズムなのよ、仏教は一つの仏を信じるけど(うーんぶっちゃけわからないけど!!)、神道では全てのものに宿っている神を敬うのよ!!あなたが今持っているボールペン、それにも神は宿っているのよ!!
(ここらへんからもう話すネタがなく、適当にでっち上げる)
ええと…古事記って知ってますぅ?ほらー…あの〜…(※太安万侶の名前が出てこない…)あの…
…彦摩呂が編纂したやつよ!!!
щ(°∀°)щ{歴史の宝石箱やーーーー!!!
古事記は神道のことについて書いてるけど、同時に天皇の起源についても書いてるのよね!!!だから日本の民俗的な面が濃いっていうか!!ほら、仏教てやっぱインドから来たものだから!!それより日本の慣習に馴染んでるっていうか!!!仏教よりも古くからあるナチュラルな宗教っていうか!!なんていうかロハス!!!!!
ということをガーーっと喋った。
女職員の反応は、『ふ…ん…』て感じだった。
喋りながら、こんな出まかせがフランス語で言えるほど神経が図太くなったことに感動した。
щ(°∀°)щ{フランス語のIT革命やーーーー!!
神道や仏教とかについて真剣に研究してる方々に申し訳なさすぎるほど 適当なことを外国人に吹き込んでしまった。すまぬ!!
この後も、式当日の証人の身分証明書のコピーについてもいちいち文句言われたりした。
そして最後に、わたしの住所を確認しているときに 〜町 やら 〜市の発音がこの女職員には難しいらしくてうまくいかず、
『〜チョー、〜スィ』と発音しながら女職員がフフっと笑ったので、なんかもう勝手に
はいーー!笑ったのでわたしの勝ちーー!!!
と頭の中で叫んでいた。
とりあえず書類は全て受理され、数週間の審査(というか書類に不正がないかの確認)が終わり、本日 正式に結婚式の日程に関する通知を受けた。
この後も、結婚式の公示やら市長との面談(偽装結婚かどうか見抜くためだが、本当に面談するのかどうかは知らない)やら、まだまだ色々あるようだ。
とにかく本当に無事に申請を受理してもらえてよかった。希望通りの日程で挙式できるのも本当に嬉しい。
ちなみに、婚約者の友人はアフリカ系移民の女性との結婚申請を却下され(滞在許可証目的の偽装結婚を疑われたため。どうしても国籍による差別や偏見は存在する)、弁護士を雇ってようやく結婚できたらしい。それに比べれば、だいぶ簡単に済んだんだなと思う。
とりあえず、この日この女職員は、ある偉大な日本人の名を脳に刻んだ。
そう、HIKOMAROと…。
〜熱血市役所ウォーズ ぴゅタン☆ 申請編:完〜
『さむーー!!今日むちゃくちゃさむいねーーー!ユニクロのハイテクなシャツ(ヒートテック)着てるのにめっちゃ寒いわーー!』
と婚約者が叫んだ。
ユニクロのシャツすらも効かない寒さだよぉとかいいつつ、カッターシャツをめくってヒートテックをわたしに見せてきた。
…お前なに着てんねん、それヒートテックちゃう、エアリズム(夏用のヒンヤリするやつ)や!!
節子もおはじき吐き出して叫ぶわ!!
そら寒いで。つーか手触りも生地の分厚さも全然違うでしょうよ…
笑いながら、うわぁそうなのー?今度からは気をつけよっと!!と言いながらも、頻繁にヒートテックとエアリズムを間違えている日々。
そんなお茶目街道を驀進する彼を激怒させる女性のことを皆さん覚えているだろうか。
そう、結婚手続きで訪れた市役所の女性職員のことである。
数週間前、ついに三度目のランデブー、再戦の日であった。
ちなみに、教会の神父さんですらこの市役所の職員に対して
『本当に…あそこの職員は…
ぴゅたーーーーん!!!!』
と言ってしまうほどである。
神に仕える人がそんな言葉を使ってはいけないと思うよ!!!!
(ぴゅたん!! は、フランス語で、とても汚くて教育的ではない言葉のことである。敢えて意味は書かない。だが、わたしは、街中で ピュタン!!という言葉を若者が呟いてるのを聞くたびに、なんか"萌え系擬人キャラ ぴゅタン☆" を想像して和むんだが。びんちょうタン みたいな。 )
まあそんな感じで、再戦の日は訪れた。市役所の受付でランデブーがある旨を伝えると、今回は大丈夫だった。きちんと部屋に通された。
だが。部屋で待っていたのは、前回と同じ女職員。あっちゃー。
開口一番、
『今回はきちんと約束の日に来たのね!!今回こそちゃんと書類持って来たでしょうね?』
と言いおった。
こいつの脳内では、前回のランデブーに関してのミスは私たちのせいになっているらしい。頭、大丈夫でせうか。
まあ職員は始めからそんなノリだったのだが、私は今回あることを決めていた。
それは、ずっと笑顔でいることである。幸福に暮らすことが最大の復讐である と言うように、自分がいかに幸せかを全面に顔で表してやるのだ。しかし、ただ笑顔でヘラヘラするのではなく、毅然とした態度で反論はする。そう決めていた。
また、私はフランスに来てから自分の中で勝手にゲームを作った。
自分が常に笑顔でいることで不快感100%な相手の態度が変わり、笑顔を見せるようになったら私の勝ち というものである。
ブスっとしてる人間にブスっとし返すと雰囲気が悪化するだけだし、お互い気分悪くなるだけなので。
これは完全自己満足だが、清々しくなるので結構オススメである。
ちなみに、彼は最初の時点で不快感マックスだった。
そして手続きが始まったわけだが、ほんまに何でこの人この仕事に就けたん?という感じであった。そんなに結婚式をさせたくないんかこの人は?と思えてくる。多分、移民が嫌いなんでしょうな。
まずは婚約者の書類チェックから。とにかく態度が悪い。あくびしながら書類チェックする始末。あくびを手で隠すマナーがない時点で、もう女としても人としてもイケてなさすぎる。
そして、変なところで突っかかってくる。
住所確認の書類、普通はEDF(電気とか水道)の明細でオッケーなはずなのに、この女職員はそれを受け付けない。きちんと最新の明細だったのに。ほかの書類を持ってこい!と言う。意味がわからなすぎる。
念のために彼は色々な書類を持って来ていたので、住宅保険か何かの証書でオッケーをもらっていた。無論、こちらの書類の日付はめっちゃ古い。住所証明の効力があるのかナゾ。
またこの書類は、念のために持ってきていただけなので、コピーをとってない。それを見た女職員はすかさず
『はぁ!?何でコピーとってないのよ!!』とブチ切れる。
(ちなみに、提出する予定だったEDFの最新の明細はきちんとコピーとってた。)
その後も、書類の住所の書き方が悪いだの何だの難癖つけられた。書き方が汚い!!と言って、書類を投げるように返してきたり。
とりあえず婚約者の書類は全て受理された。
ついに私の番が来た。脳内、遊戯王モードだった。
まず女職員が私に『あなたフランス語できるの?通訳とか用意してるの?』と言ってきた。
婚約者の対応で既に内心ムカついていたので、私は
俺のターン!!!と脳内で叫んでから
『やだ〜、フランス語できないのにフランス人と結婚するわけないじゃないですか〜!通訳なんかいりませんよ〜!』
とめっちゃ笑顔で答えた。
しかし内心、やっべーー!!!と思っていた。というのも、フランスで国際結婚するアメリカ人の友人♀が、結婚式の為に通訳を雇ったという話を聞いていたからである。彼女はフランス語ができるが、用心して雇ったそうだ。というのも、フランス語を理解しきれていないと判断されたら、結婚を受理してもらえない可能性があるらしいからだ。
通訳ナシで大丈夫だとは思うが、ちょっとどうしよっかな〜雇った方が安全なのかな〜と迷っていたのである。
しかしおもっくそ、通訳なんていらねえ!と言ってしまったので後には退けない。
ハラハラしながらも私の書類のチェックが進む。
ここで、女職員はトンチンカンなことを言い出す。
『はいー!必要書類の翻訳にアポスティーユがついてなーい!』
鬼の首をとったかのように嬉々としながら言っていた。
そう、UNOをやってるときに、"UNOって言ってなーい!!"って言うようなやつだ。
アポスティーユが翻訳につくわけないだろが。
アポスティーユを付与してもらうのは、戸籍原本である。アポスティーユ付きの戸籍原本を翻訳してもらうだけだ。というか、そもそも結婚に関する書類の翻訳は、アポスティーユが付いてないと大使館で受け付けすらしてもらえないと思う。
冷静にアポスティーユについて説明したら、『ふーん。あっそう! 』みたいな態度で、ほんまこいつはあかんわと思った。何もわかってない。
そして、次に、これまた変なところで突っかかって来た。
『確定申告の通知書を出しなさい』
と言ってきたのである。無論、そんなものは必要書類一覧表に記載されていなかった。
住所が確認したいから提出しろ、と言っていたが、それなら、水道料金の紙とかで良いはずである。なぜあえて確定申告の通知書なのか。
おそらく、"確定申告をしていません" という言葉が聞きたかったのであろうと思う。普通、収入のない外国人学生は確定申告をしないからであろう。そこをまたイビりたかったのではないかと思う。
しかし、わたしはここで、成歩堂 もやしになった。やっててよかった逆転裁判!!
く ら え !!!!!!
バシーン!!!!
確定申告の通知書を叩きつけた!!!!
そう、わたしは、昨年収入ゼロだったが、確定申告を今年の春にしていたのである。
というのも、収入のない外国人学生も確定申告をするのが義務になった という話を聞いたことがあり、本当かどうかわからず税務署に電話したら、『たとえ収入が無くても確定申告はして下さい』と言われたからである。(しかし、フランスの十八番 "担当する係員によって言うことが違う"である可能性もあった。本当は収入ゼロなら申告しなくていいのかもしれない…)
後々、確定申告してないことがどこかで問題になったら嫌だなぁと思ったので収入ゼロで念のため申告していたんだが、やっといて本当に良かった。
おそらく、ほとんどの学生は知らないだろうから確定申告なんてしてないだろうと思う。(住宅関連のアロカションをもらってる学生は、確定申告してないとアロカションを止められるみたいな話も聞いた。わたしは受給してないので詳しく知らんが。)
いかんせん、臆病な性格のおかげで助かった…と思った。
ちなみに、確定申告に関する書類を提出したときの女職員の反応は『ああ、あるの。ならいいわ』って感じだった。
そして最後に、宗教上の結婚式もするという申告をした流れから、神道と仏教の違いについて尋ねられた。
ぶっちゃけ、日本語でもうまく説明できない…とか思っていたら、
『あら〜あなたには難しすぎる質問だったかしら?説明できないの?私はこないだZENについての本を読んだから、なんなら説明してあげましょうか?』
と、この職員は言ってきた。
この瞬間に、はっは〜ん、こいつさては、BOBO(Bourgeois Boheme ブルジョワボヘミアン )かぶれ だな?
と思った。今までの対応で腹立ってたし、多分でまかせを言ってもわかるまいと思ったので適当に話した。というか何と無く、私のフランス語力を試されてる気がしたので、めっちゃ喋ってやろうと思ったのである。
神道の考えはとても繊細だから、あなたに理解してもらえるかわかりませんが…とさりげなく
m9(^Д^)9mプギャー!! プギャ--m9(^Д^)--!!
とバカにしつつの前置きをし、
神道は八百万の神を信じるアミニズムなのよ、仏教は一つの仏を信じるけど(うーんぶっちゃけわからないけど!!)、神道では全てのものに宿っている神を敬うのよ!!あなたが今持っているボールペン、それにも神は宿っているのよ!!
(ここらへんからもう話すネタがなく、適当にでっち上げる)
ええと…古事記って知ってますぅ?ほらー…あの〜…(※太安万侶の名前が出てこない…)あの…
…彦摩呂が編纂したやつよ!!!
щ(°∀°)щ{歴史の宝石箱やーーーー!!!
古事記は神道のことについて書いてるけど、同時に天皇の起源についても書いてるのよね!!!だから日本の民俗的な面が濃いっていうか!!ほら、仏教てやっぱインドから来たものだから!!それより日本の慣習に馴染んでるっていうか!!!仏教よりも古くからあるナチュラルな宗教っていうか!!なんていうかロハス!!!!!
ということをガーーっと喋った。
女職員の反応は、『ふ…ん…』て感じだった。
喋りながら、こんな出まかせがフランス語で言えるほど神経が図太くなったことに感動した。
щ(°∀°)щ{フランス語のIT革命やーーーー!!
神道や仏教とかについて真剣に研究してる方々に申し訳なさすぎるほど 適当なことを外国人に吹き込んでしまった。すまぬ!!
この後も、式当日の証人の身分証明書のコピーについてもいちいち文句言われたりした。
そして最後に、わたしの住所を確認しているときに 〜町 やら 〜市の発音がこの女職員には難しいらしくてうまくいかず、
『〜チョー、〜スィ』と発音しながら女職員がフフっと笑ったので、なんかもう勝手に
はいーー!笑ったのでわたしの勝ちーー!!!
と頭の中で叫んでいた。
とりあえず書類は全て受理され、数週間の審査(というか書類に不正がないかの確認)が終わり、本日 正式に結婚式の日程に関する通知を受けた。
この後も、結婚式の公示やら市長との面談(偽装結婚かどうか見抜くためだが、本当に面談するのかどうかは知らない)やら、まだまだ色々あるようだ。
とにかく本当に無事に申請を受理してもらえてよかった。希望通りの日程で挙式できるのも本当に嬉しい。
ちなみに、婚約者の友人はアフリカ系移民の女性との結婚申請を却下され(滞在許可証目的の偽装結婚を疑われたため。どうしても国籍による差別や偏見は存在する)、弁護士を雇ってようやく結婚できたらしい。それに比べれば、だいぶ簡単に済んだんだなと思う。
とりあえず、この日この女職員は、ある偉大な日本人の名を脳に刻んだ。
そう、HIKOMAROと…。
〜熱血市役所ウォーズ ぴゅタン☆ 申請編:完〜
- 梅の香巻 は、煎餅界の福山雅治だと思っている
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:ウェディング
- 投稿日:2014/01/24 22:04
- コメント(0)
我々は市役所と教会の二箇所で結婚式を行う。
教会での挙式は義務ではないので、市役所での挙式のみのカップルも多い。
ちなみに、その後はレストランで皆でご飯食べて解散!という感じである。
教会で挙式をするにあたって、前以て改宗をする必要はない。
しかし、わたしは信仰心がないのに教会で結婚するのは抵抗があるので、洗礼受けるのを前提にして教会に通う日々である。
(改宗するには二年間ミサに通い、その後洗礼を受ける必要がある。元々、私は仏教徒でもないから改宗とは言わないんだが。)
聖書を開くのは学生時代ぶりであるし、祈りの言葉は覚えられないのでカンペ作成している。聖歌も毎度違うものを歌うので、まだ全然覚えられていないけど。
学生の時、キリスト教学の先生がめっちゃ好きで、毎回むちゃくちゃ前の席で『っかぁ〜!!イカす腰つきだねぇ兄ちゃん!!』とかいう煩悩丸出しで講義を受けていたのを懐かしみながら、日々勉強している。
教会での結婚式は、数々のステップを踏まなくては挙げることができない。
まず申請時に神官と面談、その後自分たちの結婚の日に立ち会ってくれる助祭と数回面談、決められた日 決められた教会でのミサへの参加、勉強会への参加、同じ典礼暦の期間内で挙式するカップル達との面談など。
準備を終え無事挙式した結婚後も、報告を兼ねて神官やその他カップルとの面談などがある。
めんどくせー!と思う人もいるかもしれないが、私は結構、この手順が好きである。
結婚を控えた他のカップル達と関わりあって言葉を交わすことはとても興味深いし、何より結婚というものに対して真っ直ぐ向き合うための心の準備が出来るからだ。
ちなみに神官や助祭との面談では
なぜ結婚するのか、
なぜ教会で結婚したいのか(特にわたしの場合は、仏教や神道でなく なぜキリスト教なのかをすごく聞かれた)、
なぜ市役所での結婚式だけでなく教会でも挙式したいのか、
結婚を通して何を伴侶に与えてやれるか、
どうして相手は自分を生涯の伴侶として選んだと思うか、
自分たちが誓う永遠の愛とは具体的に何なのか
こんなことを聞かれた。
伴侶となる人間の考えも聞けて、結構面白い。
教会での挙式に向けては着々と準備が進んでいるが、相変わらず市役所での行政手続きは滞っている。未だに市役所での結婚式の日程は決まってないでやんす。
二週間後のランデブーでは波乱がないよう祈るのみ。
教会の助祭の人も、私たちの地域の市役所は、この近辺で最も対応が悪くて有名 と言っていた…。
壁ドンしつつ堪えていこうと思う。
余談だが、戸籍にアポスティーユを付けてもらうために母が外務省大阪分室に直接赴いた旨を聞いて、あ〜やっぱり我々は親子ね〜…と、血の繋がりを感じた。
(郵送なんてまどろっこしいわ、直接行く方が早いし確実やわい!というノリで行ったらしい)
そういうのも考えたら、本当に、堪えて頑張ろう!という気持ちになる。
戸籍の翻訳を依頼した法定翻訳家の人にも、『手続き大変やろけど、頑張って』と励まされた。
ものすごくノロノロとした進みだが、いちいち手順を終えるたびに達成感みたいなものがある。
この、いちいち小さな感動を得られる というのは、この国の醍醐味である。
フランス式でなく日本式でやった方が簡単!!という声が多いし、ごもっとも!とは思う。
でもやはり、フランス式で結婚する…というのは一つの貴重な経験だと思う。
(というか私は極力、在日フランス大使館と関わりあいたくないだけだが。)
こういうことを乗り越えて、またフランスでの経験値が溜まっていくんだわ!そうなんだわ!!
って思いながら日々を暮らしている。
柿ピーの袋の後ろの、"けなげ組 " のイラストに心を励まされながら頑張っているよあたしゃ
教会での挙式は義務ではないので、市役所での挙式のみのカップルも多い。
ちなみに、その後はレストランで皆でご飯食べて解散!という感じである。
教会で挙式をするにあたって、前以て改宗をする必要はない。
しかし、わたしは信仰心がないのに教会で結婚するのは抵抗があるので、洗礼受けるのを前提にして教会に通う日々である。
(改宗するには二年間ミサに通い、その後洗礼を受ける必要がある。元々、私は仏教徒でもないから改宗とは言わないんだが。)
聖書を開くのは学生時代ぶりであるし、祈りの言葉は覚えられないのでカンペ作成している。聖歌も毎度違うものを歌うので、まだ全然覚えられていないけど。
学生の時、キリスト教学の先生がめっちゃ好きで、毎回むちゃくちゃ前の席で『っかぁ〜!!イカす腰つきだねぇ兄ちゃん!!』とかいう煩悩丸出しで講義を受けていたのを懐かしみながら、日々勉強している。
教会での結婚式は、数々のステップを踏まなくては挙げることができない。
まず申請時に神官と面談、その後自分たちの結婚の日に立ち会ってくれる助祭と数回面談、決められた日 決められた教会でのミサへの参加、勉強会への参加、同じ典礼暦の期間内で挙式するカップル達との面談など。
準備を終え無事挙式した結婚後も、報告を兼ねて神官やその他カップルとの面談などがある。
めんどくせー!と思う人もいるかもしれないが、私は結構、この手順が好きである。
結婚を控えた他のカップル達と関わりあって言葉を交わすことはとても興味深いし、何より結婚というものに対して真っ直ぐ向き合うための心の準備が出来るからだ。
ちなみに神官や助祭との面談では
なぜ結婚するのか、
なぜ教会で結婚したいのか(特にわたしの場合は、仏教や神道でなく なぜキリスト教なのかをすごく聞かれた)、
なぜ市役所での結婚式だけでなく教会でも挙式したいのか、
結婚を通して何を伴侶に与えてやれるか、
どうして相手は自分を生涯の伴侶として選んだと思うか、
自分たちが誓う永遠の愛とは具体的に何なのか
こんなことを聞かれた。
伴侶となる人間の考えも聞けて、結構面白い。
教会での挙式に向けては着々と準備が進んでいるが、相変わらず市役所での行政手続きは滞っている。未だに市役所での結婚式の日程は決まってないでやんす。
二週間後のランデブーでは波乱がないよう祈るのみ。
教会の助祭の人も、私たちの地域の市役所は、この近辺で最も対応が悪くて有名 と言っていた…。
壁ドンしつつ堪えていこうと思う。
余談だが、戸籍にアポスティーユを付けてもらうために母が外務省大阪分室に直接赴いた旨を聞いて、あ〜やっぱり我々は親子ね〜…と、血の繋がりを感じた。
(郵送なんてまどろっこしいわ、直接行く方が早いし確実やわい!というノリで行ったらしい)
そういうのも考えたら、本当に、堪えて頑張ろう!という気持ちになる。
戸籍の翻訳を依頼した法定翻訳家の人にも、『手続き大変やろけど、頑張って』と励まされた。
ものすごくノロノロとした進みだが、いちいち手順を終えるたびに達成感みたいなものがある。
この、いちいち小さな感動を得られる というのは、この国の醍醐味である。
フランス式でなく日本式でやった方が簡単!!という声が多いし、ごもっとも!とは思う。
でもやはり、フランス式で結婚する…というのは一つの貴重な経験だと思う。
(というか私は極力、在日フランス大使館と関わりあいたくないだけだが。)
こういうことを乗り越えて、またフランスでの経験値が溜まっていくんだわ!そうなんだわ!!
って思いながら日々を暮らしている。
柿ピーの袋の後ろの、"けなげ組 " のイラストに心を励まされながら頑張っているよあたしゃ
- もやしさん、苗字変わるってよ。
-
エリア:
- ヨーロッパ>フランス
- テーマ:ウェディング
- 投稿日:2014/01/24 21:52
- コメント(0)
※だいぶまえに、別にやってるブログで書いた記事ですが気にせずお読み下さい
最近、英語の勉強を始めた。再開したと言う方が正しいだろうか。一応大学までは勉強していたんだし。
(といっく の有効期限なんぞ大昔に切れてしまったが。)
やはり英語は使いこなせるに越したことはないとヒシヒシ感じるからである。
あと、こっちで暮らすようになってから、二カ国語は話せて普通、三カ国語もそんなに大したことない、四•五カ国語が話せるくらいからスゴイ みたいなのをものすごく感じる。
ペっ(゜Д゜)!!
英語力を鍛えるために、家でも時々 英語で会話をふられる。果てしなく苦痛。しかも、『あ〜君の英語は、完璧にフランス語訛りついちゃってるね。矯正しないとね』とか言われるんである。
そのたびに、"あ〜つれ〜。俺の英語、フランス語訛りだわ〜。 つれ〜。"というような地獄のミサワ絵が脳内自動再生され、笑いを堪えるのに必死だ。
こんな感じの、ほんわか☆のほほんライフをもやしジャンキーは送っているヨ!と言いたいところだが、実際はザラキを唱えまくりな日々である。
先日、そう先週の木曜日のことである。忘れもしない。市役所に結婚式の手続きをしに行ってきた。
もしわたしが22代横綱 太刀山峯右エ門ばりの怪力を持っていたなら、きっと後世 この日のことを"血の木曜日"と社会の教科書に記され、さらにわたしの写真は授業に退屈した子供たちにラクガキなんかされちゃったりしたんだろうなと思う。
恐らく、以下から段々 普段以上に言葉遣いがキツくなると思われるが勘弁願いたい。
先週の木曜日は、結婚式の話し合い第二回目であった。当然、ランデブーはとってあった。予約票もきちんと持っていた。
予約票には、もちろん先週の木曜日の日付と時間も記載されていた。
なのに、市役所に行き窓口でランデブーを取ってる旨を言ったら
『はぁ?あなたたちの予約なんか入ってないわよ』
と言われたのである。
我々は予約票をみせ、んなわけねーべ、ここに書いてあんだろが と言っても、
『え〜…でも…ないし…。はぁ…。仕方ないわね、待合室で待ってて。』
という、しゃーねーから何とかしてやるよ的対応。
そしていざ、自分達の番が来ても、対応は最悪の最悪であった。対応した若いネエちゃんが本当に どないしたん? と言いたくなるくらい、キてた。
『あなたたちの予約は、先週の木曜日ってパソコンに入力されてるのよ!!何で来なかったの!!!
予約票は今日の日付!?はあ!?誰が書いたのよコレ!!!わたしは関係ないわ、わたしのミスじゃないもの!!!仕方ないから対応してあげるけど!!!!さっさと書類だして!!!!』
と、初っ端からブチ切れモード。
そしてここで書類を提出するも、思いっきり突き返された。
『なんで書類のオリジナルがないの!!!!こんなので対応できるわけないでしょ!!!』と。
フランスで日本人が結婚する際必要なのは、
※初婚の場合
出生証明書(Acte de Naissance)
独身証明書(Certificat de Célibat)
慣習証明書(Certificat de Coutume)
である(ほかにもあるが、とりあえず割愛)。
戸籍謄本と改製原戸籍を取り寄せ、それらを日本の外務省に送ってアポスティーユをつけてもらい、それをフランスに送ってもらった後に大使館か法定翻訳者に依頼してこの三つの書類を作成してもらう。
くっそめんどくせー上に、お金もかかるのである。しかも、これらの書類には有効期限があるため、この有効期限内に結婚が成立しなければ、全く同じ手順で書類を用意し 再提出しなくてはいけないのである。
フランスの市役所は仕事が遅いので、書類の有効期限内に結婚式を挙げられない国際カップルは結構いるようだ。
なので、以前、第一回目のランデブーの際に対応してくれた係員の人は、
『あなたたちの場合は、7ヶ月先に結婚式をしたいのね。なら、今から書類を全部提出したら結婚するまでに書類の有効期限が切れてしまうから、PACSを締結したときに使った書類のコピーを一先ず提出してくれたらいいわ。(※PACSのときも、アポスティーユ付き出生証明書と慣習証明書は作成しており、家にそのコピーがあったため)
結婚式の三ヶ月前までにオリジナルを作成して提出してくれたらいいから。法定翻訳、高いものね。何度も再提出するのはお金がもったいないし』
という神対応であった。だから、コピーを持ってきていたのである。
その旨を言っても、このクソあまは、
『そんなの知らない!!オリジナル以外は受け付けない!!わたしは!!わたしのミスじゃない!!そもそもコピー提出しろなんて言われて、それを鵜呑みにするのがおかしい!!常識で考えろ!!』と言うのである。
しかし、以前の係員の人が、予約票の裏に "必要な書類(コピーのみでOK)"と書いてくれていたのである。それを見せても、
『わたしは知らない!!わたしのミスじゃない、知るか!!とにかくコピーでは受け付けない!!出直してこい!!外国人と結婚したいなら我慢しろ!!!』
と言うのだ。ほんのり差別も感じた。ていうか、全く祝福とかする気ないね君。あと、わたしのミスじゃないって連呼しすぎ。
この、人によって言うことが違いすぎる対応、マニュアルなさすぎ、そもそもランデブーからしてこちらは全く悪くないのに"お前らアホか、しゃーないから対応したるわ"みたいな対応、当然 一切謝罪なし。
そしてひたすらヒステリーなこの女に対して、さすがの婚約者もぶち切れ。
『疲れたですぅ』なんていう、タラちゃんのような日本語をたまに口にしてわたしを和ます、異常なほど温厚な彼が切れたのである。ビックリした。温厚な人ほど、怒ると怖いというのはマジである。
どんだけ切れたかと言うと、市役所を出るときに壁ドンしたほどである。
彼が切れて、この女とものすごい口論になるも(間違いだらけの情報を寄越すお前らこそ何やねん、ていうかなんでそっちの数々のミスに対する謝罪がないねん という感じに切れていた)、この女は一切意見を変えないし謝罪もしないので 結局、後日再訪することになった。
この女が予約票を新しく記入しているときも、『ほ〜ら、日付を赤ペンで書いてあげたわよ、わかりやすいでしょ〜う?』と ほざいたので、ほんまに殴りとばしたくなった。
婚約者が壁ドンしてなかったら、わたしがしてたと思う。
その日は帰ってからも2人でひたすらムカムカしていたが、次の日の朝、顔を洗って鏡をみた時に ふと
"でもわたしはあの女より幸せな人生を送っているし、今後ももっと幸せになっていく自信がある。"と思った。
あの女から感じたのは、あの女の人生の不幸とか不満とかそういったものばかりである。
あの女は、綺麗な顔をしていた。しかし、指輪はしていなかった。当然、結婚してても指輪をしない人もいるが、若い人は結婚か婚約したら基本的に指輪をするものだと思う。
私生活が潤っていない中、自分はひたすら結婚で幸せいっぱいなカップル達のために働かなくてはいけない。なんと哀れだろうか!!
あの女が、老後 独りで、小さな古いアパートの一室で冷凍食品をチンして食べているとき、
わたしは孫と日当たりの良い一軒家の庭でガーデニングをしている。
『これ、何だと思う?これね、ミキプルーンの苗木!』
みたいなフレンチジョークをぶちかまして、孫たちをどっかん笑わせているのである。そして休憩がてらティータイムとかしちゃうのである。おやつはカントリーマアムだ。
そう、間違いなく、わたしはあの女より幸せになれる。
全ては想像にすぎないが、わたしはあの女より絶対に幸せな人生を送る。そう思う。
ぶっちゃけ、今後もあんな市役所に頭下げて結婚を依頼したくないんだが。
幸せなことなのだから、出来る限りネガティブな気持ちにならないよう気を強く持ちたい。
ちなみに、教会で結婚する日の日付はもう決まっている。たぶん、この調子だと、同日に市役所と教会で結婚式をするのはムリだろう…。市役所で結婚式をする日はあくまでも事務手続き という気概で行くと思う。もうジャージで行ってやろうかと思う。
"国際結婚に必要なのは、まず何よりも忍耐"という言葉が頭によぎりまくりである
最近、英語の勉強を始めた。再開したと言う方が正しいだろうか。一応大学までは勉強していたんだし。
(といっく の有効期限なんぞ大昔に切れてしまったが。)
やはり英語は使いこなせるに越したことはないとヒシヒシ感じるからである。
あと、こっちで暮らすようになってから、二カ国語は話せて普通、三カ国語もそんなに大したことない、四•五カ国語が話せるくらいからスゴイ みたいなのをものすごく感じる。
ペっ(゜Д゜)!!
英語力を鍛えるために、家でも時々 英語で会話をふられる。果てしなく苦痛。しかも、『あ〜君の英語は、完璧にフランス語訛りついちゃってるね。矯正しないとね』とか言われるんである。
そのたびに、"あ〜つれ〜。俺の英語、フランス語訛りだわ〜。 つれ〜。"というような地獄のミサワ絵が脳内自動再生され、笑いを堪えるのに必死だ。
こんな感じの、ほんわか☆のほほんライフをもやしジャンキーは送っているヨ!と言いたいところだが、実際はザラキを唱えまくりな日々である。
先日、そう先週の木曜日のことである。忘れもしない。市役所に結婚式の手続きをしに行ってきた。
もしわたしが22代横綱 太刀山峯右エ門ばりの怪力を持っていたなら、きっと後世 この日のことを"血の木曜日"と社会の教科書に記され、さらにわたしの写真は授業に退屈した子供たちにラクガキなんかされちゃったりしたんだろうなと思う。
恐らく、以下から段々 普段以上に言葉遣いがキツくなると思われるが勘弁願いたい。
先週の木曜日は、結婚式の話し合い第二回目であった。当然、ランデブーはとってあった。予約票もきちんと持っていた。
予約票には、もちろん先週の木曜日の日付と時間も記載されていた。
なのに、市役所に行き窓口でランデブーを取ってる旨を言ったら
『はぁ?あなたたちの予約なんか入ってないわよ』
と言われたのである。
我々は予約票をみせ、んなわけねーべ、ここに書いてあんだろが と言っても、
『え〜…でも…ないし…。はぁ…。仕方ないわね、待合室で待ってて。』
という、しゃーねーから何とかしてやるよ的対応。
そしていざ、自分達の番が来ても、対応は最悪の最悪であった。対応した若いネエちゃんが本当に どないしたん? と言いたくなるくらい、キてた。
『あなたたちの予約は、先週の木曜日ってパソコンに入力されてるのよ!!何で来なかったの!!!
予約票は今日の日付!?はあ!?誰が書いたのよコレ!!!わたしは関係ないわ、わたしのミスじゃないもの!!!仕方ないから対応してあげるけど!!!!さっさと書類だして!!!!』
と、初っ端からブチ切れモード。
そしてここで書類を提出するも、思いっきり突き返された。
『なんで書類のオリジナルがないの!!!!こんなので対応できるわけないでしょ!!!』と。
フランスで日本人が結婚する際必要なのは、
※初婚の場合
出生証明書(Acte de Naissance)
独身証明書(Certificat de Célibat)
慣習証明書(Certificat de Coutume)
である(ほかにもあるが、とりあえず割愛)。
戸籍謄本と改製原戸籍を取り寄せ、それらを日本の外務省に送ってアポスティーユをつけてもらい、それをフランスに送ってもらった後に大使館か法定翻訳者に依頼してこの三つの書類を作成してもらう。
くっそめんどくせー上に、お金もかかるのである。しかも、これらの書類には有効期限があるため、この有効期限内に結婚が成立しなければ、全く同じ手順で書類を用意し 再提出しなくてはいけないのである。
フランスの市役所は仕事が遅いので、書類の有効期限内に結婚式を挙げられない国際カップルは結構いるようだ。
なので、以前、第一回目のランデブーの際に対応してくれた係員の人は、
『あなたたちの場合は、7ヶ月先に結婚式をしたいのね。なら、今から書類を全部提出したら結婚するまでに書類の有効期限が切れてしまうから、PACSを締結したときに使った書類のコピーを一先ず提出してくれたらいいわ。(※PACSのときも、アポスティーユ付き出生証明書と慣習証明書は作成しており、家にそのコピーがあったため)
結婚式の三ヶ月前までにオリジナルを作成して提出してくれたらいいから。法定翻訳、高いものね。何度も再提出するのはお金がもったいないし』
という神対応であった。だから、コピーを持ってきていたのである。
その旨を言っても、このクソあまは、
『そんなの知らない!!オリジナル以外は受け付けない!!わたしは!!わたしのミスじゃない!!そもそもコピー提出しろなんて言われて、それを鵜呑みにするのがおかしい!!常識で考えろ!!』と言うのである。
しかし、以前の係員の人が、予約票の裏に "必要な書類(コピーのみでOK)"と書いてくれていたのである。それを見せても、
『わたしは知らない!!わたしのミスじゃない、知るか!!とにかくコピーでは受け付けない!!出直してこい!!外国人と結婚したいなら我慢しろ!!!』
と言うのだ。ほんのり差別も感じた。ていうか、全く祝福とかする気ないね君。あと、わたしのミスじゃないって連呼しすぎ。
この、人によって言うことが違いすぎる対応、マニュアルなさすぎ、そもそもランデブーからしてこちらは全く悪くないのに"お前らアホか、しゃーないから対応したるわ"みたいな対応、当然 一切謝罪なし。
そしてひたすらヒステリーなこの女に対して、さすがの婚約者もぶち切れ。
『疲れたですぅ』なんていう、タラちゃんのような日本語をたまに口にしてわたしを和ます、異常なほど温厚な彼が切れたのである。ビックリした。温厚な人ほど、怒ると怖いというのはマジである。
どんだけ切れたかと言うと、市役所を出るときに壁ドンしたほどである。
彼が切れて、この女とものすごい口論になるも(間違いだらけの情報を寄越すお前らこそ何やねん、ていうかなんでそっちの数々のミスに対する謝罪がないねん という感じに切れていた)、この女は一切意見を変えないし謝罪もしないので 結局、後日再訪することになった。
この女が予約票を新しく記入しているときも、『ほ〜ら、日付を赤ペンで書いてあげたわよ、わかりやすいでしょ〜う?』と ほざいたので、ほんまに殴りとばしたくなった。
婚約者が壁ドンしてなかったら、わたしがしてたと思う。
その日は帰ってからも2人でひたすらムカムカしていたが、次の日の朝、顔を洗って鏡をみた時に ふと
"でもわたしはあの女より幸せな人生を送っているし、今後ももっと幸せになっていく自信がある。"と思った。
あの女から感じたのは、あの女の人生の不幸とか不満とかそういったものばかりである。
あの女は、綺麗な顔をしていた。しかし、指輪はしていなかった。当然、結婚してても指輪をしない人もいるが、若い人は結婚か婚約したら基本的に指輪をするものだと思う。
私生活が潤っていない中、自分はひたすら結婚で幸せいっぱいなカップル達のために働かなくてはいけない。なんと哀れだろうか!!
あの女が、老後 独りで、小さな古いアパートの一室で冷凍食品をチンして食べているとき、
わたしは孫と日当たりの良い一軒家の庭でガーデニングをしている。
『これ、何だと思う?これね、ミキプルーンの苗木!』
みたいなフレンチジョークをぶちかまして、孫たちをどっかん笑わせているのである。そして休憩がてらティータイムとかしちゃうのである。おやつはカントリーマアムだ。
そう、間違いなく、わたしはあの女より幸せになれる。
全ては想像にすぎないが、わたしはあの女より絶対に幸せな人生を送る。そう思う。
ぶっちゃけ、今後もあんな市役所に頭下げて結婚を依頼したくないんだが。
幸せなことなのだから、出来る限りネガティブな気持ちにならないよう気を強く持ちたい。
ちなみに、教会で結婚する日の日付はもう決まっている。たぶん、この調子だと、同日に市役所と教会で結婚式をするのはムリだろう…。市役所で結婚式をする日はあくまでも事務手続き という気概で行くと思う。もうジャージで行ってやろうかと思う。
"国際結婚に必要なのは、まず何よりも忍耐"という言葉が頭によぎりまくりである
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