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エリア:
- 南太平洋 > タヒチ
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テーマ:
- 自然・植物

今日はタヒチから届いた、最新プチ情報をご紹介させていただきます。
今回は夕刻に花を咲かせ、朝には散ってしまう珍しい植物のご紹介。
日本では、その果実の形から「ゴバンノアシ(碁盤の脚)」と呼ばれ、
タヒチでは「HOTU(ホトゥ)」と呼ばれています。
なんと、これは昔は漁をする時に、使われていたそうです。

英語で「ポイズン・フィッシュ」と呼ばれ、果実には魚毒性があります。
実を細かく砕いて団子状にし、海中の珊瑚や岩の下に置いておくと、
周りの魚が気絶し、プカプカ浮いてくるそうです。
現在ポリネシアでは、この漁法は魚を保護するために禁止されています。
そして観賞用として育てられるこの植物は、絶滅危惧種になっています。
日本では滅多に見る事のできない、色々な植物がポリネシアには沢山あります。
「人類の生活に実用性がある物」が先人によって持ち運びこまれたという事ですが、
この「HOTU」もそのひとつなのでしょう。

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