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エリア:
- ヨーロッパ > ノルウェー > スヴォルヴァール
- 北極・南極 > 北極
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テーマ:
- ビーチ・島
- / ハイキング・登山
- / クルーズ

ノルウェーのトロムソ地方に属するスバールバル諸島は北極圏に位置し、5つの主な島と150もの小さな島々で構成される。切り立った山々からなるフィヨルド、氷山が浮かぶ海、張り詰めた空気・・・。ここで暮らす野性動物たちは、一見過酷なこの環境こそが命の源なのだ。
■夏が本番!白夜の北極圏で壮大な景色と野生動物を堪能

クルーズは6月〜8月。この時期の北極圏は、“白夜”を迎える。アザラシには繁殖の季節だ。同時にホッキョクグマ(シロクマ)にとっては狩猟シーズン。ソディアックボートで近づいて、満足そうにアザラシを頬張るシロクマの姿が見られるチャンスだ。近海にマッコウクジラを発見できるかもそれない。また巨大な氷河や壮大なフィヨルドの造形を真近で堪能できるのも魅力のひとつ。沈まぬ太陽のもと、島々を巡る船の旅を楽しもう。

上陸して各島をハイキング。雪が溶けて流れる小川のせせらぎ、残雪の険しい山々が別世界へといざなう。岩に生えるコケ、小さく可憐な花をつける高山植物が北極の短い夏を彩る。ウミガラスやミツユビカモメが山肌に巣をつくり、めまぐるしく飛び回る。なだらかな丘にいるトナカイの群れが好奇心一杯に顔を向ける。運がよければ、北極キツネが海鳥の雛を狙うシーンを見ることもできる。浜辺には数十頭で群れているセイウチが時折大きな身体をくねらせる。ここでは手付かずの自然と多くの出会いが待っている。

■歴史探訪、炭鉱と捕鯨の島がエコロジーと観光の地に

スバールバル諸島はかつて炭鉱と捕鯨の島であった。主な島ではその歴史を語る博物館や捕鯨工場跡、炭を運んだ蒸気機関車などを見ることができる。20世紀に入るとアムンゼンやノービル、エルスワースなど、北極点を目指す探検家たちの基地として知られ、彼らの記念碑が置かれている。またニールオルスン島には極地研究所が設置され、北半球の気候変動や大気汚染などさまざまなデータを収集、“地球のいま”が全世界へと発信されている。
<インフォメーション>

日本からはノルウェーの主都オスロまたは最北端の町トロムソを経由し、スバールバル諸島最大の島スピッツベルゲンの主都ロングイヤービーン(ロングイヤービエン)が北極の旅の玄関口。
【基本データ】●ノルウェー領 ●北緯78度55分東経11度56分 ●ツンドラ気候 ●白夜と極夜がそれぞれ4ヶ月 ●冬の最低気温は-30度以下 ●総面積62,000K?(九州と四国を合わせた程度) ●人口 約3,000人 ●石炭業、研究活動、観光業
<プラスαな旅のご提案/北欧の美しい町を楽しもう>

スバールバル諸島クルーズとともにノルウェーの美しい町をゆっくりと観光してみませんか?夜中でもほのかに明るい白夜の季節、町は北欧の短い夏を謳歌する人々で遅くまで賑います。
ノルウェーの首都オスロは、三方を山に囲まれ、オスロフィヨルドに面した風光明媚な町。国立美術館には「叫び」「マドンナ」など、エドワルド・ムンクの作品が鑑賞できます。王宮まで続くカール・ヨハンス・ガーテ通りでは、ショップ、カフェやレストランが軒を並べ、夏季や週末には大道芸人のパフォーマンスも楽しめます。
またトロムソは北極探検の際の寄港地として知られる町。トロムソイヤ島(Tromsoya) とトロムスダーレン(Tromsdalen)に分かれています。町の中心部はトロムソ島にあり、大陸とはトロムソ橋や海底トンネルで結ばれており、大学やオーロラ観測所などがあります。木造の家が続く美しい街並の散策や、グルメなレストラン巡りもオススメです。
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