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- 2012年3月11日
-
エリア:
- 東北>岩手>大船渡・陸前高田
- 東北>宮城>松島
- テーマ:その他 自然・植物
- 投稿日:2012/04/12 17:23
- コメント(0)

私は何も知りません
と言ってるかのように
空が綺麗過ぎた。
2012年3月11日。

もし自然が私達の気持ちを察して
今という時を晴天にしてくれたのならば
こんなに多くもの哀しみを生み出した地震を
起こしたりはしなかったであろう、と考える。

自然は意志をもたないもたない、
はずなのに・・・
時に心が現れる程の美しい景観を見せてくれたり
怖いくらい良いタイミングで雨が止んだり
忘れては行けない何かを教えてくれたり
意志をもって自分と向き合ってくれているような、
そんな気がしてしまうのだ。

しかし、震災を前にそんな考えは1ミリも生まれない。
生まれないのだ。
自然は意志をもたない。
そして意志をもつ私たちは
そんな自然の中で生かされて居る。
これからもずっと。
2012年3月11日。
あの日、岩手の沿岸部に居て
岩手の自然に囲まれながら感じた
自分の胸の内を理解するのに
少し時間がかかってしまった。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
http://www.web-lue.com/webmagazin/2012/1204tohoku/01.php
三陸ボランティアダイバーズの1年の活動を振り返る
ocean+αPDFマガジン第2弾「それでも海を信じたい」
.
乗り換えの時間の少ない中、コンビニでとっさにとったおにぎり。
これからワカメの若い芽を食べに行くと言うのに
ワカメのおにぎりを買った事に気付いたのは
なにもレジでお金を払っている時ではない。
山手線に乗ってシートに座り、携帯をいじり始めての事だった。
いや、逆にワカメの間引きに行くに辺り
無意識にもワカメが頭にあるというのは
良いスタートではないか?!
そんな事を思いながら岩手県陸前高田市に夜行バスで向かいます!

今回は崎浜漁港から出発です。
いつもお会いする漁師さんが快く迎えてくれました!
折角なので海の中からワカメの様子を見てみようと海へ。

140メールを往復で108本のワカメが連なっていると聞きました。
ずっと先までワカメです。
左も右もワカメです。
ワカメに挟まれたワカナです。
そんなワカナが、、いやいやワカメが
立派に大きく育つ為に、間引きをする訳です。
等間隔でワカメを切って行きます。
勿論、手作業です。
1日に出来ても100メール。。。
今年は漁港からのゴーサインが2週間遅かったと聞きました。
急がねばなりませんね。。
小さな小さな雪がちらつく中、漁師さん達はひたすら間引きます。
さて、そんな間引かれたワカメちゃん。
頂きます!
ワカメのしゃぶしゃぶです。



『 若い芽故、柔らかく大変風味が良く・・・ 』
などと丁寧に表現するよりはここは、
『 うーヤバイ!超美味しいー!! 』
と短い単語を並べるだけの方が伝わるはずです。
加えて鍋に入れた時に起こる、茶色から緑への早変わりに
一同、『おー!!!!!』という歓声を上げます!
鮮やかな緑です。

雰囲気が味をつくるとも言います。
しかしこの場合、ワカメが間違いなく美味しい事はわかっているので、
“その場の雰囲気”という相乗効果、大いにウェルカムです。

2月4日22時前。
岩手県陸前高田市横田町にある平屋で大人5人。
漁師さん達の海への想いをどっぷり感じ、
ワカメの美味しさにはしゃいではしゃいで、
世界の中心は今ここにあるのではないかと思った夜。
言いすぎかもしれないけど、感じたことをそのままに。
.
これからワカメの若い芽を食べに行くと言うのに
ワカメのおにぎりを買った事に気付いたのは
なにもレジでお金を払っている時ではない。
山手線に乗ってシートに座り、携帯をいじり始めての事だった。
いや、逆にワカメの間引きに行くに辺り
無意識にもワカメが頭にあるというのは
良いスタートではないか?!
そんな事を思いながら岩手県陸前高田市に夜行バスで向かいます!

今回は崎浜漁港から出発です。
いつもお会いする漁師さんが快く迎えてくれました!
折角なので海の中からワカメの様子を見てみようと海へ。

140メールを往復で108本のワカメが連なっていると聞きました。
ずっと先までワカメです。
左も右もワカメです。
ワカメに挟まれたワカナです。
そんなワカナが、、いやいやワカメが
立派に大きく育つ為に、間引きをする訳です。
等間隔でワカメを切って行きます。
勿論、手作業です。
1日に出来ても100メール。。。
今年は漁港からのゴーサインが2週間遅かったと聞きました。
急がねばなりませんね。。
小さな小さな雪がちらつく中、漁師さん達はひたすら間引きます。
さて、そんな間引かれたワカメちゃん。
頂きます!
ワカメのしゃぶしゃぶです。




『 若い芽故、柔らかく大変風味が良く・・・ 』
などと丁寧に表現するよりはここは、
『 うーヤバイ!超美味しいー!! 』
と短い単語を並べるだけの方が伝わるはずです。
加えて鍋に入れた時に起こる、茶色から緑への早変わりに
一同、『おー!!!!!』という歓声を上げます!
鮮やかな緑です。

雰囲気が味をつくるとも言います。
しかしこの場合、ワカメが間違いなく美味しい事はわかっているので、
“その場の雰囲気”という相乗効果、大いにウェルカムです。

2月4日22時前。
岩手県陸前高田市横田町にある平屋で大人5人。
漁師さん達の海への想いをどっぷり感じ、
ワカメの美味しさにはしゃいではしゃいで、
世界の中心は今ここにあるのではないかと思った夜。
言いすぎかもしれないけど、感じたことをそのままに。
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- タグ:
- 岩手 大船渡市 早採りワカメ 三陸ボランティアダイバーズ
- びゅぼーっとふく風。
-
エリア:
- 東北>岩手>大船渡・陸前高田
- テーマ:街中・建物・景色 その他 自然・植物
- 投稿日:2011/12/06 21:13
- コメント(2)

〈 左から2番目がクマさん! 〉
「岩手の寒さをなめるなー」とクマさんに言われ、
ダウンを着て、帽子をかぶって、
ちょっとビビッて外にでる。
それは、星空を見るため。
新月を前にした夜、そこには沢山の☆が居た。
風がびゅぼーっと流れる。
でも頬まで隠した帽子は、それを正しくは伝えてくれない。。。
なんだか、岩手の夜風を知りたくなって、
帽子を外してみた。
あぁこれが岩手の風かぁ。
風の音が耳を通して、
頬に刺さる冷たさが皮膚を通して、
鼻から入る空気が喉を通して、
私にそう感じさせた。
そして、なんだか懐かしい感覚。
寒いけど、でもそれがとっても心地良くて、
岩手の風を感じながら、岩手の空を見た。
もっともっともっともっと。
あの空を見て居たかったなぁ。
.
- 昆布の匂いのする漁港
-
エリア:
- 東北>岩手>大船渡・陸前高田
- テーマ:街中・建物・景色 その他 自然・植物
- 投稿日:2011/11/06 20:05
- コメント(5)
海に来ると風が海の匂いを伝えてくれる。
海に居て匂いを知り、
それが海の匂いだと認知したのか、
以前から匂いを知っていて、
これが海の匂いだと認知したのか。
果たして、どちらが先かはわからないけれど、
私は海の匂いを知っている、、、、
はずだった!!
匂いを言葉にすると潮、磯の匂い。
今まで何度も感じ、これが海の匂いだと思っていたが、
岩手県大船渡市の甫嶺漁港は違った。
昆布の匂いがするのです!

< 満潮になると匂いも増します! >
震災によって、漁港が海に飲み込まれ、地盤も沈下し、
何度作業をしても瓦礫が山のように出てくるのだ。

< 瓦礫を引き上げているのは三陸ボランティアダイバーズ >

< 漁師さんから聞く津波の話には、心打たれます >

< ダイバーが海を潜り、瓦礫をロープで巻きつけ、それを引き上げます >

< 主に人の手で! >

< 時には大きいものも >

< 鉄骨だって沈んでいます。。。地道な作業です >
何度行っても終わりが見えない。
それでも昆布の匂いがするこの漁港が
どれだけ昆布の生産に力を入れていたかを知ると同時に
生命の力強さを感じた。
海には昆布の匂いがあるって事を教えてくれたのは、
昆布の匂いがする漁港だった。

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海に居て匂いを知り、
それが海の匂いだと認知したのか、
以前から匂いを知っていて、
これが海の匂いだと認知したのか。
果たして、どちらが先かはわからないけれど、
私は海の匂いを知っている、、、、
はずだった!!
匂いを言葉にすると潮、磯の匂い。
今まで何度も感じ、これが海の匂いだと思っていたが、
岩手県大船渡市の甫嶺漁港は違った。
昆布の匂いがするのです!

< 満潮になると匂いも増します! >
震災によって、漁港が海に飲み込まれ、地盤も沈下し、
何度作業をしても瓦礫が山のように出てくるのだ。

< 瓦礫を引き上げているのは三陸ボランティアダイバーズ >

< 漁師さんから聞く津波の話には、心打たれます >

< ダイバーが海を潜り、瓦礫をロープで巻きつけ、それを引き上げます >


< 主に人の手で! >

< 時には大きいものも >

< 鉄骨だって沈んでいます。。。地道な作業です >
何度行っても終わりが見えない。
それでも昆布の匂いがするこの漁港が
どれだけ昆布の生産に力を入れていたかを知ると同時に
生命の力強さを感じた。
海には昆布の匂いがあるって事を教えてくれたのは、
昆布の匂いがする漁港だった。

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- 鮭の遡上に人生を重ね合わせて。【岩手】
-
エリア:
- 東北>岩手>大船渡・陸前高田
- 東北>岩手>花巻温泉郷
- テーマ:鑑賞・観戦 自然・植物 動物
- 投稿日:2011/10/13 18:58
- コメント(0)
新幹線や航空会社の車内/機内誌のコラムに
ありそうなタイトルだなぁ、なんて大胆な事を思いながら。。。
さて、その「鮭の遡上」を見る為に、
2011年10月に岩手県陸前高田市&花巻市に行ってきました!
その名も「サーモンスイム」ツアーです。
岩手到着日は、午後から河口近くで川に浸かって、
鮭の遡上を見ました!

<この河口です>

<・・・と、その前に昼食。腹が減っては戦は出来ぬ!>

<川に浸かって見ました!/これは練習風景>
翌日は、上流の橋の上からの観察でした。

1匹のメスが、石を少しずつどけて
卵を産む場所を確保していました。
勿論、川に逆らいながらです。
「おーなんとも!」
皆、感激です。
そこにオスが2匹やってきて、争っていました。
その後、1匹は川に流され居なくなり、
そして、そこにまた1匹のオスが・・・
この繰り返しです。
「お!」
「いけ!」
「負けるな!」
こんな声が飛び交います。
そして、流れる川の中で、目線を合わせて見た、
あの勇ましい姿を知ってしまっているだけに、
ここまで遡上して来ても、恋が実らないことを知ると、
切なくなるもなる私達なのでした。。。
そんな中で、メスの後方3メートルに、1匹のオスが。
特に、メスに近づく訳でもなく、他のオスと争う訳でもなく、
メスとも距離を縮めず川に逆らって泳いでいるのでした。
皆がそのオスに注目していた中、
ある男性がこんな事を口にしました。
「こんな辛い思いをして遡上してきて、一体何やっているだよ。」
なかなか良い事いうなぁ、
と思っていた矢先に発したのは、
「これじゃ、俺と一緒じゃんか。。。」
そう、鮭の遡上に人生を重ね合わせたのは、
何を隠そう、その男性↓なのでした!

来年また皆で行こう!と、
話し合っていた中での3月12日の震災。
鮭は、4年周期で川に戻って来るので、
今年戻ってこなければ、4年後鮭は、現れません。
そして、更に4年後も・・・
しかしながら、戻って来ているとの事!
あれから1年。
この秋も逢いに行ってきます。
あの凛々しくて、力強い目を見たら、
それがまた自分の活力になるような気がします。

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ありそうなタイトルだなぁ、なんて大胆な事を思いながら。。。
さて、その「鮭の遡上」を見る為に、
2011年10月に岩手県陸前高田市&花巻市に行ってきました!
その名も「サーモンスイム」ツアーです。
岩手到着日は、午後から河口近くで川に浸かって、
鮭の遡上を見ました!

<この河口です>

<・・・と、その前に昼食。腹が減っては戦は出来ぬ!>

<川に浸かって見ました!/これは練習風景>
翌日は、上流の橋の上からの観察でした。

1匹のメスが、石を少しずつどけて
卵を産む場所を確保していました。
勿論、川に逆らいながらです。
「おーなんとも!」
皆、感激です。
そこにオスが2匹やってきて、争っていました。
その後、1匹は川に流され居なくなり、
そして、そこにまた1匹のオスが・・・
この繰り返しです。
「お!」
「いけ!」
「負けるな!」
こんな声が飛び交います。
そして、流れる川の中で、目線を合わせて見た、
あの勇ましい姿を知ってしまっているだけに、
ここまで遡上して来ても、恋が実らないことを知ると、
切なくなるもなる私達なのでした。。。
そんな中で、メスの後方3メートルに、1匹のオスが。
特に、メスに近づく訳でもなく、他のオスと争う訳でもなく、
メスとも距離を縮めず川に逆らって泳いでいるのでした。
皆がそのオスに注目していた中、
ある男性がこんな事を口にしました。
「こんな辛い思いをして遡上してきて、一体何やっているだよ。」
なかなか良い事いうなぁ、
と思っていた矢先に発したのは、
「これじゃ、俺と一緒じゃんか。。。」
そう、鮭の遡上に人生を重ね合わせたのは、
何を隠そう、その男性↓なのでした!

来年また皆で行こう!と、
話し合っていた中での3月12日の震災。
鮭は、4年周期で川に戻って来るので、
今年戻ってこなければ、4年後鮭は、現れません。
そして、更に4年後も・・・
しかしながら、戻って来ているとの事!
あれから1年。
この秋も逢いに行ってきます。
あの凛々しくて、力強い目を見たら、
それがまた自分の活力になるような気がします。

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