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- 野生動物観察には最適! 冬のイエローストーン
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エリア:
- 北米>アメリカ西部>イエローストーン国立公園
- テーマ:街中・建物・景色 スキー・スノボ 世界遺産
- 投稿日:2009/12/15 16:20
- コメント(0)
イエローストーンといえば一番有名なのは何でしょうか?
野生動物の宝庫 オオカミ観察ナンバーワンスポット 世界最大の温泉地域
あまりにも様々な顔があるので、イエローストーンをひとことで表現するのはちょっと難しい気もします。
冬のイエローストーンは夏のイエローストーンとは全く違う顔を持っています。一番違うのはあらゆる地面が雪に覆われているということ。
夏にはセージの草原が、一面雪野原になって、野生動物の歩いた跡が点々とついています。コヨーテやキツネ、オオカミが雪の下のトンネルを走るネズミを求めて大きくジャンプしている姿などに出くわすこともしばしば。雪が積もると、あの大きなバイソンの顎が一体なんのためにあるのかが納得できることでしょう。彼らのあごは雪のをかき分ける、ブルドーザーみたいな役割をしているのです。
エルクがアスペンの樹皮をばりばりとはがして食べているのをみれば、どうして白いアスペンの樹皮がずいぶん地面から高いところで黒くはがれているのかを知ることもできます。アスペンの樹皮をみれば、きっとその年の雪の深さを知ることができるのです。
冬になったら公園は死んだように眠っているとおもっている人がいますが、実はそうではありません。野生動物の活動は白い世界の上で、一番見やすい季節になり、それを観察するために多くの人々がやってきています。夏には保護色となる茶色の毛皮は白い雪の上ではどうしても目立ちますし、もしもオオカミが仕留めた獲物が白い雪の上に倒れていれば、赤い血がはっきりと観察できるからです。獲物を狙って空を飛ぶコンドルやワタリガラスやハクトウワシなども、ずいぶん発見しやすい状態です。

もうひとつ冬の特権は、トレイルも雪に覆われてしまうということ。
クロスカントリースキーやスノーシューをはいてしまえば、どんどんトレイルを選ばなくてもあるいてアニマルトラッキングもできてしまうのです。以前のツアーでは雪の上についたオオカミの足跡をそのまま持って帰ったことがありました。こんなお土産ってなかなか素敵ですね。
また、最大の温泉地帯イエローストーン国立公園では、雪が降ろうと地中の活動は続いていて、特に寒い時期の温泉の湯気の白さは、とても美しく、あちらこちらの地面から吹き上げる白い煙と、冬に特徴的なまっさおな青空は、もうただ感動を誘う風景なのです。
間欠泉の白い煙も、夏にましてクリアーです。きっと夏よりも冬の景色のほうが、地球が生きているのだという事実をその目で実感できることと思います。
イエローストーン国立公園の旅を考えているみなさん、夏ばかりをターゲットにしないで、ぜひ野生動物を見やすい冬や早春を考えてみてください。夏はどこもかしこも人がいっぱい。道路は渋滞しやすいし、野生動物は夏の暑さで草の茂みや樹木の影から出てこないし。温泉地帯は地熱もあつくて気温もさらに熱いし。
だから冬や早春はとってもお勧めなんですよー
野生動物の宝庫 オオカミ観察ナンバーワンスポット 世界最大の温泉地域
あまりにも様々な顔があるので、イエローストーンをひとことで表現するのはちょっと難しい気もします。
冬のイエローストーンは夏のイエローストーンとは全く違う顔を持っています。一番違うのはあらゆる地面が雪に覆われているということ。
夏にはセージの草原が、一面雪野原になって、野生動物の歩いた跡が点々とついています。コヨーテやキツネ、オオカミが雪の下のトンネルを走るネズミを求めて大きくジャンプしている姿などに出くわすこともしばしば。雪が積もると、あの大きなバイソンの顎が一体なんのためにあるのかが納得できることでしょう。彼らのあごは雪のをかき分ける、ブルドーザーみたいな役割をしているのです。
エルクがアスペンの樹皮をばりばりとはがして食べているのをみれば、どうして白いアスペンの樹皮がずいぶん地面から高いところで黒くはがれているのかを知ることもできます。アスペンの樹皮をみれば、きっとその年の雪の深さを知ることができるのです。
冬になったら公園は死んだように眠っているとおもっている人がいますが、実はそうではありません。野生動物の活動は白い世界の上で、一番見やすい季節になり、それを観察するために多くの人々がやってきています。夏には保護色となる茶色の毛皮は白い雪の上ではどうしても目立ちますし、もしもオオカミが仕留めた獲物が白い雪の上に倒れていれば、赤い血がはっきりと観察できるからです。獲物を狙って空を飛ぶコンドルやワタリガラスやハクトウワシなども、ずいぶん発見しやすい状態です。

もうひとつ冬の特権は、トレイルも雪に覆われてしまうということ。
クロスカントリースキーやスノーシューをはいてしまえば、どんどんトレイルを選ばなくてもあるいてアニマルトラッキングもできてしまうのです。以前のツアーでは雪の上についたオオカミの足跡をそのまま持って帰ったことがありました。こんなお土産ってなかなか素敵ですね。
また、最大の温泉地帯イエローストーン国立公園では、雪が降ろうと地中の活動は続いていて、特に寒い時期の温泉の湯気の白さは、とても美しく、あちらこちらの地面から吹き上げる白い煙と、冬に特徴的なまっさおな青空は、もうただ感動を誘う風景なのです。
間欠泉の白い煙も、夏にましてクリアーです。きっと夏よりも冬の景色のほうが、地球が生きているのだという事実をその目で実感できることと思います。
イエローストーン国立公園の旅を考えているみなさん、夏ばかりをターゲットにしないで、ぜひ野生動物を見やすい冬や早春を考えてみてください。夏はどこもかしこも人がいっぱい。道路は渋滞しやすいし、野生動物は夏の暑さで草の茂みや樹木の影から出てこないし。温泉地帯は地熱もあつくて気温もさらに熱いし。
だから冬や早春はとってもお勧めなんですよー
- モンタナからこんにちは
-
エリア:
- 北米>アメリカ西部>イエローストーン国立公園
- テーマ:観光地 スキー・スノボ 世界遺産
- 投稿日:2009/12/14 17:23
- コメント(0)
アメリカ国立公園の旅をお考えのみなさま。
もしくはアメリカ国立公園に興味を持たれている皆さま。
ようこそこのブログにお越しくださいました。
まずははじめなのでちょっと自己紹介ということで…。
わたしたちは、アメリカモンタナ州というところに暮らしつつ、アラスカからハワイに至る、アメリカの国立公園…特にその大自然の神秘と脅威を皆さまにお伝えするお仕事をし続けて20年以上になります。
また、弊社の拠点が世界遺産、イエローストーン国立公園やグランドティトンにとても近いことから、一番多くのお客様をご案内しているのが、その2つの国立公園になります。
このブログでは、イエローストーンを始めとする国立公園の四季折々の景色や、お客様をご案内したときのいろいろな出来事をメインにお伝えしていくことができたらと思っています。
ところで、モンタナ州ってどこかごぞんじでしょうか?意外に知らない人も多いのですけど、日本と同じ程度の面積の、大きな州です。人口は最近少しずつ増えているとはいえどども、まだまだ少なくて、牧草などをつくる畑や放牧地が多くを占め、人口よりも牛の数のほうが多いような場所です。アメリカの地図を広げて、左上をみたらきっと見つけていただけることでしょう。
こんどウインターオリンピックが開催されるカナダとも近く、緯度は北海道の釧路周辺と同じです。つまり、今は白銀の世界。日本ではあまりしられていませんが、モンタナはパウダースノースキーのスキー場としてもとても有名です。日本の人々がちまちまとスキーリフトに乗ってはおりを繰り返すスキー場とは違って、一度リフトで登ってしまうとふもとまで人に全く出会わずにおりることもできるほど大きな大きなスキー場があちらこちらにあります。
ウインタースポーツがとても盛んで、近所の公園でもそり遊びをしている子供たちや、スケートをしている子供たちがにぎやかな笑い声をあげています。ウインタースポーツに限らずモンタナの人々は、夏は釣りにハイキングにキャンピングに…冬はクロスカントリースキーやダウンヒルなどなど、週末の行事に事欠きません。
日本の人々と違って大自然の中で楽しむのがとても上手なようです。私たち日本人ももっともっと冬の楽しみを見つけに飛び出してみてはいかがでしょうか??とりあえずイエローストーンの冬についてはまた次回以降。これからみなさま、どうぞよろしくお願いいたします!!
もしくはアメリカ国立公園に興味を持たれている皆さま。
ようこそこのブログにお越しくださいました。
まずははじめなのでちょっと自己紹介ということで…。
わたしたちは、アメリカモンタナ州というところに暮らしつつ、アラスカからハワイに至る、アメリカの国立公園…特にその大自然の神秘と脅威を皆さまにお伝えするお仕事をし続けて20年以上になります。
また、弊社の拠点が世界遺産、イエローストーン国立公園やグランドティトンにとても近いことから、一番多くのお客様をご案内しているのが、その2つの国立公園になります。
このブログでは、イエローストーンを始めとする国立公園の四季折々の景色や、お客様をご案内したときのいろいろな出来事をメインにお伝えしていくことができたらと思っています。
ところで、モンタナ州ってどこかごぞんじでしょうか?意外に知らない人も多いのですけど、日本と同じ程度の面積の、大きな州です。人口は最近少しずつ増えているとはいえどども、まだまだ少なくて、牧草などをつくる畑や放牧地が多くを占め、人口よりも牛の数のほうが多いような場所です。アメリカの地図を広げて、左上をみたらきっと見つけていただけることでしょう。
こんどウインターオリンピックが開催されるカナダとも近く、緯度は北海道の釧路周辺と同じです。つまり、今は白銀の世界。日本ではあまりしられていませんが、モンタナはパウダースノースキーのスキー場としてもとても有名です。日本の人々がちまちまとスキーリフトに乗ってはおりを繰り返すスキー場とは違って、一度リフトで登ってしまうとふもとまで人に全く出会わずにおりることもできるほど大きな大きなスキー場があちらこちらにあります。
ウインタースポーツがとても盛んで、近所の公園でもそり遊びをしている子供たちや、スケートをしている子供たちがにぎやかな笑い声をあげています。ウインタースポーツに限らずモンタナの人々は、夏は釣りにハイキングにキャンピングに…冬はクロスカントリースキーやダウンヒルなどなど、週末の行事に事欠きません。
日本の人々と違って大自然の中で楽しむのがとても上手なようです。私たち日本人ももっともっと冬の楽しみを見つけに飛び出してみてはいかがでしょうか??とりあえずイエローストーンの冬についてはまた次回以降。これからみなさま、どうぞよろしくお願いいたします!!

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