アメリカ西海岸にあり、「全米で最も住みたい街」といわれるポートランド。流行最先端のカフェやショップに溢れ、日本でもライフスタイル系雑誌などのメディアにひっぱりだこです。でもこの街の最大の魅力は、ちょっとドライブするだけで大自然と触れ合えること。そこで今回は、地元民が愛してやまない海辺の絶景エリア「オレゴンコースト」を巡り、ポートランドでシティライフを満喫する、という“おいしいトコどり”の旅をご紹介します!
「アメリカでロードトリップ」。映画に出てきそうな憧れの響きを、さくっと実現できちゃうのがこの旅!まずは成田空港と直行便で繋がるポートランド国際空港から、車で約2時間のアストリアへ。そこから太平洋沿いに南下する「USルート101」の沿線には、絶景ポイントが目白押し。一帯はオレゴンコーストと呼ばれ、週末を楽しむ場所としてローカルの間でも人気。気ままに走って広大な海岸やダイナミックな砂丘の景観を楽しんだら、ポートランドに戻ってシティライフを満喫しよう!
絶景ドライブ体験記①【アストリア~キャノンビーチ編】
全長580kmに渡るオレゴンコースト沿いには、沢山の立ち寄るべきポイントがあります。思い思いにゴールを決めて、時間の許す限り気ままに走り、空港のあるポートランドへ戻るのがベスト。今回は、始点の町アストリアから410km地点の、バンドンまで突っ走ったレポートをお届け!
ポートランドからロウワー・コロンビア・ハイウェイを走り約2時間でアストリアへ。1881年に入植が始まった歴史ある港町で、全米で4番目に広い川であるコロンビア川河口に位置します。巨大な川を、大きなタンク船が艦隊のように列をなして進む光景は、日本では見られないでしょう。開拓初期の歴史絵巻が描かれた塔・アストリアコラムから出会えるのは、思わず大きく深呼吸したくなる美景。美しい鉄橋のアストリア橋、ダウンタウン、川向かいのワシントン州、そしてきらめく太平洋を一望できます。
ダウンタウンには歴史ある低い石造りの建物が連なり、オールド・アメリカの雰囲気を醸し出しています。日本でも流行った1985年制作の冒険映画『グーニーズ』は、ここアストリアがロケ地。主人公の家や(現役の民家なので見学マナーにご注意!)、映画関連の展示見学や映画制作体験ができる「オレゴン・フィルム博物館」も見どころです。
ドラマティックな海岸ドライブ
さて、アストリアを発つと海岸ドライブが本格化!南下すること約40km、「エコラ州立公園」に入ると真っ青な太平洋が眼下に広がります。まるで生き物のように、一斉に白波が岸へ向かって走る様子はドラマティック!海岸線が入り組んでいるので、遠くに幾重にも連なる緑の丘と、海とのコントラストが美しい。高さ約70m、世界で3番目に大きい一枚岩とされる「ヘイスタック・ロック」も遠くに見える、シャッターポイントです。
夏場に賑わうリゾート地・キャノンビーチに着くとヘイスタック・ロックが目の前に!大きなオレンジのくちばしを持ち、愛嬌のあるまるっこい鳥・パフィンが、4月以降の飛来シーズンに巣をつくるので、双眼鏡を持ってきても◎キャノンビーチには、ビール醸造所やお土産ショップが多くそぞろ歩きも楽しいので、ここで1泊しても良いでしょう!
絶景ドライブ体験記②【キャノンビーチ~バンドン編】
キャノンビーチを背にしてさらに南へ。オレゴン州で最も背の高い「ヤキーナ岬灯台」や、最も絵になると言われる「へセタ・ヘッド灯台」といった、可愛らしい灯台たちも必見です。運が良ければ、沖に泳ぐクジラが見られることも。「世界で最も小さい港」としてギネス認定されたディポベイ付近には展望台があるので、4~10月のシーズンには期待して待ちかまえましょう。
オレゴンコーストで最もにぎわう街・ニューポートでは、コースト付近に住む生物の展示が充実している「オレゴンコースト水族館」へ。カニ漁が盛んな街なので、新鮮なカニは必食。カラフルなカニ漁船が停泊する港で、昼夜吠えまくっている野生のアシカの群れにも驚くこと必至です。アシカたちの近くには、東日本大震災による津波に流され、この街に漂着したという巨大な浮桟橋の一部がありました。青森県三沢市から1年かけてきたとのこと、しばし言葉を失いました。
突如現れる北米最大の砂丘
オレゴンコースト沿いには、北米最大の砂丘がある―。陽気な海岸線をドライブしてきたせいで、その事実がいまいちピンとこなかった筆者の前に、突如現れたのは「オレゴン・デューンズ国立保養地」。フローレンスの街を玄関口にして、白砂の丘が連なります。青々とした海の近くに砂丘があるという、オレゴンコーストの引き出しの多さには圧倒されます。砂丘を車で駆け抜ける、スリルたっぷりのサンドバギーは、天気が良ければぜひ経験したいアクティビティです!
フローレンスから1時間半ほどで筆者たちのゴール、人口3000人余りの街・バンドンに到着!天を仰ぐ男性の横顔そっくりな「フェイスロック」を拝み、のどかな漁港を散歩したら、ポートランドへ北上してもいいですが、ゴルフ好きなら全米一のゴルフコースとされる「バンドン・デューンズ・ゴルフリゾート」でラウンドしてみては。とにかく様々な表情を見せてくれるオレゴンコースト。美しい景観のハイライトが続くので、気づかぬうちにかなりの距離を走っていることに!ちなみにアストリア~バンドンは、東京~神戸間の距離に匹敵...!その割には遠さを感じなかったなぁ。おそるべし、絶景たちよ。
個性派ビールの宝庫で、運命の一杯を発見!
全米ナンバーワンのブリュワリー数を誇るオレゴン州。なんとその数は230!日本“全国”にあるブリュワリー(醸造所)数が合計で約180なのを考えると、人口1人当たりの数の差は歴然。職人が丹念に手作りしたビールには、それぞれの個性が光っています。
凄いのはブリュワリーの多さだけではありません。おいしいビールといえばヨーロッパ?いやいや、最高峰のクラフトビールはオレゴンにありました。数あるブリュワリーの中でも、パシフィック・シティの「ペリカン・ブリューイング」は格別 。店内には数々のメダルや賞状が並び、アメリカだけでなく世界各国のコンテストでの受賞歴を誇る優等生です。綺麗な黄金色に輝く看板ビール「Kiwanda Cream Ale」はとってもスムースで飲みやすく、カリカリの衣が特徴的な特製フィッシュ&チップスとよく合います。
巨大な工場を併設する、「ローグ・エールズ&スピリッツ」(ニューポート)も、幾多のコンテストで受賞歴のあるブリュワリーの1つ。ここで作られるビールの種類は、なんと30種類以上!沢山あって選べない…というあなたにはお試しグラスのセットがオススメ。値段も4つで8ドルと良心的なので、チョコレートをそのまま投入した「Double Chocolate Stout」など、変わり種を色々試してお気に入りの一杯を見つけてみて!
作り手の想いが詰まった一杯を堪能
それぞれのビールに込められた想いに触れるのも、ブリュワリーを訪れる楽しみのひとつ。「シーサイド・ブリューイング」(シーサイド)のジミーさんは、「まだ日本ではオレゴンのビールの認知度は低いけど、たくさんの日本人に来て欲しい」と語ります。ここで味わうべきは「Shōga Ace」。30年以上前に北海道富良野市で誕生し、その個性的な香りからアメリカで絶大な人気を誇る伝説のホップ「ソラチエース」と、「しょうが」(日本語!)を組み合わせた個性派です。白身魚や寿司にぴったりという、まさに日本人のためのビールでした!
料理とビール、どっちがメイン?と言いたくなるほど、美味しいシーフードとのコンビネーションが楽しめるのは、アストリアの「ブイ・ビア・カンパニー」。ぷりっぷりの牡蠣と、オレゴン湾で獲れたばかりの新鮮な海老、そして出来たてのビール。 こんなにも素晴らしい組み合わせをアメリカで味わえるなんて…と、予想していた“アメリカ”をいい意味で覆されました。王道のビールを楽しむも良し、個性派で冒険するも良し。全米一のクラフトビール王国で、運命の一杯を見つけてみては?(※アメリカでもドライバーの飲酒はNG!ブリュワリーによっては、新鮮なビールを「クラウラー」というお土産用の缶に詰めてくれるので、オーダーしてみよう♪)
世界から熱視線!オレゴン・ピノをワイナリーで味わおう
クラフトビールに飽き足らず、ワインの名産地でもある、というお酒好きにはたまらないオレゴン。州内のワイナリー総数は、500以上にのぼります。特に「ピノ・ノワール」という、繊細で香り高いブドウの品種が高く評価されています。同品種の世界一の産地、仏・ブルゴーニュとほぼ同じ緯度という恵まれた環境の、肥沃な大地ですくすく育った「オレゴン・ピノ」には、世界中にファンがいます。
オレゴンコーストからポートランドへ内陸経由で北上する途中、ブドウ畑に囲まれた家族経営の小規模ワイナリーを沢山見掛けます。2頭のラブラドール犬が走って出迎えてくれる「Coeur de Terre Vineyards」は、とってもフレンドリーな雰囲気。モダンなインテリアで飾った、木造の温かみのあるテイスティングルームで、オーナーのスコット・ニールさんの解説を聞きながらワインを味わせてもらいました。
「(ブドウの品種ごとに)的確なタイミングで収穫することが最も大切」と話すスコットさん。手間ひまかけて造られたワインは、オレゴン・ピノの特長であるカシスやブラックベリーに似た良い香り。ボディはどっしりとしていて、飲み応え抜群でした。驚くべきは、ブドウの品種ごとに畑の成分が全く違うこと。それぞれにぴったり合った土壌で育てられているのだそうです。気に入ったらその場でボトルを買って、ドライバー用やお土産にどうぞ。(日本に持ち帰るとき、760mlの瓶3本までは免税対象です)
ヨーロピアンでノスタルジックな街・マクミンヴィルで、飲み比べ!
ポートランドから南西に約65km、どこかヨーロピアンな雰囲気が漂う、可愛らしい街マクミンヴィル。夜は街路樹のイルミネーションが美しいダウンタウンには、ワイナリーのテイスティングルームが多くあります。「R.Stuart & Co.Tasting Room & Wine Bar」では、ぜひ色々な品種の飲み比べを。かのオレゴン・ピノはもちろん、はちみつのような香りの「ピノ・グリ」で作った白ワインも自慢の一品です。見た目から「ピンク・ジュース」と謳われるオレゴン・ピノのスパークリングロゼも、ひと口飲めば華やかな気持ちになれておすすめです◎
「食の都」で史上最強の味覚体験を!今行くべきレストラン
初めて訪れた人が必ず口にするのは、「アメリカでこんなにおいしいものが食べられなんて!」という驚きの言葉です。ここは食の都・ポートランド。州の自然が育んだ新鮮な素材とクリエイティブなシェフによる、最高の味覚体験ができる場所。地元っ子おすすめの厳選2店を紹介します。
まずは、とびきりおいしいロシア料理の「カチカ」。まるでロシアの森の中のロッジのような壁の装飾に、フォークロア調のテーブルクロス。スタイリッシュな印象の高い天井からは、ポップにアレンジされたソ連民謡が響く…という新旧入り混じった異空間。ポートランドで蒸留したウォッカ(3種飲み比べ、14ドル)は意外にもすっきり飲みやすく、ニシンの酢漬けやイクラといった塩気の効いた伝統料理にぴったり。“雪解け”を思わせる両国の味のマリアージュと、平和に乾杯!
ラストディナーはちょいと奮発して、「ビースト」へどうぞ。結婚式のケータリング料理で腕を磨いた女性シェフによる、5皿のコースを堪能しよう。予約時間が決まっているので、大テーブルに揃って座る客へ一斉に同じものが振る舞われ、一斉に美食に唸る…という一体感が魅力です。開店を待つ人々からは、ライブ前の高揚感のようなものを感じました。一皿目のマグロは、軽めの焼き加減が絶妙で舌でとろける濃厚さ。爽やかなミントのソースとパクチーで仕上げられていて、アクセントに載せられたカリッとしたレモンの天ぷらの歯ざわりが小気味良い◎コクのある食材にはさわやかな味付けを、というバランス感覚や、盛り付けのセンスの良さに脱帽しっぱなしの晩餐でした。
オレゴンコーストの名物料理を食べ尽くそう!
オレゴンコーストのドライブの途中でのグルメスポットでは、ローカル産の素材を活かした新鮮な逸品を楽しめます。ニューポート本店をはじめ、コースト沿いの主要都市に店舗を持つ「モーズ」では、丸いサワーブレッドをくり抜いたお皿に入ったキャノンボール・チャウダー(8.95ドル)のオーダーを!貝の旨みあふれるスープを、口へ運ぶ手が止まらなくなります。
バンドンの「フェイスロック・クリーマリー」は見学可のチーズ工場ですが、地元の人のイチオシは併設のバー。できたてのチーズ(2種8ドル~)とドライフルーツとナッツのセットをつまみに、地元のビールが1ドル台 で飲めるなんてまさに穴場!ポートランドへの道中に立ち寄るべき、マクミンヴィルの「クレスウェル・ベーカリー」は、間に挟む野菜からローストビーフまでをローカル産にこだわった、パンの数々に目移りします。…まだまだ紹介しきれないので、さらなるグルメ情報はブログ
で!
ローカルグルメ「+α」の体験は、観光の新定番
ポートランドのハイレベルなフードカルチャーを満喫したいなら、ただ食べるだけじゃ勿体ない!ローカルグルメに「+α」がついてくる、文字通りおいしいアクティビティをご紹介します。
ポートランドは、全米の都市部で一番自転車通勤の人の割合が多いという、サイクリング天国。自転車で、街に600軒以上あるポートランド名物のフードカート(屋台)を巡るツアーなら、2つの“この街らしさ”をまとめて体験できます!生粋の地元っ子・エヴァンさんのガイドで、ウィラメット川沿いのウォーターフロント地区や、街の象徴「白鹿の看板」のベストショットが撮れるバーンサイド・ブリッジなど名所を巡ります。途中で立ち寄る屋台村(フードカート・ポッド)は、なんと3つ。スモークチキンやワッフル屋台、生ビール屋台など、ひと捻りあるものばかり。地元っ子には自分の御用達カートが必ずあるんだそう。
アジアなどを旅した経験のあるエヴァンさんの「新しい街を知るには自転車がぴったり。車では見過ごしてしまうものも、自転車の速さならちょうどいい」という言葉に納得。公園やオシャレな住宅街を切って走り、冒険心もお腹も満たされた約3時間のツアーでした!食事代込みで69ドル(ペダル・バイク・ツアー)。
流行の「ビーン・トゥ・バー」工房で、世界で一枚のチョコ作り
日本でも話題の「ビーン・トゥ・バー」のチョコレート工房で、オリジナルチョコ作りができるツアーはいかが?「ビーン・トゥ・バー」とは、原料のカカオの豆を焙煎・粉砕し、チョコレートの形にするまでの全工程を一つの工房で行うことをいいます。ポートランドにも全部に7つの工房があり、人気を集めているとか。
ロイド地区にある「クレオ・チョコレート」のメイク・ア・バー・ツアー(15ドル~)ではまず、カカオ豆が一枚の板チョコになるまでを見学。給食当番のような帽子をかぶったら、お待ちかねのチョコ作り教室へ。まるで夢にまで見た“チョコの水道”のように、テンパリングマシンからとろとろと流れる液状のチョコを透明の型へと流し込みます。トントンと型を台に打ちつけながら、均一に広げるのですが、これがなかなか難しい。仕上げに、バラエティ豊かなトッピングを。筆者は、乾燥ベリーにポテトチップス、黒コショウにパンプキンスパイス…と、甘い・塩辛い・スパイシーをてんこ盛りにしてみました。これが意外にも、ビターなチョコにマッチ!思い思いの一枚が冷蔵庫で冷え固まったら、可愛くラッピング。世界で一つしかない味わいのチョコは、大切な人へのお土産にしても喜ばれそう。
寝るまでワクワク♪オレゴンの人気ホテルをご紹介
オレゴンコースト&ポートランドの旅で、寝る瞬間までワクワクできる素敵なホテルをご紹介。まずはポートランド・ダウンタウンのど真ん中にある「キンプトン・ホテル・モナコ・ポートランド」。かつてはデパートだったという天井の高い建築と、ゴージャスなインテリアからは想像ができないけれど、なんとワンちゃんも一緒に泊まれます!その日のゲスト犬の“ご芳名”がウェルカムボードに並んでいて、ほっこりします。客室は派手ながらセンスの良い壁紙で飾られ、アニマル柄のバスローブが備え付けられていたり…と、個性溢れるポートランドらしさ満載。自転車の無料貸し出しもうれしい!
オレゴンコーストの始点・アストリアの宿「カネリー・ピア・ホテル」も忘れられません。客室からはアストリア橋とコロンビア川の絶景が。部屋にある大きな双眼鏡を使って、心ゆくまで鳥や船を観察できます。ハンチング帽の紳士がモノクロ映画から飛び出してきたようなクラシックカーで送迎してくれたり、街をぐるっと回って“ミニツアー”をしてくれるサービスには大興奮でした!
オレゴンコーストからポートランドへ北上するときに立ち寄ったマクミンヴィル。ここで泊まった「サード・ストリート・フラッツ」は、1885年に建てられたかつての銀行を改装した、おしゃれなコンドミニアム。筆者の泊まった部屋は洗濯機や台所用具完備で、まさに“暮らすような旅”が実現しました。
西海岸といえば!なエアストリームに泊まれる「ザ・ヴィンテージ」は胸アツ。手ぶらでクラシックなキャンピングカーで寝泊まりできるので(内装はホテル並み!)、気軽に憧れのアウトドアカルチャーを体験できます♪
街の魅力が凝縮した“No.1空港”も、大事な観光スポット!
旅人に強烈な印象を残すのは、その街の最初に降り立つ場所である空港ではないでしょうか。ポートランド国際空港は街の良さがギュッと凝縮されている、玄関口の機能を越えた魅力を持つ空間です。実は、旅行者が選ぶ「全米の空港ランキング」1位の常連。その訳はどうやら、ご当地色の濃さとおもてなし偏差値の高さにあるようです…!
ナイキやコロンビアなどポートランドに本社を持つスポーツメーカーや地元名産品のショップのほか、街のいたる所にあるフードカート(屋台)並ぶ様子は、さながらミニ・ポートランド。行列ができる人気店「カムデンズ・ブルースター・ドーナツ」の支店も最近オープンしました。カラフルな見た目と裏腹に、甘さ控えめで素材の味を活かした“大人のドーナツ”です。こちらをお土産に買って帰る人も多いとか。なんと朝4時から営業しているので、早朝のフライトでもおいしい朝食にありつけます◎ポートランド発で、日本を含む世界中でブームの兆しを見せているクラフトジンのショップもあり、朝から晩までメイド・イン・ポートランドの良さを堪能できます。
2017年2月下旬にはセキュリティゾーン内に、ポートランド・ハリウッド地区のシンボル的存在で、1世紀近く愛され続けている劇場「ハリウッド・シアター」をモチーフにしたミニ映画館が登場しました。地元のフィルムメーカーによるドキュメンタリーやアニメの短編映画が、無料で上映されています。夢中になり過ぎて、搭乗時刻を忘れないようにご注意!
搭乗口付近やショッピング通りで過ごしていると、どこからともなく地元のミュージシャンによる生演奏が聞こえてくるところも、この空港の愛すべきポイント。心地よいメロディは、出張の疲れや緊張もほぐします。さり気ない気配りによる居心地の良さは、フレンドリーで自然体なポートランドの街で感じた空気そのものです。
成田からポートランドは直行便で約9時間!デルタ航空で快適な旅を
成田からポートランドまで乗継便なら12時間以上かかるところ、直行便なら9時間ほど。日本からのポートランド国際空港までの直行便を運航しているのはデルタ航空だけ!乗り継ぎが無いため、初めての海外旅行でも安心です!
デルタ航空はアメリカの航空会社ですが、日本発着の全てのフライトに日本語を話せる客室乗務員が必ず乗っているので、英語が苦手でも安心して利用できるも嬉しいポイント◎
機内エンターテインメントも充実していて、日本語字幕や吹き替えで楽しめる映画は100本以上!見逃していた邦画や今話題のハリウッド映画など、片道だけで3本も観てしまい大満足でした♪今話題の最新ハリウッド映画や大人気の邦画も観られるので、要チェックです。
意外と気になる機内のアメニティ。デルタ航空では、エコノミークラスでも耳栓、イヤホン、アイマスク、ミネラルウォーターにスリッパと、フライトに必要なものが勢ぞろい!余計なものを機内持ち込みする必要はもうありません。実はスリッパを備えている日米間の航空会社はデルタ航空だけ。機内でも足元がゆったりで、快適でした。
フライト中に小腹がすいた…そんな時にありがたいのがそう、夜食です。夜中についつい食べたくなるアイスクリーム。成田-ポートランド線の行きはハーゲンダッツ、帰りは日本でも大人気のベン&ジェリーズのアイスクリームが配布されます。
無料で頂けるのはこれだけじゃありません。お茶やジュースはもちろんのこと、淹れたてのスターバックスコーヒー®や、ビール、ウィスキー、日本酒など豊富な種類のアルコールがエコノミークラスを含む全ての客席で飲めるんです! ウィスキーやジンなどの小瓶も用意されていて、客室乗務員さんに頼めばカクテルも作ってもらえるんですよ♪
長距離のフライトをより充実させてくれるのは機内Wi-Fiサービス。デルタ航空の国際線機材には機内Wi-Fiが完備されています。Fly DeltaとDelta.comなら無料で閲覧でき、個人モニターでは映画を鑑賞、自分のスマホやタブレットでは現在のフライト位置情報を確認、なんてことも可能!有料(6.95ドル~)でお好きなサイトを自由に閲覧することもできるので、空の上からのSNSチェックや、メールの送受信が可能◎かゆいところに手が届く、充実の機内設備が自慢のデルタ航空で快適なご旅行を♪
いかがでしたか?郊外でダイナミックな大自然に癒され、都市部で最先端のカルチャーを心ゆくまで味わう。2つの楽しみが一度に実現できるのは、オレゴンの旅ならでは。憧れのアメリカドライブ旅、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください!
画像提供:オレゴン州政府観光局、Travel Lane County
(C)Christian Heeb、Satoshi Eto
最終更新日:2017年4月25日