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• 美肌
• 湯めぐりOK

山鹿市の北西部、菊池川の支流である岩村川のほとりに、山鹿の奥座敷として知られる静かな湯治場が存在します。こちらは「平山温泉郷」とも呼ばれ、その起源は8世紀にさかのぼるとされます。昔、村人の間で流行した皮膚病を治したという伝説も残り、風情ある温泉地として多くの人々に愛されてきました。旅館や立ち寄り湯、家族湯といった温泉施設が点在し、周辺にはチブサン古墳や鍋田横穴群などの史跡があり、浴後の散策も存分に楽しめるエリアです。

平山温泉郷のお湯は「美肌の湯」として知られ、特にその滑らかな触感と湯上り後のしっとり感が特徴です。化粧美容液のような感触と、全身を包み込むような優しい湯あたりは多くの訪問者を魅了しています。さらに、この地のお湯には硫黄分が含まれており、アトピー性皮膚炎や外傷性障害の後療法など、皮膚に関連する疾患への効果が高いとされています。その効能は古くから知られ、熊本藩の初代藩主である加藤清正公もこの湯を訪れたと伝えられています。硫黄泉特有の香りと、牧歌的な風景の中での露天風呂体験は、訪問者に自然との一体感を与えてくれます。

• 所在地
  熊本県山鹿市平山5346-1（平山温泉観光協会）
• アクセス
  電車　：ＪＲ鹿児島本線玉名駅から九州産業交通バス山鹿温泉行き約60分、終点下車、南関行き平山温泉下車、徒歩約1分
  クルマ：九州自動車道南関ICから県道4･195号線経由、約15キロ、約30分