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• 温泉街散策

桜山（蓬莱山）のふもとに広がる武雄温泉街は、かつて肥前街道の宿場町として繁栄しました。この温泉街のシンボルである朱塗りの楼門は、竜宮を連想させる美しい建築で、東京駅を設計した辰野金吾博士の手によるものとしても有名です。さらに、武雄焼という400年以上の伝統を持つ陶芸の窯元が街には点在しており、温泉だけでなく文化的な魅力も豊かです。また、過去には宮本武蔵やシーボルト、豊臣秀吉など、多くの歴史的人物がこの地を訪れた記録が伝えられています。

武雄温泉は、約1300年前に神功皇后が静養のために訪れたとされる古湯です。この湯は『肥前風土記』にもその存在が記載されており、その歴史的背景が深いことが確認できます。泉質には炭酸イオンが豊富に含まれており、この成分が美肌に良い影響を与えるとされています。特筆すべきは、この温泉が50℃前後という高い温度で湧き出している点です。そのため、ほぼそのままの温度でかけ流しで楽しむことができます。さらに、湯の花も多く、それがまたひとつの魅力とされています。

• 泉質
  単純温泉
• 効能
  自律神経不安定症、不眠症、うつ状態、一般的適応症

• 所在地
  佐賀県武雄市武雄町昭和805（武雄市観光協会）
• アクセス
  電車　：ＪＲ佐世保線武雄温泉駅下車、徒歩5～10分
  クルマ：長崎自動車道武雄北方ICから国道34号線経由、約4キロ、約10分