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小豆島周辺でハンドメイド・ものづくり体験を楽しむなら、讃岐漆芸美術館、忍銀shinogin、ギャラリー若宮がおすすめです。
小豆島のハンドメイド・ものづくり体験の平均予算は4,600円で、2,000円~3,000円のプランが多いです。内容によって予算が異なるため、詳細は各プラン内容をご確認ください
小豆島のハンドメイド・ものづくり体験の所要時間は平均で1.6時間で、2時間未満のプランが多いです。内容によって所要時間が異なるため、詳細は各プラン内容をご確認ください
金刀比羅宮(ことひらぐう)は、香川県仲多度郡琴平町の象頭山(ぞうずさん)に鎮座し、「こんぴらさん」の名前で親しまれている神社。海上守護の神様として厚い信仰を集めるほか、五穀豊穣や商売繁盛、医薬や技芸の祖神ともいわれ、全国各地から多くの参拝者が訪れています。長く続く石段が有名で、表参道の785段の石段を登ると海抜251mの高さに金刀比羅宮の御本宮、1,368段登れば海抜421mの高さに奥社(厳魂神社)があります。365段目にある大門の先の「桜馬場」と呼ばれる場所では、春には桜のトンネルのように桜が咲き誇ります。他にも銀杏の大きな木や「明野」と呼ばれる紅葉スポット、神様が乗られる白い馬「神馬」など広い境内にはさまざまな見どころがあります。
紫雲山の東麓に所在し、紫雲山を背景に、6つの池と13の築山を配し、400年近い歴史を有する大名庭園である。すぐれた地割と石組を有し、木石の雅趣に富んでいるとされている。面積は約75haで文化財庭園では、国内最大の広さである。文化財庭園としてのカエデ・ツツジ・約1000本の手入れマツなどに加え、都市公園としてのウメ・サクラ・ハス・ショウブ・ハギなどが創出する四季折々の景観は、「一歩一景」とされている。本園は、南庭と北庭で構成される。南庭は江戸時代初期の大名庭園の姿を今日に伝える。北庭は檜御殿が建ち鴨場であったが、大正時代初期に近代庭園のスタイルを取り入れた宮内省の市川之雄の設計で改修の後、一部を改変して今日に至る。本園の前身の「栗林荘」は、高松藩主の松平家11代の国もとの下屋敷として、228年間使用された。1745年(延享2年)第5代藩主頼恭が「名所60景」を撰名し、作庭が完成したとされる。「名所60景」は、南庭に46景と北庭に4景の、50景が現存する。
丸亀市街地の南部に位置する亀山(標高66メートル)を利用し、縄張りはほぼ四角形で亀山の廻りを堀(内堀)で囲む、渦郭式の平山城である。石垣は、緩やかであるが荒々しい野面積みと端整な算木積みの土台から、頂は垂直になるよう独特の反りを持たせる「扇の勾配」と呼ばれる。山麓から山頂まで4重に重ねられ、合わせると60メートルになり、総高としては日本一高く、三の丸石垣だけで一番高い部分は22メートルある。誤解されやすいが、あくまで総高としての日本一であり、単体としての日本一高い石垣は大坂城で、僅差で上野城が続いている。ちなみに大坂城は実測値33メートル、上野城の高さは約30メートルである。頂部の本丸には江戸時代に建てられた御三階櫓が現存する。この建物は唐破風や千鳥破風を施して漆喰が塗られ高さは15メートルあり、現存天守の中で最も小規模である。天守の形成した時代に関する研究としては、元和元年の武家諸法度以降、天守は新造されることがなかったとして丸亀城を三重櫓とする説や、京極氏が入封後に幕府に許可を得て櫓を建てたという説、すでに明暦の丸亀城郭を記した讃岐国丸亀城(大洲絵図)を根拠に、京極入封以前の山崎時代に櫓や石垣がほぼ整っていたとする研究がある。内堀の周囲には侍屋敷が建ち並び、この周囲を外堀が方形に取り囲んでいた。侍屋敷は明治時代に大半が取り壊され跡地に善通寺第11師団の丸亀歩兵第12連隊、裁判所や小・中学校などが建てられた。外堀は明治頃まで存在していたが、琴平参宮電鉄の路線延長とその後の廃線や旧国道11号(県道33号線)の整備などにより、年とともに減少し、一部残されていた南側の箇所も今は埋め立てられ、外濠緑道公園として整備されている。城跡の全域は国の史跡に指定されており亀山公園となっている。天守のほかに大手一の門・大手二の門・藩主玄関先御門・番所・御籠部屋・長屋が現存しており、そのうち天守・大手一の門・大手二の門は重要文化財に指定されている。 城の大手改修の時に、絵図と共に幕府に提出されたという「丸亀城木図」という木型の立体模型が残っている(丸亀市立資料館所蔵)。木型模型(1/650)の現存例は丸亀城のものしかなく非常に珍しい。これは平成4年に丸亀市の指定有形文化財になっている。 大手門と天守が両方とも現存しているのはこの丸亀城と、弘前城と高知城のみである。
別名「玉藻城」は、万葉集で柿本人麻呂が讃岐国の枕詞に「玉藻よし」と詠んだことに因み、高松城周辺の海域が玉藻の浦と呼ばれていたことに由来するとされている。高松城は、豊臣秀吉の四国制圧の後、1587年(天正15年)讃岐1国の領主となった生駒親正によって、「野原」と呼ばれた港町に築かれた。現在見られる遺構は、江戸初期に徳川光圀の兄で常陸国から12万石で高松に移封された松平頼重によって改修されたものである。近世城郭の海城としては、最初で最大の例で、「讃州さぬきは高松さまの城が見えます波の上」と謡われている。本丸に建てられた天守は、最下重が萩城や熊本城の天守のように天守台より出張り、最上重が小倉城や岩国城の天守のように「唐造り」であった。その様子は、解体される以前に写真におさめられ、また1884年にイギリスの週刊新聞「ザ・グラフィック」でイギリス人のヘンリー・ギルマールの絵によって紹介されている。現在は、三重櫓や門など一部の建物と一部の石垣、堀が現存し、城跡は「玉藻公園」として整備されている。
地中美術館は瀬戸内海に浮かぶ離島、直島(香川県直島町)にある美術館。「自然と人間を考える場所」として2004年に設立。建築家の安藤忠雄氏が設計を手掛け、瀬戸内の美しい景観を損なわないように建物の大半が地下に埋設されています。地下にありながらも館内には自然光が降り注ぎ、時間帯や四季によって作品の見せる表情が刻々と変わっていくのが特長。クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアの作品が恒久設置され、ガイドツアーやナイトプログラム(有料)も開催されています。入館は日時指定の事前予約制で、館内は受付前までのエリアを除き写真撮影禁止。
小豆島の前島から沖に浮かぶ中余島を経て大余島(総称・余島)へと続く約500mの細長い砂州の道。「天使の散歩道」とも呼ばれ、潮の干満により道があらわれたり海に消えたりする(タイダル・アイランド)。このため1日に2回干潮の時のみ渡ることができる。ただし、大余島は島全体が神戸YMCAが所有する土地(YMCA余島野外活動センター)であるため歩いて行けるのは大余島の手前までである。瀬戸内海の多島美と四国・屋島を見渡せるロケーションの一角にあるため周辺にはホテルが多く絶好の観光地となっている。元々は潮干狩りなどに利用されていたが「道の真ん中で手をつないだカップルは結ばれる」と口コミで噂が広がり、恋人の聖地、縁結びスポットとして小豆島のパンフレットにも載る観光地となった。国土交通省四国地方整備局による「四国のみずべ八十八カ所」に選定されている。
1988(昭和63)年に開通した、本州と四国を結ぶ6つの長大橋とそれらをつなぐ高架橋の総称。瀬戸内海をまたいで本州側は岡山県早島町(はやしまちょう)、四国側は香川県坂出市(さかいでし)をつないでおり、児島・坂出ルートとも呼ばれます。橋梁部の長さは9,368mで、上部に自動車、下部に電車が走る鉄道道路併用橋としては世界最大規模です。坂出市側のたもとには瀬戸大橋記念公園や回転展望台、瀬戸大橋タワーなど観光スポットが多数。土曜ほか特定日の夜はライトアップも施され、ロマンチックな雰囲気に包まれます。
星ヶ城と美しの原高原の間、範囲は東西7キロメートル、南北4キロメートルに及ぶ大渓谷で、そこに約1300万年前の火山活動により堆積した疑灰角礫岩などが、度重なる地殻変動と風雨による侵食により、断崖や奇岩群を形成している。『日本書紀』にも記述がある奇勝で、元々は鍵掛(鉤掛)、神懸、神駆などの字が当てられてカンカケの名で呼ばれてきた。これはガンカケ、ガッカケなどとともに崩れた崖や絶壁などを指す語であるが、これを元に明治初期の儒学者、藤沢南岳が寒霞渓と命名した。当地は、大正12年(1923年)3月7日に「神懸山(寒霞渓)」として国の名勝に指定され、また1934年の瀬戸内海国立公園設置の契機となった、大渓谷と海を一望できる景勝地である。ほか、日本三大渓谷美、日本三大奇勝や日本百景、「21世紀に残したい日本の自然100選」等に選ばれている。新緑や特に紅葉の季節は多くの観光客で賑わう。
直島(なおしま)は香川県香川郡直島町にある周囲約16kmの離島で、アートの島として広く知られています。観光スポットは島の南側に集まっており、草間彌生氏の作品である「赤かぼちゃ」をはじめ、ユニークなデザインの銭湯や、クロード・モネなどの作品が展示された地中美術館ほか、アート好きであれば一度は訪れておきたい島です。直島へのアクセスはフェリーを使います。所要時間は、岡山県の宇野港からは約20分、高松港からは約50分です。
国営讃岐まんのう公園は、香川県中西部のまんのう町にある日本最大の灌漑用ため池、満濃池のすぐ東隣に位置している。園名は漢字の「満濃」ではなく、平仮名の「まんのう」であるが、これは旧満濃町が周辺の町と合併して平仮名のまんのう町となるよりも早い。1984年4月に事業採択され、1986年10月に建設省四国地方建設局国営讃岐まんのう公園工事事務所(現国土交通省四国地方整備局香川河川国道事務所公園課)が発足し、翌1987年10月より工事に着手。1998年4月18日に第1期80.1haが開園。その後も整備が進められ、2013年4月21日の「さぬきの森」開園により全整備事業が完了し、全面開園した。総面積は350ha。管理運営はH25-27国営讃岐まんのう公園運営維持管理業務まんのう公園マネジメント共同体が行っている。園内は自然生態園、風花の庭や日本オートキャンプ協会より五つ星認定を受けているオートキャンプ場「ホッ!とステイまんのう」などいくつかのゾーンで構成されている。多様な植物が鑑賞でき、季節の花にちなんだイベントも随時開催されている。
小豆島オリーブ公園 (しょうどしまオリーブこうえん)は香川県小豆島町にある小豆島町立のオリーブをテーマとする公園、テーマパーク。明治時代に日本で初めてオリーブの栽培に成功したオリーブ園に隣接して、小豆島とオリーブの歴史文化を紹介する施設群が建設されている。
小豆島(しょうどしま)は、瀬戸内海・播磨灘にある島。行政区分は香川県小豆郡に属し、小豆島町、土庄町の2町からなり、人口は2万8,764人(2016年度推計)。近年、人口が減少の一途をたどっており、2013年6月24日に隣接する沖之島とあわせて、国土交通省より「離島振興法」の指定を受けた。離島振興法の活用で、今後10年間の人口減少率を10%以内に抑えることを目指す。古代には「あずきしま」と呼ばれ、その後、中世までは「しょうずしま」と呼ばれた。素麺、醤油、佃煮、胡麻油、オリーブなどの生産が盛んであり、いずれも日本有数の生産地となっている。特にオリーブは国内栽培の発祥地として広く知られる。また、小説『二十四の瞳』の作者壺井栄の故郷としても知られ、小豆島をロケ地として、同小説はこれまで2回映画化された。
香川県丸亀市にあるレオマリゾート・NEWレオマワールドは、中国四国地方最大級のテーマパーク。大観覧車やジェットコースターなどのアトラクションをはじめ、ショーやパレードなどのエンターテインメントが楽しめます。敷地内で開催されている、100種42万株の花々が季節を彩る「レオマ花ワールド」や、プロジェクションマッピングやイルミネーションで趣向を凝らした光の芸術「レオマ光ワールド」といった演出も人気。他にも、アジアの世界的遺産を再現した「オリエンタルトリップ」や、温泉リゾート「ホテルレオマの森」などがあり、一日中遊び尽くせるレジャー施設です。夏季限定営業のプール「レオマウォーターランド」は、全長260mの流水プールや四国最大級のキッズプールなどがあり、多くの人でにぎわいます。
1987年公開の映画「二十四の瞳」の小豆島ロケのオープンセットを活用した施設群である。壺井栄の小説『二十四の瞳』は、1954年と1987年に映画化された。映画『二十四の瞳』では、物語の舞台を、原作にはない小豆島と設定し、ロケも同地で行われた。このテーマパークは、田中裕子主演による1987年版映画『二十四の瞳』の映画撮影で使用された「岬の分教場」と、大正から昭和初期の民家、男先生の家、漁師の家、茶屋、土産物屋など14棟のオープンセットを公開している。以降も、テレビドラマ『二十四の瞳』で平成17年日本テレビ版(出演 黒木瞳・小栗旬・蒼井優・渡部篤郎)や平成25年テレビ朝日版(出演 松下奈緒・濱田岳・玉山鉄二・中村梅雀・柄本明)で使用され、『二十四の瞳』以外でも、映画『八日目の蝉』(成島出監督・2011年)やテレビドラマ『ラブレター』(TBS・愛の劇場40周年記念作品)といった小豆島を舞台にした作品や、トヨタパッソをはじめとしたCMや古い村や学校が登場するドラマ撮影で利用されている。また、瀬戸内海に面する約1万m2の敷地内には、「二十四の瞳」原作者である小説家壺井栄を顕彰して設立された壺井栄文学館や、「二十四の瞳」を主に上映する「ギャラリー松竹座映画館」などの施設がある。2008年11月には、1950年代の邦画をテーマとする「キネマの庵」もオープンした。 ここには映画製作会社の東宝・東映・松竹・日活・大映(現KADOKAWA著作管理)のブースがあり、代表的な作品の予告編映像をはじめ年表などで古い良き邦画を紹介している。また、作品賞をはじめ第35回日本アカデミー賞10冠を獲得した小豆島を舞台とした映画『八日目の蝉』の展示があり、監督賞のアカデミートロフィーや監督の台本・絵コンテ・撮影に使用した衣装等の展示もある。2013年には映画館を山田洋次、山田太一や俳優陣によるコメントを公開したギャラリーを増設し、映画監督橋口亮輔・リリー・フランキー・スタジオジブリ鈴木敏夫をようしてトークイベント「喋楽苦」を開催するなど活発な活動が目立つ。2014年9月に約54Mの外壁を昭和30年代からの名作で構成したパネルアート「シネマ・アートウォール」を建設しており、日本映画と文学を楽しめる施設になっている。また、2016年・2019年開催の「瀬戸内国際芸術祭」の作品 清水久和「愛のボラード」、入江早耶「漁師の夢」の展示もあり、4月中旬には小豆島で初となる映画本を中心としたBookcafe「書肆海風堂」がオープン。ここには女優・作家高峰秀子ギャラリーを併設しており、高峰愛用のバックや生原稿も展示している。全国で一番、女優・作家 高峰秀子と脚本家 松山善三の関連本を取り扱っている書店でもある。2018年アート展示を目的に「Gallery KUROgO」がオープン。オープニングイベントして、俳優 永瀬正敏写真展「flow」・永瀬正敏トークイベントを開催し人気を博した。この「Gallery KUROgO」では定期的に作家等による企画展を開催している。2019年7月フィギュア最大手の海洋堂公認ギャラリー「フィギュアギャラリー海洋堂」をオープン。店内は非売品を含め、映画・アニメ・ヒーロー・動物・アート・文化など幅広く展開しており、一部購入商品もあることで外国人や団塊の世代を中心に人気を集める。2020年4月に大型クルーズ客船が映画村前に寄港することから、バリアフリーの浮桟橋(8m×20m)を整備。干潮時喫水-6m・満潮時-8m。チャーター船やヨットでの寄港観光地として、直島・犬島・豊島等の島々とのツアーが増えると考えられる。なお、「岬の分教場」の原型となった1902年に建設された旧田浦尋常小学校は、映画村の800M手前に現存する。そちらは小説・映画の影響もあり「教育の原点」であると全国から今も教員の来館が後を絶たない。
さぬきこどもの国は、香川県高松市にある県内唯一の大型児童館。高松空港に隣接する広大な敷地は、中央・東ウイング・西ウイングの3エリアで構成されており、中央エリアにはプラネタリウムやわくわく児童館、変り種自転車などが楽しめるサイクルセンターが立地。児童館を貫く竜をモチーフにした巨大遊具は、施設のシンボルとなっています。東ウイングエリアには全日空から寄贈されたYS-11型航空機の展示、西ウイングエリアにはサイクルルート、専用のマウンテンバイクルート、大型遊具などがあり、空港で離発着する飛行機を間近に眺めながら、一日中遊んで過ごすことができるスポットです。
屋島の名称は屋根のような形状に由来し、高松市のシンボルになっている。また、古来から瀬戸内海の海路の目印となる特徴物であり、海外交流交易海路に面した要衝であった。屋島は江戸時代までは陸から離れた島であったが、江戸時代に始まる塩田開発と干拓水田は後の時代に埋め立てられ、陸続きになった。ただし、相引川を瀬戸内海につながる「水路」とみなした場合には、四国本島と切り離されているという見方も出来る。海上保安庁では屋島を島として定めているが、現在の法定区分は、高松市を形成する四国本島の扱いである。全体の大きさは南北に約5km、東西に約2km、南嶺の標高は292m、北嶺の標高は282m、平坦な頂面の周囲に急な崖を持つ典型的なメサの地形であり、開析溶岩台地。両峰は細い尾根で接続されている。東岸と西岸と相引川沿いの埋立地は、住宅地・市街地に改変され、国の史跡および天然記念物の指定区域内に多くの人が集住している。 山上に多島海が眺められる展望景観を有し、1934年(昭和9年)3月16日、国立公園として初の瀬戸内海国立公園に指定された。当初の指定区域は屋島を含む備讃瀬戸の一帯である。島内に重層の遺跡を有し、まれな台地であることから、1934年(昭和9年)11月10日、国の史跡および天然記念物「屋島」に指定された。史跡および天然記念物の指定範囲は、相引川以北の全域と、その地先の100mの海面区域である。663年に起こった白村江の戦いの後に屋嶋城が築かれ、山上の全域が城とされている。また、南嶺山上に唐僧・鑑真が創建したとの伝承をもつ屋島寺がある。東岸の入江の一帯は古来の檀ノ浦(讃岐檀ノ浦)で、治承・寿永の乱(源平合戦)における重要な局地戦の一つである屋島の戦いがここを戦場として繰り広げられた。そのほかにも、長崎ノ鼻古墳(ながさきのはなこふん)、北嶺山上に千間堂跡(せんげんどうあと)、屋島経塚(やしまきょうづか)、長崎ノ鼻砲台跡などがある。屋島スカイウェイの通じた南嶺山上は、香川県を代表する観光地の一つとして開発されている。しかし、北嶺山上は良好な自然公園である。両者は細い尾根で接続され、各々周回した歩行者専用の探勝遊歩道と、南北嶺を縦走できる登山道が整備されている。
女木島(めぎじま)は高松港から北へ約4kmの場所に浮かぶ島。フェリーに乗れば20分ほどでアクセス可能なため、気軽に旅できる離島として人気があります。島の中央に位置する鷲ヶ峰(わしがみね)の中腹には巨大な洞窟「鬼ヶ島大洞窟」があり、島を代表する観光スポット。昔、そこに鬼が住んでいたといわれ、桃太郎伝説も残されていることから女木島は「鬼ヶ島」とも呼ばれています。また鷲ヶ峰の山頂には展望台があり、瀬戸内海の美しい風景を堪能できます。島の南部にある女木島灯台へ続く道は、春になると美しいピンク色に彩られた桜並木となるので、桜の季節に島を訪れるのもおすすめ。また女木港の防波堤に並ぶアート作品「カモメの駐車場」など、島内で鑑賞できる芸術作品にも注目したいところです。
紫雲出山(しうでやま/しうんでやま)は、香川県三豊市にある山で、瀬戸内海に突き出た荘内半島内に位置する。瀬戸内海国立公園内にある。標高352メートルで、山頂の展望台からは東に備讃瀬戸や瀬戸大橋、水島臨海工業地帯、西に燧灘、南に四国山系、北は福山市や笠岡市の笠岡諸島などの山陽路と、360度見渡せる展望が広がっている。紫雲出山は頂上付近を除き、ほとんどを花崗岩で形成されている。山頂一帯に弥生時代中期の高地性集落の遺跡群があり、遺跡館が併設されている。山頂に至るドライブウェイのふもとには、竜宮城を模した公衆トイレが設置されている。1986年には林野庁などによる森林浴の森100選に、2004年には香川のみどり百選に選定されている。「2019年行くべき52カ所の旅行先」としてニューヨークタイムズが第7位に選出し日本唯一ランクインした「瀬戸内の島々」の代表の写真が紫雲出山の夕暮れの桜であった。
屋島寺(やしまじ)は香川県高松市にある真言宗御室派の寺院。四国八十八ヶ所霊場の第84番札所で、754(天平勝宝6)年に鑑真(がんじん)が屋島にお堂を建てたのがはじまりと伝えられています。後に嵯峨天皇の勅願を受けて、弘法大師が現在の位置へお寺の伽藍を移しました。本堂や梵鐘、本尊の十一面千手観世音座像は国の重要文化財に指定。本尊は境内にある宝物館で公開されています。本堂の右手にある蓑山大明神(みのやまだいみょうじん)は四国狸の総大将ともいわれる「太三郎狸」が祭られ、縁結びや家庭円満、子宝にご利益があるとされるパワースポット。また、屋島寺から獅子の霊岩展望台へと続く道には屋島山上商店街があり、土産物や名物のいいだこおでんを販売するお店もあります。
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