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祐徳稲荷神社（ゆうとくいなりじんじゃ）は、佐賀県鹿島市にある神社。旧社格は県社で別表神社。別名鎮西日光。西日本を代表する神社として知られる。楼門は日光東照宮の修復職人達の手による陽明門を模したものである。伏見稲荷大社、笠間稲荷神社とともに日本三大稲荷の一つに数えられる。年間300万人の参詣者が訪れる。これは九州の神社では太宰府天満宮に次ぐ参拝客数である。衣食住、生活全般の守護神として、商売繁盛、家運繁栄などで尊崇されている。日本四大稲荷、日本五大稲荷、日本六稲荷、九州三大稲荷に数えられることもある。

虹の松原は、佐賀県唐津市、唐津湾沿いに虹の弧のように連なる松原。静岡県の三保の松原、福井県の気比の松原とともに日本三大松原のひとつに数えられ、国の特別名勝に指定されています。海岸線に沿って長さ約4.5km、幅約500mにわたって約100万本のクロマツが群生し、日本らしい白砂青松（はくさせいしょう）の景観が見られます。標高284mの鏡山山頂にある展望台は、虹の松原と唐津湾の絶景を一望できるビュースポットとして人気。歴史は古く、17世紀初め、唐津藩初代藩主の寺沢広高（てらざわ ひろたか）が防風・防潮のためクロマツを植林したのがはじまりとされています。また、昔から語り継がれた「七不思議」などの伝説があることでも有名です。

佐賀城本丸歴史館は、佐賀県佐賀市にある佐賀城跡地に建てられた歴史博物館。開館は2004（平成16）年。遺構を保全しつつ、佐賀藩10代藩主、鍋島直正が再建した天保期の佐賀城本丸御殿が復元されています。延床面積は2,500平方メートルで、木造復元物としては日本最大級の規模を誇ります。館内では日本の近代化を先導した「幕末維新期の佐賀」をテーマに、佐賀城の復元過程や佐賀藩の科学技術、佐賀が輩出した鍋島直正や江藤新平、大隈重信など偉人について分かりやすく紹介されており、3DやAR、クイズなどを使ったユニークな展示も。常設展のほか企画展も開催されています。

佐賀県南西部に位置する嬉野（うれしの）温泉は、「日本三大美肌の湯」のひとつともいわれている、佐賀を代表する温泉観光地。泉質はナトリウムを多く含んだ重曹泉で、なめらかなお湯は肌をすべすべにしてくれます。温泉街を流れる塩田川沿いには旅館やホテルが立ち並び、ゆっくりとくつろいでいく宿泊客も。日帰り入浴なら、共同浴場シーボルトの湯などが人気です。また、嬉野はお茶の名産地としても知られるほか、名物の湯豆腐も味わっておきたいところ。2022年9月には西九州新幹線の嬉野温泉駅が開業しました。

武雄（たけお）市図書館は、佐賀県武雄市にある公立の図書館。民間企業が指定管理者となり2013年にリニューアル。明るい光が差し込む開放的な内観と美しく並べられた書籍、そしてスタイリッシュな外観が人気を集め、県外からも多くの人が訪れています。従来の図書館像にしばられない点などが高く評価されており、2013年度グッドデザイン金賞を受賞しています。館内には蔦屋書店やスターバックスがあり、コーヒー片手に読書を楽しむことが可能。図書や資料は武雄市民でなくても国内居住者であれば借りられます（返却時は専用の袋に入れ郵送）。また、歴史資料館も併設されており、武雄市に関する資料展示のほか企画展も年数回開催。2017年には図書館隣に「武雄市こども図書館」もオープンしました。

七ツ釜は、佐賀県唐津市屋形石に位置し、上場台地が玄界灘に落ち込む場所である。玄武岩の柱状節理が発達していることで知られる。「屋形石の七ツ釜」（やかたいしのななつがま）として、1925年に国の天然記念物に指定された。7つの海食洞があるということから、「七ツ釜」と名付けられたが、実際には7つ以上の洞がある。呼子からは観光船が出ているが、入口から数mまでは、観光船が中に入れる程の大きさのものもある。七ツ釜の上部は天然の芝でおおわれ、休日を過ごすのには丁度よい散策地である。近くには波戸岬、立神岩がある。天気のよい日には遠く壱岐・対馬も遠望することができる。フリーダイバーのジャック・マイヨールゆかりの地でもある。

武雄神社（たけおじんじゃ）は、佐賀県武雄市にある市内で最も古い神社。夫婦檜（めおとひのき）があることから縁結びの神様として知られています。主祭神は日本一長寿の神様として知られる武内宿禰（たけうちのすくね）。そのため、縁結びのほか、延命長寿、武運長久、開運、厄除けのご利益もあるとして信仰を集めています。境内にある高さ27m、樹齢推定3000年といわれる御神木（武雄の大楠）も有名で、楠の木の中で祈願された「大楠守」などのお守りが人気です。

御船山楽園（みふねやまらくえん）は、佐賀県武雄市にある池泉回遊式庭園であり、ツツジと紅葉の名所である。所在地は武雄市武雄町大字武雄4100。2010年（平成22年）2月22日に庭園全体が「旧武雄邑主鍋島氏別邸庭園（御船山楽園）」として国の登録記念物（名勝地関係）に登録された。

大隈重信記念館は佐賀市水ヶ江にあり、政治家、早稲田大学創設者として知られる大隈重信の功績を紹介する記念館です。生誕125年を記念してつくられたもので、建築は大隈のどっしりして動かざる姿をイメージして建てられています。館内には大隈の演説が吹き込まれたレコードや大隈が使用していた義足など大隈ゆかりの品々を展示。大隈の政治姿勢や人となりが紹介されています。隣接する大隈重信旧宅（生家）は平屋茅葺に一部2階建ての瓦葺きの家屋で、天保以前の武家屋敷の面影を残す貴重な建物。国の史跡に指定されています。

佐賀県の西部に位置する武雄温泉（たけおおんせん）は、1300年の歴史ある温泉です。江戸時代には長崎街道の宿場町として栄え、宮本武蔵やシーボルト、伊達政宗や伊能忠敬などが入浴した記録が残されています。武雄温泉新館と、温泉の入り口にある竜宮城のような鮮やかな朱塗りの楼門は大正初期に建てられたもので、国の重要文化財に指定されています。新館は、2003（平成15）年に復元工事が完成し、当時の華麗な姿が蘇えりました。宿泊はもちろん、大衆浴場や日帰り入浴を楽しめるスポットも多く、なかでも元湯は、現在使用されている温泉施設の建物としては日本最古のものとなっており、レトロな雰囲気が魅力です。また、2022（令和4）年には武雄温泉・長崎間をつなぐ西九州新幹線が開業。武雄温泉駅へのアクセスもより便利になっています。

松浦川の支流である左伊岐佐川にある。1979年、滝のすぐ上流に伊岐佐川ダムが造られたため、造られる前より滝幅が狭くなっている。右岸には不動尊、十一面観音、地蔵尊があり、すぐ下流には、しぶき橋、あじさい橋が架かっている。滝と下流の周辺に約40種・4万株のアジサイが植えられており、1988年以降、毎年6月に「見帰りの滝アジサイ祭り」が催される。名前の由来は、昔、滝へ行く際に登る坂道を登り、滝を見て帰る。でも「もう一度…」と思い、また坂道をのぼってでも見たい滝と言われ、「あの坂道を立ち帰っても見たい滝」から「見帰りの滝」と言われるようになったと言われている。

シーボルトの湯は、「日本三大美肌の湯」のひとつといわれている佐賀の名湯、嬉野温泉の公衆浴場。2010（平成22）年にオープンし、木造2階建ての洋風建築は大正ロマンを感じさせるモダンでレトロなたたずまいです。嬉野温泉公園の対岸にあるオレンジ色のトンガリ屋根が目印。大浴場や貸切風呂のほか、車椅子でも利用可能なバリアフリー対応の風呂も完備しています。約750平方メートルもある館内は広々としていて、湯上がりには休憩室や市民ギャラリーでゆったりと過ごせます。