沖縄県立博物館・美術館が立地している那覇新都心は、戦後、米軍の住宅地域として接収されていたエリア。
1987年に全面返還されてから再開発が進み、当時
首里城近くにあった沖縄県立博物館に新たに美術館を併
沖縄県立博物館・美術館が立地している那覇新都心は、戦後、米軍の住宅地域として接収されていたエリア。
1987年に全面返還されてから再開発が進み、当時
首里城近くにあった沖縄県立博物館に新たに美術館を併設する形で、2007年に現在の沖縄県立博物館・美術館が開館しました。
建物はグスクの石積みをイメージしており、正面入り口を入った左手の中庭には、高倉と民家などが展示されています。
中に入ると、共有のエントランスホールがあり、左手(西側)が博物館エリア、右手(東側)が美術館エリアになっていて、正面にはミュージアムショップがあります。
博物館常設展は約2600平方メートル、総展示数3000点以上もあり、全ての展示をしっかりと見るためには時間に余裕を持って入館したほうがいいでしょう。観覧料金は一般530円、高大生260円、県外小中生150円とリーズナブル。
常設展示室には総合展示と5つの部門展示があり、沖縄の自然や歴史、文化がひと通り理解できるように作られているそうです。
美術館エリアの展示は2階と3階にある3つのコレクションギャラリーからなっていて、沖縄ゆかりの作家の現代美術作品を中心に、日本、アジアなどの現代美術作品が企画に応じて展示替えされます。
美術館コレクション展の観覧料金は一般400円、高大生210円、県外小中生100円。いずれも企画展や特別展の際は、その都度特別料金が設定されます。
このほか、無料ゾーンのふれあい体験室では博物館の常設展にちなんだ体験キットを自由に使って、「触れる、見る、聞く」などの五感を使った沖縄ならではの体験が可能。
例えば、実際に三線を教えてもらいながら弾いたり、本物の沖縄の染織の着物を試着したりと楽しみながら沖縄の文化が学べます。
さらに博物館の常設展のガイドツアーや学芸員によるバックヤードツアーなど、さまざまなイベントも開催されています。ホームページでイベントをあらじめチェックして出かけると、より濃密な時間を楽しめますよ!
アクセスとしては、那覇空港から車で約30分。無料の駐車場もありますが、新都心エリアは休日などかなり渋滞しますので、ゆいレールの「おもろまち駅」を利用して行くと時間が有効に使えていいでしょう。空港からおもろまち駅へは約20分、駅から博物館・美術館までは徒歩10分です。