宮古島から伊良部大橋で伊良部島へ渡ると、西側に下地島という小さな島が隣接しています。その下地島にある、とても神秘的な雰囲気に包まれた場所が「通り池」です。
以前は宮古島から船でしか渡れなかった伊良部島
宮古島から伊良部大橋で伊良部島へ渡ると、西側に下地島という小さな島が隣接しています。その下地島にある、とても神秘的な雰囲気に包まれた場所が「通り池」です。
以前は宮古島から船でしか渡れなかった伊良部島と下地島ですが、2015年に開通した伊良部大橋によって、車で渡れる離島になりました。橋の開通によって、通り池もグッと行きやすいスポットに!
宮古空港から伊良部大橋までは車で約10分、伊良部大橋から通り池までは約15分の距離です。
通り池はもともと海岸にあった鍾乳洞でした。その鍾乳洞が波による浸食で大きくなり、天井が崩れたことで陥没した穴に海水が浸入し、それが池になったといわれています。
西岸の高台にある通り池は2つ並んだ池の総称で、この2つの池が実は地下で繋がっていることが「通り池」という呼び名の由来となっているそうです。
池の周りには歩道や休憩場所が整備されているので、風景を楽しみながら神秘の池を見学できます。駐車場、トイレも完備されているので安心ですよ。
季節や温度、時間帯によってさまざまな青色に変化する通り池は、一見の価値あり! 海底の洞窟も不思議な空間となっていて、ダイバーたち憧れのダイビングスポットでもあります。こんなところを潜っていくなんてドキドキしますね。
なお、通り池はとても希少な地形であり、周囲にも貴重な植物が分布していることから、国から名勝地と天然記念物の二重指定を受けています。
いくつもの伝説や神話が伝わっていて、実際に行ってみると確かに不思議な空気が漂っている場所です。思わず吸い込まれてしまいそうな雰囲気さえあるような... 皆さま、見学の際はくれぐれもご注意ください!