火山活動によって作られたカルデラ湖「阿寒湖」は、その一帯が“阿寒摩周国立公園”に指定されていて、今も手つかずの自然が多く残ります。
阿寒湖と聞いてパッと思いつくものといえば“マリモ”。
火山活動によって作られたカルデラ湖「阿寒湖」は、その一帯が“阿寒摩周国立公園”に指定されていて、今も手つかずの自然が多く残ります。
阿寒湖と聞いてパッと思いつくものといえば“マリモ”。
国の特別天然記念物に指定されているマリモですが、阿寒湖ならどこでも見れるという訳ではありません。マリモを見ることができるのは、阿寒湖に浮かぶ「チュウルイ島」のマリモ展示観察センター内。
センターへは遊覧船かモーターボートに乗って向かう必要があり、入館料は乗船料金にあらかじめ含まれています。料金は遊覧船大人2000円、モーターボート2800円~(コースによって異なります)。
大小さまざまなマリモ(中には30cmを超えるものも!)や、マリモが形成される過程などを見学することができます。
また、阿寒湖周辺で今も続く火山活動の様子を観察できるのが「ボッケ」です。
先住民族アイヌの言葉で“煮え立つ場所”を意味するボッケ。ここでは地中の熱やガスによってボコッ、ボコッ、と音をたてて噴き出す泥火山を間近で見学することができます。
辺りにただよう硫黄の臭いを感じながら阿寒湖と泥火山を同時に眺めることができる、何とも不思議な空間です。
なお、ボッケがあるのは「ボッケ自然探勝路」を約15分ほど進んだ先にある阿寒湖の湖畔。途中シカにも遭遇しながら、手軽に阿寒の深い自然を体感できますよ。道はキレイに整備されていて道幅も広く、歩きやすいので安心です。
阿寒湖へ向かうには、JR釧路駅前から発車する阿寒バス阿寒線に乗車し、終点の阿寒湖バスセンターで下車して下さい。所要時間は約2時間、料金は片道2,750円です。
飛行機を利用の場合は釧路空港から阿寒バスに乗車することもできます。その際の所要時間は約1時間15分、料金は2,190円となります。