鬼越蒼前神社(おにこしそうぜんじんじゃ)は、岩手県滝沢市に位置する馬と人との深い関わりを象徴する神社。1597(慶長2)年に、野良仕事中に暴れた馬が滝沢まで駆けて亡くなってしまいますが、村人たちは馬を手厚く
鬼越蒼前神社(おにこしそうぜんじんじゃ)は、岩手県滝沢市に位置する馬と人との深い関わりを象徴する神社。1597(慶長2)年に、野良仕事中に暴れた馬が滝沢まで駆けて亡くなってしまいますが、村人たちは馬を手厚く葬り、祠を建てたのがこの神社の由来とされています。
旧暦5月5日の端午の節句に馬に飾りをつけて参拝する風習がありましたが、現在では新暦6月の第2土曜日に「チャグチャグ馬コ」としてお祭りが開催。色鮮やかな装束を身に付けた馬が、チャグチャグと鈴の音を響かせ約14kmの道のりを行進します。馬と人との強い絆を感じられるこの神社は、国の「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」にも選定されています。