福島県会津若松市のシンボルとして親しまれる鶴ヶ城(つるがじょう)は、全国で唯一、赤瓦の天守閣を有するお城です。若松城とも呼ばれています。1384(至徳元)年に葦名直盛が黒川城として築城し、後に伊達政宗の入城
福島県会津若松市のシンボルとして親しまれる鶴ヶ城(つるがじょう)は、全国で唯一、赤瓦の天守閣を有するお城です。若松城とも呼ばれています。1384(至徳元)年に葦名直盛が黒川城として築城し、後に伊達政宗の入城。1590年に会津の領主となった蒲生氏郷が入城した後に、黒川の地名は若松となり、城も鶴ヶ城と改名されました。幕末の戊辰戦争では1カ月の籠城戦を耐えた名城として歴史に名を残すとともに、白虎隊の悲劇といったエピソードが生まれました。城は1874(明治7)年に取り壊されましたが、1965(昭和40)年に再建され、2011(平成23)年に赤瓦が復元され幕末当時と同じ姿によみがえりました。天守閣は郷土博物館となっており、会津の歴史に関する資料が展示されています。夜間にはライトアップも。約1,000本の桜が咲き誇る花見のスポットや秋の紅葉スポットとしても人気です。