仙北市の正式な道路の路線名は、「市道武家屋敷通線」といい、かつての中・下級武士の侍屋敷である旧家が建ち並び、黒板塀と枝垂桜の木立が大きな特徴となっている通りである。仙北市角館町東勝楽丁 - 角館町表町上丁の
仙北市の正式な道路の路線名は、「市道武家屋敷通線」といい、かつての中・下級武士の侍屋敷である旧家が建ち並び、黒板塀と枝垂桜の木立が大きな特徴となっている通りである。仙北市角館町東勝楽丁 - 角館町表町上丁の0.8キロメートル区間が、日本の道100選の選定を受けている。特に春の枝垂桜は見事で、花の時期には特に多くの観光客で賑わい、桧木内川堤のソメイヨシノとともに日本さくら名所100選に選定されているほか、読売新聞社選定の「新・日本街路樹100景」(1994年)のひとつに選定されている。
その古色豊かで静かなたたずまいは「みちのくの小京都」と称されるほどで、武家屋敷通りの周辺6.9ヘクタールは侍町としての趣をよく残していることから、1976年(昭和51年)に「角館町角館伝統的建造物群保存地区」の名称で重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。