白神山地(しらかみさんち)は、秋田県の北西部から青森県の南西部にかけて、1,000m級の山々が広がる山地帯。その広大な地域の一部には原生的な状態で残されたブナ林があり、国の特別天然記念物であるニホンカモシカ
白神山地(しらかみさんち)は、秋田県の北西部から青森県の南西部にかけて、1,000m級の山々が広がる山地帯。その広大な地域の一部には原生的な状態で残されたブナ林があり、国の特別天然記念物であるニホンカモシカなど貴重な野生動物をはじめ、豊かな植生に育まれた環境はまさに大自然の宝庫。その自然の多様性と特異な生態系などが評価され、1993(平成5)年には世界自然遺産に登録されました。
秋田県側から入山できる白神山地の見どころは、ミズバショウやニッコウキスゲなどの高山植物が咲き乱れる田苗代湿原(たなしろしつげん)や、白神山地の主峰のひとつでもある藤里駒ケ岳などがあります。
田苗代湿原のある秋田県藤里町には、白神山地の自然を学べる施設のひとつとして、白神山地世界遺産センター(藤里館)も。自然観察イベントなども行われているほか、登山や観光の情報収集などにも便利な施設です。藤里館へのアクセスはJR奥羽本線の二ツ井駅から車で20分ほど。