明治天皇の崩御後、天皇を崇敬する国民運動の声が上がり、明治天皇とその皇后である昭憲皇太后をお祀りし、1920(大正9)年11月1日に創建。
初詣には約312万人(2019年)もの参拝者が訪れるほか、年
明治天皇の崩御後、天皇を崇敬する国民運動の声が上がり、明治天皇とその皇后である昭憲皇太后をお祀りし、1920(大正9)年11月1日に創建。
初詣には約312万人(2019年)もの参拝者が訪れるほか、年間を通して国内外からの参拝者が絶えることがありません。
都心にありながら、豊かな木々に囲まれた境内は、およそ10万本の献木が育った杜で厳かな雰囲気。
大鳥居をくぐると、澄んだ空気が心地よく、都会の喧騒を忘れさせてくれます。
参拝するには、JR原宿駅、東京メトロ千代田線明治神宮前駅から入る南参道、JR・都営大江戸線代々木駅、東京メトロ副都心線北参道駅から入る北参道、小田急線参宮橋駅から入る西参道の3つのルートがあります。
南参道の途中には、全国の酒造家から奉納された200個以上の「菰樽」があり、その向かい側にはワイン樽が並んでいます。
これは米の豊作を感謝してお酒を奉献し、また来年の豊作を祈願するものだとか。
南参道と北参道の出合い口にある大鳥居(第二鳥居)は、高さ12m、幅17.1m、柱の太さが直径1.2m、重さ13tと、木造の明神鳥居としては日本一の大きさ。
初代のものが落雷で破損したため、台湾の檜を使い、現地の人々の協力を得て1975年に再建されたそうです。
明治神宮のおみくじは吉凶を占うものではなく、御祭神である明治天皇の御製(詩文・和歌)、昭憲皇太后の御歌(和歌)に解説文を付した「大御心(おみごころ)」であるのも特徴です。
境内には、拝殿の左手前にあり縁結びや夫婦円満のご利益があるといわれる「夫婦楠」、宝物殿の前の池の側にあり浄化作用があるといわれる「亀石」、明治神宮御苑(維持協力金として、入場の際に500円が必要)内にある菖蒲田の水源で運気アップの効果があるとされる「清正井」など、パワースポットとして有名な場所も人気を集めています。
2019年10月26日には、明治神宮ミュージアムが開館。
建築家の隈研吾氏が設計した建物内に、以前は宝物殿に収蔵されていた明治天皇・昭憲皇太后ゆかりの品々が展示されます。