幅は30m、高さは7m。長い年月を掛けて浸食された岩盤の割れ目にしぶきを上げて水が流れ落ちるさまが見事な吹割の滝(ふきわれのたき)は、群馬県沼田市にある滝。国の天然記念物・名勝に指定されており、「東洋のナイ
幅は30m、高さは7m。長い年月を掛けて浸食された岩盤の割れ目にしぶきを上げて水が流れ落ちるさまが見事な吹割の滝(ふきわれのたき)は、群馬県沼田市にある滝。国の天然記念物・名勝に指定されており、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる雄大さを見せます。
周辺観光用に設けられている遊歩道を利用すれば、徒歩で向かうことが可能。水量の豊富な鱒飛(ますとび)の滝や、般若岩(はんにゃいわ)といった奇岩を眺めて進むとようやく吹割の滝が。「滝つぼは竜宮へ通じている」という言い伝えがあり、竜宮と交流があったときに借りたまま返せなかったお膳とお椀は「竜宮の椀」として保存されているのだとか。
さらに歩を進めると3カ所に観瀑台があるので、さまざまな位置から渓谷美を楽しみましょう。とりわけ秋の紅葉シーズンは観光客にも人気です。
遊歩道での散策所要時間は1時間ほど。夜間は通行止めになるほか、12月中旬から3月下旬の冬場も閉鎖されるため、冬期の見学は滝を見下ろす位置にある展望台「六角堂」からになります。